JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

滋賀県高島市(JCC 2312)移動運用報告

2023-07-30 | 移動運用結果報告
7/30(日)に滋賀県高島市(JCC 2312)箱館山に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

毎日猛暑続きで外出すら危ない日々が続いています。当然ながら生半可な移動地では熱中症の危険がありますから移動に行くにしてもきちんと考えておく必要があります。

先日の妙見山は涼しかったのですが、さすがに2回連続も良くないのでどうしようかと考え、大津市のびわ湖バレイか高島市の箱館山にしました。どちらも冬はスキー場となる標高のある山で、夏の間は避暑地として営業しています。ということは少しは涼しいでしょうということで選びました。

どちらにしても湖西線の電車に乗れば行くことができます。バンドは144/430MHzにしました。さすがに伸縮ポールを持って行けないのでFT-817にホイップだけです。もちろんバッテリは持って行ってます。


ということで朝の近江今津行きに乗りました。びわ湖バレイなら志賀駅、箱館山なら近江今津駅です。最初の候補のびわ湖バレイは山上に雲がかかっており、晴れるのに時間がかかりそうです。これは難しそうなので箱館山に変更です。こちらは山頂が晴れているようです。

近江今津駅から箱館山のゴンドラ乗り場までは高島市のコミュニティバスがあります。近江鉄道系の湖国バスが運行しています。運賃はどこまで乗っても220円だそうです。

箱館山のゴンドラ乗り場に到着。チケットは8時50分からの発売だそうで少し待って乗車です。

そうそう、ゴンドラの中に1つだけ黄色いゴンドラがあります。機材輸送用で乗車できないみたいです。


山頂に到着。日が当たるところはさすがに暑いですが風は涼しいです。

こんな感じでセットしてスタートです。

144からスタートしたのですが聞こえるものの取ってもらえずでした。CQを出してもダメです。特に酷かったのは9エリアの移動局で、隣の市から出ているのに3回目でもまともにコールサインをコピーできません。「取れないようですね」でこちらから失礼しました。CQを出す以上コールサインをコピーできないようでは困りますよね。

仕方ないので430へ。こちらはコンスタントに呼ばれます。琵琶湖沿岸の滋賀県の局が多いのですが、2エリアの局も多いです。愛知県や三重県の局もいます。「意外と相性がいいんですよ」と言われる局もいましたが、これは驚きです。

もちろん伸縮ポールとか長いアンテナがあればもっと飛びそうですね。これは来週のFDで楽しんでみましょう。


こんな感じで楽しかったのですが、リフト乗り場から近江今津駅へのバスは11時27分か12時54分。次の1時間半バッテリが持つとは思えず11時27分で引き上げることにしました。

面白そうなフードやドリンクもあったので、次回チャンスがあれば楽しんでみたいです。


本日は11局でした。ありがとうございました。次週FDは大津市の比叡山から。今度は伸縮ポール+長いモービルホイップで頑張ってみます。
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アマチュア無線とフリラの違い

2023-07-27 | シャック便り
twitterでこのようなアンケートが出回っていました。

Q,ライセンスフリー無線(いわゆるフリラ)という趣味の同一線上にアマチュア無線があるとお考えですか?それとも、全く別の趣味だとお考えですか?


私は全く別物と考えています。その理由は、
・アマチュア無線は八木でもホイップでもどんなアンテナを使ってもいい。フリラは製品備え付けのアンテナのみ。
・アマチュア無線は外付け電源など周辺機器を自作してもいい。フリラは改造できない。

アンテナを自由に選ぶことができるというのは大きな違いです。シチュエーションに合わせてアンテナを選択できますから、飛ばしたいなら大きなアンテナ、コンパクトにしたいなら短縮ホイップなど選択が可能です。もちろん自作しても構いません。電波を飛ばすために重要となるリグ・アンテナ・ロケーションの3つの要素のうちフリラではロケーションしか変えることができないのですが、アマチュアは全て変えることができます。
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7月分QSL発送しました(2回目)

2023-07-26 | QSL発送情報
7月分のQSLを本日ビューロー宛発送しました。今月2回目となります。

・5/25の沖縄県宮古島市移動の全て
・5/2の沖縄県多良間村移動の全て
・5/28の沖縄県うるま市移動の全て
を発送しました。

しかしながら、
・5/27の沖縄県多良間村移動の全て
・6/4の大阪府泉北郡忠岡町移動の全て
・6/9~11の鹿児島移動の全て
・6/18の大阪府箕面市移動の全て
・7/2の香川県高松市移動の全て
・7/15の神戸市長田区移動の全て
・7/16の兵庫県川西市移動の全て
は送りきれず未発送となっています。

順次発送しておりますのでご理解のほどよろしくお願いします。
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宮崎市御朱印&風景印巡り③

2023-07-23 | 御朱印めぐり
宮崎市中心部の御朱印と風景印巡りの続きです。

日高の近くからバスに乗り宮崎神宮を目指しましょう。宮崎神宮行きとあるバスが来ますのでこれに乗ると便利です。

宮崎神宮に到着。

神武天皇を祀った神社ですが創建ははっきりせず、確かな文献上に現れるのは12世紀末です。その後有馬氏・伊東氏・島津氏などが寄進を行った記録が残っていますが、それほどの規模ではなかったようです。

ところが明治になり国家神道を国の柱にすることが決まると奈良の橿原神宮などとともに次第に規模を拡大し、1940年の大整備で現在の巨大な神社になりました。本殿は明治40年築とされます。

宮崎神宮の御朱印です。


宮崎神宮の隣地には宮崎県護国神社があります。隣と言っても宮崎神宮の敷地が広いのでなかなかたどり着きません。

宮崎県では小さな藩に分かれていた関係で県全体の護国神社の整備が遅れ、各地を巡回する移動式の神社があったそうです。それでは良くないとなり、護国神社の造営が決まったのが何と1943年。戦局が次第に悪化する中でもはやまともに造営できる環境になく1945年5月に造営中止となり、そのまま終戦を迎えます。

戦後もGHQが建設を認めず、1954年にようやく宮崎神宮の境内の神社として造営され、翌1955年に開設されました。1972年以降は宮崎神宮から独立し神職の兼務がなくなったそうです。

宮崎県護国神社の御朱印です。


橘通に戻り、途中の「くろ」でうどんにします。

宮崎のうどんは四国から伝わったそうです。何もない地に各地から人が集まりその中にいた四国の人がうどんを伝え、釜揚げうどんが宮崎の名物になっています。暑いので冷たいうどんにしました。


仕事が終わって宮崎駅から帰ることになりますが、駅近くに宮崎中央郵便局があります。

宮崎市内中心部にある郵便局で風景印を配備している4局を全て回ることができました。

宮崎中央郵便局の風景印です。フェニックスとマンゴーが描かれています。

近くには宮崎山形屋があります。鹿児島の山形屋の系列です。

帰りはJRで宮崎空港へ。宮崎駅と空港ではお土産物が違っており、「なんじゃこら大福」の日高は宮崎駅にはあるものの空港では手に入りませんから注意が必要だと思います。


今回の御朱印情報です。
宮崎天満宮   2種を社務所で授与。現在は書き置きのみ。
宮崎八幡宮   1種を社務所で授与。
宮崎神宮    2種を社務所で授与。オリジナル御朱印帳あり。
宮崎県護国神社 1種を社務所で授与。

特異な歴史を持つ街だけにコンパクトにできており、半日あれば市内を十分回ることができます。
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宮崎市御朱印&風景印巡り②

2023-07-22 | 御朱印めぐり
宮崎市の御朱印と風景印巡り、宮崎松山郵便局から北に行くと裁判所などが並ぶ官庁街になります。

この一角に宮崎八幡宮があります。

1050年頃に海為隆が創建、その後1978年に今の社殿が完成しています。

宮崎八幡宮の御朱印です。


次は県庁方面へ。

本館は1932年に完成したものです。東国原知事の時代には玄関に撮影用のボードが置かれていましたが、当然のごとく今はありません。迷走せずもう1期やっていればよかったのにね。

県庁の2号館の1階に宮崎県庁内郵便局があります。県庁内と言っても道路に面し、一般利用が可能です。

宮崎県庁内郵便局の風景印です。県庁本館が描かれています。

すぐ橘通に出ます。

こちらにあるのが「なんじゃこら大福」で有名な日高です。大福の中にイチゴ・栗・クリームチーズが入った巨大な大福です。何でこんな物作ったかなと思いたくなるような超絶した大福です。姉妹品として「なんじゃこらシュー」もあります。

日高の近くからバスに乗り宮崎神宮を目指しましょう。さらに続きます。
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宮崎市御朱印&風景印巡り①

2023-07-21 | 御朱印めぐり
仕事で宮崎に日帰り出張しましたので空いた時間で御朱印&風景印巡りをしてきました。

宮崎市は人口約40万人。大淀川の河口付近にあり、南北に走る橘通がメインストリートになっており、周囲に県庁や市役所、オフィスや商業施設が集まっています。市内中心部から宮崎空港が近いのでアクセスも便利です。

九州では天領となり長崎奉行所が置かれた長崎を除けば5県の県庁所在地は旧城下町ですが、宮崎市は明治以降に県庁が置かれて整備されたという特異な歴史を持っています。元々日向は都城や佐土原(現在は宮崎市の一部)、延岡などに城が置かれ、複数の藩により統治されてきました。明治になると日向一国を一つの県にすることになったのですが、都城や延岡では場所が偏りすぎ、佐土原では狭すぎて適さないとなり、大淀川の河口部に新たに宮崎という街を作り整備してきた歴史があります。

札幌は東西に大通を作り、その周囲から都市整備を始めていますが、宮崎は南北に走る橘通を軸に都市整備を行ったことになります。

このため城下町にありがちな複雑な路地や寺町がなく、元々あった宮崎神宮を除けば神社も多くないという特徴があります。また市内中心部には風景印を配備した郵便局が極端に少ない特徴もあります。


伊丹から始発の飛行機にになるJAL2431便に乗れば8時20分頃に宮崎空港に着きます。打ち合わせは午後からなのでかなり時間があり、御朱印や風景印を回れそうです。

宮崎ブーゲンビリア空港」の愛称を持つだけにブーゲンビリアが咲いていました。空港から市内へはJRの宮崎空港線か宮崎交通のバスがあります。まずはバスに乗りましょう。

宮崎交通のバスももちろん橘通を経由する便が数多く設定されています。ところが宮崎駅前が橘通から約900m東にあって遠回りになるため全てのバスを駅に乗り入れすることができず、大淀川の南に「宮交シティ」というバスターミナル兼商業施設を設けています。JRですと南宮崎駅前になります。

宮交シティで下車しましょう。宮交シティ内郵便局があります。

開局が9時なので数分待つ形でした。

宮交シティ内郵便局の風景印です。青島や埴輪が描かれています。


1kmほど歩くと宮崎天満宮があります。天神山という小高い丘にあります。空堀らしき跡があるので中世には砦が置かれていたような感じがします。

宮崎天満宮のホームページには「1190年に京都の北野天満宮より勧請」とだけありますが、その後江戸時代と明治時代に移転しており、さらに1933年に県有地の払い下げを受けて現在地に整備されたようです。

社務所は神社から県道17号を挟んで斜向かいにあります。神職の方のご自宅を兼ねている感じです。

宮崎天満宮の御朱印です。


宮崎天満宮から徒歩で大淀川を渡りましょう。

市役所前の交差点を東に入ると宮崎松山郵便局があります。

すぐ北側が官庁街になっています。

宮崎松山郵便局の風景印です。大淀川とさっき渡った橘橋が描かれています。


続きます。
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JQ1TMC局の沖縄県石垣市移動予定

2023-07-20 | シャック便り
いつもお世話になっているJQ1TMC局が沖縄県石垣市からQRVされます。

日時:7/22(土)朝から昼過ぎくらいまで
バンド:HF~50MHz(CW/SSB)

詳細はこちらをご覧下さい
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移動耳より情報

2023-07-19 | シャック便り
[新島村「にしき」が長期離脱]
伊豆諸島新島村の村営連絡船「にしき」(新島-式根島)が故障し離脱しています。部品調達や技術者の不足のため修理完了が9月頃になる見込みとのことです。

その間定員12名の代船を運航していますが、このほど「利用は村民に限る」との制限が付きましたのでご注意ください。新島-式根島間は東海汽船・神新汽船のご利用をお願いします。


[能勢電鉄が妙見ケーブルを廃止へ]
能勢電鉄が妙見山への妙見ケーブル・リフトを2024年6月までに廃止し、バーベキューテラスや足湯など妙見山で展開してきた事業から撤退することになりました。

能勢電鉄は妙見山への参詣鉄道として発足した歴史があり、1960年以降様々な事業を行ってきましたが、利用客の減少に歯止めがかからないことから撤退することになったものです。


[FDAの出雲-仙台・静岡線が運休]
フジドリームエアラインズ(FDA)が運航する出雲-仙台、出雲-静岡線がともに来年1月から運休することになりました。利用低迷が理由です。

出雲-名古屋線は引き続き運航されるとのことです。
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能勢妙見山御朱印巡り

2023-07-17 | 御朱印めぐり
能勢の妙見山に御朱印巡りに行ってきました。

妙見山へのアクセスは能勢電妙見口→ケーブルカー→リフトがありますが、先にご紹介の通り来年6月までにケーブルカーとリフトが廃止されます。かつては梅田や京都から路線バスがあったそうですが、路線短縮や廃止に見舞われ最後まで残った阪急バスも2019年に撤退していますから妙見山への公共交通機関はなくなることになります。

まだお参りに行っていなかったのでお参りに行ってみましょう。


妙見山は正確には日蓮宗眞如寺の境外仏堂です。大阪のほぼ北端にあたり、北極星の化身である妙見菩薩を信仰する霊場です。8世紀に行基がこの地に大空寺を創建したのが始まりで、のち986年に多田源氏の祖である源満仲が妙見菩薩を祀っています。

その後能勢の地は満仲の子孫を称する能勢氏が支配しますが、本能寺の変で当代の能勢頼次が明智方に付いたため領地を没収されます。頼次は備前の妙勝寺(岡山市北区の清輝橋交差点近くに現存する日蓮宗の寺院)に身を寄せていましたが、関ヶ原の戦いで家康方についた功で能勢の地を回復しています。頼次は能勢の地に戻ることができたのは日蓮の教えのおかげと考え、久遠寺21世の日乾を招き能勢町内に眞如寺を開き、さらに妙見菩薩を妙見山に祀り現在の形になります。

江戸時代になると開運の守護神として多くの参拝者を集め賑わいます。能勢氏は東京の本所に下屋敷を持っており、ここに妙見菩薩を祀ったことから現在も本所には妙見山の別院があります。


川西能勢口駅で「妙見の森フリーパス」を購入します。これ1枚で能勢電・ケーブル・リフトの全てに乗ることができます(妙見口-ケーブル乗り場までの阪急バスは別料金)。

リフトは風が通って快適です。

リフトを降りたところに大黒堂があります。大黒天を祀っている小さなお堂です。

見逃してしまいそうですが、御朱印を頂くのであれば必ずお参りしましょう。

妙見山では通常の御朱印の他に大黒堂など7ヵ所を回った人だけに授与される御朱印があります。以前は「鳴鐘の証」というスタンプカードにスタンプを押し、全部揃ったら御朱印を頂けたのですが、現在は新型コロナウイルスの影響でそれぞれのお堂にあるキーワードを集めて1つの言葉にして事務所で申し出る必要があります。忘れてしまいがちなのでスマホで撮影しておきましょう。

境内で目立つのはこの星形をした建物「星嶺」です。1998年に完成したガラス張りの建物で、以前は売店や郵便局が入っていましたが現在は閉鎖されているようです。

こちらが本堂にあたる開運殿です。この開運殿にもキーワードがありますから忘れないようにチェックしておきましょう。

大黒堂以外は固まって存在しているのでキーワード集めは比較的簡単です。集まったら寺務所でキーワードを言えば「結願の証」をもらえ、特別な御朱印を頂けます。

まずは通常の御朱印です。単に「御朱印をお願いします」と言えばこちらになります。

妙見山は日蓮宗のお寺ですから「御首題をお願いします」とお願いすれば御首題も頂けます。こちらが妙見山の御首題です。御首題を頂いている方は少ないみたいですね。

そしてこちらが「結願の証」を持った人だけがもらえる御朱印です。


そうそう、昔から妙見山の名物として親しまれているのがこちらの「亥の子餅」です。

大鳥居近くのお店で売っています。1個単位で買えます(120円)。「バス待合所隣」とありますがバスは廃止されていますので念のため。


ケーブルとリフトは冬期休業で、春~秋も水木が運休となっています。また妙見口駅とケーブル乗り場を結ぶ阪急バスも土曜運休になっているなどこの数年は日曜日くらいしか満足にアクセスできない状態になっています。

ケーブルとリフトは「来年6月まで」となっていますが、国土交通省が繰り上げ廃止を認めた場合にはそれより早く廃止される予定です。冬期休業をもって廃止となる可能性がありますから、お参りされる方は今年秋までの間をオススメします。


今回の御朱印情報です。
妙見山 3種を寺務所で授与。オリジナル御朱印帳あり。
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兵庫県川西市(JCC 2718)移動運用報告

2023-07-16 | 移動運用結果報告
7/16(日)に兵庫県川西市(JCC 2718)妙見山に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

【注】あわせて御首題を頂いているのですが、これは別の記事にまとめたいと思います。


この6月に能勢電鉄から残念なニュースがありました。「来年6月までに妙見の森関連事業を終了する」との内容で、妙見山へのアクセスとなっているケーブルカーやリフト、バーベキューテラスなど妙見山での一切の事業を廃止することになりました。

妙見山は標高約660m。日蓮宗の霊場となっており、3エリアでの移動運用のメッカとして知られます。大阪府豊能郡能勢町と兵庫県川西市の境界になっており、お寺にも境界線が走っています。

池田側からの阪急バスも既に2019年に廃止されており、来年以降公共交通機関での妙見山へのアクセスはできなくなります。まだ妙見山に行っていなかったので御首題を頂くことと合わせ少しQRVしたいと思います。リフトを利用するため伸縮ポールは持ち込めず、430MHzのハンディ機とアンテナ、バッテリのみになります。


川西能勢口駅からスタートです。

阪急と能勢電の共同使用駅で、改札も分かれていません。阪急の駅案内所で能勢電のフリー切符を買って改札を抜けます。この切符は能勢電の鉄道線全線+ケーブル+リフトが1日乗り放題となります。

能勢電は長らく妙見口行きと日生中央行きを交互に出し、途中の山下駅で連絡電車を出す形を取ってきました。しかしながら昨年から昼間の電車は全て日生中央行きとなり、妙見口へは常に山下での乗り換えが必要となりました。需要の差が大きくなってしまったようです。

妙見口駅で下車します。阪急バスの連絡バスがありますが、まだ運転のない時間帯ですので徒歩20分かけてケーブル乗り場に向かいましょう。

小さな車両で一杯でした。

終点からさらに歩いてリフト乗り場へ。ここからさらにリフトで山上を目指しましょう。ようやく妙見山です。

何気なく駐車場を見たら・・・あれ?アンテナが立っていますね。知っている局だったら挨拶しておこうと近くに行ってみましたが聞こえたコールサインにピンと来なかったので挨拶は控えました。どうも24KG+ふみたてくん+4.5mの伸縮ポール(ただし1段落としている)を使っているみたいですね。

#24KGの使い方については一家言ありますが、知り合いでない局に言っても仕方ないのでhi そのまま上げるのと工夫するのとでは飛びが大きく違います。その辺は過去の移動運用の記録をご覧下さい。


お参りを済ませたら下界がよく見える場所に。

ちょっと見えにくいですが、大阪湾越しに和歌山との府県境の山々が見えています。これだけの見通し距離を確保できます。リグを取り出しQRVしてみましょう。

こんだけ。バッテリは4500mAHです。FT-70Dの内蔵バッテリはすぐに容量切れになりますが、こいつなら5Wを2時間以上出し続けることができます。

10時30分過ぎにスタートです。いきなり2エリアで驚きます。さらに伊丹など近場から岸和田なども聞こえています。見通しは非常に安定しています。さらに有り難いことに標高があって気温が低い上に木陰で風が通りものすごく快適です。今朝は蒸し暑くて寝苦しかったので山の上は有り難いです。

と、頑張っていたのですがFT-70Dから送信中にビープ音が。高温になって自動でパワーを落としているみたいです。要は外部電源で5Wを出すこと自体がかなり無理な設計になっているのでしょうね。FT-817も夏場に430のFMで5Wを出し続けると異常な動作になりますがそれでもこんな短時間では発生しませんから、それだけ熱に弱いのでしょう。バッテリの容量上は2時間以上平気なのですが、FT-70Dの方が先に参ってしまいました。

冷却のためソフトケースを外すわけにもゆかず、かといって出力も落とせないのでこちらからの送信時間をなるべく減らして温度上昇を防ぐことにしました。

11時15分過ぎで呼ばれなくなりました。お昼を持ってきていないのでここで終了しましょう。


本日は11局でした。ありがとうございました。
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