2013-2014シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから
2013-2014シーズン
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2013年11月2日(土)3:00pm 東京オペラシティ コンサートホール
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未完成 13′9′
運命 7′9′5′9′
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新世界より 9′10′7′12′
(encore)スラブ舞曲第15番 4′
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レオシュ・スワロフスキー 指揮
チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
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名曲三昧のコンサートです。
スワロフスキーはつい先だって(2013.10.23)、都響を振ったドヴォルザークのスターバト・マーテルを聴いたばかり。今度は自国のブルノ・フィルを振った名曲三昧演奏会です。
この日はこのオーケストラの2013年日本ツアー12回公演の初日。
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この指揮者は何度か聴いています。会場入り口で配っているパンフレットの写真の写り具合で損をしている部分が大きような気がしますが、こうやってシンフォニックな曲をたてつづけに聴くとその有能な様がよくわかります。
速め、すっきりさっぱり型、ストレートで、スクリュー巻き込み型のような演奏。耽溺型ではないので妙に救われる。オーケストラサウンドは濃いブラウン。
全く力まず、素直な音が音楽を形作っている。気張っていなくて聴きやすい。うるさくならず落ち着いた演奏だ。劇的なところは曲まかせとも言える。
オーケストラの魅力で聴かせるというより、日常的な演奏会の雰囲気があり、これはこれで肩肘張らず聴くことが出来てよかった。
名曲三昧の客層はいつもと違っていたが、五月蠅くなくみんな静かに聴いている。妙に静かな演奏会だった。
家路の最後の2音が学校のチャイムのように聞こえた。
おわり