以前から、構成の仕方が、僭越ですが私などとよく似ているなと、その素材や処理の仕方をきっちり見て見たいと思っていた作品です。
メチエとコラージュがうまく融合していますね。
描きこんだ背景を消し取った様に、センスの素敵さを無理なく伝えて来ています。
キャリアが十分ですので出来る大胆な構成です。
もちろん作品全体で醸す雰囲気とは違いますが、こんなに切り取った部分だけでも、作品として光っています。
私なども、自分の作品をtrimmingしてみると、自分でも「好いな」と思うことが多いのですが、この2点などは、まさに素敵な好みの作品に仕上がります。
公募出品の方だったと思いますが、思い切りのいい天性の才のようなものすら「表彰もの」だと思ったのでした。
表現技法を駆使して、現代美術に取り入れたモチーフとして「新鮮な」形に気付かせてもらいました。 四宮さんだったと思いますが、こんな作家がたくさんいらっしゃる二紀会の層の厚さに感銘を受けました。
何方の作品の部分だったのでしょうね。
シャッターを切っていたのです。
省略の表情と、ラフなフォルムの色合いにも、画面に馴染みにくい「色」を巧く取り入れられたものと感心したのです。
それでも、自分のスケッチも2点。 でなければ他人様のブログに成って仕舞いそうで・・。
今日も朝から三木市立美術館行の予定です。
構成をじっくり現場に身体を置いて考えてこようと思っています。