JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

2021年もありがとうございました

2021-12-31 | シャック便り
2021年最後の更新です。今年も新型コロナウイルスの影響を受けて厳しい1年でした。そんな中での活動について簡単に振り返ってみたいと思います。


[離島移動]
瀬戸内海(岡山・香川・愛媛)と沖縄をメインに挑戦してきました。

瀬戸内海では新たに岡山県の犬島、愛媛県の馬島と小島に初挑戦しました。また長年行ってなかった香川県の粟島・志々島・沖之島にも移動し多くの方にコールを頂きました。

沖縄は沖縄アマチュア無線60年祭に対応した移動を計画しましたが、新型コロナウイルスの影響で5月の移動は中止し、11月のみとなりました。その11月も軽石の影響を受け例年以上に困難がつきまといましたが多くの方にお呼びいただきました。

この他佐賀県唐津市の馬渡島、三重県の菅島と坂手島に初挑戦しました。


[機材の再整備]
長年使ってなかった10000mAHの予備バッテリを再整備し使えるようにしました。組み合わせによりさらに長時間のオペレーションが可能になりました。

またリグ用のバッテリをスマホ充電に使えるようアダプターを自作しました。モバイルバッテリ代わりに使うことができ、残量を活用できるようになりました。またバッテリの状態監視のためのフリスク電圧計も自作しています。


新年は2日からQRVの予定です。よろしくお願いします。
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1/2・3 兵庫県宝塚市・大阪府阪南市移動

2021-12-30 | 移動運用予定
NYPに合わせて以下の通り移動運用に行ってきますのでご案内させていただきます。

(1)宝塚市移動(JCC:2715)
 日時:1/2(土)09:00~12:00頃
 場所:宝塚市 行者山からQRVの予定です。 
 バンド:50/430/1200MHz帯(1200MHzはFM、その他はSSB)※430はSSBになります

(2)阪南市移動(JCC:2536)
 日時:1/3(日)09:30~12:00頃
 場所:阪南市 第1パノラマ台からQRVの予定です。 
 バンド:144/430MHz帯(430MHzはFM、その他はSSB)


[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 すべて担ぎ上げで電鍵を持って行けないためCWの運用はありません。

・雨天の場合は中止もしくはスケジュールの変更があります。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@JF4CAD4]です。
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移動耳より情報

2021-12-29 | シャック便り
[諏訪之瀬島に航空路線開設へ]
鹿児島県のトカラ列島にある諏訪之瀬島(十島村)と鹿児島空港の間を結ぶ航空路線が開設される予定であることが明らかになりました。早ければ2022年中に就航の予定です。

運航にあたるのは鹿児島空港-薩摩硫黄島間の路線を運航している新日本航空の模様です。薩摩硫黄島路線はセスナ機を使用し乗客3名を運ぶことができます。さすがにセスナでは低速(230km/h前後)ですし輸送力も僅かですからBN2アイランダーに機種を変更する可能性があります。

諏訪之瀬島にはかつてヤマハリゾートが造成した飛行場(700m)があり、現在は十島村に移管されています。十島村では航空路線に接続する高速船を就航させ他島からも利用できるようにしたいとの構想も持っているようです。


[スペースジェットの開発人員をさらに縮小]
三菱重工はスペースジェット(旧MRJ)の開発人員を来年半分に削減することを明らかにしました。残る社員は2桁になる見込みで、三重県内の工場も一部売却するなどもはや開発の続行は困難な情勢です。


[オリエンタルエアブリッジがATR42を導入へ]
長崎のオリエンタルエアブリッジが現在使用しているDHC-8-200型機の後継機としてATR42を導入することを決めました。

同社はこれまで全日空に整備を委託していたため、同社グループが保有するDHC-8型機は整備を受けてもらえていましたが、ATR42は保有しておらず動悸の整備を断られ後継機が見つからない状態になっていました。

窮余の策で耐用年数を過ぎたDHC-8-200の後継として同型の中古機を購入したものの、先が見えていたためATRに切り替えたようです。恐らく整備をJACに委託するものと思われます。


[SAAB340が引退]
北海道エアシステムのSAAB340の最後の機体が引退しました。これに伴い国内で運航されていたSAAB340は全機引退しました。

SAAB340はサーブ社のプロペラ機で、北海道エアシステムのほか日本エアコミューターでも運航されていました。
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近畿大正会が新アワード「海峡アワード」をスタート

2021-12-27 | シャック便り
近畿大正会が新アワード「海峡アワード」を始めるそうです。

詳細は現時点で明らかになっていませんが、66ヵ所の海峡に隣接する241市区町村が対象とのことです。対馬海峡のように対岸が外国の場合などは「JH3YAA」との交信で振り替えるとのことです。

2022年1月から2024年6月末までの交信が有効だそうです。


なお新アワードの発行に伴いこれまで発行してきた「日本の道」「ウォーターフロント」「大正会」の3つのアワードは2023年12月末で発行停止とするそうです。ご注意下さい。

***追記***
「海峡アワード」の対象地リストが公開されました。中には特定の島からのQRVが必要なポイントもあります。

例えば「土渕海峡」に対しては「香川県小豆郡土庄町の小豆島」と「土庄町の前島(土庄港付近)」の両方が必要となり、それがきちんとアナウンスされていなければアワードに使えないことになります。また「珊瑚瀬戸」の「長島」「大島」(共に長崎県壱岐市)のように「離島のそのまた離島」にあり、モービルでの運用が非常に困難でQRVできる局がほぼ限られるポイントもあります。

恐らく相当に難易度の高いアワードだと思われます。移動運用が非常に難しいところについてはアワードを発行する団体自らが責任を持って移動サービス行うことを考えていただければと思います。
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岡山県備前市(JCC 3113)移動運用報告

2021-12-26 | 移動運用結果報告
12/25(土)に岡山県備前市(JCC 3113)鴻島に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

今年の締めの移動になります。場所はどこにしようかと思いましたが、今シーズンは「カキオコ」を食べていないので日生諸島にします。4島ある日生諸島のうち鹿久居島・頭島はモービル局でも出ることができるためパス、大多府島は今年行っているので残る鴻島にしました。


始発の新快速に乗っても間に合う大生汽船の便は日生12時発です。少しのんびり気味に出てもOKですが、カキオコを食べるので早めに出ます。

播州赤穂で乗り換える電車は10時1分発の総社行き。以前は新見行きでしたが区間短縮されています。ところが「総社」がどこか分からず車掌に聞くお客がたくさんいました。日生・西大寺・東岡山・岡山・倉敷を経由し伯備線の総社行きになります。

中には「これから博多に行こうとしている」という大学生グループも。さすがの車掌さんも福山までの乗り換えは分かっていたようですがその先は分からずじまいだったようです。ちなみにこの電車に乗ると21時過ぎに博多に着くようです。


日生で下車します。風は少しありますが、日生は瀬戸内海の奥まった位置にあり山に囲まれているためそれほど強くありません。古くから漁師町として栄えたのはこの地理条件があったためとされています。これなら船の就航に問題はないでしょう。カキオコを食べに行きます。幸い待ち客はなくすぐ食べることができました。

港にあるスーパーで買い物をして船に乗りましょう。船長さん曰く「最近行き先が分からず乗ってしまうお客が続いている」とのこと。どうも観光船と間違って乗ってしまうみたいです。たしかに観光船みたいな見てくれの船ですもんね。

12時25分に鴻島到着。7人ほどが下船しました。橋の開通で頭島の乗客を失った大生汽船では鴻島が一番乗下船の多い島になっています。「鴻島」の札が入った郵便の袋を港で受け取ったのはミニスカートの女子高生でした。この子、移動場所近くにあったポストの中の袋と交換して折り返しの日生行きに引き渡していました。

この子と同じ方向に歩いてもう一つの桟橋へ。こちらはアンテナを架設しやすいので便利です。

12時45分にスタート。ノイズが高めであまり局がいないのか寂しい状態です。普段使うことのない7057kHzあたりでスタートです。

今日は呼ばれないかな、と思っていたらスタート直後から結構呼ばれます。1~5エリアが多いです。東側が海というか桟橋なので海面での反射が使えて強く聞こえるようです。一方の6エリアは鴻島が壁になるので少なめです。

初めての方も多いです。そろそろ年末年始の休みになったからでしょうか。コンスタントに呼ばれ続け有り難いです。コールバックが分からない局が出るようならエリア指定が必要ですが、今日はそれほどではないのでエリア指定はしないようにしましょう。

13時頃はまだ晴れていましたが、14時過ぎ頃から雲が多くなります。吹く風も強くはないものの冷たくなってきました。気温が低くなるこの時期、バッテリが本来の性能を出しにくくなってきます。やはり夏場より電圧の落ち方が早くなっています。リグの排熱でバッテリを暖めることができればいいのですが上手い方法があればいいですね。

15時を回ると寒さが強まってきました。防寒対策はしっかりやっていますが寒さを感じます。最後の追い込みでもかなり呼ばれて15時30分で終了です。2時間半ほどなので幸いバッテリは持ってくれました。船の出発は16時ですから急いで片付けましょう。


鴻島の待合所にこんなものが貼ってありました。

お店のない鴻島にセブンイレブンが車で売りに来るそうです。通常は旅客船のみのため小型フェリーを頼んでいるのでしょう。ちなみに笠岡諸島では船に商品を積み込んで島を回る商店があると聞いたことがあります。

帰りの船が来ました。日生に戻りましょう。


本日は120局でした。ありがとうございました。年内の移動運用はこれで終了です。新年はNYPから出てみます。来年もよろしくお願いします。
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12/25 岡山県備前市[鴻島]移動

2021-12-23 | 移動運用予定
以下の日程で岡山県備前市の鴻島(JCC:3113 JIA:31-115)に移動します。


日時:12/25(土) 13時頃~15時30分頃まで
   ※お天気が微妙です。当日荒天の場合は中止します。

場所:鴻島からQRVの予定です。

バンド:7MHz帯(SSB)

今年最後の移動運用です。よろしくお願いします。
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「じゃぱん ひなたぼっこの会」が「甲子園アワード」を公開

2021-12-22 | シャック便り
「じゃぱん ひなたぼっこの会」が2022年からの新アワード「もう一度 連れてって甲子園へ(甲子園アワード)」の概要を公開しました。紹介ページはこちら

戦後再開となった昭和21年以降本年までの夏の甲子園に出場した823校の所在地476市区町村を集めるものだそうです(戦前および春の選抜は対象外)。交信の有効期間は2022/1/1~12/31までだそうです。


ただ甲子園の出場校は特に地方では県庁所在地など人口の多い市、特定の私立高校が非常に強い市に偏る傾向があり、毎回この手のアワードで難関になる北海道の道北や道東、東北の県庁所在地から離れた町村、伊豆諸島・奄美群島・沖縄の離島がほとんどありません。沖縄も離島は石垣市のみであり、非常に簡単に達成できると思われます。

ただ簡単すぎて「梅雨前には達成できる局が出る=人気が下がって誰も移動しなくなる」となる可能性もありますから、出遅れは致命傷になるかも知れません。早め早めに押さえておくべきだと思います。


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コメットが2.4/5.6GHz用のアンテナを発売

2021-12-21 | シャック便り
先日アイコムが2.4GHz帯・5.6GHz帯のリグを開発するというリリースを行いましたが、これに呼応するかのようにコメットが2.4/5.6GHz帯用のコーリニアを発売することを明らかにしました。詳細はこちら。同社がこれまで細々と売ってきた2.4GHz帯用のコーリニアを改良し5.6GHz帯でも使えるようにしています。


これらのバンドについてはガレージメーカーであるマキ電機が長年支える形でした。ところが2018年に同社社長の槇岡OM(exJH1UGF)が亡くなられてマキ電機が消滅、コスモウェーブが活動を継続しているもののごく一部の局しかQRVしないバンドになっており厳しい状態に置かれていました。

このためアイコムやコメットの突然の動きは喜ばしいことですが、なぜ今になって2.4GHzや5.6GHzなのか、なぜ1.2GHz帯を「置いてきぼり」にした形で開発を進めているのか、謎が深まります。


以前にも書きましたが、144/430のデュアルバンドFM機のうち144MHzのFMは誰も使わない状態となっており、ハンディ機に至っては144では波長が長すぎて効率のいいアンテナを使えず、正直要らない存在になっていました。全長の長いものより短いモービルホイップが売れ筋ですし、ハンディ機も小型化した現在では430/1200MHzのデュアルの方がむしろ使いやすいはずなのに全く開発がされない状態です。アイコムが例えば2.4/5.6GHz帯のコンパクトなハンディ機を出すのなら面白いかも知れませんが、高いばかりで誰も買わないような高級オールモード機だけを出すのであれば失望ですよね。

1.2GHzを含めたこれらのバンドにとっては久々の明るい話題であり、今後どうなるのか注目したいと思います。
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移動耳より情報

2021-12-19 | シャック便り
[小豆島豊島フェリー「みらい」が進水]
小豆島豊島フェリーの新しい旅客船がツネイシクラフトで12/13に進水式を迎え「みらい」と命名されました。1/14就航予定です。

「みらい」は58tで旅客定員は96名。これに伴い「ひかり」が引退します。「ひかり」は1994年に大阪の三保造船で建造された船で、今治高速船「かもめ」→三原観光汽船「第十二西日光」→四国フェリー「ひかり」→小豆島豊島フェリーと在籍を転々とした船で船齢28年での引退となります。


[快速エアポートのuシート料金を大幅値上げ]
北海道の新千歳空港-札幌・小樽間を結ぶ快速エアポートの指定席「uシート」の料金が来年4月から値上げされ530円→840円となります。新千歳空港-札幌間のuシート料金込みの運賃は1,990円となります。「uシート」はリクライニングシートを備えた指定席で、自由席車がロングシートであるため差が大きく人気でした。

同時に「くしろ湿原ノロッコ号」と「富良野・美瑛ノロッコ号」の指定席料金も840円に引き上げられます。


[JR九州高速船の「クイーンビートル」を日本船籍に変更へ]
博多-韓国釜山間の国際旅客船航路を運航するJR九州高速船は2020年に導入した新型高速船「クイーンビートル」の船籍をパナマから日本(船籍港は福岡市)に変更することにしました。早ければ来年3月にも認可が下りる見込みです。

「クイーンビートル」はオーストラリアのオースタル社が建造した三胴高速船で、国際トンで2,300t、航海速力は36.5ノットです。国際航路であるため費用の安いパナマ船籍にしたものの、新型コロナウイルスの影響で韓国航路に就航できず、国土交通省から特認を受けて国内での遊覧航海を行ってきました。しかしながら外国籍での国内航路就航は制約が大きく、完全に裏目に出た形です。日本籍に変更したのちは国内航路での就航を予定している模様です。
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ハンディ機で登山QRVをされる方へのお願い

2021-12-17 | シャック便り
3エリアではハンディ機を持って登山し、430MHzのFMにQRVする局を多く聞きます。

そういった方に2つお願いがあります。

[動きながらのQRVは危険です]
中には登山しながら、縦走しながら、という動きながらのQRVをされる方がいます。

歩きスマホの危険性と同じく動きながらのQRVは危険です。広い登山道というのは少なく、反対方向から登山客が来ることがあり、衝突の危険があります。また足下も決して安定している訳ではないため、転倒事故などにつながることになります。

衝突事故が起きるとアマチュア無線に対する印象を悪くしてしまうことにもつながります。どうか安全な場所に立ち止まってQRVされてください。


[アンテナを動かさないで下さい]
よく「弱いけれどはっきり聞こえる信号」という表現があります。その逆で「強いけれど聞き取りにくい信号」というものもあります。

登山の局の信号はこの「強いけれど聞き取りにくい信号」になることが多いのです。見通しで59+で聞こえるような場合は大丈夫なのですが、ちょっと距離があると「ザーッ」と復調が崩れることがありますよね。

この原因は「アンテナを動かしてしまい偏波がずれてしまったから」なんです。ハンディ機内蔵のマイクを使う時には無意識のうちにアンテナが動いており、偏波がずれてしまっているのです。

これを防ぐには「アンテナをしっかり固定して動かさない」「スピーカーマイクを使う」といった対策が必要になります。もちろん立ち止まることも偏波をずらさない、という点で有効ですよね。


不特定の局とQSOするのであればアンテナを動かさず、できれば地上高(標高ではない)を上げてやることが王道です。事故のないよう飛ばす方法を模索してみてください。
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