JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

8月分QSL発送しました

2018-08-28 | QSL発送情報
8月分のQSLを本日ビューロー宛発送しました。
・6/1の鹿児島県垂水市移動の全て
・6/2の鹿児島県西之表市移動の全て
・7/8の大阪府池田市移動の全て

を発送しました。


しかしながら
・7/14~16の福岡移動の全て
・7/28の京都府福知山市移動の全て
・8/5の大阪府茨木市移動の全て

は送りきれず未発送となっています。

順次発送しておりますのでご理解のほどよろしくお願いします。
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11月の沖縄移動決まりました

2018-08-26 | シャック便り
本日からのJAL先得運賃の先行予約受け付け開始で11月の沖縄移動の航空券を確保しました。


今年は11/9(金)~13(火)となります。


昨年行く予定だったものの天皇陛下の与論行幸(に伴う鹿児島県警の警備乗り込みで宿が一杯)で中止した与論に行ってみたいと思います。

期日が近くなりましたら詳細を公開しますのでよろしくお願いします。


今回の先得先行予約ですが、JAL側がサーバーのパンクを避ける目的でアクセスをかなり絞っているためなかなかつながらない状態になっていました。私の場合はJGCなので午前11時からスタートでしたが、奇跡的にすんなり予約が通った沖縄行きのJAL2081/2088便以外は予約画面に進むことすらほとんどできず、50分前後リトライの繰り返しとなりました。根気よく繰り返しているとアクセスできますのでリトライを繰り返してみてください。
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山科~近江八幡ご朱印巡り②

2018-08-25 | 御朱印めぐり
ご朱印巡りの日帰り旅、今回は京都の山科から滋賀の石山寺を経由し近江八幡を目指す後半です。

新快速に乗り直し20分ほどで近江八幡に到着。

近江八幡には西国三十三カ所の長命寺がありますが時間がかかる上に808段の階段を上ることになるので今回はパスし市内の八幡山に向かいます。八幡山の麓には日牟禮八幡宮が、山上には瑞龍寺があります。

近江八幡は滋賀県中部にあり、豊臣秀吉の甥である豊臣秀次が八幡山に構えた八幡城の城主となり町割りなど城下町の整備を行いました。ただ実際のところは秀吉が設計したのではないかと言われています。


駅前から日牟禮八幡宮方面へは近江鉄道バスが1時間に5本ほどあります。近江鉄道は滋賀県東部に鉄道路線を、東部から北部にかけてバス路線を持っています。西武鉄道の創業家である堤家が沿線出身だった縁で西武鉄道グループに入っておりレオカラーのバスが走っています。

5分少々で最寄りの大杉町バス停に到着。

滋賀県の中部は「飛び出し坊や」発祥の地ですのでこんな看板があります。

ロープウェイに乗る前にすぐそばの日牟禮八幡宮にお参りしましょう。近江八幡の地名はこの日牟禮八幡宮に由来しています。

日牟禮八幡宮は131年創建とされていますが何せ神話のような時代の話であり、どこまで正確な話かははっきり分からないようです。691年に藤原不比等が参拝している記録が残されていることからこの頃までには神社があったものと考えられます。その後991年に一条天皇の勅願で八幡山の上に宇佐神宮を勧請、1005年には麓に遙拝社が建てられ、この遙拝社が現在の日牟禮八幡宮の原型となっています。山上の社は豊臣秀吉の甥にあたる豊臣秀次が八幡城築城の際に麓に遷座しています。

その後は近江商人の崇敬を集めて栄え、近年は和菓子の「たねや」(バウムクーヘンのクラブハリエでも知られます)が日牟禮八幡宮の近くにお店を構え観光スポットとなっています。

日牟禮八幡宮の御朱印です。


それでは八幡山に登りましょう。近江鉄道がロープウェイを運行しています。

15分毎の発車ですからそう待たなくてもいいのが有り難いです。

ここにも飛び出し坊やがいました。

途中からは近江八幡の市街が見渡せます。ブラタモリでしばしば出てくるように秀吉は街作りを得意としており、城下町に多い道をかぎ型に曲げることをせずまっすぐに造るのが特徴です。防御より商売に都合の良い町割りだと言えます。近江八幡も明らかにまっすぐな道であり秀吉の特徴が出ています。

八幡山の上には瑞龍寺があります。瑞龍寺は1596年に日秀尼が創建した日蓮宗のお寺です。日秀尼は豊臣秀吉の実姉で秀次の母親にあたります。

子供のいない秀吉は甥の秀次を後継者に据え関白の地位を譲っていましたが、淀殿との間に秀頼が生まれたため次第に疎まれるようになり、ついには1595年に切腹を命じられ妻子も全て処刑されてしまいます。実の姉である日秀尼は助命され後陽成天皇から与えられた嵯峨野の村雲の地に秀次らの菩提を弔う寺を建てています。これが瑞龍寺の始まりで、お寺の名前も後陽成天皇から賜ったそうです。のち皇女が門主となり日蓮宗では唯一の門跡寺院となっています。

江戸時代に洛中の堀川今出川に移転、さらに1961年に秀次ゆかりの八幡山に再移転しています。堀川今出川の南東に「村雲町」という町名がありますので恐らくここが瑞龍寺のあった場所でしょう。

日蓮宗のお寺ですから御首題を頂けますが書き置きでしたので断念しました。

豊臣家は大坂夏の陣で滅亡しましたが秀次の弟・秀勝の娘完子は貴族の九条家に嫁いで子孫を残し、唯一現代まで血筋を残しています。その家系の一つは何と天皇ご一家。大正天皇の貞明皇后が九条家の出身だからで、日秀尼は天皇陛下の遠い祖先となるそうです。


歩いて5分ほどで北の丸跡です。琵琶湖がよく見えるのでここでFT-70Dを取り出して430MHzにQRVしてみました。2局QSOできましたhi

もっとQRVしたかったのですが暑い上にFT-70Dがかなり過熱するため2局で断念しています。このコンパクトなボディで5W出すと排熱をどうするんだろうと思っていたのですが、やはり排熱しきれず温度が相当に上がります。5W出せるとはいえ戦闘機のアフターバーナーみたいに短時間に限ったものなのかも知れませんね。


近江八幡駅を目指しましょう。バスで帰ります。お土産は駅近くのアンデケンのチーズケーキとカネ吉山本のコロッケ。

アンデケンは近江八幡に本店、彦根に支店がある洋菓子店で、ロングセラーのチーズケーキで知られています。立派なお店を建てており、それだけ看板商品がおいしいのでしょう。もちろんチーズケーキを買いました。楽しみです。

カネ吉山本は近江牛の販売店として知られ、切り落としを使ったコロッケも地元では有名です。近江八幡市のふるさと納税でももらえるそうです。お店では注文を受けてから揚げており、何十個とまとめ買いするお客もいて大忙しのようです。

コロッケもですがミンチカツも絶品です。いい香りがしています。幸い新快速で座れましたのでコロッケ1個つまみ食いしたいと思いますhi


近江八幡から大阪までは新快速で1時間。荷物を下ろしたら引き続き奈良の不空院に向かいたいと思います。

今回回った寺社の御朱印情報です(御朱印料は特記ない限り300円)。
醍醐寺    6種を観音堂内で授与。直書き。オリジナル御朱印帳あり。
(観音堂)
醍醐寺    1種を本堂で授与。直書き。オリジナル御朱印帳あり。
(三宝院)
石山寺    6種を本堂で授与。直書き。オリジナル御朱印帳あり。
(本堂)
石山寺    1種を堂内で授与。書き置きの場合あり。
(大黒堂)
日牟禮八幡宮 1種を授与所で授与。オリジナル御朱印帳あり。

今回は頂きませんでしたが瑞龍寺は4種を書き置きで授与しています。
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山科~近江八幡ご朱印巡り①

2018-08-23 | 御朱印めぐり
ご朱印巡りの日帰り旅、今回は京都の山科から滋賀の石山寺を経由し近江八幡を目指してみたいと思います。

まずは新快速に乗って山科で下車。醍醐寺に向かいます。醍醐寺へは地下鉄東西線の醍醐駅から徒歩が一般的ですが山科駅からバスで直接醍醐寺へ行くことができます。この方が暑さ寒さの厳しい時期には便利です。

現在山科区内のバスは京阪バスが運行しています。以前は京都市交通局(市バス)の路線もありましたが、地下鉄東西線の開業時にバス路線を京阪バスに譲って撤退しています。

20分ほどで醍醐寺に到着。歩かなくていいので便利ですね。


醍醐寺は真言宗醍醐派の総本山で平安時代の874年に理源大師が創建しました。元々は醍醐山の山頂近く(上醍醐)に伽藍が整備されていましたが醍醐天皇により麓の下醍醐にも伽藍が設けられ、さらに秀吉の頃に下醍醐の西に三宝院が整えられ現在は3つのエリアから成っています。

このうち上醍醐の准胝堂が西国三十三カ所の十一番札所となっています。麓の三宝院や下醍醐エリアから上醍醐へは片道約1時間の山登りとなるのですが准胝堂は2008年に落雷で焼失、再建までは下醍醐の観音堂が仮の札所となっています。上醍醐への登山道は西国でも有数の険しい道だそうですが下醍醐に仮札所が置かれている現在は楽にお参りすることができます。

バス停があるのは三宝院のエリアになります。拝観料は3つのエリア共通となっており、こちらの三宝院の門前で拝観券を扱っています。今日は通常期で800円ですが桜や紅葉の時期は1,500円だそうです。

先に下醍醐にある観音堂へ行きましょう。

数分歩いて観音堂に到着。

裏へ回り込むと仮設の入口があります。納経所はお堂の中です。

西国の札所ですので御朱印と御詠歌をお願いしました。現在醍醐寺の御朱印は基本的にこちらでの授与となっています。

西国三十三カ所の札所の中には六角堂や革堂、興福寺のように市内にあって楽にアクセスできるところもあれば槙尾山の施福寺、安土の観音正寺など苦労しないとたどり着けないところもあります。全部回ろうとすると相当に苦労します。


三宝院でも別の御朱印が頂けますので寄ってみます。

こちらは国宝の唐門です。皇室の菊花紋を横に押しのける形で豊臣の五三桐が配置されています。いかにも秀吉らしいですね。

三宝院はなんと言っても庭が見事です。中でも銘石とされる藤戸石が白眉とされます。

現在の岡山県倉敷市藤戸にあった石で、当時まだ海または浅瀬だった藤戸で海面から顔を出していたそうで、足利義満が金閣寺に据えて以来二条城や聚楽第と時の権力者の手を渡り、江戸後期に三宝院に据えられて現在に至っています。

三宝院で頂いた御朱印です。


京阪バスで山科駅に戻りましょう。早くも暑くなってきました。

次は石山寺です。JR石山駅まで行き、京阪バスで石山寺山門前まで行くことができます。

京阪電車の石山寺駅ですと山門まで徒歩10分ですがバスなら門前まで行けるので便利です。鉄道も門前まで行きたかったのでしょうが駅とお寺の間にある瀬田川までせり出した岩が固く、建設時にトンネルを掘ることを断念したのだろうと思われます。このため現在の国道422号にあたる道路が整備されるまでは石山寺駅からお寺まで瀬田川をモーターボートで連絡していたとのこと。

石山寺は747年に聖武天皇が創建した東寺真言宗の大本山です。

珪灰石の岩盤の上にお寺があることが名前の由来とされています。

本堂は1096年に建てられたもので国宝に指定されています。石山寺は京へ向かう東海道とは先ほどの岩で隔てられているためか戦いに巻き込まれなかったため平安時代の本堂が残されています。

本尊は重要文化財に指定されている如意輪観音像で33年に一度の開帳となり、次回は2049年となりますが天皇陛下の即位時にも記念開帳が行われており、来年以降のそう遠くないうちに開帳されるものと思われます。

石山寺も西国三十三カ所の札所ですから御朱印と御詠歌を頂けます。現在西国三十三カ所では各霊場で1300年記念の御朱印を頂けます(というかこちらから断らない限り記念印となる)が、石山寺は紫式部と縁の深いお寺ですので紫式部の判になります。

もう一つ、帰りの道すがらに大黒堂があります。

こちらでも御朱印を頂けます。



バスで石山駅まで戻りお昼です。

グリルストーブという洋食のお店でオムライスです。

古くから京への食材供給地で美味しい食材が多いのに正直ぱっとしないのが滋賀の飲食店の特徴でしたが、近年はこじゃれたお店が増えてきました。外国人を巻き込んだ近年の京都観光ブームで洛中の地価が暴騰、マイホームはおろか賃貸マンションの借り賃も常識外の値段になっており、住みづらい京都を離れ滋賀に転居する「滋賀府民」が増えたことが影響しているようです。

石山も新快速の停車駅で便利ですから規模の大きなマンションが建つなどで人口が増えており、大津駅よりも乗客数が多いそうです。


このほか石山駅からは十二番の岩間寺にも行くことができますが、バスが出るのは毎月17日だけでそれ以外は麓から60分の山登りとなります。この暑さでは無理な話です。


それでは後半に続きます。
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移動耳より情報

2018-08-22 | シャック便り
[全日空が羽田国内線の保安検査締切を20分前に変更]
全日空が羽田空港での国内線の保安検査締切時刻を出発の15分前から20分前に変更します。新ルールは12月より適用されます。今回の変更により京急羽田空港国内線ターミナル駅・東京モノレール羽田空港第2ターミナル駅には出発時刻の40分前までの到着が目安となります。空港でお土産を買う場合はさらに時間が必要ですからご注意ください。

全日空が使用する羽田空港国内線第2ターミナルビルは増便により増築が繰り返され、一番端の搭乗口まで10分以上かかることもあります。会社側はこれが遅れの原因になっていると考えて今回の措置に踏み切ったようです。

全日空の他の国内線空港、およびJALの羽田空港第1ターミナルは15分前で変更がありません。


[西部ツーリストが名護-伊平屋・伊是名航路を就航へ]
旅行業の西部ツーリストが名護漁港から伊平屋・伊是名に旅客船を就航させることになりました。既に国の航路免許を取得しており8月中の就航を目指すとしています。

船は19t・最大速力22.5ノットの「いーしま」で定員は53名となります。1日2往復で名護発は9時・14時となり、所要時間は名護-伊是名が100分、伊是名-伊平屋が30分となる見込みです。伊是名-伊平屋間のみの利用も可能とのこと。運賃は名護から伊是名までが3,240円、伊平屋までが4,320円、伊是名-伊平屋は1,200円とのことです。

これまで伊平屋・伊是名へは今帰仁村の運天港まで行き、そこから1日2往復の村営フェリーに乗るしかなく、アクセスが遠いのが難点でした。また島発の最終便は午後の早い時間に出航してしまうなどダイヤも使いにくいのが現状です。この「いーしま」ですと島発を遅くできることから観光に便利だと思われます。

この海域は比較的波が高いことから季節風の強い冬は大きく揺れたり欠航することも考えられます。就航状況の確認を怠らないようにしてください。


[ジャンボフェリーが毛布の貸し出しサービスを開始]
神戸-小豆島-高松間のジャンボフェリーが毛布の貸し出しサービスを始めました。料金は無料、借りる際は2Fの売店で手続きが必要です。返却の際は専用の箱に入れればいいそうです。

数に限りがあるためお早めに、とのことです。


[JR北海道が老朽車両の置き換えを断念か]
JR北海道が計画していた普通・快速用ディーゼル車の置き換えを断念する方向であることが分かりました。

JR北海道では国鉄時代のディーゼル車が現在も多くを占め、中には製造から40年以上となり老朽化が著しい車両もあります。これら老朽車両が重大な車両トラブルを起こすケースも増えており置き換えが喫緊の課題となっています。このためJR東日本の設計した車両を北海道向けに一部手直しした車両2両を導入し試験を重ねていますが、JR北海道が希望していた国からの車両の置き換え補助が受けられなくなったため本格導入を断念する方向のようです。

2016年以降車両の老朽化を理由に減便した路線も出ており、今後も使用不能になる車両が出てくることから更なる減便も予想されます。
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航空大手2社が2018年冬ダイヤの概要を発表

2018-08-21 | シャック便り
航空大手2社が2018年冬ダイヤの概要を発表しました。主な変更点を国内線に絞り触れてみたいと思います。

[JAL]
季節増便・減便を除き変更はありません。季節増便となるのはお正月までが羽田-那覇、以降羽田-新千歳が各1往復増便されます。また鹿児島-屋久島線が6往復から4往復に減便されます。

JAC(日本エアコミューター)が行っている機材入れ替えにより、12/1よりDHC-8-400型機で運航している鹿児島-屋久島・沖永良部・与論便がATR72型機に変更されます。続けて来年3/1より奄美大島-喜界・与論便がSAAB340からATR42に変更されます。

またJTAの機材入れ替えにより11/15から那覇-岡山・小松線が737-800型機に変更されます。次いで関西-石垣線も来年2月中旬より変更される予定です。


[全日空] ※以下の内容にはボーイング787のエンジン整備による運休は含まれません。
羽田-那覇・石垣の期間増便を継続します。一方で羽田-広島、中部-熊本、中部-仙台を全期間減便、中部-旭川・女満別を期間運休します(その他期間減便路線あり)。

また後継機材の選定がままならいオリエンタルエアブリッジ(ORC)を支援するため福岡-小松2往復をORC便として新設(全日空はコードシェア)、福岡-宮崎線1往復をORCの運航に切り替えます。これに伴い全日空が運航する福岡-宮崎線は路線免許を維持するための1往復のみになります。これらは全日空の中古機でORCが運航します。


両社とも変更は小幅ですが機材更新を順調に行っているJALグループに対し787のエンジン問題、ORCの後継機材問題と機材の問題を抱えている全日空の苦しいやりくりが透けて見えます。


両社とも8/28より10/28以降の冬ダイヤ期間の割引運賃を予約受付開始します。カード会員などは前倒しとなりますので詳細は両社のサイトでご確認ください。
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「昼特」後継のICOCAポイントサービスの概要発表

2018-08-20 | シャック便り
JR西日本が京阪神で発売していた「昼間特割きっぷ(昼特)」を9/30で終了するのに伴い、10/1から新たに始めるとしていたICOCAポイントサービスの概要が公開されています。内容はこちら

#昼特は発売終了となりますが、券面に記された有効期限までは引き続き利用可能です。

ICOCAポイントはICOCA(定期券・小人用などを含む)ならばどれでも利用可能で、あらかじめWebサイトまたは駅の自動券売機でポイントの利用登録が必要です。券売機での登録は8/20より順次始まっています。

もらえるポイントは従来の昼特に相当する「時間帯指定ポイント」、11枚綴りの普通回数券に相当する「利用回数ポイント」、電子マネーの利用条件によりもらえる「電子マネーポイント」の3種類です。


概要は以下の通りです。

[時間帯指定ポイント]
・京阪神の特定区間(概ね大阪から京都・宝塚・元町までで昼特の発売区間に相当)で平日10~17時の間に入場または出場した場合がカウント対象。土休日は終日対象。
・特定区間は全部で34区間設定されており、例えば「大阪-京都」「新大阪-京都」「大阪-西大路」などはひとまとめで同じ区間に設定されている。
・1ヶ月に同じ特定区間を4回以上利用した場合、「4回目以降の利用」に対しポイントを付与。
・普通運賃300円未満の区間では30%、300円以上の区間は50%の付与率となる。
・定期券の区間内はノーカウント。
・付与されたポイントは翌月6日以降チャージに移すことができる。

[利用回数ポイント]
・JR西日本のICOCA対象区間がカウント対象。従って同じICOCAを採用しているJR四国の高松-丸亀間などは対象外。
・同じ運賃区間を1ヶ月に11回以上利用した場合、「11回目以降の利用」に対しポイントを付与。
・運賃区間が同じであれば回数を通算可能。例えば大阪-西九条と大阪-京橋はどちらも160円なので通算できる。
・付与率は一律10%。
・時間帯指定ポイントとダブルカウントはしない。
・定期券の区間内はノーカウント。
・付与されたポイントは翌月6日以降チャージに移すことができる。


「時間帯指定ポイント」が昼得に対しお得なのか?が焦点となりますよね。検証してみましょう。

[大阪-京都間を月に6回利用した場合]
昼特では@350円でしたので2,100円でした。時間帯指定ポイントでは560×6=3,360円でうちポイント還元は3回分となるので560×0.5×3=840円。3,360-840=2,520円となり、1回当たりの単価は420円となります。20%の値上げです。

この他にも、
[昼特]
・有効期限は発売日から3ヶ月。
・6枚綴りの切符で複数人で分けて使える。

[ICOCAポイント]
・カウント対象は月初~月末の1ヶ月。10/31に2回・11/1に2回乗ってもポイント付与の対象外。
・ICOCA1枚ごとのカウントなので複数人で回数を合算できない。

ということでICOCAポイントは圧倒的に不利です。割引率もかなり低くなっています。


また大阪-山科を新快速で乗り通す利用を考えた場合、大阪-京都の昼特を利用すれば運賃計算が京都駅で一旦打ち切られ、京都-山科の190円を精算機で支払うかICOCAのチャージで払えばOKでした。ところがICOCAポイントの場合は一旦京都駅の改札を出ないと「大阪-京都」としてカウントされず、「大阪-山科」としてカウントされます。乗り通した場合の大阪-山科は「時間帯指定ポイント」の区間外となり11回目以降の「利用回数ポイント」となりますし、運賃も840円となってしまいます。これまで昼特350+乗り越し190=540円で済んでいたのが300円(約56%)も高くなります。

こういった昼特の区間から少しだけ外れた利用客にとっては大幅な値上げとなりますから特に注意が必要だと思います。引き続き発売される普通回数券で「京都-山科」の回数券を持っておけば京都駅で一旦降りなくても構わないのですが、精算機を利用した場合は「時間帯指定ポイント」の対象外とのことです。「大阪-京都」「京都-山科」の2種類の普通回数券を併用するのが一番お得だと思われます(@680円あまり)。


[まとめると・・・]
・ICOCAポイントサービスは同じ区間を頻繁に利用する場合しかポイントが付かない。
・大阪から山科や生瀬(宝塚線)、新長田など昼特の設定区間から少しだけ外れた区間はきわめて不利になる。
・11枚綴りの普通回数券は引き続き発売されるのでグループ利用はこちらを買った方が有利。
・月1往復など利用が少ない場合は金券屋でばら売りされる普通回数券を買う方が有利。

ご覧の通り相当に不利になることが分かると思います。今のところできる対策は「9/30までは昼特が発売される=9/30に向こう3ヶ月間の利用を考えて昼特をストックしておく」ということしかないようです。

当初「昼特を金券屋でばら売りされていることへの対策」などと報道されていましたが、結果的に金券屋でばら売りされる普通回数券が一番有利となってしまっています。JR西日本が昼特を止める本当の理由は別にあるのかも知れませんね。
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24/28MHzにQRVしてみての感想

2018-08-19 | JF4CAD技研
今年のハイバンドシーズンもほぼ終わり、新たにアンテナを作ってチャレンジしてみた24/28MHz帯の感想をまとめてみたいと思います。

アンテナはギボシダイポールのようにエレメントを物理的に切り離すもので製作記はこちら。マイナーな2つのバンドを1本のアンテナで共用させることで活用しやすくしています。


種子島の西之表市、福岡の田川市、神戸市などあちこち試してみた感想は以下の通りです。


[24MHz帯の感想]
・21MHzにかなり近い形でオープンする。21MHzがオープンしていれば24MHzもオープンしていることが多い。

・とはいえ21MHzよりQSBが大きいなどCondxの影響を受けやすい。


[28MHz帯の感想]
・24MHz以上にCondxの影響を受けやすく「24MHzがオープンしているのに28MHzがオープンしていない」というケースもある。

・オープンの傾向はむしろ50MHzに近い。

・ロシアや台湾、韓国など近場のDX局に呼ばれることが多い。これは21/24MHzにない特徴。


[24/28MHz共通の感想]
・どちらもフルサイズのダイポールで十分楽しむことができる。50MHzだとEsであっても2エレHB9CV以上でないと正直厳しいが、ダイポールで十分なため機材を簡略化できる。24MHzでもエレメントが3+3=6mで済みますし、逆Vにすればさらに設置スペースがコンパクトになってアンテナを設置しやすい。

・ビッグオープンの際は別としてオープンしていても気がつく局が少ない。このためクラスタに載るか載らないかが局数を伸ばす大きな鍵になる。これらのバンドはクラスタ頼みなので聞こえた各局の積極的な情報アップをお願いします。

・ビッグオープンになると18/21MHzは大変に混雑し10Wや5Wの局では潰されてしうが、このような時でも24/28MHzは適度に局がいる程度なので4アマやQRPの局がCQを出すには便利なバンドかも知れません。

・24/28MHzは皆さん未交信の市郡区が多いので少しレアなところ(例えば西之表市とか田川市とか)だとほぼ「ファーストです」と言われる。特にAJAを集めている局には貴重なバンドなのだと思われます。


SSNのミニマム期ですからほぼ夏場しか使えないバンドですが、普段7MHzだけに出ている局、あるいは144/430MHzだけに出ている局は逆に夏場だけでもこれらのバンドに出てみるのもいかがでしょうか。7MHzは個人やクラブ局のアワードが乱立し食傷気味になっており「アワード疲れ」のような傾向も見受けられますので、少しリフレッシュする意味でも夏の間だけ他のバンドに出てみるのも面白いかも知れませんね。

来年の夏のシーズンも24/28MHzに出るチャンスを作ってみたいと思っています。QRVしていましたらその節はよろしくお願いします。
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浄土宗京都教区が恒例の特別公開を10月に実施

2018-08-16 | 御朱印めぐり
毎年10月に開催されている浄土宗 京都教区の特別公開が今年も行われることになりました。詳細はこちら

期間は10/1(月)~28(日)で、今年は過去最多の86ヶ寺が参加するそうです。

京都にある浄土宗の総本山・知恩院から小さな檀那寺(檀家を持ち、お布施で生計を立てているお寺)まで参加しているのが特徴で、なんと言っても普段は拝観謝絶だったり拝観できても入りにくそうな檀那寺を拝観できるのが一番の魅力です。そういったお寺のご朱印を頂ける絶好のチャンスともなっています。


この特別公開は各寺院の自主性に任せている部分が大きく、以下のような特徴があります。拝観される際はこちらの公開寺院リストをよく読んで間違えないようにお願いします。

(1)公開期間は10/1~28の通しではない。
 中には期間内の特定の1日だけというお寺もあります。
 拝観できる時間も異なり、最短は1時間だけというお寺もあります。

(2)内容はそれぞれのお寺でまちまち。
 本尊や寺宝の公開が多いのですが、中には写経体験があったり、
 ご住職との茶話会だったり果ては落語会を開くなど様々です。

(3)拝観料もまちまち。
 100~200円と安いお寺もあります。
 リストに明示していないお寺は「志納」となるようです。

(4)ご朱印を頂けるお寺がどこか分かるようになっている。
 公開寺院リストに【朱印】とあるお寺はご朱印を頂けるようです。
 書き置きの場合は「書き置き」とあって分かりやすいです。

(5)京都市内だけでなく郊外にも参加寺院がある。
 宇治・亀岡など隣の市だけでなく木津川市などにも公開寺院があります。
 交通アクセスの関係上1日では回りきれないかも知れませんが
 チャンスがありましたらぜひ回ってみてください。

※なお一部のお寺は拝観やご朱印に事前予約が必要な場合があります。

今年は対象のお寺が増えており今年は乙訓郡大山崎町の大念寺なども参加しています。京都市観光協会のサイトなどでは告知されておらず「知る人ぞ知るイベント」ながら特にご朱印を集めている方には浸透しつつあるようです。


興味のある方は以下注意して回ってみてください。

・公開日をしっかりチェックしましょう。
 公開寺院リストには日にちを指定することでその日に公開されている
 寺院をだけを表示させる機能があります。京都観光の予定日を指定すると
 当日拝観できる寺院がどこか分かります。
 
・あらかじめ予定を組んで回ってください。
 小さなお寺は特定の日しか拝観できないお寺が少なくないです。
 そういったお寺では拝観時間も午前中の3時間のみなど短いことが多く、
 あらかじめ回り方を考えて効率よく回ってください。

・特に土日祝は地下鉄の活用を。
 季候の良い10月は観光客が多く土日祝は市バスだけでは回り切れないと
 思います。地下鉄や京阪・嵐電など電車をできる限り活用してください。

・檀那寺では感謝の言葉を忘れずに。
 小さな檀那寺の場合はご住職と奥様だけで準備にあたられるなど
 苦労しての公開となります。見終わったらぜひ感謝の一言を。
 「ここがよかった」と感想も付け加えると苦労も吹き飛びますよね。
 このイベントが長く続くためにも感謝の一言を忘れないようにお願いします。


私は伏見の勝念寺さんで1月にこの公開の話を聞いていました。10月に1日確保して回ってみたいと思います。

それぞれのお寺の実情に合わせ無理なのない範囲で公開するやり方は画期的でぜひ他の宗派さんでも開いて欲しいなぁと思います。観光寺院とはまた違う魅力を見つけることができるのではないかと思います。
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奈良・高畑町御朱印めぐり②

2018-08-14 | 御朱印めぐり
奈良・高畑町界隈のご朱印巡りの続きです。


元興寺を回り終えた時点でだいぶ暑くなってきました。他にも回ってみたいのですが気温が上がりすぎ危険なため近鉄奈良駅方面に進みましょう。

元興寺から少し歩くと猿沢の池で、すぐ北が興福寺です。国宝の五重塔でおなじみの興福寺は669年に藤原不比等によって創建された法相宗の大本山です。710年の平城遷都により現在の地に移っています。貴族の藤原氏との縁が深いことから手厚く保護され、多くの僧兵を抱え鎌倉・室町時代は春日大社とともに大和一国を事実上支配していました。

興福寺は五重塔の向かいにプレハブの朱印所があります。多くの観光客はこちらで御朱印を頂くはずですが、もう1カ所別に朱印所があります。それが南円堂です。

南円堂は813年に藤原冬嗣が創建した八角のお堂で現在の建物は1741年に再建されたものです。本尊は不空羂索観音坐像。興福寺は西国三十三カ所の九番札所となっていますが、正しくはこの南円堂が九番札所なのだそうです。

ということで西国の御朱印は南円堂前の朱印所で頂けます。

南円堂で頂いた西国三十三カ所の御朱印と御詠歌です。西国三十三カ所は全て御詠歌も頂けるそうです。


11時を回って暑さは一段と厳しくなってきました。近鉄奈良駅はすぐ近くですから引き上げましょう。途中の商店街で冷たいうどんをお昼に食べて一息つきました。今日も37度まで上がる見込みだそうです。

近鉄奈良駅に戻ってきました。次の急行で鶴橋まで戻りましょう。急行は快速急行の停車駅に石切と布施を追加したもので所要時間はそれほど違いません。

この丸っこい電車は1970年代半ば頃に製造され約45年働き続けているようです。関西の大手私鉄は製造から50年経った電車が現役というケースが珍しくなく、車両の平均年齢は東京の私鉄より高いと思われます。例外は阪神で、阪神大震災で被災車両が多数出たこと、阪神なんば線の開業にあたり車両を増やしたため他社より平均が若いはずです。

涼しい電車で鶴橋まで戻りましょう。


残る不空院は夜間拝観で行ってきました。

今回はJR大阪駅から大和路快速に乗ります。1973年に関西本線(大和路線)が電化され、天王寺を介して大阪環状線に乗り入れる快速ができたのが原型で、民営化後の1989年に新車に置き換えて「大和路快速」となりました。今の電車に置き換えられる前は白い電車に朱色のラインが入った電車でした。環状線では6両で混む上に冷房がなかったので特に夏場は嫌われる存在でした。

当初天王寺-奈良間は30分でしたが停車駅が追加されて次第に所要時間が長くなり、現在は天王寺-奈良間で35分前後かかっています。ライバルである近鉄奈良線の快速急行も近年所要時間が長くなる傾向です。


奈良駅に到着。破石町方面は近鉄奈良駅経由の市内循環バスがあります。ほぼ10分毎に運転されています。「なら燈花会2018」の期間中ですので奈良交通の係員が出て案内しながらうちわを配っていました。

燈花会のお客さんは春日大社参道バス停までの間で全員降りました。貸切状態で破石町バス停で下車となりました。また長い坂を登って不空院に到着。

分かりにくいので昼間に写した山門の写真です。

唐招提寺を建立した鑑真の住坊跡とされ、9世紀に創建された真言律宗の寺院で、興福寺の南円堂のプロトタイプとして造られた八角のお堂を持つなど栄えたそうです。しかしながらその後荒廃、明治期には無住のお寺となっていました。大正年間に橿原の久米寺から僧侶が入り再興されています。通常は拝観の際に予約が必要ですが特別拝観は予約不要で拝観できます。

本尊は鎌倉時代作の不空羂索観音坐像で通常非公開だそうです。南円堂も不空羂索観音坐像ですから不空院にあった八角堂は本尊を含め南円堂のプロトタイプだったようですね。今回はこの観音像と弁天像が特別公開されていました。ボランティアの方の説明もあるので分かりやすかったです。

不空院でも「ちょこっと関西歴史たび」の御朱印を頂きました。これで今回の限定ご朱印3つを揃えることができました。

不空院は「縁結び」「縁切り」の寺としても知られています。お寺の方から「お参りされてはどうですか」とのことでしたのでお参りしてきました。はじめに「縁切り」から、次いで「縁結び」にお参りするのがよいそうです。


目的を達しましたので引き上げましょう。「なつの奈良旅キャンペーン」ではこのほか西大寺駅近くの西大寺から薬師寺にかけて4ヶ寺の拝観と特別御朱印をセットにしたセット券のキャンペーンも行っています。西大寺駅にレンタサイクルがあるのですがこの猛暑では自転車で回ることは厳しいかも知れません。回られる場合は当日の体調や天候を十分に確認の上でお願いします。


今回回った寺社の御朱印情報です(御朱印料は特記ない限り300円)。
興福寺   5種を朱印所で授与。オリジナル御朱印帳あり。
(南円堂)
不空院   6種を本堂内で授与。オリジナル御朱印帳あり。

※「ちょこっと関西歴史たび」の御朱印は9月末まで。希望の場合はお願いする際に指定を。
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