氣まぐれ剣士の言いたい放題

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585 斉藤一人講演会(4)

2007-11-09 08:03:07 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

585 斉藤一人講演会(4)

○斎藤さんの講演の最後のほうに、「いじめ」の話がありました。これは、最近では、特に酷くなっているらしく、社会問題になっていますね。いじめられている子供も、苦しんでいますが、いじめている子供も、苦しんでいます。その親も、苦しんでいます。担任の先生もです。昨日は、いじめのあった学校の校長先生が、首吊り自殺をしたというニュースを、見たばかりです。
斎藤さんも、おそらく、たくさんのいじめにあったと思います。講演の中では、特に、このいじめの問題について、熱く語っていました。
「どうして、いじめられているほうが、恥ずかしい思いをしなくちゃいけないんですか? 悪いのは、いじめているほうじゃないですか。どうして、いじめられている子供が、肩身の狭い思いをして、苦しんで、いじめている子供が、デカイ顔をして、堂々と生きているんですか? なんか、この世の中、根本から、おかしくないですか?」
と強調していました。
「自分の子供が、いじめられていると知ったら、お母さんもお父さんも、その子供を、無理して、学校なんかに、通わせないでください。学校に行く子供は、大変ですよ。これから、殺し合いの戦場に行くようなものですから…。」
斎藤さんが、この話をしたとき、私自身の中学生時代の思い出が、急に、走馬灯のように、よみがえってきて、涙がでてきました。自分では、とっくの昔に、このトラウマを、クリアしたと思っていたのに、まだ、少し残っていたのですね。あの頃は、本当に、つらかったです。
「お母さんたち、もし、自分の子供が、いじめにあっていると気がついたら、先生なんかに、相談したって、無駄ですよ。子供を、守ってあげられるのは、親だけなんですよ。もし、自分の子供がいじめられていたら、1週間の間、毎日、学校に、付き添って、教室まで、行ってあげてください。そして、朝から夕方まで、一日中、子供の隣の席に座って、『ウチの子供をいじめたら、あなた達、ただじゃすまないわよ!』と睨み付けてやってください。そのくらいやらないと、いじめはなくなりません。そして、子供に、『親の愛というものは、こういうものなんだ。こういうものが、愛なんだ。』と教えてやってください。」
「子供の喧嘩に、親がでちゃだめだと、昔から言いますが、私は、そうは思いません。子供の喧嘩には、親は、どんどんでるべきです!」
斎藤さんは、そう力説していました。おそらく斎藤さんのお母様も、そういう素敵なお母様だったのでしょうね。
聞いたところによると、斎藤さんが、ビジネスマンとして、大成功して、お弟子さんやお客さんの前で、講演会をしたときに、一度だけ、お母様が、講演会場に、現れたそうです。皆の前で、斎藤さんのことを、「僕ちゃん、ちゃんと、仕事している?」みたいに、まったくの子供とみなして、話をしていたそうです。
このお母様は、斎藤さんが、どんなに、ダメなときも、けっして、馬鹿にしたり、怒ったりしなかったそうです。いつも、褒めていたそうです。勉強ができなかったときも、
「あなたは、学校の勉強ができないから、きっと社会に出たら、大成功するよ。あなたは、学校向きではないんですよ。社会向きなんですよ。」といつも、励ましていたそうです。 
○斎藤さんいわく、子育てで、一番悪いのは、心配することだそうです。
「あなたのことを、心配しているのよ。」と言っていると、子供は、その心配していたとおりになるのだそうです。
「非行に走りそうで、心配だ。」言っていると、ほんとうに、そのとおりの非行に走る子供になるそうです。
そうではなく、信じることが大事だそうです。
「あなたのこと、信じているからね。非行になんか、走らないよね。」と言っていると、子供は、いちおう、裏切って、最初は、非行に走るそうです。
そしたら、一度、注意して、また、子供を、信じるのだそうです。そして、また、裏切られたら、また、注意して、それから、また、信じる。これの繰り返しが、子育てなんだそうです。
社会に出て、大成功する人物には、いくつか、共通点があるそうです、それは、
「無償の愛をもった人が、必ず、一人側にいる」
ということだそうです。どんなときも、信じて、愛して、励ましてくれる。そんな人が、必ずいるのだそうです。母親であったり、父親だったり、妻や恋人、友人、子供かもしれません。必ずいるそうです。こういう人がいる人は、成功するそうです。

人は、必ず自分を守ってくれると信じられる人がいるから安心して生きていられるのですね。

いかがでした。これで斉藤さんの講演会は終わりです。
次回もお楽しみに                          以上