昔聴いたコンサートから。
パソコンが壊れる前、1977年の聴いたコンサートのことを書いていたのでその続きです。
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1977年6月4日(土)14:30
東京文化会館
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ヨハン・シュトラウス/
喜歌劇「ジプシー男爵」序曲
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」
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ヴァイオリン、ジャン=ジャック・カントロウ
渡辺暁雄 指揮 東京都交響楽団
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カントロフは昔カントロウと記載、発音されていたようだ。個人的にはカントロフという発音しか知らないが、当時のプログラムをみるとカントロウとなっている。
カントロフは当時32才ぐらい。若くて鋭い演奏で少し線が細かったような記憶もあるが、ピアノのラーンキなどと同じく印象に残った演奏家の一人だ。
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プログラムはファミリコンサートにふさわしいというか申し分ないというか、聴く側のレパートリーを考えると経験を積ませるにはいい選曲だ。
一曲目に異色のジプシー男爵。小曲をさりげなく置いて聴かせてくれる。
ドヴォ9は昔より今のほうが噛み締めて聴くようになったが、あの頃、まぁ、どんな心持で聴いていたのか、思い出すものはない。