散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20110103最近読んだ本

2011年01月03日 23時20分25秒 | 読書
■「邪馬台国はどこですか?」鯨統一郎
あっと驚くデビュー作。この水準を常に期待するのは間違っているのだろう(再読)。

■「新・世界の七不思議」鯨統一郎
この人の作品は本当に出来不出来の差が大きい。このシリーズは登場人物の性格が奇異にすぎるが、リーダビリティの高さは評価してよいと思う(再読)。

■「若冲の衝撃」
この本で特集されている「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」、相国寺「若冲展」を両方見ているのは、ちょっとした自慢だ。北海道在住の人では、極めて少ないに違いない。しかし、東京芸大の美術館でやっていた「金刀比羅宮書院の美」を休館日のために見られなかったのは、非常に残念だ。

■「予告探偵 西郷家の謎」太田忠司
これは素直にクラシックなミステリーの味わいを楽しむべき。

■「誕生!<星海企業>」鷹見一幸
銀河乞食軍団が誕生するまでのストーリー。

■「終局のエニグマ 上下」J.P.ホーガン
ソ連のスペースコロニーに秘密兵器が準備されているという情報をもとに、アメリカ人エージェントが潜入。エージェントは敵につかまってしまうのだが、果たして正しい情報を本国に伝えることができるのか? 古臭い対立構造は今さらという感じだが、それだけには終わらせないのが、ホーガンである(再読)。

■「マルチプレックスマン 上下」J.P.ホーガン
突然、全く見たことのない場所で目覚めた主人公は、過去数カ月の記憶を失っていた。さらに自分の生活に戻ろうとすると、自分は死んでいると言われるのだ。全体主義国家になってしまったアメリカで、一体何が起きているのか。これもイデオロギー&サスペンス作品ということで、この頃のホーガンはこういうのを書いていたんだな(再読)。