5月19日にコメント欄にいただいたHKさんからの感想を、遅くなりましたがあらためて本文にて紹介させていただき、私のコメントも付けさせていただきます。HKさんとは直接の面談を避けて、テレビ電話を使用した面談でしたが、どうやらワークすることがわかり安心しています。
ではまず感想をそのまま引用します。
コロナ下での個人資産運用相談 (HK) 5月19日
3年前に先生の著書に出会い、日頃からブログを拝見しておりましたHKと申します。
4月から5月に掛けて林先生の個人相談を受けさせて頂いたので、お礼を兼ねて感想を書かせて頂きます。
まず今回相談を受けたいと思ったきっかけですが、私自身、株式投資を10年程度、米国債投資を3年程度行っておりますが、3月のコロナショック時に株式での難平買いを繰り返した事で含み損が最大で30%までいき、夜中に米国マーケットが気になって目が覚めたりなど精神状態がよろしくない状態になっておりました。
幸い3月下旬より株価が好転し、下落時に購入した資産に含み益が出たことでポジションが解消し易い状況になった事で、同じ過ちを犯さないために、林先生のアドバイスと受けさせて頂く事にしました。
早速、ご相談させて頂きましたところ、現在コロナウィルス蔓延の環境下のため対面でのやり取りを避け、メールと電話でのやり取りをご提案頂きました。
数日後林先生より自身の将来に向けての収支計算表が送られてきました。
内容は自身のリスクポジション、将来のインカム、年金や将来の支出など、生涯に渡っての計算を行うものでした。
自分自身で計算して先生に送信、先生のコメント付きで返信、再度記入して送信を繰り返し行いました。複数回のやり取りを行った事で分かった事は、現在の貯蓄を続けて行けば大きなリスクを取らなくても、生涯何とかなりそうだったと言う事でした。
その後、TV電話を使っての振り返りや今後のアドバイスをいただきました。
そこで頂いたアドバイス通り、積立以外の株式、投資信託を売却しました。
また、将来に向けての米国債の買い方やドル預金についてのアドバイスをいただき、これから実行していく段階です。
とても有意義なご相談が出来、ありがとうございました。
同様のお悩みを抱えている方が居られたらと思い、コメントさせて頂きました。
引用終わり
私とHKさんのやりとりは、個人相談を考慮中のみなさんの参考になると思い、これまでの進行具合にかんして日にちを追ってお知らせしたいと思います。およそのスケジュール感もつかんでいただけると思います。
4月25日 HKさんがフェイスブック「ストレスフリーの資産運用」の「メール送信」ボタンを押され、当日私にメールが到着。私からHKさんに「基本情報」の提供を依頼。
4月26日 HKさんより「基本情報」到着。
4月28日 基本情報を基に、私から次のステップである生涯にわたる「基本収支計算」を依頼。基本収支計算とは、生涯にわたり年代別にどのような収入が見込まれ、逆にどれくらい生活費使うかの想定をしてもらう計算表です。HKさんの場合現役時代には貯蓄をすることが可能で、リタイアするまでにある程度資産形成が可能でした。この計算で重要なのは、キャピタルゲインや利子所得など、「捕らぬ狸の皮算用」をしないことです。ちまたにあふれる資産運用を含めたライフプランなどは、現在の状況とはかけ離れているものが多いと思われます。
HKさんはリタイア後年金生活に入られますが、すると資産をすこしずつ取り崩す必要が出ます。その収支計算を生涯にわたりライフステージごとにしていただくのが、基本収支計算です。
5月2日 HKさんより基本収支計算表が到着し、ふたたびそれに関してメールでのやりとりが続きました。そのあたりのことについてHKさんは次のように書かれています。再度引用します。
「収支計算表の内容は自身のリスクポジション、将来のインカム、年金や将来の支出など、生涯に渡っての計算を行うものでした。自分自身で計算して先生に送信、先生のコメント付きで返信、再度記入して送信を繰り返し行いました。
複数回のやり取りを行った事で分かった事は、現在の貯蓄を続けて行けば大きなリスクを取らなくても、生涯何とかなりそうだったと言う事でした。」
つまり「リスクを取る運用は必ずしも必要ない」ということが判明しました。
5月14日 スマホでラインを使用したテレビ電話にて面談
実際の面談に至るまで約3週間が経過しています。その間にHKさんはかなりの計算をされたりしたため、ご自分の将来に関して自信を持たれたように思います。私としても面談の前におおかたの情報を得ることができました。その結果、面談自体はとてもスムーズで、時間も有効に使えたと思います。
HKさんにはさらに宿題をお願いしました。その内容は基本収支計算の結果、各ライフステージにおいて貯蓄額がどのような推移をたどるかの計算です。
5月29日 昨日ですが、HKさんから追加の計算書が届きました。拝見するととても綿密に計算されていました。結果として生涯の収支結果はプラマイゼロに近いという理想的なものでした。こうして何度かやり取りをすると、ご自身で収支計算の修正なども行われ、より正確なものになったと思います。このあとは追加計算を含めた内容を私が検証し、コメントをさせていただき、一段落となります。時間的にはトータルで約一か月でした。
普通のサラリーマンであるHKさんのケースは、スケジュール感を含めてとても「標準的ケース」と思われますので、みなさんのために本文にて紹介させていただきました。HKさんは最後にこう述べられています。
「複数回のやり取りを行った事で分かった事は、現在の貯蓄を続けて行けば大きなリスクを取らなくても、生涯何とかなりそうだったと言う事でした。」
HKさんはご自身の将来、いや生涯について、大きな安心感を得られたと思います。それこそが私が個人相談で最も大事な目標としていることですので、安心しました。
HKさん、どうもご苦労様でした。
個人相談はその方により相談内容から当方の回答内容までかなり差があります。従って個人相談は決して標準化されるものではなく、個々の方にとってもっとも大事なことは何かということを考慮したカスタムメードであることを付け加えます。
最後にみなさんが気にされるであろう費用についてですが、当初費用3万円でここまではすべてカバーされます。HKさんが費用に関してどのような感想をお持ちか、できればコメント欄で正直なところを書いていただけると、みなさんの参考になると思いますので、遠慮なくお願いしたいと思います。