経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

2/15の日経

2012年02月15日 | 経済
 日銀の決定はサプライズだったね。その割には円安・株高は進まなかったようにも思うが。まあ、問題は、日銀が緩和しても、財政は増税ばかり考えているということだ。テフレ下において、企業が投資をするにはリスクがある。日銀が量的緩和を行い、資産を買い入れるのもリスクがある。ここで緊縮財政をされたら、リスクが現実化することになる。

 むろん、財政の拡大にもリスクがあるが、これをどこまで取るべきなのかが議論されなければならない。「まったなし」とかいって、ひたすら緊縮というのは、何も考えていないということなのだ。「身を削れ」といった倫理論ばかりで、量的な適切さを気にしないところに、日本の不幸がある。

(今日の日経)
 日銀・脱デフレへ緩和継続、国債買い入れ、年40兆円。社説・政府・日銀の協力でデフレ脱却を確実に。円安・株高進む。経産相はりそな方式で。低所得者向け年金一律加算を6000円で了承、免除期間の加算も。高所得者は国庫負担分をカット。ミャンマー開国前夜。経済教室・日銀の透明性・北阪真一。

※日経の社説では、政府の日銀への協力とは、法人減税とTPPを進めて財政を健全化することらしい。どういう論理なのか理解できないな。何があっても唱えてみる、念仏のようなものなのかね。

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