東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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いよいよ合宿ですね。

2017-08-31 10:00:00 | 事務局からのメッセージ
事務局の高橋です。

9月23日(土)24日(日)は、いよいよ合宿ですね。
合宿といっても、こん詰めて議論するわけでなく、時間を気にせず飲み明かせる点が一番の特徴だと思います。

一泊二日を一緒に過ごすことで、同期生との絆が深まる場でもあります。

私は、一昨年、15期生として合宿に参加しました。一昨年はもばらクラブでなく、ログハウスに泊まり、研修用の建物で講義を受けました。

キャリアビジョンをブラッシュアップした講義は、今でも忘れられない思い出です。
私にとって、人生の転機となりました。

それまで、企業内と診断士の二足のわらじでしたが、独立心はなく、中途半端で不完全燃焼でした。
しかし、合宿で自分のキャリアビジョンを深く洞察し、ビジョン実現に向け、具体的に何を行動すべきか考えたことで、私の独立心に火がつきました。そして、5年以内に独立すると宣言しました。

二足のわらじの不完全燃焼感について、気にせず診断士の仕事をドンドンやればいいとアドバイスがありました。企業内の傍ら、診断士の仕事をガンガンこなし、いよいよ両立できなくなったら、その時が、独立の時期だとも。
私は妙に納得し、合宿以降は診断士の仕事を加速度的に増やしています。独立に向けた行動も着々と進めています。

人里離れた、自然に囲まれたロケーションが良かったのでしょうか。日常を離れることで、自分に向き合うことができたのでしょうね。

17期生の皆さんにとっても、思い出深い合宿になるといいですね。
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価値を掘り起こす

2017-08-30 10:00:00 | 17期生のブログリレー

こんにちは稼プロ!17期小口です。


 先日、多くの地方観光資源の開発を行っている某企業の方と話しをする機会がありました。本日紹介するのは、その際お聞きした観光資源開発を成功に導くためのポイント「価値を掘り起こす」というお話です。


 話はいたってシンプルでした。
 「地元の人にとっては、日常の風景、価値がないものでも、旅行者に魅力に映るものを探す」が観光資源開発の要諦とのことです。
 具体例をあげます。
 東京近郊の某観光地。昔は温泉で栄えたが観光客は減少の一途。ここで某企業が支援のために参画します。某企業では、東京の若いお母さんの間で「清潔で、危険なごみがなく、子供を遊ばせるのに安心なビーチ」というニーズがあることを認識していました。某観光地には人工ビーチがあります。天然と違い清潔で安全な人工ビーチです。某企業はこの「人工ビーチ」の訴求を提案します。しかし、地元観光団体は、「人工」であるビーチを恥ずかしいと感じており、この提案に反対します。最終的には、某企業の実施したアンケートにより「人工ビーチ」に大きな需要があることが確認されたことから、某企業の提案が採用実施され、観光客数のV字回復に繋がりました。

 この話の示唆は「売り手の視点と買い手の視点は必ずしも一致しない」ということです。当たり前のことですが、改めてその意味を考えると、世の中にはまだ掘り起こされていない「価値」のある資源があるということとも解釈できます。モノが売れなくなったと言われる昨今ではありますが、まだまだ可能性はあるなとも認識した次第です。

 なお、某企業は観光資源開発のための専門担当者を多く抱えており、担当者たちは地方を回り「旅行者」の視点で潜在「価値」のある観光資源を日々探し求めているとのことです。これからは地方観光が面白くなりそうですね。

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書く事の難しさ……その前に

2017-08-29 22:51:23 | 17期生のブログリレー

皆さんこんにちは。稼プロ17期の渡邉です。

 8/21のブログで設楽さんが書く事の難しさについて投稿されていましたが、実は私も執筆の機会を頂いており、壁にぶつかりました。と言っても私の場合は書くスキル以前の問題ですが…。

 私が機会を頂いたのは『企業診断ニュース』で、「中小企業で企業内診断士としてどの様に資格を活かしているかを書いて欲しい」という依頼でした。私は医療機器のメーカーで物流関係の仕事をしているので、診断士試験の「運営管理」で得た知識を活用して業務の改善プロジェクトを遂行しました、という内容にしました。

 第2回講義で学んだことも参考にしながら、「運営管理」の知識を散りばめて書き、自分としては上手くできたつもりでした。が、原稿を持って打ち合わせに行くと完全に×で、書き直しとなってしまいました…。

「文章はきれいに書けていると思う。でも、この記事読むのは全員診断士だよ。運営管理の知識なんてみんな持っているから知識寄りの話をしても仕方ないよね。それよりも、改善プロジェクトを進めるうえでの周囲とのジレンマとか渡邉さんの思いとかをリアルに書いた方が読者は惹かれると思うよ。」と言われました。

 正直、打ちのめされました。考えてみると、確かに自分の書きたいことを好きに書いて自己満足で終わった文章になっていました。「読者の事を考えて、読者に伝わりやすい様に書く」、これができなかったのは書くスキル以前に自分の心構えとか人間性の問題だなと感じました。これではコンサルタントになるにはまだまだ修業が必要だなと実感しております。これから一日一日を無駄にせず努力していきたいと思っております。

 最後に宣伝ですが、その記事は『企業診断ニュース11月号』に掲載されるはずですのでもし良ければご覧ください!もし載っていなかったら慰めてください(笑)

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トップダウンとボトムアップについて

2017-08-28 21:49:22 | 17期生のブログリレー

事務局の藤田です。2回目の投稿です。

8月もあと少しですが、
17期の方は夏休みの宿題こと、小論文のほうも佳境かと思いますが、
いかがでしょうか?

ブログでの、みなさまの引き出しの広さにはいつも感銘を受けています。
16期生の時はテーマには悩まないのですが、この高いクオリティの中、
事務局らしいことってなんでしょうと、テーマ設定に悩みました。。。

---

今回は、「トップダウンとボトムアップについて」書かせていただきます。

私は中小ベンチャー企業に勤務しています。
先月から、あるウェブサイトを作るチームのマネジメントを担当することになりました。

マネジメントスタイルには、2つの方法があると思います。
 トップダウン=階層が上の人が指示命令をして進めていく
 ボトムアップ=階層が下の人の自主性をもって進めていく


メンバーも職種が異なり、経験年数や性格的な問題もあり、
「自主性を重んじ、みんなで考えていきましょう」
「みんなの意思をくみ取って、合意して進める」
というボトムアップのスタイルをとっています。

私自身も、トップダウンよりボトムアップのほうが組織にナレッジが残り、成長につながると考えておりますし、
今回はメンバーが全員、モラールやモチベーションをもって提案し、チームをみんなで支えようとしているのは、ありがたいことだとおもいます。


一方、前回の古森先生や藤田先生の講義でも触れられていましたが、
ベンチャーや新規事業の分野では
「他社との連携を含め、新しいものを仮説をたて、実際すすめてみて検証・修正して、進めていくのを、スピーディーに行う」
というような、「新しい」と「スピード」が重要という流れもあります。
この2つを間違うと事業自体が競争力を持たず、致命的な失敗になることも多いです。


議論を進める際、様々な職種が集うと、難しいところもあります。
システムやデザインについては
「そういう専門があり、その専門家のいうことは正しい」
という認識があります。

一方、企画やビジネス推進については、
それぞれの仕事で部分的に関わってきただけに譲れないところもあり、
「自分は過去やってきたことは違った」
など、新しいことを否定されたり、合意のスピードが遅くなる面があります。


そのデメリットを補うのが私の役割で、
メンバーの要望や意向を取り入れるファシリテーション、
役割分担をしたり、資料などの形にすることで進めたり、
上司や経営陣などへのレポートをするなどは様々悩みながら、試みているところです。


近い将来、AIを始め最新技術の進展で、想像ができないイノベーションが起きてくるでしょうし、
それに従い、革新的なフレームワークや仕組みもいろいろ出てくるでしょう。

一方、AIではない人間の付加価値(生産性)を出していくことも求められ、
それに関し、メンバーのモチベーションの向上も必要になってくるでしょう。


私は、今までの会社では、
新卒者や専門外の方などその分野にはスキルを持っていなかったり、
その分野以外に能力を発揮してほしい方に対し、
マニュアルややり方を作り、マネージャーと調整して、
トップダウンに近い方法ですすめてきました。


日本が世界に誇る「カイゼン」や「おもてなし」など、ボトムアップの発想がなくては、
できなかったと思い、ボトムアップは、今後の日本の可能性の一つだと思いますが、
実際のプロジェクト進行は対人間で、悩ましいところです。

まだ正解がなにかはいえませんが、多くの中小企業に必要な課題の1つと思いますので、
よりよい方法、ナレッジやセオリーをつくっていきたいと考えています。


BACKNUMBER
2017/7/13  17期事務局藤田です。質問をするということについて
http://blog.goo.ne.jp/kasegerupurocon/e/09ed551a27fdf75991aa633d98ef2942

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地域イベントの目的を考える

2017-08-27 21:27:23 | 17期生のブログリレー
皆さん、こんばんは。17期の依田です。
今回で3回目の投稿となります。
 
8月26日(土)、27日(日)と茨城県守谷市の商工会青年部により、
第4回 「守谷 灼熱の雪合戦」というイベントが行われました。
地元紙、NHKの昼のニュースに取り上げられるなど、認知度も上がってきているようです。
守谷市商工会青年部に昨年末に入部した自分も、このイベントの実行に携わりました。
[8/26(土)]
・雪合戦(チビッ子、ジュニアの部)
・スノーパーク
・スポーツビアガーデン
[8/27(日)]
・雪合戦(一般の部)
・スノーパーク
 
今年で4回目となるこのイベントですが、「なぜ茨城県で?しかも守谷で?」、「なぜ、真夏に雪合戦?」
などなど疑問も多数あるかと思います。
その理由はズバリ地域事業者との協業&地域振興!
守谷市には、「前川インターテック」(旧前川製作所)という工場があり、
工場のご厚意のもと、氷の提供、雪の提供、雪合戦用の玉の製造など、
様々な協力を頂いており、地域企業の協力無くしては成り立たないイベントとなっています。
真夏に開催しているのは、単にインパクトが強いからという理由だそうですが。
 
雪合戦大会は小学校1~3年生(チビっ子)、4~6年生(ジュニア)、中学生以上(一般)
と3つのカテゴリーに分けて、それぞれ大会を行います。
スポーツ雪合戦のルールに則り、なんと優勝チームには全国大会への出場権が与えられるという副賞付き。
そのせいもあってか今年の「一般の部」の参加申し込みは、
出場上限12チームに対し、倍の24チーム集まり、出場チームの選定は抽選となるほどでした。
半面、「チビッ子の部」、「ジュニアの部」の申し込みは、
上限6チームに対し、それぞれ3チーム、4チームと少し寂しい結果でした。
過去3回はすべて雨に見舞われるという不運が続いており、
今年も怪しい状況でしたが、なんとかイベントは無事終了しました。
※雨中の屋外でのビアガーデンは、悲惨な状況が目に浮かぶと思います。。。
雪合戦大会は、通行人の注目を集めながら白熱した試合が繰り広げられ、
会場内に用意した雪を敷き詰めた4畳分程度のスペース(スノーパーク)では、
真夏に雪が触れることが珍しいのか、そもそも雪自体が珍しいのか、常に子供で溢れていました。
スポーツビアガーデンも、駅からの帰り客がふらっと立ち寄るなど、
用意した座席もほぼ埋り、生ビール、ワインが終了前に売り切れるなど盛況でした。
 
そもそも、このイベントは「守谷市の認知度を高める」という目的のために始まったそうです。
新聞やTVなどのメディアでも取り上げられるようになり、
守谷市以外からの雪合戦大会への参加応募も増えてきました。
イベントの実施で当初の目的は達成されつつあるかもしれません。
しかし、守谷市の人口は10年前と比較し約15%増と右肩上がりの状況ですが、
商店街の衰退、地域コミュニティの希薄化などさまざまな問題もあります。
・2007年8月:57,113人
・2017年8月:66,066人
※「守谷市HP(統計)」より
商工会の存在意義を考えるのであれば、商店街を含め市内の事業者の発展は欠かせないと思いますので、
単発イベントの成功で満足することなく、次の目的を考える時期に差し掛かっていると感じました。
コメント (2)
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