古くからの親交は、もう50年近く続いています。 若い頃に、地域文化活動を展開することに明け暮れたことがありました。 商店街もまだ隆盛を誇っていた頃の事です。 商店街のショーウインドウを開放して頂いて、商店街を、artで埋めようと、何人かでグループを作って、毎週展示を加えて行ったのでした。
思えば、本当に長い親交、と言うよりお世話になった「深田夫妻」です。 私よりも後輩ですが、元気いっぱいの生活です。
「美味いものでも食べにいこかいな」とお誘いを受けたのです。 そうこうしている間に、車で迎えに来てくださいました。 この施設は、「八千代風景大賞画展」を6回開いた施設です。想い出もありますし、全国公募のトリエンナーレ方式の展覧会でしたので、全国から、この山麓の町まで、沢山の方がやってこられたのでした。
そんなことを考えながら、贅沢な料理を楽しみました。 おなじひに、もうひとり、きょうしつでながねんえょいっしょにえがいてきた「Mさん」が淋しい報告にやって来ました。
「軽費老人ホーム」に入所することにしましたというのです。
まるで遠くへ出掛けて仕舞うように…。 その時に私の作品を持ってやって来たのです。 「 制作今「脂の乗り切っているKさんに貰って頂きたい」と。