東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

正しく恐れる

2020-02-26 12:05:35 | 19期生のブログリレー

稼プロ!サポーターの武井です。

水戸の偕楽園の梅は例年より2週間早く開花したとのこと。
本来なら春の到来でお出かけにはもってこいの季節ですが、新型肺炎ですごいことになっていますね。

飲食業をはじめとしたサービス業、観光業は打撃を受けています。
私も勤務先の丸の内でも外国人観光客(中国人など)を見なくなりました。

政府からの基本方針もでたので、臨機応援に対応していきたいです。
個人的には、寺田寅彦さんの言葉「正しく恐れる」を合言葉に「よくわからないけど怖い」ではなく、
「何で怖いのか?」という本質を見て正しく怖がっていきたいところです。

みなさまどうぞご自愛くださいませ。

本当は講義見学や4月の合同オリエンテーションの案内と思いましたが、
こちらはまたの機会にご案内いたしますね。
2020年6月開講の稼プロ!20期生にご興味のある方はぜひこちらをご覧くださいませ。

稼プロ!ホームページ 20期生募集関連
稼プロ!コミュニティ(Facebook)

 

コメント

イノベーションのジレンマ-R.I.P. Clayton M. Christensen-

2020-02-25 12:00:00 | 19期生のブログリレー

こんにちは、稼プロ!第19期生の福嶋です。

3連休いかがお過ごしでしたでしょうか。

私は、新型コロナウイルスの広がりを警戒し、ほとんど外出せず、家で本を読んだり、たまった作業をしたりとのんびり過ごしました。


私は海外ドラマが好きで、ネットフリックスのヘビーユーザーだったこともあり(ただ、際限なく見てしまうため、現在は自主的にネットフリックスは解約済み)、『NETFLIX コンテンツ帝国の野望 GAFAを超える最強IT企業』(著者:ジーナ・キーティング)(「本書」)が気になって読んでみました。

詳細な取材に基づくノンフィクションで、ネットフリックスが、ビデオ/DVD宅配レンタルで創業し、既存の店舗型レンタル店と競争しつつ事業を拡大し、デジタル配信中心へと大きく舵を切るあたり(2011年ごろ)までの経緯が、生き生きと書かれています。

また、ネットフリックスだけではなく、店舗型レンタルの最大手だったブロックバスター目線でも、かなり詳細に当時の状況や戦略などが書かれており、両社が対比されることでより(内容的にも分量的にも)厚みをましています。

ノンフィクションとして楽しめる内容でありつつ、経営、戦略、組織、人事、PR、物流などについて気づき、ヒントがたくさんあるビジネス書となっておりおすすめです!

本書を読んで重要性を思い知った経営理論は、「イノベーションのジレンマ」です。

「イノベーションのジレンマ」は、ざっくりいうと、業界で主要な地位を占める企業が、既存の顧客の意見に耳を傾け、さらに既存の製品サービスを改善して高品質の製品サービスを提供することに注力していくことで(これ自体は正しくみえるのに)、既存の業界構造を破壊するイノベーションに立ち後れ、失敗を招くという考え方です。

「イノベーションのジレンマ」自体については、ネットでちょっと検索するだけでよくまとまった紹介・解説が出てきますので、気になるかたは検索してみてください。

本書では、ビデオ/DVD宅配レンタルからデジタル配信へとイノベーションのジレンマを乗り越えた企業(ネットフリックス)と店舗レンタルを最後まで切れず、イノベーションのジレンマを乗り越えられなかった企業(ブロックバスター)が対比されており、理論が正しく当てはまった事例だなとおもしろく思いました。また、理論を頭でわかっていてもイノベーションのジレンマを乗り越えるのは容易ではないということもブロックバスターについての記載からうかがい知ることができます。


本書を読み終えるすこし前のことになりますが、いつもどおり新聞をぱらぱら読んでいて、はっとする記事に目をとめました。

『イノベーションのジレンマ』の著者、米ハーバード大経営大学院教授のクレイトン・クリステンセン氏がお亡くなりなられたとのこと。

「イノベーションのジレンマ」という概念、理論は、ビジネスパーソンなら一度は耳にしたことがあると思います。それだけ日本を含む世界の経済・産業界に与えた影響は大きい方です。

その方が67歳の若さでお亡くなりになられたということで衝撃を受けました。

また、今回の死因となった白血病のほかにも、何度も重病に見舞われ、後遺症とも戦いながら研究や実業を重ねてこられていたということを知り驚くとともに、改めて凄い方だったのだなと思いました。

安らかに眠られるよう祈りつつ、改めて同教授の著書を読みたいと思います。

以 上

 

コメント (2)

地域に根差した中小企業

2020-02-24 09:20:24 | 19期生のブログリレー

こんにちは19期の野江です。

1年半ぶりに生まれ故郷の北海道十勝に行ってきました。

雪が少ない地域ですが、この時期はさすがに積雪しており運転には注意が必要です。

十勝に限らず全国各地を訪問した際は地元のスーパーを訪問するのは楽しみの一つです。

流通が確立された現代において国内のスーパーの売り場に大きな違いはありませんが

それでも地場産の食材や地域の企業の商品が並んでいたりします。

豆腐や納豆などの大豆製品は全国の小規模企業が活躍している分野だと思います。

特に十勝は大豆の産地であるため地域の地場産の豆を利用している製造会社が多数あります。

土産物だけでなく地産地消の製品が店頭に並んでいることは非常に豊かなことです。

大企業が製造した商品が全国の流通網に乗っていつでもどこでも手に入るようになったことは便利なことですが

非効率な面があっても地域に根差した商品が各地に存在していることは

多様な食文化を支える源の一つでしょう。

そうした状況が保たれているのは地域に根差した中小企業の存在が欠かせません。

全国規模の大企業の商品だけとなってしまったら便利であっても豊かさを後退してしまうと感じます。


これらの中小企業の中には厳しい経営のところも少なからずあると思います。

しかしそれは商品やサービスが支持されていないのではなく、経営に関して足りていないところがある企業もあるかもしれません。

また後継者不足によりやむなく廃棄する企業もあるでしょう。

そうした企業の商品が失われてしまうのは残念なことです。

地域の中小企業が今後も承継し発展するために

診断士が支援できることは例えわずかでも支援していきたいと強く感じた週末でした。

 

コメント (3)

ストレスとなる「責任」から、バイタリティとなる「責任」へ

2020-02-23 11:58:30 | 事務局からのメッセージ

稼プロ!事務局(17期)の金岩由美子(かねいわゆみこ) です。

今回は「責任」について記載します。
先日、「ストレスとなる責任から、バイタリティとなる責任へ」というタイトルのセミナーに参加してきました。
過去に部下に「期待している」と言ったら、それが「重荷だった」と後から知らされた事がありました。
遣り甲斐につながる役割を担ってもらい、個人も組織も成長できるようにするにはどうしたらいいのか
そんな課題感を持っていたからです。

セミナーの講師はコミュニケーショントレーニングネットワーク 統括責任者の岸英光氏です。
冒頭に「責任の意味は?」と問いかけられました。改めて問われると明確に答える事が難しいです。
参加者からの返答も様々。以下の答えば滅多斬りにされました。

任せられる・与えられる→「やらされ感」につながる
役割→役割は分担するもの責任は重ねるもの(子育てにおける父と母が例)
自分で最後までやり切る→自分の力に及ばない時は移管すべし
結果を出す→結果が出なかったらネガティブな評価につながる
尻拭い、怒られる、切腹、重い→だから日本で使われる「責任」はダメ!

「責任」という言葉は明治時代に生まれたそうです。
英語には日本語の「責任」にあたる言葉が3つあり、そのれが複合して1つの単語で表現されるようになりました。
①Responsibility 遂行責任
 責任ある立場とは不確定なことに対応を求められる立場であり、失敗したり予想できない困難にぶつかっても
 あれこれ手を尽くしてやり遂げること。
②Accountability 説明責任
 方針や状況を関係者に説明し、納得させる。曖昧な状態で放置しないこと。
③Liability 賠償責任
 何か(金銭、労働など)を差し出すこと。

日本で「責任を取る」というと、職務をやり遂げず、物事の経緯や真実を説明することなく、ただ辞めるだけのことが
多いように思います。非常に「無責任」ですね。

また「義務(duty)」と「責任」も違います。
義務は着手するスタートの意味合いが強く受け身、本来の「責任」はゴールを主体的に目指すこと。
「(自ら)立場をとる」という表現が本来の意味に近いように思います。

お付き合いのあるお客さまの会社では「お前はどうしたい?お前だったらどうする?」という会話が日常的です。
自ら立場をとって仕事を進める社風なので、立場をとる領域もどんどん大きくなり、バイタリティとなり
独立開業される方が多いことに納得しました。

私もそれぞれの場面で能動的に「立場をとり」、バイタリティに繋げたいと思っています。

コメント (4)

SDGsと中小企業

2020-02-22 12:00:00 | 19期生のブログリレー

みなさん、こんにちは。19期の西山です。

新型肺炎が心配ですが、まずは手洗い、うがいで予防に努めたいと思います。

 

さて、今回のテーマはこちらも世間を賑わせているSDGsです。

私の仕事でもクライアントからSDGsについての問い合わせが増えています。

実際にどうPRしたらいいのか、大企業・中小企業問わず、悩んでいるようです。

 

SDGsは2015年に国連で採択された2030年までの世界目標です。

17の分野別のゴールと、それを達成するための169のターゲットがあります。

途上国だけでなく先進国にも、政府だけでなく企業にも取り組みを求めているのが特徴です。

 

SDGsのゴールを達成するためには、全企業の99.7%を占める中小企業の主体的な参加が欠かせません。

ところが、中小企業におけるSDGsの認知は依然、低いままです。

経済産業省関東経済産業局が2018年に実施した調査によると、

調査対象の中小企業500社の中でSDGsについて全く知らないと回答した企業は84.2%、SDGsの対応を検討していない企業を含めると98%に達します。

 

<SDGsの認知度・対応状況>

SDGsについて全く知らない:84.2%

SDGsという言葉を聞いたことがあるが内容は詳しく知らない:8.0%

SDGsの内容について知っているが特に対応は検討していない:5.8%

SDGsについて対応・アクションを検討している:0.8%

SDGsについて既に対応・アクションを行っている:1.2%

https://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/seichou/SDGs_ninchido_chosa.html

 

今のところ、SDGsの取り組みを進める企業の多くは大企業であり、中小企業と大企業の間にはかなりの温度差があるように感じられます。

中小企業の経営者にとってSDGsという世界目標は遠い世界の話で、なかなか自分事化しにくいかもしれません。

他方で、SDGsという機会をうまくとらえ、経営を好転させる企業も出始めています。

たとえば、環境省が中小企業の目線で編集した「SDGs活用ガイド」は、企業にとって下記の4つのメリットがあると解説しています。

  • 企業イメージの向上:社会からの信頼が高まり、人材確保にも寄与する
  • 新たな事業機会の創出:今までになかったイノベーションやパートナーシップが生まれる
  • 社会の課題への対応:経営リスクの回避、信頼の獲得につながる
  • 生存戦略になる:SDGsへの対応が取引条件になる可能性がある

http://www.env.go.jp/policy/SDGs/index.html

 

ほかにも、ESG投資に代表されるように、投資家や金融機関から資金調達しやすくなる、

社会から評価されることで従業員のモラール向上につながる、などのメリットもあります。

 

2017年の世界経済フォーラム(ダボス会議)では、SDGsによって年間12兆ドルの経済価値が生まれるという発表がありました。

そもそも社会課題の解決自体が巨大なビジネスチャンスだという発想が中小企業にも欠かせません。

SDGsに取り組むとなぜいいのか、どんな効果があるのかと議論する時期は過ぎているかもしれません。

 

SDGsの取り組みはやればやるだけプラスになり、逆にやらないとリスクになります。

といっても、SDGsのすべての目標に対応する必要はありません。

まずは「できること」「できそうなこと」から始めれば十分です。

経営資源の限られる中小企業にとって、SDGsという新たな取り組みは簡単ではありませんが、この機会を活かす価値は大きいと言えそうです。

 

コメント (2)