風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

育成

2018-01-16 | スポーツ
一昨日は、
かつてうちの息子たちもお世話になった
若葉野球クラブ20周年スタッフのご苦労さん会に出席。
一方次男は金曜日から昨日まで、
東京で行われた野球指導者講習会に出席。
形は違えど、子どもたちを育成しようという気持ちは同じ。
どんな育て方をすれば野球人口の底辺拡大につながるのか、
より良いプレーヤーを育てることができるのか、
どちらも大くくりではそれが目的だ。

ワタシ自身は専門家でもないし、
特別知識を持っているわけではないので
良い悪いは言えないが、確かに筒香が言うように
勝利至上主義が育成の阻害要因になる場合もあるだろうし
目の前のことにこだわりすぎて将来を潰すこともあるだろう。
それは指導方法云々という小さいことではなく
野球会全体のマクロな考え方が必要だ。

地域の少年野球チームはどうあるべきか。
勝つことが喜びやモチベーションにはなろうが
果たしてそれだけでいいのか。
小学生時代に野球を経験した後で
中学以降は別の競技で頭角を表す選手もいるだろう。
そのフィジカルやメンタルをどう育てるのか。
小学校では、中学校では芽が出なくても
高校や大学で頭角を表す選手たちもいるのを見てきたが
その選手の力をどのように引き出し、伸ばしていけるのか
それも「勝つ」こと以上に指導者の大事な仕事だろう。

ところで、とある少年野球のコーチの
「地域チームはダメだ。ちゃんと野球を教えられない」
という言葉がとても気になった。
確かに野球という競技で自己実現を図りたい子ならそうだろうが
それ以前に地域というコミュニティで子どもを育てるという
地域チームには別の目的がある。
それを一緒くたにしてはいけない。


(スポニチ記事より)
筒香 野球人口減に危機感
 未来思い苦言『指導者の顔色を見ながらプレーしている』
コメント
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