退職しているから、時間があり余っているだろう、ゴルフ三昧だろうと思われがちだが、いやいや、そんなことはない。
なにかと忙しいというのが実情だ。
平日の朝は6時から9時まで孫たちの登園をサポートしている。
毎朝、5時に起きて、6時前に車でムスコ宅へ行き、ムスコ夫婦を見送った後、7時に孫たちを起こし、食事と着替えをさせ、8時に保育園に送った後に自宅へ戻る。
その間、ゴミ出しや庭の掃除もする。
ときどき、保育園から「熱が出ました!」と連絡が入いれば病院へ連れて行ったり、朝、病院へ行ってから登園させたりすることもある。
コロナで休園すれば、一日中、孫の面倒を見る。
こんな未来はまったく想像もしていなかった。
静かで平穏で、ゴルフ三昧の老後を送るとばかり思っていた。
まわりでこんな老後の話も聞いたことがない。
確かに、保育園でほかのジジババたちを見るのは・・・一人くらいだ。
それもジジ一人で送って来る。
ジジババ二人で面倒を見ているのはわが家だけだ。
だから、保育園で顔見知りの子に「あ、〇〇ちゃんのオジイサンとオバアサンだ」と言われたりする。
「昔話かよ・・・」と心の中でつぶやく。
休みの日も孫の面倒を見るための出動要請がかかる。
遊びに付き合わされるのだ。
フゥ~
これがあと何年続くのだろうか?
上の子が卒園して小学校に上げれば残りはあと一人・・・
登園は楽になる・・・
下の子が卒園するのは4年半後・・・
それから楽になるのか?
いやいや・・・
小学校へ上がってもなにかと出動要請はかかりそうだ。
ワタクシのゴルフは70才を過ぎてから花開く予定だ。
果たして週一ゴルファーへ転身できるだろうか?
一抹の不安を覚える・・・
だんだんそれが現実味を帯びてきた。