人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

優先順位 表の仕事と裏方の仕事!

2014年02月21日 | 経営
タイヤと洗車コーティング専門店を運営する会社を経営する。
この仕事を預かっていますが 普段はタイヤ屋のオヤジとして
現場の一線でタイヤの販売と取り付けを行なっています。

ずっと現場でタイヤを売り取付をすることが主体であったのが
いつの間にか店が増えることにより経営という面に
注力をする時間を割く必要に迫られているという実情です。

一店舗だけで繁盛にあずかれるうちは 資金繰りなどは考える必要もなく
毎月必要経費より収入が多いから 売上げをプールして支払日に払えばそれでも
お金が残るという景気の良い時代もあったわけです。
そういう時代は 経営も楽というか何も考えずバカな頭でもこなせたわけです。

ところが店が増え(増やして)先行投資を行なう時代になると
それろ時をあわせるかのように売上げだけで全ての費用が賄えない月が増えると
当然経営の仕事として「資金繰り」という仕事が増えます。
売上げで資金が回らず短期借入金を借りて返すという資金計画が必要となりました。
いつの間にかタイヤを売って付けるだけで仕事したと言えなくなった次第です。
すると現場に張り付かなければ張り付き そうでない時は現場から離れるという
メリハリを持った仕事をする必要が出てきました。


現場の仕事を表の仕事 経営の仕事を裏の仕事として
自分自身を本店のバックアップメンバーという位置に置くことで
表の仕事から少し引くことにしました。
社長は現場から離れろというアドバイスもありますが 
洗車・コーティング専門店の現場には踏み込まない事は出来たけれど
タイヤの現場からは繁忙期には無理でも 非繁忙期を使って
経営者としての仕事をするようにし始めました。


その第一弾が スモールタイヤ商売の研究として専門店ノウハウの公開です。
うちのメンバーは誰もがそれを自然に行なっていてますが
それを明文化しておけば 違った筋に迷い込む懸念も少なく
スタッフの指針になり 商売をより客観的に捉えることが出来るわけです。
第二弾は 洗車・コーティング商売の研究とした 
スモールタイヤ商売の特性を活かした異業種への進出で 目下これが進行しています。

このように見ると スモールタイヤ商売は 商売の原点に戻る事を志向し
そのうえに洗車コーティング商売を切り開く道筋が
幹部スタッフには理解できると思います。
経営方針が理解されることをしつこくやるのが
現場から離れることの責任です。
どうやらこのことも所定の成果を上げつつあるようです。


そして経営者としての仕事に取り掛かりました。
先月今月の非繁忙期を利用し 
当社は取り引き銀行を一行増やして三行との取り引き体制にしました。
メインバンクはそのままでサブ銀行さんを二行にしました。
これは今まで小さくても安定した経営の時は何も問題なかったことが
先行投資をし成長を志向して資金需要が発生したとき その必要性を感じたことからスタートです。
といってもこちらから頭を下げていったわけでなく 
そのタイミングで当社に関心を示してくださるところが現われて
昨年から数回の面談でコミュニケーションを重ねる事によって 口座を開設することになりました。
これでもし新店舗の開業がスケジュールに乗ってくる時(数年先)に
おそらく資金調達で有利に事が運べるかもしれません。
次に商工会議所の入会しました。
これもヒマラヤさんから紹介されたと担当者が来社された事から
いろいろ制度等を聞く これから有利な事が多数あることがわかったという理由です。
銀行さんとのお付き合いも普段から試算表の提出や訪問で
コミュニケーションを密にしておくことも組み込んだ仕事になります。

また地主さまと契約の内容に則り
家賃の引き下げ交渉も今月一つまとめることが出来ました。
固定の削減は永遠の課題です。
こういったことは社長しか出来ない仕事です。

もう一つは業界の情報交換に出かけることも重要です。
これまで東京で行なわれる感謝式にはスタッフを順番に送り込んだりしていましたが
こういった場には他の経営者さんが集まるので
なるべく自分が出席することにしました。

昨日一昨日とそれで東京に行ってまいりました。

そして社内制度として従業員に対して
今までドンブリ勘定の時代からずっと継続してきた
昼食の支給補助を廃止しました。 
これは創業時夜10時まで営業する時代に始めたもので
その時代には意義があったと思いますが
今では営業時間も8時までと短縮しており
さらに洗車メンバーにはより時間短縮を実施する事で
支給をしないメンバーがすでにいることもあり
昨日で優遇を廃止したものです。

店という現場の仕事ばかりでなく 
経営者としての裏方の仕事にますます
ウエイトを増やせる環境と体制が整いつつあるかもしれません。
甘いばかりが仕事でなく 厳しさを植えつけていくのが仕事になってきました。

独裁型か管理型か放任型か?
それをミックスした手法でトータルとして会社を束ね
成長路線に乗っけていく仕事は なかなか面白い感じです。

ある時は土俵際まで追い詰められたり 
それを押し返して土俵の正面まで押し戻したりと
経営の環境も変化の波に翻弄されます。
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