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リスクマネジメントのための失敗学

2011-11-30 22:39:06 | 11期生のブログリレー

 今晩は、才村です。

 今日は、10月13日に都内で聴いてきた同上テーマの講演を取り上げます。講師は濱口哲也教授でした。9時45分頃から12時過ぎまで、約140分間、奔放なおしゃべりでした。濱口氏は、失敗学で有名な畑村洋太郎先生に薫陶を受けた方です。

 

 JISによると、「リスク」とは「目的に対する不確かさの影響」(好ましい方向及び/又は好ましくない方向に乖離すること)であり、ある事象の結果とその発生の起こりやすさとの組合せとして表現されることが多いと定義されています。リスクマネジメントとは、組織の状況の確認→リスク特定→リスク分析→リスク評価→リスク対応→モニタリング及びレビューの順でリスクを受容可能な範囲内に管理することです。

 

 一般に、リスクという言葉は好ましくないことについて使いますので、「リスクマネジメントのための失敗学」とは、好ましくないことの結果と発生確率を受容可能な範囲まで低減するために、失敗学で得られた知見を活かそうということと解釈しました。低減のための「再発防止」は、起きてしまった好ましくないこと(失敗)の原因を除去することであり、「未然防止」は起こるかもしれない好ましくないこと(失敗)の原因を除去することです。未然防止策というと、津波による福島原発の冷却電源喪失被害のように、事象の結果の重大性が分かっていても、発生確率が千年に1回と小さいとみなせば、労力とお金が掛かる防止策は後回しにしようということになり、再発防止策より遥かに実施が難しいのが実態です。

 

今回の講演のポイントは、以下の通りでした。なお、演者は同一テーマで何度も講演をされていますので、ネットで他の方の報告も読めます。

 

1.上位概念に登れば水平展開できるという教え

過去や他人の失敗事例を取り上げる。→

「つまり」という言葉で上位概念に登る(知識を情報化する)。→

「だとしたら」自分の仮想失敗事例に当てはめる。

 

⇒「つまり」という言葉で、どんどん、真の原因や根本法則に近づいていく。そして、「だとしたら」で真の原因や根本法則を自分の仮想失敗事例に当てはめ、起きるかどうかを確認し、起こりそうなら、未然防止策を実施するということです。「なぜなぜ5回」も同じですが、これらのような馴染みのある言葉を使うと、さらに深く追究したくなる気がします。

製造業の分野では、不良対策に当たり、「三現主義」のほかに、「5ゲン主義」が唱えられています。原理・原則レベルまで戻って考えようという指針です。

 

2.上位概念に登るため、問答法で議論するときは、まず相手の言ったことを部分的に認め、次に部分否定するのがコツである。

 

⇒このことは、ブレインストーミング法で、他者のアイデアを批判せず、まず受け入れるという態度と同じです。あるコンサルタントから「訪問した会社では、八つ褒め、二つ叱るように」というアドバイスをもらっていたのですが、あるグループで工場見学に行って、いろいろ指摘していたら、社長と音信不通の状態になりました。上から目線ではなく、まず相手の言うことを傾聴して、なぜそうなのかを理解することが最初の姿勢として相応しいと思った次第です。

 

3.再発防止報告書では、次のことを勧める。

(1)真の原因、背景と脈絡を書く。

(2)上位概念に登って知識化する。

(3)報告書に言い訳も書く。

 

⇒綺麗ごとだけを書いた報告書は読んで終わりということになりがちなので、読者に事例を深く理解させ、自分の周りにも同じようなことがありそうだ、手を打とうという気持ちを起こさせる書き方をしてくださいということだと受け取りました。言い訳として、本人の心理面での原因まで書いてあると、身近に感じます。今年だったら「なでしこジャパンを応援して、ついつい深夜までテレビを見てしまったので、睡眠不足になり集中力を欠いていた」もありそうですが、どこまで許容するかは社風によりそうです。

 

4.マニュアルで失敗を防ぐ方法の弱点として、それに頼りきりになると、なぜそう規定されているか真意が伝わらないし、規定外のことを考えなくなる。そこで、身近な訓練方法として、マニュアル作りゲームに参加することを勧める。

また、文章ばかりのマニュアルは全体像を掴みにくいので、左半分に文章、右半分にカラクリ図(構造図)を描くことを提案する。

 

⇒その点で、横幅1mもあるマニュアルを従業員からの提案によって常に進化させている、しまむらを思い出しました。ISOのマニュアルでも、従業員にとって役に立つマニュアルにしようとしたら、文章だけで規定するのではなく、フローチャート中心で説明付記ぐらいが丁度よいと考えます。

 

 

 結論として、普段から、失敗事例だけでなく成功事例も、広くは世の中に起きる現象の原因を、心理面も含め、多面的に掘り下げる訓練を習慣化しておくと、失敗防止だけでなく、創造につながる可能性もあるのではないかと思いました。

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研修講師

2011-11-29 18:39:25 | 11期生のブログリレー

植田です。

今日は、仕事で研修講師やってます。

現在所属している部署では、Web関連の製品サポート業務を担当しており、その製品に関しては、社内でもなかなかのスキルを持っています。
そういう理由もあり、現場でシステム構築するSEの技術育成がミッションの一つとなっています。
今日は、その一環として、現場SE向けの研修を開催していました。

改めて思いますが、研修って準備が大変ですね。

アジェンダは、講義:1時間、実機実習:3時間です。
今回、講義資料は過去に開催したワークショップ資料の使い回しができたんですが、実機実習は一からシナリオを考えて手順書を作って、マシンの環境を準備してっていう感じでここ2、3日はこれにかかりっきりでした。
実際にやるのは4時間ぐらいなのに、準備はその4~5倍はかかってます。

そのおかげもあってか、今日はなかなかスムーズにこなすことができました。
今まで研修講師の仕事で、何度か出たとこ勝負をして、沈黙の数分間(も多分たってないけど)という痛い経験をしたこともあるので、最近は、準備を入念にやるよう心掛けてます。(やりすぎると、今度は工数が・・・みたいな話になってきますが。)

ただ最後に、
「なかなか実機を触れる機会が無いので、よかったです。」とか、
「こんな使い方できるんですね。勉強になりました。」
なんて言ってもらえると、単純にうれしいもんですね。
逆に、下手なことが言えないなっていう気持ちにもさせられますが。

それにしても疲れました。半日やっただけなのに。

これを1年数百日登壇なんて・・・。恐れ入ります。

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FaceBookのデメリット

2011-11-28 12:00:00 | 11期生のブログリレー

11月28日月曜日のお昼を迎えました。

11期生小林です。

そろそろ年末の慌ただしさが増してくる頃ですね。


さて、先日FaceBookの9月現在の利用者数が8億人を突破したと新聞が伝えていました。

20億人いる世界のネット人口の3分の1が利用しているんだとか。

(ちなみに、FaceBookの売上は3,300億円。世界的に有名な企業割に少ないように思います。)


私はFaceBookを始めてちょうど1年ぐらいになります。

数か月前までアーリーアダプターが多い診断士が友人や友人候補の中心でした。

ここ最近は田舎(長野)の高校の同窓にまで友達の輪が膨らんでいます。

いよいよ本格的に定着し始めているんだな~と感じております。


これだけFaceBook利用者が拡大しているのは、利用のメリットが大きいためだと思います。

しかし、最近はデメリットも多く報告されています。

個人的にデメリットを感じる点としては、

 ・職場、取引先、診断士仲間、昔の友達、今の友達、ちょっとした知り合いなど全方位的な友達 

  構成であり、いろいろな点でごまかしがきかない?!

 ・上司、先生などある程度距離を保つべき人が友達候補に現れ、どう対処しようか迷う

 ・FaceBookの情報チェックに時間を使いすぎる。マメにチェックしないと気にかかる

 ・情報量が増え過ぎて整理できない

などといったことです。

この程度であれば問題はないのですが、最近は身近な所でもデメリットが問題化したケースが

ありました。

例えば、

 ・会社の愚痴を投稿し、友人を介してそれが会社にバレた

 ・チェックイン履歴や友人の投稿から浮気バレた

 ・プライバシー情報が流出した

などなど、、、

便利な半面、多くのリスクが潜んでいるものですね。

注意をして利用していきたいと改めて思いました。

では、では、この辺で。

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献血に行こう!

2011-11-27 22:49:45 | 11期生のブログリレー

11期生村山です。

皆さん、献血してます?
私は2年前から献血してます。

この献血なんですが、メール会員になると、
あの手この手で、リピータにさせようとメールが来ます。
クレジットカードと同じでLTV(Life Time Value)を最大化
させようとするんですね~

11月は、普段とは別に会員限定記念品の案内が来て、
嫁が嬉々として献血に行きました。

12月は、11月と違う記念品がもらえるらしいので、
そちらは私が行くことになっていたり・・・(^^;

他にもポイントシステムがあり、20pt貯まると
記念品がもらえたり
(400mlで10ptなので、2回行くと貯まってしまう)

平日の献血を前日予約するだけで、プレゼントが
もらえたり・・・・

平日の午前中、もしくは木曜日に行くだけで、
プレゼントがもらえたり・・・・

しかもこれ確証はないですが、ダブってても全部
くれるっぽいんですよね。

そして、何よりも最新の献血ルームの設備は豪華すぎる!

うちの嫁が行ってきたんですが、これが献血ルームですよ!!
どこの高級ホテルですか!!

ちなみに秋葉原の献血ルームもすごいです。
献血しながらテレビが見れちゃったりしますよ・・・

残念ながら、私の行ってる新宿西口は、こんな豪華じゃないんですけどね・・・
ちなみに糖尿病の検査もサービスでしてくれますよん♪(これが目的・・・)


「4コマ漫画」は、今回はキャラ紹介で・・・
1ヶ月に2回として、5月まで後12回で終われるかな~
話がでたとこ勝負なんで無事終わるかどうかさっぱり分かりません。

第一話第二話第三話第四話第五話(過去話はこちら)

右1:千住 旭(せんじゅ あさひ)
   29歳、アパレル勤務するも合格後、即独立。天然ボケだが、洞察眼はするどい。
   目上にかわいがられるタイプ。実は診断士合格まで7年かかった苦労人。

右2:栗原 青衣(くりはら あおい)
   34歳、SI会社勤務のプログラマー(LAMP系)、姉御肌で女性に好かれるタイプ。
   4人の中では唯一の既婚者。趣味はオンラインゲーム

左1:東 綾瀬(ひがし あやせ)
   31歳、大手メーカー子会社の研修会社に勤務。知的でクールなイメージを見せる
   一方で、陰では努力をおしまない。たまにうっかりミスやポカをやらかしたりする。

左2:神明 南(しんめい みなみ)
   28歳、地銀総務部に勤務。あまり自分に自信がなく無口でおとなしい。
   一方で、診断士試験はストレートで合格しており、見た目によらず超人的な
   身体能力を持つ。

・・・みんな若いな・・・

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落ち葉の季節

2011-11-26 10:46:30 | 11期生のブログリレー

お早うございます。

11期生3番目の大塚 校市

今日は、近隣の話題です。

落ち葉の季節

 

 庭に木の葉が一面に散っています。玄関周りも道路にも沢山の落ち葉があります。

一昨日掃除したばかりなのに・・・・また掃除しなくてはならない。

でも、この季節だから仕方ないですよね。

殆どの木の葉は隣家の大きな欅3本と竹 数10本が源です。この欅は、2階建て住宅をはるかに超え上部の枝は家一軒分より広がって道路にも覆いかぶさっています。我が家だけでなく近所の家の周りにも木の葉が飛んでおり、皆さんも迷惑だと言っております。

しかも、その隣家は、自宅以外の場所で造園業を営んでいるのです。全くの「紺屋の白袴」ですね。

 

 

写真は、隣家の欅と愛犬のフラン君です。(自宅屋上から撮影)

 

一斉清掃日

毎年12月最初の日曜日(来週)は、この近所40戸程の一斉掃除日です。

この日は皆さん総出で庭や公共の道路などを掃除します。造園業の隣家は日曜日も仕事だと言い、掃除には一回も参加しません。

掃除が終わってからお茶・ビールの懇談会を行います。その時も、いつもこの木が話題になりますが、この木があるからこそ、住民の結束が強くなり、掃除もやりがいがあると思えば嫌にはなりません。

考え方を変えれば皆の迷惑も近所住民の絆の一助になっているのです。

因みに、私は25年程前に一斉清掃の提案をし、それ以来、年2回の一斉掃除の万年幹事を引き受けており、掃除案内の作成・配布、懇親会の買出し、会計も行っております。

 

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