押入れを整理していたら、伴侶が昔、使っていたノートパソコンが出てきた。
0Sはウインドウズ98だ。
パソコン生活はウィンドウズ98からスタートした。
最初に買ったノートパソコンは確か27万円だった。
大金を握りしめ、即金で買った。
今から思うと、操作も爆笑ものだった。
マウスがうまく使えず、カーソルがアッチャコッチャヘ動き回って、えらく難儀したのを覚えている。
セットアップが一番、難儀した。
今までの電化製品とはまったくちがう使い方からだ。
説明書を見ながら、ドキドキした気持ちで何度も操作をやり直した。
使用が荒かったせいか、最初のパソコンは寿命が短かった。
大金を注ぎ込んだのに、ある日突然、おジャンになった。
家では中古のデスクトップを買うようにした。
伴侶のウィンドウズ98は長生きだった。
ノートパソコンが10年くらい生きていた。
使用頻度もそう多くなかったからだろうが、それにしてもタフだった。
確か生きたまま、次の新品に買い換えられた。
こうして、ウィンドウズ98は押し入れにしまわれたのだ。
出てきたノートパソコンを開けてみると、液晶画面が溶けていた。
ただれるように溶けていた。
ちょっとドキッとした。
電源を入れても起動しない。
ああ、とうとうオシャカになってしまったか!
これからどうする?
BOOK OFFでも引き取ってくれないだろう・・・
ちょっと考えてみる!