東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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令和のキン肉マン

2025-01-25 12:00:00 | 24期のブログリレー

皆さんこんにちは、稼プロ!24期生の寺岡です。

今でこそアニメ大国と言われ数多くのアニメコンテンツがある日本ですが、私が子供の頃はアニメの選択肢はそれほど多くはありませんでした。
それゆえに誰もが知っているアニメというものが確かにありました。

私にとっての原点にして頂点のアニメ・漫画は、キン肉マンであります。

46歳になった今でも胸がときめく不朽の名作ですが、なんと、令和の今、キン肉マンの続編がアニメとなって全国放送されています。

放送日には毎回、Xでトレンド入りするなど、令和でも話題のキン肉マンですが、私が子供の頃に放送されていたアニメと比べると随分様相は違います。

私が感じている昭和と令和のキン肉マンの差は、令和のキン肉マンが最も評価されているポイントでもあります。

それは「原作へのリスペクト」であります。

原作者のゆでたまご先生と製作スタッフが綿密にやり取りし、原作者の意向を損なわずにファンの心をつかんでいる、ということだそうで、これは最近の漫画アニメ化の潮流らしいです。

ひるがえって、昭和のキン肉マンです。

ゆでたまご先生も以前におっしゃっていましたが、当時のアニメ化にあたっては原作者の意見はあまり通らず、テレビ局側の意向で原作設定はあってなきもののように扱われることはしょっちゅうだったようです。

キン肉マンのアニメでもキャラクターデザインや名前が勝手に変えられたり、原作にいないキャラクターが出たり、原作と全然違う話になったり、ということは多くありました。
これは制作側がもっと子供受けするように、そして大衆受けするようにしたからだろうということで、ゆでたまご先生は比較的おおらかに見守っていたようです。

このようなマスを意識したコンテンツ作りが功を奏し、当時のキン肉マンはアニメにとどまらず、映画やキャラクターグッズ(キン消しなど)など、多方面にそのマーケットを広げていき、一大ムーブメントを起こしました。
このような漫画からの多面的な展開は、キン肉マンが元祖とまで言われています。

他の漫画、アニメもこれに続き、映画やキャラクター商品というものは、今では当たり前になっています。
しかし、皆さんもご存知のように、昭和から平成へと進むにつれて、マス向けの戦略と言うのは通用しない世の中になってきました。

恐らく、その中でアニメ業界も原作やファンを大切にし、コアファンをメインターゲットとした集中戦略をとっているように思います。

令和のキン肉マンを見ていても、私のようなキン肉マンマニアが喜ぶ演出がふんだんに盛り込まれていることに気づきます。

そして、YouTubeやX、沼津にあるキン肉マンミュージアムといったマスメディア以外でのコンテンツ提供に注力しています。
グッズも、ファンなら確実に買うだろうなあ、というものが多いように思います。

伝説のムーブメントを起こしたキン肉マンも、ここで新たなファン層を獲得することまでは出来ないか、と寂しい気持ちでしたが。

しかしかし、そこは永久不滅のキン肉マン!

私に無理やりアニメを見させられていた小学生の我が息子が、「ブロッケンジュニアかっけー!」と言うくらいのキン肉マンファンに、いつの間になっているではありませんか!

細分化されてファンだけのものになりつつあるアニメ業界に、我らがキン肉マンが新たなムーブメントを起こすことを期待しております。

そう、へのつっぱりはいらんですよ!なのだ!

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林業研修が終わったそのあと

2025-01-24 12:00:00 | 24期のブログリレー

22期生の塩谷です。

前3回にわたって林業の研修について書いてきました。林業シリーズになったきっかけは、稼プロ講義の15分スピーチだということをシリーズ初回(2024年7月12日)のブログで書きました。先週末、久しぶりに稼プロの仲間に会ったところ、林業を学んで今後はどのような診断士を目指すのか聞かれましたので、本日は、そのことについて書きたいと思います。

皆さんは既にご存じの通り、令和6年度から森林環境税が国内に住所のある個人に対して徴収されるようになりました。また市町村が山林を集約化して管理し易い方向に「森林経営管理制度」の見直しの検討が開始されるなど、森林を取り巻く環境は継続的にそして前向きに変化しています。ただ、そのような変化を見越してではなく、単純にこの分野はもっと多くの人材が行き来する必要があると考えていましたし、その一助になりたいと思っています。

私は、独立するにあたってキーワードを三つ掲げました。

一つ目は自分の出身地である「北海道」、現在は支援機関のアドバイザーをしながら長年離れていた北海道の企業を細々とではありますがご支援しています。二つ目は「集団化」です。私は若い頃に出向し、協同組合向けの高度化事業に携わった経験があります。そこでは中小零細企業1社では難しいことも協同組合にすることで対応することが出来るという効用を知りました。現在は中央会のお手伝いを通じて協同組合のご支援もしています。そして三つ目が「林業」です。

もともとが北海道の出身ということもあり、地方創生や1次産業に関心があります。農業は既に岩槻のトマト農家と十数年のお付き合いをしていますし、最近では地方の秀逸の生産物を百貨店やスーパーにおろしている方のご支援も始まりました。そして、今回の林業です。私は林業が地方創生の一つになると考え長野県の林業家の若者とつながりを持ってお手伝いをしています。

診断士の世界もそうですが、その世界に飛び込んでみないと分からないことが多々ありますし、やはりネットワークは大きな力になります。今後、これらの活動がどのような形で繋がっていくか分かりませんが、この点々がいずれ面になっていくと考えています。

前回もこんなフレーズを書きましたが、本日のブログは長野県に向かう新幹線の中で書いています。私の活動は診断士である皆様に診断していただくとどのようなアドバイスをいただけるでしょうか。多分、多くの方が非効率とおっしゃられるのではないかと思います。効率性を高めることもアドバイスしている診断士自身がこのような活動をしているのもどうかと思いますが、最近は非効率に見える中に新たな発見がある気もしています。ちょうど軽井沢のアウトレットモールが左手に見えました。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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日本ワイン

2025-01-23 12:00:00 | 24期のブログリレー

皆さんこんにちは。「稼げる!プロコン育成塾」24期生の佐藤真武です。

 

先日ある研究会で、「そろそろプレゼンやってくれないかなぁ」とご指名をいただいたので、年明け早々に発表をさせていただきました。

何をテーマにするか考え、提示したい結論を決め、章立てを整えてからおもむろにパワーポイントの作成に取り掛かりました。はて、前回はいつ作っただろうか、考えても思い出せないほどマテリアル作成から遠ざかっていた私は、シート1枚を仕上げるのに2時間もかかってしまうような体たらくで、データの検索と抽出に時間がかかり、レイアウトや色使いも満足できず、そのせいで年末年始の約30日間を制作に費やしてしまうという惨状でした。それでもまずまず好評をいただいたので、何とか傷を舐めることはできました。

 

そのテーマは「日本ワイン」。今回はその魅力について少しお話します。

戦後の日本の酒類市場はまさにビールの市場でした。1960年代に冷蔵庫が家庭に入りだしてから1990年代までの約30年間で、ビールは酒類消費の75%を占めるに至りました。しかしその後は、女性の社会進出というボーナスが終わり、人口減少と健康志向の影響を受けて、その比率を65%にまで減らしています。

一方でワインは、2000年代の酒販免許の自由化による国内流通の激変と、その直後のEPAによる関税撤廃、消費者の買い回りの改善、スクリューキャップの手軽さなどから消費が本格化し、今では国内における酒類消費の4%を超えるまでに成長しています。しかし、EPAの効果は輸入ワインが増えるばかりで、国産ワインが海外に輸出されることは稀でした。その大きな理由の一つは、日本にはワインを規定する法律がなく、海外原料を使っても国内で製造すれば国内製造ワインとなるため、海外の消費者は、「そんな素性の怪しいものは買いたくない」というわけです。

そこでようやく2018年に、「果実酒等の製法品質基準」が国によって定められました。要約すると、国内製造ワインのうち、国産ぶどうだけを原料とし国内で製造されたワインで、ラベルに「日本ワイン」と表記されたものを「日本ワイン」と呼びます。フランスのような「原産地呼称統制」ではありませんが、ようやく品質保証による輸出の道が開けたわけです。

また、日本ワインはこの10年、海外の権威あるワインアワードでも続々と表彰を受け、最近ではミシュラン3つ星のレストラン「NOMA」にオンリストされたり、ブルゴーニュの有力ドメーヌが函館にワイナリーを作ったりと、造り手の努力の甲斐あって、世界中で評価はうなぎのぼりです。国内のワイナリー数も400を超え、まだワイナリーのない佐賀県で出荷が始まれば、イタリアのように全都道府県でワインを生産する国になるのです。

一方で、私の怪しい計算では、直近の日本ワインの輸出金額は5.67億円ほどで、これは日本ワインの市場規模の約1.16%。日本ワインの課税数量が酒類全体の0.2%程度であることを考えれば、国内も海外も日本ワインの成長余力は十分なのです。

 

そんな前途有望な日本ワインを、私は地域活性化の処方箋にならないかと妄想を続けています。日本の農業が、製造業やサービス業のように企業化するこれから。規模の経済で投資と生産性の向上が進み、今問題となっている耕作放棄地も条件のいいところから徐々に生産地として再生されていきます。私は、条件のよくない遠方や山間の耕作放棄地をワイナリーにできたなら、必ず地方に賑わいを取り戻せるのではないかと思っています。

 

いかがでしょうか?週末にスーパーに行ったら、ワイン売り場の端にある国産ワインのコーナーでいろいろなラベルを眺めてみては。日本ワインと小さく書いてあるワインを選んで楽しめば、知らないうちに地方活性化に貢献できるようになる、かもしれません。

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二次筆記試験の発表を受けて、新たな一歩

2025-01-22 12:00:00 | 24期のブログリレー

24期の竹内正之です。

 皆さんこんにちは、本日は少し前になりますが二次筆記試験の発表を受けて今の私の気持ちをお届けしたいと思いこのテーマにさせて頂きました。

 1月15日、二次筆記試験の結果発表が行われました。この日、胸が高鳴ると同時に、1年前の自分に思いを馳せました。当時の私は、合格の喜びに包まれながらも、新しい挑戦への期待に胸を膨らませていました。それから1年――この短くも濃密な時間の中で、私は多くの人と関わり、喜びや苦しみを共有し、自分自身を見つめ直す機会を得ました。

 この1年間、私は勉強会の会長や通信教育の二次試験勉強会のサポーターとして、多くの受験生とともに過ごしました。彼らの努力を間近で見守りながら、自分の未熟さを痛感する場面もあれば、彼らの成長に胸を熱くする瞬間もありました。私たちの勉強会からは2名の合格者が生まれましたが、一方で目標を達成できなかった方もいます。その中には、失意の中から新たな挑戦を決意し、早速教養課程に向けて歩き始めた方もいました。どの選択も、その人の未来を切り拓くための大切な一歩であり、その強さに深く感銘を受けました。

 先日、合格者を祝うために、勉強会のOB・OGたちと小さなお祝い会を開きました。笑顔があふれるその場で、ふと1年前の自分を思い出しました。合格の喜びと達成感を全身で感じていたあの日。それに比べて、今の私は自分の力不足や無力感に打ちのめされる日もあります。しかし、その感情は決してネガティブなものではありません。それは「もっと成長したい」という私の内なる声であり、この1年を通じて得た新しい自分との向き合い方なのです。

 振り返ると、私がこうして変わることができたのは、「稼プロ」という場に身を置き、多くの学びや仲間との出会いを経験できたからに他なりません。この場所で得た教えや心構えは、私の人生を深く支えてくれています。

 二次筆記試験の発表を受けて私は改めて心に決めました。この先の道も全力で駆け抜けること。どんなに困難な場面が訪れても、学び続ける姿勢を忘れず、自分を信じて進むこと。そして、いつか私自身が誰かの道を照らす存在となることを目指して。

 最後に、今この瞬間も挑戦を続ける全ての受験生にエールを送ります。皆さんの努力は決して無駄にはなりません。一歩一歩進む先に、必ず新しい景色が広がっています。

 私も皆さんと共に学び続け、共に前へ進んでいきます。

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行動心理学を活用して目標達成

2025-01-21 12:48:28 | 24期のブログリレー

22期の杵渕です。

みなさん、今年の目標は立てましたでしょうか。
新年一発目のブログ投稿ということで、チャレンジを後押してくれるスマホアプリについてご紹介します。

私は昨年11月よりスマホアプリを使って日々目標達成に向けて行動をしています。
その行動というのは端的にいうとダイエットです。

二郎系ラーメンに手を出し始めたことにより、体重が自身未踏の大台に乗りそうになったことがきっかけでした。基礎代謝の低下により以前より痩せにくい体になってきた年頃の私。またそれを言い訳にして、なかなか行動に移すことができない状態でした。自分一人の力に限界を感じ、背中を押してくれるものをと思い、無料で利用できるアプリを試してみることにしました。

アプリの名前は「みんチャレ」
みんなでチャレンジの略でしょうか。2015年にソニーの新規事業創出プログラムから誕生したそうです。見知らぬ人同士が5人1組でチームを作り、毎日挑戦した内容をチャットで報告し合いながら同じ目標に取り組みます。

互いに目標と結果を報告しあうシンプルな構造ではありますが、人間の心理をうまくついており、習慣化しやすいものになっています。
例えば行動心理学的にいうと次のような効果が働いていると思われます。

【社会的証明の原理】
人は他者の行動に影響を受けやすい特性を持っています。同じ目標を持つ仲間の行動を観察することで、自分も頑張ろうというモチベーションが高まります。

【一貫性の原理】
一度コミットメントを宣言した人は、それを守りたいという心理が働くとされています。参加者が目標やタスクをグループ内で宣言し、それを自ら達成することで一貫性を保つ動機づけが生まれます。

【すぐにもらえる小さな報酬】
即時的で小さな報酬が行動を継続させる力を持つとされています。他のメンバーからのスタンプやコメントが小さな報酬として機能し、継続的なモチベーションを生み出します。

【ピアプレッシャー】
集団のメンバーとして期待に応えたい、または評価を下げたくないという心理が働きます。チームの中で自分だけが努力していないと思われたくないため、頑張る動機になります。

働く心理的効果は人それぞれだと思いますが、私はピアプレッシャーの要素の影響を強く受けているのではないかと思います。チームの足を引っ張りたくない、自分だけ悪目立ちしたくないということをよく考えてしまうタイプです。あまりポジティブな感情とは言えませんが、成し遂げたいことがある場合はこの心理をうまく活用できるなと思います。今夜はめちゃくちゃ二郎系食べたいなとくじけそうになると、メンバーが頭に浮かんできます。顔も本名も知りませんが、見えない4人に肘で軽く小突かれる気分です。ある意味ナッジ理論ですね。

みんチャレを使ってできることは、個人の目標達成の他に企業の販促やフレイル予防なんてものあります。読者の皆様にも既にユーザーとなっている方がいらっしゃるかもしれませんが、今後さらに普及しそうなサービスですね。

皆さんの今年の目標は何ですか。よろしければコメント欄で教えてください。一貫性の原理が働いてうまくいくかもしれません。それが習慣化したいものであればみんチャレおすすめです。

ちなみに私は利用開始から60日経過で体重はマイナス4キロです。年末年始という敵はみんチャレチームで倒し、何とかリバウンドせずにすみました。

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