エイプリルフール

今日のニュースをお伝えします。

■アメリカのブッシュ大統領が4月1日声明を発表した。論旨は以下の3点。

　・これまで拒否していた地球環境に関する京都議定書へ調印することに方向転換。
　　未来の地球を支える子ども達に、より良い環境を残してやりたいからとのこと。

　・食の安全は、國の安全と同じくらい重要な意味を持つことから、
　　今後アメリカ国内で生産された牛や輸入牛肉について全頭検査を決意。
　　半年ほどの間に強力な人員体制を敷き、現在流通している肉を調べるとのこと。

　・今年中のイラクからの米軍撤退を表明。
　　今後イラク人自身による国作りを、NGOや経済界と協力し側面から支えるとのこと。
　　同時にサウジアラビアやアフガニスタンからの米軍撤退や日本・韓国駐留軍の半減も約束。
　　世界全体の緊張緩和に寄与したいと語った。

■小泉首相はブッシュ声明を受け、1年以内のアメリカ産牛肉の輸入再開を決意。
　また、米軍の撤退に併せた自衛隊のイラクからの撤退も表明した。
　今後はODAによる支援と、イラク支援のNGOへの協力を行うとのこと。

■ブッシュ大統領による日本・韓国駐留軍の半減声明を受け、
　朝鮮中央通信は、日本人・韓国人拉致被害者全員の即時帰国実施を
　金正日総書記の声明として伝えた。
　加えて、アメリカ政府から平和目的軽水炉に対する支援の申し出があったことを公表、
　喜んで受け入れると同時に、経済解放路線への転換も表明した。

■イスラエルのシャロン首相がPLOアッバス議長と歴史的な握手を交わした。
　同時にPLO内の強攻派ハマス幹部とも会談し、
　パレスチナ難民キャンプ地への入植と軍による攻撃を完全中止を約束、
　今後の平和的共存に向けての話し合いが加速することが期待される。

■国連のアナン事務総長は記者団に
　急展開した中東情勢を支持するとともに、エルサレムを国連統治にする考えを表明。
　今後誰であろうとビザなしでの訪問を認める代わりに一定の関税を設け、
　その税収入をもってエルサレム統治予算とすることにしたと語った。
　また、ソマリアやシエラレオネなど、民族同士の内戦が泥沼状態になっている国々を
　暫定的に国連の統治にすることも検討中であると付け加えた。

■テロ組織アル・カイダの代表とされるオサマ・ビン・ラディン氏が公式の場に姿を表した。
　氏は冒頭、これまでのテロの犠牲者に追悼の意を表し、
　今後はイラクやアフガニスタンなど復興が必要な国々への非暴力支援を行うことを表明。
　すでにアメリカやヨーロッパの財界からの経済的協力を約されていると語った。

続いてスポーツです。

■開幕後なかなか勝てない楽天ゴールデンイーグルスは
　メジャーリーグからのカート・シリングとランディ・ジョンソン両投手の獲得と、
　イチロー、松井秀樹両外野手の1年間の期限付きレンタルを受けたことを発表。
　同時に、来期を見据えて岩手県岩泉町にある竜泉洞近くの岩盤を掘削、
　世界初の洞窟型ドーム球場「竜泉DOME」を本拠地にする準備に入ったことを明らかにした。

以上、ライター・協同通信による4月1日のニュースを終わります。