勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

二ツ星の料理人 / Burnt

2016年06月11日 | 洋画(アメリカ系)
最近、料理やレストランに纏わる作品を見ることが多いのですが、それらの多くはドキュメンタリー。でもこれは違います。劇映画です。

いやぁ、こんなシェフは嫌ですよね。人としての弱さを出しているシーンはありますが、ウーン、どうなのかな?チョット物語性を持たせ過ぎと言う気もします。

残念だったのが、オマール・シーの扱い。実は、ブラッドリー・クーパー演じるアダムと確執のある人物と言う設定で、和解したかに見えていたのですが、その実それを忘れていなかったと言う事ですね。彼が物語から退場するなら、もっと丁寧に描いて欲しかった。彼の扱いが軽かったのが残念な気がしますね。

それと、ミシュラン三ツ星と言えば、確かにそれは名誉な事ですが、何かそれを目指して形振り構わぬと言うのは、テーマとしてはいまいちな感じもしますねぇ。ミシュラン三ツ星の舞台裏を垣間見た気もして、ちょっと興醒めとも。

タイトル 二ツ星の料理人 / 原題 Burnt

日本公開年 2016年
製作年/製作国 2015年/アメリカ
監督 ジョン・ウェルズ
出演 ブラッドリー・クーパー(アダム・ジョーンズ)、シエナ・ミラー(エレーヌ/スーシェフ)、オマール・シー(ミシェル/アダムのフランス時代の同僚)、ダニエル・ブリュール(トニー/アダムの古くからの友人、給仕長)、リッカルド・スカマルチョ(マックス)、サム・キーリー(デビッド)、マシュー・リス(リース/アダムのライバル料理人)、エマ・トンプソン(ロッシルド医師)

[2016.6.11スマホから投稿。2016.6.19PCにて修正]

教授のおかしな妄想殺人 / Irrational Man

2016年06月11日 | 洋画(アメリカ系)
例によって、邦題が「あれ」な感じです。でも中身は流石にウディ・アレン。不条理ですね(笑)

それと思ったのが、状況説明のモノローグ。これも、ウディ・アレンあるあると言って良いのでは無いでしょうか?

やっぱり役者って凄いなと思ったのが、エマ・ストーンの表情。ホアキン・フェニックス演じるエイブのしでかした出来事を知った時のエマ・ストーンの表情が凄い。表情だけで、エマ・ストーンが演じているジルが何を思っているのか、よくわかりました。凄いですよ。

ホアキン・フェニックスもそうです。物語最初の頃、生きることの意味をエイブは感じていなかったんですが、生きる意味を見出だした以降のエイブの表情には活力がみなぎり、元気一杯で有ることがよくわかります。これも表情での延期だと思うんですが、それだけで観客のその人物の状況を知らしめる事が出来るのは一流の俳優の証明ですよね。

結末も不条理。って言うか、因果応報かもね(笑)

タイトル 教授のおかしな妄想殺人 / 原題 Irrational Man

日本公開年 2016年
製作年/製作国 2015年/アメリカ
監督 ウッディ・アレン
出演 ホアキン・フェニックス(エイブ/哲学科教授)、エマ・ストーン(ジル/大学生、エイブの教え子)、パーカー・ポージー(リタ/エイブの同僚)、ジェイミー・ブラックリー(ロイ/ジルの恋人)、ベッツィ・アイデム(ジルの母)、イーサン・フィリップス(ジルの父)

[2016.6.11スマホから投稿。2016.6.19PCにて修正]