何か描き続けないとと、自分を叱咤して、50号を描き繋いでいます。
思いもしない作品に仕上がりそうです。 旧い時代には、「暗い」感じになりがちだった作品が、この頃では、意外に、「破調」を目指して見たくなって行っています。 この齢に成って、知らず知らずに入って行く「心の揺らぎ」が不思議です。 atelierの帰路の車の中から、道すがらの風景をカメラに留めました。 田舎の風景は、私たちの子供の頃から大きく変わっていません。 でも集落の中に入って見ると、きっと「無住」のお宅も出て居る筈です。 私の家の近くでも、解体する建物が、次々に出ています。 出ていく人たちも次々にあって、歴史ともども消えて行くようで寂しい限りです。
自宅に還り付きますと、今年最後になるであろう(月下美人)が、蕾を徐々に成長させています。 導入口の5メートルばかりの道に、並んで(夏水仙)などが、きっちり今年も咲いて呉れました。
何とかスミレも蕾をこの季節に成って膨らませ始めています。 砂利の地にも一輪。
ちょっと用があって、「親友・Kさん」に出会ってきました。 台所には、かっての私の作品「鐸」が飾られていました。 姫路市展で「市長賞」に成った作品の片割れです。 久しぶりに、この作品が、小生の制作の基点に成ったのだとの感慨が、蘇ってきたのです。