風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

着道楽

2005-02-25 | 風屋日記
今朝の朝日新聞に載っていた、
サブカル評論の第一人者(というと怒るか?)宮台真司氏の文章が気になった。
・・・が、細かい部分の表現を間違うと、意味が変わってきてしまうので、
もう一度よく読みなおしてから、明日の話題としよう。

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さて、
こんな私だが、大学時代は「着道楽」といわれた。
アルバイトで稼いだ小遣いを服に注ぎ込み、ローンを組んだものもある。
基本的にはトラッド好きだったが、買うのはせいぜいBDシャツやコッパン。
流行のものを次々に買うようなことはしなかった・・・と思う。

当時はサーファー&プレッピー&ハマトラ全盛時代。
遊んでいるヤツらは、日に焼けた胸をはだけて裏プリントのシャツを着、
裾がフレアーに近いパンツとサンダルを常用していた。
茶色く日に焼けた(ように見える)サラサラの髪をなびかせて
VWのビートルにボードを積んで六本木を走りまわる(だけ?)連中だ。
もちろんヤツらとは全く縁がなかった。

プレッピーという言葉に反応するのは私と同世代?(笑)
「アメリカ東海岸有名校のお坊っちゃん大学生」というノリだったと思う。
パーカとジーンズに、仕立ての良い紺のブレザーを羽織る(もちろん金ボタン付き)。
ファッション雑誌の「Men's Club」が何度も特集を組んだファッションだ。
これはトラッド路線に近いので私にも抵抗はなく、
そんな格好をした友人がたくさんいた。
ただ、私的にはパーカとブレザー、裸足にローファーというのがイマイチで、
ブレザーの時にはBDシャツやセーター、革靴にはソックスをちゃんと着用したが。

ハマトラも一世を風靡した。
これは女の子達のファッションだったが、女性版プレッピーとかなり重なっていたと思う。
基本はトレーナーにチェックの巻スカート(裾をピンで留めていた)、
足元は紺のハイソックス(ボンボリ付き)にローファー。
プレッピーももちろんトラッドがベースだが、ハマトラも「横浜トラディショナル」だろう。
大概「クルーズ」やら「ボートハウス」やらのブランドトレーナーが必須。
なんかすごーくガチガチの決まり事のように、みんな着ていた。

閑話休題。
私がお金をかけたものはアウトドアものだった。
「バセットウォーカー」というアウトドアブランドのダウンジャケットは確か68,000円。
アメリカの一流ブランド「トニーラマ」のカウボーイブーツは80,000円程したと思う。
「ショット」のボマーつき皮ジャンも5・60,000円したかな!?
「バセットウォーカー」は、ブランド名が刻印された銀のジッポも持っていた。
着ているもののほとんどがコ○カやユニク○、し○むらの現在とは大違い(笑)
(息子の野球部仲間は「ファッションセンターし○むら」を「FCS」と呼ぶらしい。なんかカッコイイ)

でもね、上記のダウンとブーツはまだ持ってる。
着用する機会こそかなり少なくなったものの、まだまだ現役だ。
ベーシックなものはいつでも着られるし、いいものはちゃんと手入れさえすれば寿命も長い。
今でも決して高価な買い物だったとは思っていない。
コメント (7)
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