“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書<新刊情報>●「磁石の発明特許物語」(鈴木雄一著/アグネ技術センター)

2015-05-28 06:20:09 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:磁石の発明特許物語~六人の先覚者~

著者:鈴木雄一

発行:アグネ技術センター

 本多光太郎、三島徳七、増本量、渡辺三郎、加藤与五郎、武井武らが世界に先駆けて次々に新しい磁石を発明した時代から、低迷の時期を経てネオジム磁石によって世界のトップに返り咲くまでの歴史を、特許に焦点をあてて綴った書。
 

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★科学技術ニュース★JAEAなど、強い磁場でよみがえる超伝導のしくみを解明

2015-05-28 06:19:50 |    物理

 日本原子力研究開発機構(JAEA)は、フランス原子力庁グルノーブル研究所(CEA-Grenoble)、東北大学金属材料研究所、フランス国立強磁場研究所(LNCMI-CNRS)及び岡山大学と共同で、ウラン化合物URhGeにおいて、強い磁場により発現する新しい超伝導のしくみを初めて明らかにした。

 今回の研究では、物質にかける磁場の強さと方向を変えながら、核磁気共鳴法を用いてURhGeの電子状態の変化を調べ、その結果、超伝導が再び出現する強い磁場領域において、物質内部の磁化のゆらぎが著しく増大していることを明らかにした。

 この結果は、強い磁場が物質内の磁化のゆらぎを増大させ、その増大によって超伝導が再び出現していることを示している。

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