東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

父と息子の事業承継

2022-01-31 12:00:00 | 21期生のブログリレー

皆さんこんにちは

17期 永井裕介(スケさん)です

 

事業承継相談でよく聞く話です。

社長である父親は「息子が一体何を考えているのかわからない!」

息子は「親父は自分の意見に全て反対するからもう話したくない!」とか

 

♬些細な言葉の一個 足りなくて 多くって また平行線を辿る

月明かりに吹くビル風

強い言葉を選んでちゃんと傷がつくように罵ってから部屋を出た

いつからだろう・・・♬

 

シンガーソングライター高橋優のever sinceという曲です。

テレビ東京のドラマ「生きるとか 死ぬとか 父親とか」の主題歌でした。

父親と息子のすれ違い…

 

私にも経験があります。

息子が中高生のころ一緒にサッカー観戦をすると怒鳴りあいになったものです。

「そこはシュートだろう 打たなきゃ点は入らねー!」

「いやパスのほうが確率が高い。親父はサッカーを知らなすぎる」

「そんな考えだからお前のプレーにはいつも迫力がないんだ!」

父親として大人気がありませんでした。反省しております…

 

親子は姿、形、しぐさ、考え方がよく似ています

だから少しでも意見が違うと余計腹が立つのでしょう

 

ever since はこう続きます。

♬あなたの背中を追いかけて走った

優しい人だけど 優しさが下手な人

色んな人に出会うたび鏡のようさ

僕のなにもかもがあなたを映している♬

 

前述の相談に対してはこんな話をします。

「父と息子がうまくいかないのは珍しいことではありません」

「目指すところは同じでも進め方の考えが少し違っているだけです」

「できれば考えを紙に落とし見える化して、避けずに話し合いをしましょう」

「必ずわかりあえますから!」

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~9割の社会問題はビジネスで解決できる~

2022-01-30 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

皆さん、こんにちは。事務局の高橋です。寒さが続きますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。私の家の周りでピンクの梅花が綺麗に咲いています。春はまだまだですが、これから桃の花や桜の花が続いて咲いていくことを楽しみにしています。香りは梅の花が甘酸っぱくて一番好みなのですが、商品として人気なのは桜が多いようです。今日も桜の香りのぬり香水やパックなどが、新しく販売されていました。

さて、今日は「9割の社会問題はビジネスで解決できる」PHP研究所の本をご紹介したいと思います。著者は「ボーダレス・ジャパン」社長の田口一成氏です。

 

まず、この本を読んで衝撃を受けたのは、私はソーシャルビジネスやSDGsに興味があり、携わりたいと思っているのですが、そもそもやりたいビジネスは、ソーシャルビジネスもどきだったのでは?と思いました。

 

著者は、社会問題を解決するためにビジネスを行う事業を数多く立ち上げました。今や世界15か国で40のソーシャルビジネスを展開。グループ年収は55億円を超えました。

著者は、学生時代に貧困問題に出会い解決をしたいと思いました。そこで事業を立ち上げて、寄付金を作ろうとしましたが年間で7万円だけしか作れなかったといいます。事業をしていく中で、社会課題を解決するのはビジネスで解決できる!と気づき、事業をいくつも立ち上げていきました。ですがいくら頑張っても事業を立ち上げるは年間1事業では、社会が良くなるスピードが遅すぎると気づき、社会問題を解決したい起業家のサポートをすることになりました。

それぞれの起業家が解決したい社会問題は違うので、社会が良くなることが共通の目的のグループ会社で、それぞれの起業家が社長ですが、独自のサポート体制があります。社会問題には、家族が出稼ぎに行かないと生活できない貧困農家や、フードロス、先生への必要なサポートなどさまざまです。

サポートする仕組みは、大きく次の二つあります。

・恩送りー社会を良くしたい人達が集まって、事業資金をサポートし合う仕組み

・MM(マンスリー・マネジメント)会議―起業家同士が集まって、お互いの経営課題を相談し合う場

恩送りは、黒字化した企業が余剰資産を提供して、次に立ち上げる起業家の事業資金をサポートする仕組みです。起業家は自立したいが孤立したいわけではないので、社会を良くしたい起業家同士が経営課題を相談する仕組みがありました。

 

ソーシャルビジネスプランは、まずどんな社会問題を解決したいかを、顔の見えるまで掘り下げていきます。どんなことが課題で、どんな暮らしがあるべき姿なのかを描いていきます。そのうえでどのような制約があるのかも抑えます。それを解決するビジネスプランを次に描きます。課題を解決するためのビジネスなので、売上が達成しても課題が解決されない場合は、ビジネスを方向転換していきます。

 

ビジネス面でもヒントとなることが書かれていました。

事業計画は当初の仮説ですので、仮説があっていることは少なく、仮説と検証を日々繰り返すことで、勝ちシナリオを見つけていくこと。やってはいけないのが、「正解探しモード」で考える意味はなく、仮説と検証のみでスピードが必要ということでした。

また、違和感も大事にしているそうです。あれ?と思ったら一旦立ち止まり確認してみると、落とし穴に気づくことがあるので、直観も大事にしているとありました。

 

私はフェアトレードビジネスをしているのですが、この本を読み、自分のためにビジネスがしたいのだとわかりました。社会を良くしたいと基本的には思っている人が多いと思います。行動するには、まずは知ることから始めていこうと思います。

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時間に臆病(?)

2022-01-29 12:00:00 | 21期生のブログリレー

こんにちは。13期生の三好康司です。オミクロン感染者が急増していますが、皆さま、お変わりありませんでしょうか。

私が稼プロに通っていたのは2013年ですので、もう9年前になります。時の経つのは早いものですね。稼プロではいろんなことを学ばせて頂きましたが、その中でも印象に残っているのは、時間管理の大切さです。

例えば、報告書や執筆など、何か締め切りがあるものに取り掛かる場合、「締め切りを前倒しして提出するのはあたりまえ。3日前の提出くらいは普通。10日ほど前倒しして提出するのがプロ」といった教えでした。(9年前の記憶なので、多少表現は違うかもしれません)  私も、どちらかと言えはせっかちで、時間に対して臆病(?)なところがあるので、この教えを聞いたとき、とても腹落ちしたことを覚えています。

今では、手帳2冊とiPhoneのカレンダー機能を使って時間管理しています。手帳1冊とiPhoneはアポイントなどの予定を記載、もう1冊の手帳は、アポイントとそこから時間を逆算してやるべきことを書いています。そして、やることが終了したらマーカーで消します。3つあれば忘れることはないかと思っているのですが、ちょっとやりすぎかもしれません。時間に臆病(?)です。

私事で恐縮ですが、3月上旬に新潟県の中小企業を対象に、計12時間の海外展開セミナーの講師をさせて頂くことになりました。「あと1ヶ月ちょっとしかない」と焦りながら、セミナー資料の作成に取り掛かっています。

独特の管理方法かもしれませんが、私の時間管理の習慣をご紹介させて頂きました。
皆さま、健康には十分気をつけて、これからも頑張りましょう

追伸:朝のプラットホーム、階段などで走っている人をみたら、「そんなんやったら、早よ起きたらええねん」と一人、つぶやいています。

 

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選択のオーバーロード現象

2022-01-28 12:00:00 | 21期生のブログリレー

皆さん、こんにちは。事務局の宇野毅です。今日は、1月24日の日経新聞朝刊に掲載されていた「選択のオーバーロード現象」について紹介します。これは、「多くの選択肢がもたらす必要以上の情報を負担に感じ、決断や行動が乱れてしまう状態」のことです。

日頃、スーパーマーケットに行くと、同じ商品でも多くの種類が並んでいるのを見ます。2021年のスーパーマーケット年次統計調査報告書によると、スーパー1店舗あたり、トマトで15~20種類、カレーで90~125酒類、ヨーグルトに至っては、110~150種類程度を扱っているそうです。

このように商品ラインナップが増える要因として、価格をめぐるメーカーと消費者との関係性が指摘されています。つまり、「新商品が好きだが、価格アップは避けたい」という消費者心理にあわせて、メーカーは他社との価格競争による値下げを避けるため、「わずかな違いの新商品を出して、従来の価格を維持する」という戦略をとります。その結果として、品数は増え続けることになります。

では、選択肢が増えれば、人々は満足や豊かさを感じるのでしょうか?

記事では、広島大学の有賀敦紀准教授の研究が紹介されていました。12種類と4種類の人気のスイーツの写真を見せて、好みの3種類を選んでもらう実験をした際に、12種類から選んだ時は4種類から選んだ時より、「後悔」や「選び直したい」という思いが強かったそうです。つまり、選択肢が増えることによって、選んだ結果に満足しにくくなり、最終的には、選ぶ行為そのものが嫌になった、という結果が出ました。

また、米コロンビア大学での実験では、ジャム売り場の試食コーナーに6種類のジャムを置いた場合、試食に来た人の3割が商品を購入しましたが、24種類のジャムを置いた場合には、購入した人はわずか3%であったそうです。

これらの研究は、再現実験の難しさもあり、「選択肢の多さ=悪」という結論ではないようですが、選択肢の多さが、豊かさや満足には必ずしもつながらないということは言えると思います。

これまで企業は、新しい商品やサービスを開発し、品揃えを強化することで、満足度を高めようという努力を続けてきましたが、SDGsという新しい概念が浸透しつつある中、環境破壊や食糧難につながる資源の無駄遣い、ロスの削減がより重要とされる時代になってきています。その意味からも、この「選択のオーバーロード現象」という概念を聞いて、私自身、とても興味深く感じました。

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飲食店の見方

2022-01-27 12:00:00 | 21期生のブログリレー

こんにちは。21期生の小林です。前月の講義から診断実習が始まり、事前準備でいろいろなことを学んでおります。

今回は飲食店が診断の対象になるので、参考資料である東京商工会議所『飲食店経営ハンドブック』等を読んでいますが、飲食店の見方が深まるように感じています。

もともと、私は飲みに行くのが好きで、コロナ前は飲み会に度々行っていましたが、コロナ禍になってからは、近隣の今まで行かなかったようなお店に1人で飲みに行くことが多くなりました。(もちろん、お酒が大丈夫な時期のみです。)

1人でビールや日本酒を飲みながら、好きなツマミを選んで食べるのは至福の時間ですが、いろんなお店に行く中で、「居心地のいいお店とは何だろう?」と考えたりしていました。今回、飲食店の経営の見方を知ることで、具体的な考え方を知ることができたように思います。

例えば、お店の「コンセプト」が大事だということ。誰にどんな飲食と空間を提供したいか。特色があり、お店の方も意欲を持っていると感じられるお店は、やはり魅力があると感じます。客側としても、「日本酒をがっつり飲みたいときはこの店」、「ゆっくり過ごしたいときはこの店」、「軽く飲みたい時はこの店」という頭の中のリストがあり、その中に入るお店になれるかが大事と感じます。

また、「気配り」も大事な点と思います。1人で飲んでいると、注文したくてもタイミングがない状況になったりしますが、お店の方が全体を見て気配りしてくれているお店だと気づいてくれるので安心します。

「環境が落ち着く、キレイである」ことも重要かと思います。キレイで落ち着ける空間が整えられていて、トイレ等もキレイであると、お店での快適さ満足度も上がると感じます。

上記は氷山の一角ですが、『飲食店経営ハンドブック』では50項目の経営チェックシートが付いていて、どの項目も重要と思われるものでした。飲食店を診るのも非常に多様な視点があることを認識しました。今回の診断実習で、飲食店の見方を広げて深めて、お店に貢献できればと思っています。

以上

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