氣まぐれ剣士の言いたい放題

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582 斉藤一人講演会(1)

2007-11-01 08:02:14 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

582 斉藤一人講演会(1)

斎藤一人さんのことは、よくご存知のこととおもいます。「銀座まるかん」というお店の社長さんで、「スリムドカン」などのダイエット食品なども、販売してます。日本一の高額納税者で有名ですね。
今回は斉藤一人さんの講演会を聞きに言った人の話です。  
○最初は、不思議な体験談からでした。斎藤さんは、子供の頃、いつも、寝る前に、白く光る玉が、顔の前に、現れていたそうです。そして、その玉の中に、頭を突っ込むと、どんな質問にも、その玉が、答えてくれたそうです。そして、これは、どの子供にも、全員現れるものだと、ずっと、思い込んでいたそうです。あとで、他の子供には、現れないことを知って、とても驚いたそうです。
こういう不思議な体験談も、講演会で話すことは、珍しいそうです。なんでも、去年の夏に、病気で死にそうになってから、伊勢神宮に行って、治るという体験をしてから、すこし、心境に変化があったそうです。

○日本の神様の話も、興味深かったです。斎藤さんによると、日本の神様には、特徴が、いくつかあるそうです。
まず、「八百万(やおよろず)の神」と言って、そもそも、たくさんの神がすでに、日本にはいたそうです。これは、800万人の神がいたというよりは、たくさんの神がいたという意味だそうです。仮に、800万人の神がいたとすると、昔の日本は、人口がだいたい、100万人くらいだった時期が長いから、単純計算でいうと、1人につき、8人も神様がいる計算になるそうです。まあ、これは、冗談で言っていました。
これが、結果として、外国の宗教に比べて、日本の宗教観が、とても、おおらかになった原因ではないかと、斎藤さんは、推測していました。「多神教」だということですね。日本は、最初から、神様が、たくさんいるので、外国から、「キリスト」や「マリア」、「お釈迦様」や「アラー」などという名前のついた、神様の思想が入ってきても、
「まあ、すでにたくさんの神様がいるから、外国から、何人か入ってきてもいいだろう。わざわざ、遠い外国から来てくれた神様だから、特別、丁寧にもてなそう。」という柔軟な考え方が、できるようになったのではないかと言っていました。それが、今日の「お葬式は、仏教のお寺で、結婚式は、教会で。クリスマスもバレンタインデーもハロウインも、お祝いする」という、外国から見たら、節操のないようで、実は、柔軟な宗教観に、繋がったのではないかと言っていました。
これに対して、「一神教」の宗教観をもっている外国は、他国の神様の思想が入ってくると、一悶着も百悶着も起こるそうです。これは、「自分の国の神様が、絶対だ。他の国の神様は、間違っている」という考え方になりやすいそうです。
あと、外国の神様が、どちらかというと一人の神様が、人々を裁くかんじなのに対して、日本の神様は、神様同士で、話しあって、民主主義で、物事をきめるようなところがあるそうです。
日本は、変わっていて、神社の名前も知らない人も多いし、その神社に宿っている神様の名前も知らない人も多い。お祭りなどでは、どの神様に、捧げる儀式かもわかない人も多い。しかし、それなのに、そのお祭りの催しなどで、命を懸ける人もいるということに、斎藤さんは、「不思議だねー」と笑っていました。
外国だと、「キリスト」や「マリア」、「お釈迦様」、「アラー」など、わかりやすい信仰の対象があるのに、たしかに、日本は、抽象的ですよね。木や草、石、川、動物、空など、自然崇拝も、ありますよね。
また、日本の神道には、教義や教えなどが、あまりないのも、大きな特徴だそうです。たしかに、言われてみたら、そうですね。斎藤さんなりの解釈だと、日本神道の教えは、人の生き方を、説いているそうなのですが、究極は、3つの教えだけだそうです。
一つは、楽しく生きること。
二つは、面白く生きること。
三つは、涼やか(すずやか)に生きること。
これは、実は、凄いことだと思います。人生なんて、生き方なんて、この三つを心がけるだけで、いいかもしれませんね。「真理」というものは、シンプルなものが多いのですが、この教えも、そんな気がします。
つまり、人生で、苦しくなったら、「楽しく! 面白く! 涼やかに!」を心がければ、幸せな状態に戻れるということです。自分の人生がもし、苦しくなったら、「自分は、今、人生を楽しんでいるだろうか? 面白いことを、やっているだろうか? クールで、さわやかだろうか?」というふうに一度、自分自身を、見つめなおしてみるといいということですね。
あと、神道の教えを、一番確実に、実行できる神事は、神社に御参りに行くことではなくて、自分の家の掃除をすることだと、強調していました。
 やはり掃除は大切なのですね。
次回も続きます。                           以上