JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

JARLコンテスト意見募集の結果公開

2020-03-31 | シャック便り
昨年10月に行われたJARLコンテストへの意見募集の結果がまとまったそうです。詳細ページはこちら

内容をかいつまんでお知らせします。

(1)QSOパーティの期間延長
現在1/2~3で開催されているQSOパーティで「20局達成できない」という局からの声があるため期間を延長すべきか、延長するならどれくらいにすべきかの意見募集でした。

162件の意見が寄せられ、上位回答は以下の通りであったそうです。
1位 1/2~7とする案 38票
2位 1/2~3とする案 32票(現状通り)
3位 1/2~4とする案 28票

この3案で分かれた感じです。「正月はゆっくりしたいから長い方がいい」という案もあれば「参加者が分散してかえって達成が難しくなる」という案もあるなど意見が分かれています。また1/4開催のオール兵庫コンテストとのバッティングが生じることへの危惧を訴える声もありました。

QSOパーティの問題は「自分が20局達成したらさっさと止めてしまう局が多い」ということです。もちろん外での移動は寒いでしょうし、家の用事もあるでしょう。全員が全員に20局達成したのちもサービスを続けるよう強制はできないでしょうから、アクティブな局にインセンティブを与えて20局達成後も引き続きQRVしてもらうような仕掛けがあってもいいと思います。

例えば「100局達成したら豪華版のステッカーを出す」「100局達成したらPDF版の賞状を出す(今回5エリアの局が提案)」といった形がいいのではないかと思われます。


(2)FDとACAGの日程入れ替え
フィールドデーコンテスト(FD)と全市全郡コンテスト(ACAG)の日程を入れ替える案に対しては賛成63票に対し反対85票となりました。

夏の猛暑を理由として入れ替えたところで移動局には何ら対策にならないことが反対の大きな理由で、他にも「10月では8エリアでの移動が困難」と言ったものがあり、「10月は移動に適した時期なので賛成」という意見と相反する意見となっています。


(3)その他意見
50MHzのコンテスト周波数の見直し、FDでのホームステーション同士のQSOへの違和感、今回の意見募集の唐突感を訴えるものなど様々でした。

参加局が減っていることに危機感を持つ局も多く、開催数の縮小意見もありました。私はJARLのコンテストは残しておいて構わないと思いますが、各都道府県支部のコンテストは参加局の多いコンテスト以外はエリア単位に集約し廃止すべきと思っています。あまりにも多すぎること、参加局が減っても何も対策を打たず放置していることから使命を終えたものとして整理すべきと考えています。


今回募集した意見を元に変更案を検討し公示するとのことです。
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奄美大島移動運用メモ

2020-03-30 | シャック便り
奄美大島メモ
[鹿児島県奄美市・大島郡]
奄美大島は奄美群島の主島です。人口は約6万人と離島では最大で、サトウキビの栽培やタンカン、マンゴーなどの果物栽培が盛んです。大島紬や黒糖焼酎などの特産品もあります。

中心は奄美市の名瀬で、このほか大島郡龍郷町・瀬戸内町・大和村・宇検村から成ります。

歴史的には本土側が支配した時代と琉球側が支配した時代があり、江戸初期の薩摩による琉球侵攻により奄美は薩摩の支配下となりました。明治に入り鹿児島県の一部となりますが1945年の敗戦で沖縄とともにアメリカの施政権下に組み込まれます。

しかしながら沖縄に比べると産業再建や援助は手薄で、困窮した島民はハンストや血判状による非暴力の復帰運動を展開、軍事的な価値を見いだせなかったこともありアメリカ政府は1953年12月25日に奄美群島を返還、日本に復帰しています。

近年は主産業の農業が衰退し高齢化と過疎化が進んでいますが、奄美空港へのLCCの就航などで注目され「沖縄より外国人観光客が少なくのんびりできる」と夏場を中心に観光客が増加傾向にあります。


[島内での運用]
集落の外れにある公園、海岸などが候補になるでしょう。


[島へのアクセス]
空路が一般的で、JALグループにより羽田・伊丹・福岡・鹿児島・那覇からの直航便があります。オフシーズンは意外と安いのが魅力です。また鹿児島からスカイマークが、成田・関空からピーチが就航しています。

加えてマルエーフェリー・マリックスラインによる鹿児島-那覇航路、奄美海運による鹿児島-沖永良部航路もあります。


[島内でのアクセス]
しまバスが路線バスを運行しています。空港-名瀬が約30分ごと、名瀬市内もバスが多く運行されています。一方で瀬戸内町は古仁屋まででその先は南部交通が、大和村へは名瀬から大和村のバスが運行されています。

タクシーは名瀬市街地・空港などには多くいますが、その他の地域では電話で頼まない限り拾えないと思います。


[宿泊施設]
名瀬市街地には数多くのホテルが、郊外にはリゾートホテルや民宿があります。名瀬市街地で平均的なお値段のホテルならば本土並みの設備です。


[島内の店]
名瀬にイオン、この他各地に大手コンビニエンスストアがあり、大手チェーンも名瀬を中心に多数進出しています。郊外では個人商店が中心となり、定休日や営業時間にご注意ください。

飲食店も名瀬市街地であれば困ることはないと思います。郷土料理としては鶏飯、油そうめん、ゴーヤやパパイヤなどの炒め物などがあります。

金融機関は名瀬に鹿児島銀行と南日本銀行が、島内各所に奄美大島信用金庫や郵便局があります。


[注意点]
奄美大島にもハブがいます。沖縄よりも凶暴だと言われていますので、活動時間帯には不用意に山や草むらなどに近寄らないでください。


[おみやげ]
黒糖製品、黒糖焼酎、南国の果物や大島紬の製品など様々です。空港の売店に揃っていますし、龍郷のショッピングセンター「ビッグ2」もお土産コーナーが充実しています。
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移動耳より情報

2020-03-29 | シャック便り
[しょうどしま丸が進水]
藤原造船所で建造していた四国フェリーの「しょうどしま丸」が3/10に進水式を迎えました。

折からの新型コロナウイルスの影響で一般公開が取りやめになったそうです。


[大分空港ホーバーが2023年にも復活へ]
大分空港と大分市内を結ぶホバークラフト(ホーバー)を早ければ2023年にも復活させることを大分県知事が明らかにしました。

国東半島南部にある大分空港は大分市内から離れており、海上を最短コースで結ぶホーバーが所要時間30分と最速のアクセス手段でした。一方で大分空港道路の整備などアクセス改善が図られたことから利用が減少、運行会社の大分ホーバーフェリーは2009年に運休を決定、その後会社も解散となりました。しかしながらバスはノンストップでも大分駅まで53分前後、途中停車便では65分前後と時間がかかり九州の他の空港より不便です(長崎・鹿児島が40分前後)。バスでのこれ以上の時間短縮は現実的でないことからホーバーの復活案が浮上したものです。

日本ではホバークラフトの建造は長らく途絶えており、当時建造していた三井造船も現在は困難な情勢です。世界的に見てもイギリスの会社くらいしかなく、実現できるのか微妙です。


[神戸市営地下鉄と阪急神戸線の相互乗り入れは計画見送りへ]
阪急電鉄が構想した阪急神戸線の神戸市営地下鉄への乗り入れについて神戸市は検討を重ねた結果計画は破棄しないものの事業化を見送ることを決めました。

神戸市内には既にJRや神戸高速線があることから2,000億円にも上る工費をかけても投資効果が見込めないためです。阪急の顔を立てて計画破棄までは言わなかった形ですが、計画が再始動することはないものと思われます。


[やんばる急行バスでクレジットカードが利用可能に]
やんばる急行バスの全車両でクレジットカードや一部電子マネーの利用が可能になりました。

琉球銀行の携帯型決済端末を導入したもので、VISAとマスターが利用できます。また電子マネーではWAON・Edy・nanaco・iDでの決済も可能になります(車内でのチャージはできません)。バスに乗って航空会社のマイルがたまることになりますね。
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鳴門高島移動運用メモ

2020-03-28 | シャック便り
高島メモ
[鳴門市高島]
高島は徳島県鳴門市にある島です。人口は4,000人弱です。

東の大毛島・西の島田島と小鳴門海峡を挟み四国本土と僅かな距離で向き合う島です。高島は元は中島など3つの島だったようですが、塩田を作る際に埋め立てられ1つの島となっています。

島の中に鳴門教育大学があり、平坦な土地は多くが住宅地になっており一見したところありふれた郊外の住宅地です。


[島内での運用]
集落の外れにある公園、海岸などが候補になるでしょう。


[島へのアクセス]
小鳴門橋から大毛島経由、または小鳴門大橋で四国本土とつながっています。両方とも無料です。

ただし2つの橋とも歩道が整備されておらず、徳島駅前から鳴門駅前経由で小鳴門橋を経由する徳島バスを利用するか対岸の黒崎からの市営渡船を利用してください。市営渡船の運賃は無料です。


[島内でのアクセス]
徳島バスの路線があります。


[宿泊施設]
リゾートホテルが1軒あります。対岸の鳴門市街で宿を取る方法もあります。


[島内の店]
普通に住宅地ですのでローソンがあります。食事処も何軒があるようです。


[注意点]
黒崎との市営渡船は30分~1時間毎ですが時折運行間隔がばらつく時間帯があります。


[おみやげ]
高島のお土産としては「舩本うどん」のうどんがあります。対岸の鳴門市街ではワカメなど多くのお土産を売っています。
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【中止】3/29 大阪府河内長野市移動

2020-03-27 | 移動運用予定
大阪府からこの週末の不要不急の外出自粛要請が出ましたので中止します。

以下の日程で大阪府河内長野市(JCC 2518)に移動します。

日時:3/29(日) 9時30分頃~12時過ぎ頃まで
場所:河内長野市内からQRVの予定です。
バンド:50/144/430MHz帯(430はFM、その他はSSB)

雨の場合は中止します。よろしくお願いします。
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3月分QSL発送しました

2020-03-26 | QSL発送情報
3月分のQSLを本日ビューロー宛発送しました。
・2/23の徳島県鳴門市移動の残り全て
・2/24の大阪府箕面市移動の全て
・3/6~7の鹿児島県奄美市移動の全て
・3/8の鹿児島県日置市移動の約半分
を発送しました。


しかしながら
・3/8の鹿児島県日置市移動の残り半分
・3/14の岡山県笠岡市移動の全て
・3/21~22の愛媛県松山市移動の全て
は送りきれず未発送となっています。


順次発送しておりますのでご理解のほどよろしくお願いします。
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移動耳より情報

2020-03-25 | シャック便り
[3/10からゆいレールでSuicaが使用可能に]
沖縄のゆいレールで3/10よりSuicaおよびICOCAなど共通利用カードが利用可能になりました。

これはSuicaの片利用で、OKICAをSuicaエリアで使用することはできず、OKICAに設定されているポイントもたまりません。また路線バスでも使用できませんのでご注意ください。


[きんいん2は海外売船か]
福岡市営渡船の「きんいん3」は共通予備船「ゆうなみ」の就航により余剰となっていましたが、先日売却のための入札が行われ長崎の清水商会が落札しました。同社は主にフィリピンへの売船事業を手がけており、海外売船となることが濃厚となりました。

なおこの入札には「きんいん2(現うみかじ2)」を落札した石垣島の安栄観光も参加していましたが、どうやら次点で落札を逃したようです。


[NEW IBUKI IIが就航へ]
観音寺市営伊吹島航路の「ニューいぶき」が老朽化したため建造中だった新船「NEW IBUKI II」が観音寺市に引き渡されました。3/19から就航ています。

「NEW IBUKI II」は瀬戸内クラフトで建造された113tの旅客船で、後部デッキに車両を積むことも可能です。「ニューいぶき」はクレーンでつり上げて甲板に車両を積み込んでいますが、本船は車両ランプから積載可能です。

伊吹島の人口減少により定員が減らされており、瀬戸内国際芸術祭の会期中は運びきれないことも予想されます。臨時便で対応するかも知れませんね。


[鹿児島交通が再びバス路線を廃止]
今年大幅な減便や路線廃止をおこなった鹿児島交通が4/1より再びバス路線の廃止を行うことになりました。

廃止されるのは
・24番(鹿児島港北埠頭-西紫原中前)
・75番(葛山-西之迫公園)
・75番(葛山-鹿児島中央駅)
・無番(金生町-加世田)
です。

いずれも1日3~5本と少ないのですが他社路線はないようです。市議会でも廃止について取り上げられたようですが鹿児島市としては代替路線の運行は行わない模様です。
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松山移動運用報告③

2020-03-24 | 移動運用結果報告
3/21(日)松山市内→興居島→松山市内→松山空港→伊丹
本日は興居島に行き、松山13時15分発のJAL2306便で引き上げる予定です。お天気は曇り、夕方から雨の予報です。

2306便は昼過ぎの出発で、帰りの船の高浜港到着時刻の目安は飛行機出発の2時間前まで。10時台・11時台に高浜に戻ってくる船は東線・西線ともなく興居島しかなさそうです。

高浜(07:52発)→泊港(08:02着) ※興居島滞在時間2時間3分
泊港(10:05発)→高浜(10:15着) 

市駅からのリムジンバスが全便運休になっており、JR松山駅から乗るか昨日みたいに一般路線バスに乗るかになり時間がかかります。高浜線の三津駅からタクシーで直接空港に行けば15分で着くため泊11時5分発でも何とかなるのですが、費用がかさみますからやめておきます。


とここまでは良かったのですが、当日朝6時から「オールJA4コンテスト」というコンテストが初開催だそうです。「オール岡山コンテスト」「広島WASコンテスト」などの5県支部主催のコンテストを廃止して集約するのなら理解できますが、コンテストの参加局が減っている中で今更新しいコンテストを立ち上げてどうするつもりなのでしょうね?

しかも28MHzとか誰か参加するのでしょうか?分かってない人たちが本部への実績アピールのためだけにやっている感じがしてます。この時期コンテストがなかったから遠征時期に選んでいるのになぁ。バンドの混雑が気になりますが今更止めるわけにもゆかないので興居島に行ってみます。


昨日買っていた労研饅頭を朝食にして宿を出ます。

本日も市駅から電車で高浜を目指します。市駅7時10分発の高浜行きに乗れば高浜7時31分着ですので7時52分発の船に間に合います。

高浜に到着。「しとらす」に乗り継ぎます。どう見ても浮き桟橋にに対して斜めに着岸していますがランプドアを下げ下船させながら位置修正を行い桟橋に正対させてゆく驚きの着岸を行っています。大丈夫なんですかね?

出航後に船員さんが船賃を集めに来ます。10分では昨日のような430MHzへのQRVはできませんから今回は止めておきます。

興居島の泊港に到着。港の近くに公園があり、ここなら邪魔になりません。


準備ができ8時20分にスタート。バンド内がそれほど混雑しておらずあまりCondxが良くないかも知れません。

それでも松山から比較的相性のいい1エリアの局から呼ばれます。1エリアの局にオールJA4コンテストの話をしたら「聞こえている局は少ない」とのこと。

最初は何とかだったCondxが9時になりどんどん落ちてきました。全然開いていない感じです。

対岸の高浜港には「じんわ」と「しとらす」が並んでいます。ちょうど24時間前の光景を興居島から見ていることになります。

Condxがどんどんしぼんでいるためこれ以上続けても厳しいでしょう。10時5分の船で戻ることにしました。興居島からは32局でした。


結果的にオールJA4コンテストの影響はなかったとは言え、今後もこの時期に開くつもりなのでしょうね。やるのなら5県支部のコンテストを全部終了し統合するくらいでないとダメだと思います。

これだけ参加局が減ってもルールの見直しもテコ入れもやらずJARL本部への活動実績アピール(会場を借りる必要がなく、ルールを作ればいいだけで参加局が勝手に盛り上げてくれるから金のかからないお手軽な「活動実績作り」になります)のためだけにダラダラ続けているコンテストは参加局に対する裏切り行為だと思います。


停泊中の「しとらす」に乗りましょう。

高浜から今回は途中の大手町で下車し、JR松山駅の南にある「太陽市」に行ってみます。

太陽市はJAえひめ中央が運営している直売所で、特産の柑橘類をはじめお総菜やお菓子なども売っています。毎年「あまおう」を買いに行く福岡の伊都菜彩みたいな感じです。

自慢の柑橘類はこの時期なら「いよかん」をはじめ「甘平」「はるみ」など。種類がたくさん並んでいて何を買ったらいいか迷うほど。しかも安いです。たくさん買っても1,000円しなかったです。

しかも隣の建物で食堂もやっています。野菜のメニューも豊富で美味しかったです。JR松山駅から徒歩で行ける距離ですので時間が余ったら行ってみるといいですよ。


帰りも松山駅から一般路線バスで。仕方ないですよね。荷物を預けJALのカウンター近くにあるじゃこ天の実演販売店でじゃこ天と
じゃこカツを調達しました。いい夕飯になりそうです。

松山13時15分発のJAL2306便で引き上げます。離発着が混雑する福岡に比べるとスムースなのが松山の魅力ですよね。帰りも早々に出発となりました。

雲の中に入ってしまいベルト着用サインが消灯していたのは5分ほどだけ。それでも定刻より20分近く早い13時56分に伊丹着。伊丹着でこれだけの早着は珍しいです。荷物を引き取り帰宅しましょう。やっぱり15時前後に出発してくれた方が有り難いですよね。


今回は2日間合わせて123局でした。ありがとうございました。2日目の興居島が伸びませんでした。

次回松山は10月の予定です。どうするかは中島汽船の新ダイヤが確定してから考えてみたいと思います。
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松山移動運用報告②

2020-03-23 | 移動運用結果報告
3/20(土)伊丹→松山空港→松山市内→怒和島→松山市内
7時5分発のJAL2301便で松山に向け出発です。

今季のダイヤでは2301便が伊丹で一番早い出発です(伊丹は朝7時以降でないと出発できず、実質は7時5分発が一番となる)。僅か10分でも出発が早ければそれだけ松山での到着時間が早まり、市駅9時発の高浜行きに乗ることできる確率が高まります。最後の最後の手は空港から三津駅までタクシーですが、費用の関係上あまり使いたくないですよね。

2301便は8時ちょうどの到着予定です。ところが保安検査を抜ける際に発券される控えに印字されてる番号は「005」。この便の5人目の搭乗手続客だってことになります。そんなに少ないのか・・・案の定非常に少なく9人でした。この前の奄美大島→鹿児島より少ないです。

なので定刻よりも早く出発しました。松山空港リムジンバスへの乗り継ぎを考えると有り難いです。

お茶を出してくれますがこの小さなパックでした。

松山空港へも10分早い7時50分に到着してくれました。これなら余裕でリムジンバスに乗り継げるはず。伊予鉄の乗り放題券を買って乗り場に行ったら・・・

なんと新型コロナウイルスで需要が大きく落ち込んでおり2301便の接続便は運休となっていました。次のリムジンバスは8時40分発で市駅9時5分着です。これでは間に合いません。

ここで奥の手。松山空港からJR松山駅・市駅・道後温泉方面に行く普通便の路線バスがあるのです。52番とか53番で、市内中心部へのルートが異なり所要時間がやや長くなるものの15分ごとの運行です。

こっちは減便されておらず、次の8時10分発に乗れば市駅8時37分着。9時の電車には余裕で間に合います。今回は乗り放題券なので関係ないですが運賃は410円でリムジンの560円より安くなっています。お金を節約したい方、リムジンバスに乗り遅れた方は覚えておくと便利ですよ。

どうにか市駅到着。コインロッカーに使わない荷物を預け弁当を買ったら改札に急ぎましょう。

市駅→空港のノンストップ便のリムジンバスも全便運休とのこと。


市駅9時発の高浜行き電車に乗ることができました。スケジュールは以下の通りで確定です。

高浜港(09:25発)→元怒和(11:14着) ※怒和島滞在時間3時間9分
元怒和(14:23発)→高浜港(16:13着) 

高浜に着き既に入港している「じんわ」に乗船。1959年まで存在した神和村(津和地・怒和・二神)に由来する名前ですが地名としての「神和」がなくなって60年以上なのに今でもこれらの島々を指す言葉として使われ続けています。お彼岸ですから意外とお客さんが多く、中にはお坊さんも乗っていました。

怒和島は西線フェリーで言えば一番時間がかかるところです。2時間近くかかります。途中で早めに弁当を食べるとしても大幅に時間が余ります。暇つぶしに430MHzのホイップアンテナを持ってきましたので使ってみましょう。フェリーなのでデッキは海面から高さがあり、しかも瀬戸内海の海上伝搬が使えますからどこまで飛ぶでしょうね?

早めにお弁当にして中島の神浦を過ぎると乗客が一気に減ります。試しにQRVしてみましょうか。この付近は愛媛・山口・広島3県の県境近くで海上伝搬を狙うには面白い場所のはずです。

愛媛県側の局に呼ばれます。もちろんしっかり入感しています。さらに「JA6・・・」は?6?びっくりしました。何と大分県日田市移動とのこと。向こうも「まさか」と思ったでしょうね。

以前ほどバンドに人がいないので少しで終わりましたが面白いですね。最低限のアンテナですが飛ぶときは飛びますね。津和地港が近くなったので終了。荷物を片付けておきましょう。

自衛艦が近くを航行中です。見た目ヘリ甲板を備えた護衛艦に見えますが艦首の番号「4002」で検索すると訓練支援艦の「くろべ」でした。

訓練支援艦は護衛艦の訓練を手助けするための艦で、現代の軍艦にとって大きな脅威である航空機からの攻撃に備えた訓練を行うための無人標的機を発着させることができるそうです。武装はしているものの76mm単装砲1基だけで戦闘能力はほとんどないのでしょう。

11時14分に元怒和港到着。

「龍神丸」がいますね。某番組であの元メンバーが操船していたあの船です。長寿を誇るあの番組も元メンバーの離脱、さらに1名(または2名)の事務所退社を報じる向きもあり、リニューアルか終了かを迫られそうですね。仮に終了となると島で作った物は全て取り壊して搬出しないといけないはずで、テレビ局はその費用で頭を抱えることになるでしょうね。トロッコの軌道や水路などは重機を入れられない場所にもあるはずで、撤去費がいくらか考えると恐ろしいことになりそうですね。


前回と同じく港のはずれでアンテナを上げます。

11時30分にスタートです。珍しく3エリアがオープンしています。しかも安定していますから3エリアからのコールが多いです。あとは2・4・6エリアもよく入っていますし1エリアもそこそこ入ってきているようでパイルになりました。お天気もいいし気分良くQRVできます。

先週の笠岡から続いてのコールとなる方もいて有り難いです。

しかしながら13時を回るとCondxが落ちてきました。パイルにもならずコールが途切れることが増えてきました。入感する局はそれなり強いもののオープンしているところが少ないみたいでバンド内もあまりざわつかなくなりました。

帰りの船の時間が近づいてきました。13時50分で終了し片付けます。怒和島からは86局でした。もう少し長い時間ワイドにオープンしてくれれば嬉しかったです。


怒和島は柑橘類に加えてタマネギ栽培も行っています。

畑は砂地で温暖なので新タマネギがちょうど収穫のピークみたいです。あたりでタマネギの匂いがしていました。


帰りの「じんわ」が到着。あとは座敷で寝てりゃいいので楽ですが寝るのは神浦からにしておき再び430に出てみます。補助バッテリはまだ十分残っています。デッキで430MHzに出てみます。

FT-817のBNCに1/2λのホイップを付けてのQRVは確かに簡単ですが筐体の重量がありますしアンテナの位置も安定しません。マグネット基台みたいな本格的なものだと荷物が増えるばかりですし、小さなホイップには過分なのでもっと小さいものを自作できないか考えてみたいです。


16時13分に高浜港到着。市駅から宿にチェックインしましょうか。

疲れたので路面電車で道後温泉に行きましょう。客足が少し戻ってきたとのことですがやっぱり観光客が少ないですね。お店は厳しそうです。私はいつも通り椿の湯へ。観光色も素っ気もない温泉銭湯の風情です。これがいいんです。


暖まったので飲みに行きます。今夜は「サントリーバー露口」でハイボールを。人気店のため満席で断られることも多いのですが今日はすんなり入れました。62年目という老舗です。ハイボールは何も指定しなければサントリーの角になります。マスターが目分量で作ってくれますがそこは長年の経験、一杯目も二杯目もぴたっと同じ味に仕上がっています。

チェーンの居酒屋とかで出てくる角ハイボールは正直おいしくはありませんが、露口さんの作られるハイボールは全く別物です。サントリー嫌いの私ですら唸る美味しさです。材料同じなんですよ。

マスターはお元気で腕も変わらずでした。露口さんより年上のバーテンダーさんでは94歳だったかで日本最高齢の井山さん(酒田市 ケルン)、九州のバー文化を作り上げたとも言われる88歳の七島さん(福岡中洲 ニッカバー七島)といった方が全国的に知られています。皆さんお元気でご活躍いただければと思います。

帰り道に「ニッカバー ジロー」というお店も見つけました。「Since 1967」とあるので老舗のようです。今度はこっちに入ってみましょうか。


本日は7MHzで86局、430MHzで5局の合わせて91局でした。ありがとうございました。
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松山移動運用報告①

2020-03-22 | 移動運用結果報告
計画編
昨年10月に続き愛媛県松山市の忽那諸島を回りたいと思います。

先週は笠岡諸島でしたが、これは雨で順延せざるを得なかった事情があったからで結果的に3週連続の移動運用となりました。


3連休ですが初日の20日は宿代が高い上に松山市内のホテルは空きが少なく、しかも東海QSOコンテストと重なるので思い切ってパスしました。意外かも知れませんが3連休2日目の宿代は1日目より安く空いていることが多いです。なので21日出発とします。

これまでは伊丹からの始発便の飛行機に乗れば中島汽船の東線・西線とも昼前の便に乗ることができ各島を自在に回ることができました。ところが今年7月に予定されている中島汽船のダイヤ改正に伴い西線フェリーは高浜寄港を取りやめます。

東線の睦月島はJI5DIH局がシャックを構えていますし、野忽那島もご出身の方がたまに戻ってQRVされています。そういった局のいない西線の島々への移動がベターなのは確かです。それだけに大きな痛手になりそうです。新ダイヤの確定版がまだ出ていないのですが飛行機からの乗り継ぎ時間がタイトな西線のフェリーへは今後乗り継げない可能性が高く、今回をもって一旦締めとなっても構わないようにしたいと思います。

昨年10月は二神島に行きましたので、今回は怒和島にします。怒和島も1回しかQRVできてないのでここがいいでしょう。


行きは伊丹7時5分発のJAL2301便で松山着は8時、帰りは松山13時15分発のJAL2306便で伊丹には14時15分に到着します。

今回は以下の通り選びました。
3/20(土)伊丹→松山空港→松山市内→怒和島→松山市内
3/21(日)松山市内→興居島→松山市内→松山空港→伊丹

2日目は興居島以外に選択肢がなく興居島です。松山空港までタクシーを使うなら中島でもOKなんですがそこまでする必要もないのかな、と思っています。

バンドは7MHz、4500mAHの補助バッテリを持ち込みます。
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