散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

2017年8月のカクテル

2017年08月31日 23時09分02秒 | 飲み歩き
今月はウイスキーを結構飲んでいるが、これはハーフショットも入っているのである。その他、オリジナルカクテルこそ多いものの、わりと注文がばらけない結果となった。

ウイスキー 9
オリジナル 8
モスコミュール 3
ウイスキーソーダ割り 2
官能的なカクテル 2
ギムレット 2
アクアビットモスコミュール 1
ジンソニック 1
アクアビットフィズ 1
ロブロイ 1
サウダージ 1
合計 31

もうすぐ夏休み

2017年08月31日 20時35分00秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
間もなく私の夏休みである。夏休みを待っている間に、かなり秋めいた季節になってきた。しばらく(と言っても2週間くらいだが)来れなくなるので、バー「N」を訪問。おや、早い時間なのに先客がいる。

1杯目はアクアビットモスコミュールから。



2杯目はあれやこれやと相談しながら、ジン+パルフェタムール+GET31+ピーチツリー+レモンのカクテルを作っていただく。



おお、これはまず色が斬新だ。こういうのをまず頼まないからねえ。そして味もなかなかに複雑だ。甘味の中に、ピーチツリーの香りやミントのスッキリ感がちょこちょこと顔を出すのだ。

3杯目はダルユーイン15年OMC。ダルユーインは5年前に一度飲んだことがあるようだが、まあ滅多には飲まないウイスキーだ。50度としっかりした濃さで、加水をしても十分楽しめる味だった。



先客氏は十勝地方の出身ということで、帯広のグルメ話などをしたものの先に帰ってしまい、バーは静かになった。今日はワールドカップ予選に、日ハム大谷登板ということで、酒を飲みに来る人が少ないのかもしれない。

つい、間近の夏休みに目がくらんでしまい、ジンソニックを注文してしまった。

 

ジンはドイツの高級ジン、NAKED Ginである。ここの常連の先生が1年間のドイツ行きを経て買ってきてくれたものらしい。ありがたくストレートも味見をさせてもらうと、素敵なフレーバーで美味いのだが、ドイツでスエディッシュパンチを買ってくるはずじゃなかったのか!?

どうやら手に入らなかったらしいので、しょうがないさと思っておくか。

2017年8月の一言

2017年08月30日 21時20分46秒 | Weblog
8月30日
・今日は恒例の水曜会。とは言え、人がそんなに集まらず小規模な開催となった。
・何とか1軒で帰る。



8月27日
・昨日は結構やってしまったが、6時前に起床。
・しかし、この暑さでマラソン、○○時間テレビ、世の中には理解できないことが沢山ある。

8月26日
・一旦、4時に目が覚め、その次は5時半に目が覚めて起床。
・昨日は飲みすぎというよりは、ちょっと食べすぎだったからな。
・札幌を離れる予定なので、札幌市内のギャラリー巡りは無し。

8月25日
・1週間、長かった。
・本を買ったら、やけに紀伊国屋ポイントがついたと思ったら、今日はプレミアムフライデー(プッ)なのだそうだ。

8月24日
・今日は酒を飲まずに健全に過ごすよ。

8月20日
・何とか6時台に起床。
・今日も結構天気が良いな。少し暑くなりそう。
・今日も少々よどんだ胃腸に汁なし担々麺をかます。それなりの味になっていると思う。

 

・酒を飲まない日の楽しみはアイスクリーム。「黄熊」というは鹿児島の街角でも実際に見かけたメニューである。
・最後に氷の部分とアイスクリームを混ぜて食べると、また一段と美味かった。

 

8月19日
・かろうじて6時頃に起きるが、何となく体がだるい。
・今日は札幌を離れようかと思っていたのだが、どうも挫折気分だ。となると、どうしよう。無理せず、だらけるか。
・けだるい中、カレーラーメンを食べる。かなりのカレー濃度、麺もブリっと太さが主張している。
・ワカメは無くてもいいような気がするのだが、味の大王のカレーラーメンにはこれだよね。

 

・結局、昼頃に外出し、いくつか札幌国際芸術祭の会場を見て回るにとどまった。

8月15日
・地下鉄はかなり空いているが、座れるほどではない。

8月14日
・いろいろ面倒になり、実家に宿泊して午前中に移動開始。こんなこともあろうかと、休みを取っておいたんだよね。
・しかし、今日はやっているギャラリーが極めて少ない。また飲食店もお盆休みの店が多いようなので、何もしないことにした。
・終日、家でダラダラする予定。
・但し、私の本来の夏休みは9月なので、明日からは通常出勤となる。
・札幌国際芸術祭は何とか宣伝しようと記事を書いているのだが、時間がないために内容が明らかに薄く、逆効果になっているかもしれない。もう少し愛情込めた記事を書かないといかんのだが、どうも手を抜いてしまっているな。

8月13日
・人でなしの私も、一応実家に行ってみることにした。
・しかし、私の父が輪をかけた人でなしで「お盆は何もしない」そうだ。この人のせいで、私はいわゆる儀式モノをやらなくなったのだろうと思う。

8月11日
・連休に突入し、調子よく5時半起床。
・天気は曇りだが、雨が降らずに何とか一日持ちそうか?

8月9日
・今日は酒を飲まないですんだ。
・今週はこの後、飲みっぱなしになりそうだからなあ。

8月6日
・5時半頃起床。
・割と暑いが8月はこのくらいでなくては。
・函館行くかどうか検討してみたが、どうも今一つ交通手段と宿泊が思うようにならない(お盆周辺だから)。情けないが断念。
・札幌国際芸術祭2017は非力ながら、少しでも盛り立てたい。
・やっと芸術祭のわりと詳細なパンフレットを入手。もう、今日が開催初日だからなあ…。事前にどこかに出ていたのだろうか。



8月5日
・調子よく4時半に起きたはいいが、雨が降って来た。
・今日は外出しなくてはいけないのに、困ったものだなあ。

8月4日
・明日は病院で検査(薬をもらうだけ)なので、外飲みはやめて置いて、家で少し飲む。

8月3日
・今日も酒を飲まない日。

8月1日
・今週は月曜日から飲んでしまっているので、今日は酒を飲まない日。

久しぶりの東京(4)

2017年08月29日 23時15分00秒 | 飲み歩き・東京
研修会場を出て、お台場海浜公園からまた混雑しているゆりかもめに乗り込み(今度は座れず)、新橋へ。新橋で夕食を食べようと、ちょっとふらふらするが、あまり迷わないようにということで、寿司屋の「UN」へ。考えてみれば、新橋で飲んだ最後の締めに行く立ち食い寿司と同じ店だが、ここは普通のカウンターとテーブル席がある店だった。

といっても値段はそれほどのことは無く、店頭に掲示されていた晩酌セットを注文。飲み物はこの暑さだ、生ビールとしよう。つまみはまず桜マス西京焼き、続いてサンマ揚げもの(冷製)がやってきた。





刺身より前にこれは無いだろうと思ったが、良く考えてみるとビールにはこちらの方が相性は良い。このつまみでビールを飲んで、刺身が出てきたところで、燗酒を注文した。



刺身はマグロ、カツオ、イカゲソ。イカゲソはちょっと残り物処分市の香りがしなくも無いが、カツオはまずまず、マグロはなかなか上質な脂が乗っていた。やはりこれには燗酒のほうがピッタリだ。

最後に寿司を食べようと、1600円の一人前握りを注文。割とすぐに注文の品がやってきたが、これも悪くないセットであった。品は左上からマグロ、?、マグロ、イカ、いわし、穴子、玉子、サーモン、ネギトロ、イクラの10貫セット。寿司飯の量もそこそこあり、食事としても満足できるものであった。



お茶をもらって、さて帰るとするか。というところで、飛行機の運航状況をチェックした私は暗い気持ちになった。使用機到着遅れの関係で、出発時刻が35分遅れなのである。あーあ、もうこれはどうしようもない。食事の時間も1時間しか取っていないので、もともとこれ以上早い便を予約するのも無理があったしなあ・・・

 

ということで、諦めて静かに飛行機に乗り、新千歳空港からJRで琴似に移動し、深夜に家に帰ったのである。疲れた。

久しぶりの東京(3)

2017年08月29日 17時30分48秒 | 旅日記
7時に起きればよいかと思っていたが、6時に起床。テレビをつけると北朝鮮からの弾道弾が発射されたということで、特別ニュースばかりになっている。結果的に日本をはるかに通り越して着弾しているし、どうせ打ち落とすことはできないし、これは始めての出来事でもないし、大騒ぎしすぎだよなと思う(途中で落下してきたときに、迎撃するという意味合いはある)。


→ちなみに東京は避難対象地域ではないので、私のスマホは鳴らなかった。

朝食は昨日買っておいたカップの天ぷらそばで簡単に済ませる。外に出て食べるという手もあるのだが、いつもの通りトイレ不安を抱えているので、手近で済ませてしまった。

 

8時ちょっと前になり、出発。やはり暑い。新橋からゆりかもめでお台場海浜公園に移動。電車を2本ほど待ったおかげで、かろうじて座ることができた。

(仕事、といっても研修だが、これについては当然省略)

昼食は近くのスーパーで鶏照り焼きそぼろ弁当を購入し、講習会場で済ませる。これも変に時間をかけるのがいやなのだ。ということで、そそくさと食べ、残りの休み時間はこの旅日記を書いて過ごす(仕事しろよ)。



(午後の仕事も予定通り終了)

さあ、移動開始だ。

久しぶりの東京(2)

2017年08月28日 23時07分46秒 | 飲み歩き・東京
さて、ホテルにいくことも考えて、神田から新橋へ移動。夕食を食べていないので、しばらく新橋をさまよった結果、2回ほど来たことのある「V」へ。かなりの混雑っぷりだが、手前の方が空いていたので、何とか場所を確保することができた。

1杯目は生すだちサワーでスタート。食べ物はと・・・、早い時間は口頭注文でOKらしいが、込んでくると自分で紙に書いて注文するらしい。カウンターも狭いので、まず第一弾として、レバーフライ、ワラサのなめろう風を注文。

ワラサは鰤に近い魚だろうか。小さめの角切りになっている身を見ると、赤身のところ(といっても色はピンク色だが)、脂の線が入っているところがあり、味わってみてもなかなか新鮮。これはお手ごろでいいつまみだ。



レバーフライは揚げたてのところに辛子をつけてと。腹が減っていたので、レバーの味と言うよりは、ソースのしみ込んだ衣が胃にドンと来る。やっぱり腹が減っていたのだ。



第2弾は周りで注文する人がやたらに多い抹茶割りとつくね大根煮、のり納豆。つくね大根煮はもう少し熱々だとベストだったのだが、大根にはつくねの味がしみ込んでおり、ほっとする煮物の味。



のり納豆はのりにネギ、細かく刻んだ沢庵が入っており、これをのりに乗せて食べるものだ。これは家でも作れてしまうつまみだが、飲み屋で食べるとなんとなく美味いものである。



 

これで一通り心が落ち着き、夜食と明日の朝食をコンビニで購入してからホテルへチェックイン。新しく快適なホテルだったが、ホテルのHPにのっていた地図が異常に分かりづらく(私が方向音痴だから?)、少々迷ってしまった。



後はシャワーを浴びてから、軽めの夜食。何だか腹いっぱいになってきた。程々の時間に寝ることにしよう。


久しぶりの東京(1)

2017年08月28日 19時31分10秒 | 飲み歩き・東京
午後一の会議が終わると共に、札幌駅から新千歳空港に移動。新千歳空港ではレイアウトの変更が行われているようで、ちょっと迷って遠回りして飛行機に乗り込む。なぜか知らないが、今日はほぼ満席ということで、かなり辛い。逃避代わりに、前半の1時間は眠って過ごすことにした。


→待合室の座席も変わっている。

東京に到着し、モノレールで浜松町に移動、さらに山手線で神田に移動。今日は比較的気温が低いとのことだが、さすがに湿度が高く、私には暑い。何しろ5か月ぶりの東京とあって、前回来たのは3月だったからな。

今日の1軒目は恒例のバー「H」へ。いつもの時間より遅めなので、先客が5名ほどいたが一番奥の席が空いていた。久しぶりの訪問なので挨拶をして、1杯目はモスコミュール的なものを注文。



出てきたのはジンジャーエールの代わりにジンジャービアが使われたモスコミュール。苦味が少し強く、これはいい感じだ。

2杯目は「ホワイトミントとディタを使ったカクテルを」とお願いして、TIOぺぺ+GET31+ディタ+PICON(古いPICON ROUGEというボトル)のカクテルが出てきた。シェリー酒とミントとディタの相性は実はすこぶるよろしい。他にシェリーカクテルというと、バンブー等があるのだが、一時かなり飲んでいたものの、あれはベルモットのせいか微妙に好みでないところがある。今回のカクテルはシェリーベースの傑作といっていいだろう。



3杯目以降はマスターのオールドボトル攻撃にあい、まずはオールドオーバーホルトから。普段、ウイスキーというよりもマンハッタンのベースという感じだが、飲んでみるとしっかりウイスキーらしい。現在のバーボン固有の癖と感じる少し甘い味わいがそれほど感じられないのだ。



次はスコッチを試そうということで、ヘッジスバトラー。これは昔懐かしいブレンデッドの味。何もピート香が強いだけがスコッチではない。こういうマイルドなのも、心落ち着くものである。ちなみにこれは明治天皇に贈られたこともあったらしい。



最後にウイリアムロウソンズという8年熟成のブレンデッドで締める。これはヘッジスバトラーよりはコクがあるものの、やはりマイルド系ブレンデッド。たまにこんなを試してみるのも面白かった。



ふー、調子よく飲んだ。


新店開拓

2017年08月27日 14時23分43秒 | 食べ歩き
今日は遠出せずにのんびりと過ごす。昼食時になり、ぶらっと外へ。今日の札幌は日が照ればそれなりに暑く、日が陰れば涼しいという天気。



まずは酒の購入方々、二十四軒を東方面に向かい、以前からちょっと気になっていた中華料理の「C」を訪問。琴似・二十四軒界隈は中華料理店があまり無いような気がする上に、日曜日に開いているというのは貴重だ。店内に入り、カウンター席に腰を据える。

メニューを見ると、定食・チャーハン類・麺類となかなか豊富な品揃え。今日は飲むわけに行かないが、点心単品もあり、少しつまみながら飲むこともできそうだ。今日は定食の中から、魚香肉絲(豚肉の豆板醤炒め)を注文。しかし、豚肉料理なのに、なぜ「魚」という文字が入っているのだろう(今検索してみたが、諸説あるらしい)。

中華料理は手早い。さほど待つことなく、定食がやってきた。



ご飯、魚香肉絲、ミニサラダ、卵スープ、ザーサイ、杏仁豆腐、お茶がセットになっている。早速、魚香肉絲を一口行くと、辛すぎないくらいのちょうど良い辛さ、ピーマン、竹の子、人参、木耳と野菜の歯触りが良く、全体がいいとろみでまとまっている。そして何よりも熱い!

これはご飯に合うおかずである。あまりに熱いので、途中でサラダ、ザーサイを合いの手にいれつつ食べ進む。ボリュームもなかなかあり、いい昼食だった。他にもかなりメニューがあるし、日曜日の琴似界隈歩きの時には、重宝するかもしれない。



この後、酒(ジンとウイスキー)を購入し、図書館に立ち寄ってから帰宅。やっぱり少し暑かった。

20170826最近読んだ本

2017年08月26日 23時12分30秒 | 読書
■「キャスターという仕事」国谷裕子

■「逃北」能町みね子
なぜか北へ旅したく(逃避したく)なってしまうというエッセイ。

■「世紀末ザコ伝説」武論尊、原哲夫
「北斗の拳」に登場するザコ共にスポットライトを当てた本。渋いザコとしては、シャチの父親、双胴の鯱を上げたい。カイオウに一杯食わすほどの、なかなかの男である。ダメザコとしては、登場時の期待の高さと、負けた時の落差が激しすぎる男、アミバ様を上げておこう。

■「HO 2017年10月号」
特集は小樽、ニセコ、岩内。

■「マンガ酒」
酒にまつわるマンガエッセイを集めた本なのだが、こういう時、えてして飲めない人が入っているというのはどうなんだろう。

■「花野に眠る」森谷明子

■「カツ丼わしづかみ食いの法則」椎名誠

■「繁栄の昭和」筒井康隆

■「ワカコ酒9」新久千映
今回1つ目の鉄火巻で飲むというのは、私も賛同したい。私の場合はつまみというよりは、締めの感じが強いけれども。

恵庭

2017年08月26日 19時47分33秒 | 飲み歩き・北海道内
苫小牧から恵庭に到着。早速、私が恵庭で愛用している店に行ってみるが、何と予約で一杯なのだとか。店が流行っているのは良いが、予約が必要になるくらいだったとは…。これまで、店が開いている限りは入れないことは無かったので、想定外だった。

しかし、そこはそれほど慌てず、もう一軒行ってみたいと思っていた居酒屋「K」へ。

扉を開けてみると、外から想像できないくらいに席があり、こちらは問題なくカウンター席を確保することができた。まずは今日の天気の中を歩いてきたのだ、ビールを注文し(ジョッキ冷え冷えだった)、通しは豚肉とキャベツの味噌味冷製、糸唐辛子乗せだ。



まずは刺身を注文。盛り合わせでとお願いすると、サーモン、アカハタ、鯛、キンメ、マグロ、タコ、ツブと豪華なのがやってきた。一番食べてみたかったので、頼んで入れてもらったアカハタは非常にいい歯ごたえ。鯛は逆に寝かせたのだろうか、しっとりした歯ざわりだ。キンメはそのちょうど間といった感じで、脂の乗りがいい。



サーモン、マグロ、タコはまあ普通だろうが、ツブのさっぱりした味を久しぶりに食べられたのは良かった。刺身には酒だろうと、名前は聞いたことがあるが、飲んだことのない紀土を注文。



落ち着いたところで、肉系統に切り替えて、豚角煮を注文。おお、汗をかいたせいか、少しコッテリした味がたまらない。肉は実に柔らかいが、味が抜けてスカスカになった感じはどこにも無く、手が止まらない美味さだ。これはご飯を頼みたいなというのも、少し頭に浮かんだことは否定できない。



次はハーフ注文が可能ということで、店名を冠した「K」ザンギ。なるほど、最初からタレがかかっているんだな。



食べてみると、「ザクッ、ジュワー」という擬音がこれだけ合うザンギもなかなか無いだろう。さっぱりと酸味のあるタレ、肉汁を蓄えた鶏、実に素晴らしいのだが、ハーフで大ザンギ3個、ちょっと多いがサービス品だと思うことにするか。

つい酒も進んでしまい、羽根屋という富山の酒を頼み、後は酒盗クリームチーズと食事代わりのコーンバターで締めることにした。





うむ、ここに来るのは予定外だったが、なかなかの店だった。



恵庭にもバーがあるのだが、日本酒2杯が効いてきた。今日は大人しく帰ることにしよう。

苫小牧

2017年08月26日 16時00分47秒 | ART
小樽から苫小牧へ移動。途中、眠くてたまらなくなるところを、千歳で乗り換えが必要なので必死で我慢。何とか無事に苫小牧に到着した。



苫小牧は快晴。もう雨は降らないだろう。

■苫小牧市美術博物館「水から未来を紡いで」。トヨタ自動車北海道株式会社創業25周年記念事業だそうだ。
アメデオ・モディリアニ「青い背景の娘」:背景が青一色ではなく、緑がちょっと入っているところにアクセントがある。
藤田嗣治「収穫(二人の人物のいる風景)」:これは藤田には珍しい画風ではないだろうか。女性の目はモディリアニに似ているところもあるし、全体としての印象は中国、またはエジプトの感じがある。
藤田嗣治「フォークを持つ少女」:よくデパート等でも見かける、少女を描いた作品。しかし、この線を一発で描く藤田はやはりすごいと思う。

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー「風景」:ターナーの描く、自然と幻想風味が入り混じった小品。
ギュスターヴ・ロワゾー「アダム島の川岸」:グレーと青が入り混じった空が美しい。
ラウル・デュフィ「風景(ドービルの港)」:隣のユトリロの画の深刻さに比べ、案とも気楽で軽やかな印象。

アルフレッド・ド・ブリアンスキー「朝の渓流」:私好みの写実作品。
モーリス・ブリアンション「牧場の馬」:緑の背景に緑色で馬を描くという、大胆かつ不思議な作品。決して見づらくはならず、心落ち着く一体感のある作品になっている。
ベルナール・ビュッフェ「ブレア島」:丁寧な力作。ビュッフェ特有の筆遣いも程々で、やり過ぎていない作品だ。


→まぶしいくらいのハレーション。

展覧会は私が入ったときはそこそこの込み具合だったが、出る時には入場制限(といっても10分待ちくらい)がかかっていた。最終日の今日はもっと混雑するだろうなあ。

かなり暑い苫小牧、駅へと戻り、恵庭に向かう。


小樽(3)

2017年08月26日 13時12分23秒 | ART
次に乗る列車まで時間があるため、駅近くの紀伊国屋へ。本を選んでいるうちに雲行きが怪しくなり、雨が降ってくる。座るところのある長崎屋に移動し、読書で時間つぶしをする。

すると、店内にいる人が思わず外を見てしまうくらいの大雨の音がするのだ。こりゃまいったね。多分、一時的な雨だとは思うのだが…



そろそろ駅に行こうかなと思ったが、相当な雨だ。思わず横で雨宿りしているおばさんに、「これは凄いですね」と私から話しかけてしまうほどなのだ。駅まで1分くらいのところにいたので、何とかなるだろうと飛び出したところ、急に雨が小降りになった。焦る必要もなかったか。



小樽駅では4番ホームで石原裕次郎のメモリアル展示が行われている。普段は入れないメモリアルルームに入り、さらには駅長室まで公開されているので拝見させてもらった。

 

私の石原裕次郎のイメージは、これ「太陽にほえろ」と「松竹梅」だな。



彼の(多分)等身大パネルも展示されている。あれ、あまり大きな人ではないなと思ったら、実は身長は178cmなんだとか。いや、イメージだと185cmくらいはあるよね。このパネル、かなり若い時のものだと思うが、「アニキ」と呼んでしまいそうな貫禄がある。実は今の私は石原裕次郎が死んだ年と同じなのだが、貫禄が違いすぎる…。



それでは小樽を出発することにしよう。


小樽(2)

2017年08月26日 12時25分10秒 | 食べ歩き
今日はイベントのためなのか、開いていない飲食店が目に入る。そんな中、一度行ってみようと思っていた「YB」へ。何となくラーメンもある蕎麦屋さんというイメージを持っていたのだが、メニューを見る限り、ラーメン主体の食堂という感じだろうか。



店に入るとちょうど昼時なのだが、他の客がいない。ちょっと「シマッタ!」感を感じながら席に座り、メニュートップにある塩ラーメンを注文。店には年配のご夫婦らしき人がいるが、母さんの方がラーメンを作り出した。

父さんはしばらくテレビを見ていたが、やおら「どこの人」と話しかけてきたので、札幌から美術館に行くために来たという話をする。どうも、そういう話をすると「すかした野郎だぜ」と思われるような気がしてならないのだが、幸いなことに「今の展覧会、良いんだってね」という反応が返ってきた。

その後、父さんは責任を果たしたのか、カウンターに横倒しになってテレビを見る態勢に入った。体の調子は大丈夫なのか? やがて母さんが昔ながらの塩ラーメンを運んでくる。



具材は割と大きめのチャーシュー、なると、ゆで卵(これでいいのだ)、メンマ、麩(昭和だ)、海苔、ネギとまさに伝統の品ぞろえ。麺は少し柔らかい方だろうが、十分許容範囲で、あっさりとシンプルな塩スープがいい。これで500円、十分満足だ。

メニューの中では、カレーラーメン、カツカレーライス(なにしろカレー+100円の値段だ)あたりも試してみたいところだろう。


小樽(1)

2017年08月26日 11時59分45秒 | ART
今日は2か所行きたいところがあるので、恒例の一日散歩切符を購入し、琴似駅からスタート。8時49分、小樽へと向かう。



駅に向かう途中の温度計がすでに28度の表示になっており、今日は暑い予感。日中に雨の予報も出ているため、一応傘は持ってきたものの、これだけの快晴なのだからどうなるものやら。

JRの混雑はさほどではなく、座ったまま小樽に到着。早速、駅前通りを海の方に向かい、1番目の目的地は小樽市総合博物館運河館へ。



「榎本武揚-小樽に賭けたテクノクラート」という展示と合わせ「小樽進駐軍の映像」という1945年のビデオ映像が公開されているのだ。



消防犬「文公」のお姿を見ながら、展示室の奥へと向かう。

 

「小樽進駐軍の映像」:7分33秒の映像で、前半は米軍機が編隊を組んで飛んでいる様子。地上から撮影しているため、かろうじて飛行機の形に見えるくらいであまりパッとしないが、あれだけの飛行機が空を飛んでいるのを見れば「これは負けだな」と絶望感を感じずにはいられないだろう。後半は住吉神社の映像などがかなり綺麗なカラーで残っているので、あまり期待せずに一目見るとよいであろう。

その横に、オタモイ遊園地・竜宮閣などのパンフレットが展示されており、珍しいものなので非常に面白かった。

続いて、市立小樽文学館、美術館の方に向かうと、小樽芸術村がかなり整備されてきたところに出会った。次は旧三井銀行小樽支店の建物。建物の前にはズバリ「小樽芸術村」というバス停がある。

 

建物の横には小公園が整備されており、予想以上に力が入っている感じだ。できれば、ここに彫刻を何点か置いてほしいものだが。



さらに東方向に進むと、旧北海道拓殖銀行小樽支店の前に出た。こちらも9月1日グランドオープンとあって、先が楽しみだ。



■市立小樽美術館「甦る炭鉱の記憶」。
大黒孝義「コールビン雪景」:夕張の明るい雪景色を描いた作品。天気が良くなると、突き抜けたような明るさになるのだ。
木下勘二「抗夫」:坑内に降りようとする男たちを描いた作品であろう。手を合わせて祈っているらしき人もあって、どこか修道女のようにも見える。
小林政雄「炭鉱風景」:黒く太いエッジで炭鉱住宅を描いた作品。キュビスム的でもあり、ビュッフェのようでもある。

大崎盛「富岡より高松423区」:炭鉱住宅を写した写真。4階建ての団地なのだから、相当な近代的施設という感じだっただろう。
大崎盛「本町から望む」:1978年の写真だが、まだ街には賑わいの気配がある。
佐藤時啓「Yubari(Photo Respiration)」:シャッターを開放したカメラに向かい、鏡で光を反射させたものを撮影したもの。廃墟の周りに蛍が飛んでいるかの映像が非常に美しく、非現実感と往時の賑わいを感じさせる。

秋山祐徳太子「ザ・夕張バロン」:ブリキ製の男爵像。控えめな造形でなかなかのカッコよさ。

テーマが炭鉱なだけに、小樽というより夕張ではないかという気もするが、石炭を運ぶ鉄路が小樽までつながっていたというのが開催の理由なのだろう。鉄道路線に関する資料もあったが、面白かったのが駅名の変遷である。現在の小樽は、小樽中央→高島→中央小樽(!)→小樽となっているらしい。また現在の南小樽が、開運町→住吉→小樽(!)→南小樽と変わっているとのこと。これは混乱はなかったのだろうか…



■市立小樽文学館「太陽の兄弟-石原慎太郎と裕次郎展」。まあ、世代的にはあまりスターという気もしない、石原兄弟である。慎太郎は晩節を汚すだけのガッカリな老人(「太陽の季節」も読んだことがない)、裕次郎は「太陽にほえろ」のボス(警察の役職としては偉くないのに、異常な迫力)というところだろうか。

石原慎太郎がサラリーマン時代だったころの写真。まあ、すかしてますわな。



「狂った果実」の撮影打ち合わせと思われるシーン。石原裕次郎、慎太郎に長門裕之、津川雅彦という豪華な顔ぶれ。



一見の価値はあるだろう。本当は石原裕次郎記念館にもちょっと行っておきたい気持ちはあったが、時間の関係で諦めた。結局、私は一度も行ったことがないまま、閉館になるのだろう。



■市立小樽美術館「一原有徳の世界11 二つの技法 モノタイプと腐食版」。
「F20」:なぜか手宮洞窟の文様を思い浮かべる。
「SON(V)」:とてつもなく巨大な円盤状物体の縁をクローズアップしたような感じ。
「UIR」:斜めに羽根のような形が走り、これまた古代遺跡を思い起こさせる。
「底」:一原の日本語タイトル作品が今回は多かったが、あまり見たことが無いような気がする。これは火星表面を思わせるザラザラした中に、水の流れのような形が浮かんでいる。非常に面白い。

中村善策記念ホールでは、「風景」という作品は見た記憶が無い。それ以外はおおむね見たことがあり、時間の関係でさらりと見る。

よし、ここで一旦、昼食だ。