“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書<新刊情報>●「歴史を変えた100の大発見 物理」(トム・ジャクソン著/丸善出版)

2017-02-21 08:47:44 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:歴史を変えた100の大発見 物理~探究と創造の歴史~

著者:トム・ジャクソン

監訳:新田英雄  

訳:ヴォルフガング・フォグリ・フォグリ 未央    

発行:丸善出版

 古代文明の天地創造の物語から最新の重力波の観測まで、歴史に残る物理の偉大な100の発見を、豊富な図版とともにたどる。掲載している100の物語には、物理の重要な発見に加え、偉人たちがさまざまなエピソードとともに登場する。文系・理系問わずどなたでも楽しめる一冊。

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★炭素ニュース★TASCと産総研、ナノ炭素材料の安全性試験総合手順書を公表

2017-02-21 08:47:22 |    ★炭素ニュース★

 NEDOプロジェクトにおいて、技術研究組合「単層CNT融合新材料研究開発機構(TASC)」と産業技術総合研究所は、カーボンナノチューブ(CNT)などのナノ炭素材料を取り扱う事業者や試験機関の自主安全管理を支援するために「ナノ炭素材料の安全性試験総合手順書」を完成し、公表した。

 この手順書には、CNTやグラフェンなどのナノ炭素材料について、簡易・迅速な培養細胞試験とそれを補完する動物実験の評価手法と実施例をまとめた。

 これにより、製造・加工現場の自主安全管理を支援することで、ナノ炭素材料の普及拡大に貢献する。

 同書は、NANO SAFETYと産業技術総合研究所のWEBページからダウンロードできる。

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★科学技術ニュース★広島大学、NICT、パナソニック、毎秒105ギガビットのテラヘルツ送信機の開発に成功

2017-02-21 08:47:03 |    通信工学

 広島大学、NICT(情報通信研究機構)、パナソニックは共同で、シリコンCMOS集積回路により、300GHz帯単一チャネルで毎秒105ギガビットという、光ファイバに匹敵する性能のテラヘルツ送信機の開発に世界で初めて成功した。

 テラヘルツ帯は、これからの高速無線通信への利用が期待されている新しい周波数資源。研究グループ290GHz~315GHzの周波数帯域を用いて、毎秒105ギガビットの通信速度を実現する送信器を開発した。

 この周波数範囲は、国際電気通信連合無線通信部門(ITU-R)の世界無線通信会議(WRC)2019で議論される予定の275GHzから450GHzの周波数範囲に含まれている。

 今回の研究成果は、チャネルあたりの通信速度を昨年の6倍にする技術を開発したことで、世界で初めて1チャネルあたり毎秒100ギガビットを超える送信速度を達成したもの。

 毎秒100ギガビットは、現在のスマートフォンと比較して100~1000倍高速で、DVD1枚分の情報を約0.5秒で伝送できる速度。

 これを現在情報通信機器等で広く用いられているシリコンCMOS集積回路で実現したことにより、将来的に安価に電器製品等に搭載して普及できる可能性が高くなった。

  

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●科学技術書<新刊情報>●「はじめまして物理」(吉田 武著/東海大学出版部)

2017-02-21 08:46:42 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:はじめまして物理
 
著者:吉田 武

発行:東海大学出版部
 
 総ルビによる小学生のための物理入門、大人のための再入門の書。初等幾何学から始め、重力加速度の測定から天体の軌道計算、ロボット工学の最新の成果まで独自の装置を用いて解説。

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