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がんばれ大谷翔平、その2

2024年04月12日 | ニュース・コメント

 3月26日の投稿で私は以下のように述べていました。

 

引用

大谷選手の会見、「何も知らなかった。ギャンブルには一切関わっていない」。

 実にクリアーで率直な会見でしたね。普段から我々が彼に感じている率直で正直な翔平のままでした。子供のころからこれ以上はないほど優しい人柄だったことを知っている者にとっては100%信じられる話の内容でした。

「あーよかった」というのが私の感想です。

 私に残る疑問は水原氏が何故大谷選手の口座から送金手続きを行えたのか、その一点です。

 想像できるのは、普段から日常的な様々な支払いを水原氏に依頼していたということです。とにかく彼はスポンサー収入だけで100億円もあるので、口座の出入りが多少大きな額であっても気が付かない、あるいはチェックすらしない、ということもあるかと思います。その送金方法についてもいずれクリアーされると思います。

引用終わり

 

 やはり大谷翔平は財布の一切を水原一平に預けていたというのが真相だったと判明しましたね。普段から無駄遣いなどしない大谷は、口座の残高が心配になることなど一切なかったに違いない。なので、残高を気にしてチェックすることもしなかったのでしょう。彼は今回のことで、アメリカで生きていく知恵を付けたに違いない。

 地元の有力紙ロスアンジェルス・タイムズは、大谷自身に疑惑ありとにらんで、真っ白ではないというニュアンスの報道をしていたため、地元では大谷に疑惑を抱くファンも多かったようです。

 この両者の違いは、「アメリカ人はどんなに親しい友人であっても他人を100%信頼することなどないし、逆に日本人は人を信頼しすぎる」という違いから出てきたことでしょう。

 アメリカ人はたとえ夫婦間であっても、「結婚する前に離婚条件を契約書に残す」ということをけっこうな割合で行う人種です。それくらいしないとアメリカでの生活をつつがなく送ることはできないかもしれません。

 今回の米司法省は捜査結果のインタビューで、大谷選手の口座からの送金について「大谷選手は知らず、許可もしていない」として「被害者に当たる」と指摘しました。これで晴れて大谷選手は無罪、すべて水原一平の責任であることが明らかになりました。

 大谷の人間性を子供時代から知る日本人のほとんどは彼を信じていたと思います。そして捜査が佳境に入っている中で始まっていたメジャーリーグ公式戦での大谷の素晴らしい活躍は、彼が事件から大きなインパクトを受けず、プレーに集中していたことも証明してくれました。

 この問題、まだまだマスコミは根掘り葉掘り報道を続けると思いますが、我々は彼のプレーぶりを見てエンジョイしていきましょう。

コメント
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