商業動態統計がかなり悪いね。1-3月期の季節調整済指数の前期比は、卸売業で-0.6%、小売業で-2.1%だった。これでは1-3月期GDPの消費のマイナスもあり得るのではないか。季調値と言えど、昨年の駆け込みの大変動の影響はあるだろうから、実勢はもう少しマシかもしれないが、商業計は消費増税後の7-9月期さえ下回って二番底の様相である。
それと対照的に、企業収益の増大を反映して、3月税収は絶好調である。法人税の累計値は15.8%増だ。筆者の2014年度の最新税収予想は53.7兆円で、補正予算の+1.9兆円となった。前月予想よりは低下したが、これは所得税の3月の上積みが少なかったためで、前年の証券税制強化前の伸びの反動である。
企業収益や税収の絶好調さと消費の二番底の明暗は、金融緩和と緊縮財政の組み合わせの威力を遺憾なく発揮している。これが「あなたの望んだ世界」というやつか。原油安メリットは、これからなのかな。賃上げもあるが、ベア分は+0.5%程度とされるのに対し、今年も年金保険料は0.354%上がるんだけどね。「来期こそ回復」を、いつまで聞かされるのやら。
(今日の日経)
日米は不動の同盟国・首脳会談。原発は電源の20-22%に。社説・電源案は展望欠く。職人復権の変わる常識。税収はリーマン前上回る、法人税伸びる。介護保険料が初の5000円超。
※社説のとおりで、反原発でなくても、60年間も使うと言われると萎えるよ。※ベアについては、内閣府「今週の指標」(3/30)参照。ちなみに、健保連の2015年度の保険料率は0.2ポイント上がる(日経4/22)。
それと対照的に、企業収益の増大を反映して、3月税収は絶好調である。法人税の累計値は15.8%増だ。筆者の2014年度の最新税収予想は53.7兆円で、補正予算の+1.9兆円となった。前月予想よりは低下したが、これは所得税の3月の上積みが少なかったためで、前年の証券税制強化前の伸びの反動である。
企業収益や税収の絶好調さと消費の二番底の明暗は、金融緩和と緊縮財政の組み合わせの威力を遺憾なく発揮している。これが「あなたの望んだ世界」というやつか。原油安メリットは、これからなのかな。賃上げもあるが、ベア分は+0.5%程度とされるのに対し、今年も年金保険料は0.354%上がるんだけどね。「来期こそ回復」を、いつまで聞かされるのやら。
(今日の日経)
日米は不動の同盟国・首脳会談。原発は電源の20-22%に。社説・電源案は展望欠く。職人復権の変わる常識。税収はリーマン前上回る、法人税伸びる。介護保険料が初の5000円超。
※社説のとおりで、反原発でなくても、60年間も使うと言われると萎えるよ。※ベアについては、内閣府「今週の指標」(3/30)参照。ちなみに、健保連の2015年度の保険料率は0.2ポイント上がる(日経4/22)。
非正規の賃金があがっているならまだ第2法則なのかもしれないのですので要注目ですが…