散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

喉が渇く

2007年07月31日 21時15分23秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
会議終了後、「何だか喉が渇いたねえ」と誘い水を向ける先輩K氏を連れて、すすきののバー「C」へ。1杯目はウィスキーソーダ、二人連れなので珍しくピザを注文してみた。以前マスターは「今はピザにタバスコでもないんですけどね」と言っていたが、出されると使いたくなる。数滴かけてパリパリの所を食べる。

2杯目は大きくボトルの変わったハイランドパーク12年。3杯目は久々のマティーニ(今日は(も)、ピタリと旨かった)。

会社の話からどんどんズレて、最近の話。K氏は面白い方で、「この間、真駒内から支笏湖まで歩いたんだよね。そうしたら、帰りのバスに間に合わなくなりそうになって、ヒッチハイクしたんだけど誰も止まってくれくてさあ」(そりゃそうだ)。「結局、温泉街から戻るタクシーに乗ってバスに間に合って・・・」・・・一体何をしているのか。ちなみに歩数は5万歩を超えるらしい。さすがの私もやる気が起きない。

4杯目に「この間アクアビットマティーニ、アクアビットギムレットを飲んだので、その次は」とマスターに尋ねると、アクアビットバラライカが登場。確かにこいつは合うかもしれない。

結構調子よく帰宅。

いくつかの雑感

2007年07月29日 17時15分04秒 | Weblog
髪の毛が鬱陶しくなってきたので、床屋さんに行ってきた。前回行った時に、森山誠(画家の人)が来るという話を聞いていたのだが、店主が「名前を知っていたので、特別にお見せします」と森山誠の画(F20くらいかなあ)を見せてくれた。思わず引き込まれる作品、いいものを見た。

それから選挙へ行く。比例区の候補者の名前をしげしげと眺めてみたが、ビックリするような人が出ているな。日本人以外の人や、普通の名前ではない人(お前、芸能人か)もいた。もちろん立派な人なのかもしれない。

選挙日が当初の予定から1週間伸びて迷惑を受けた人は沢山いるが、フジテレビはかなり迷惑を受けたほうに入るのだろうな。なにしろ「27時間テレビ」をやったその後に、選挙特番をやらなければならないのだ。グッタリだろう。

4万枚

2007年07月29日 00時41分09秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
普段行くバーでパーティー(貸切ではないと思うが)が開催されていたので、方向を変えて「N」へ。相当歩いたので喉が渇き、1杯目は珍しくロングカクテル。ジン+チェリーブランデー+レモンにジンジャービア。ちょっと甘めだが、ジンジャーの味が効いている。

ここでたまに来店するらしいバー「Y」のY氏が登場。「ぼくの切り絵が4万枚になってさ」と、まさに伝説のマスターによるお言葉。いいシーンに出会った。

2杯目はマティーニ、3杯目はサイドカー。結構酔いがまわる。霧雨の中、北24条に移動し、いつもの焼鳥「T3」へ。いつも通り適当に飲み食い。焼鳥、生ハムサラダ、セロリのサラダ、手羽先、鳥わさ、おしんこ、最後におにぎりを2個食べた。

途中からアジアカップ3位決定戦が行われ、私を含む一部の人以外は熱く観戦。しかし皆「○○はいらないんだよ」「ここは右に展開だろ」と非常にキツイ言葉で日本を攻める。「相手のキーパーってグレートスーパーゴールキーパーだよね(copyright「キャプテン翼」)」などという私のボケ発言は誰からも無視されてしまった。

PK戦で日本敗北、お疲れ様の帰宅。

20070728ギャラリー巡り

2007年07月28日 16時26分02秒 | ART
本日のギャラリー巡りは、近美→札幌市資料館→市民ギャラリー→大通美術館→富士フォトサロン→大同→たぴお→道新→時計台→さいとう→スカイホール→アリアンスフランセーズの12箇所。

■北海道立近代美術館「創造する多面体 ダリ展」。ダリを好きと言い切るのは、いかにもな感じがして少々気恥ずかしいが、やはり素晴らしいよ。基本的に画が上手いというのもあるし、何だかダリの画を見ているとほっとする安心感がある。あの画に安心感を感じるというのは、さすがにシュールレアリスムの古典というか、”ダリ的”なものがあちこちに根付いているのだろうと思う。多分、同時代に生まれ、始めてダリの画を見たら不安感を感じずにはいられないと思うのだ。

作品としては、細かい所が気になる思わせぶりな作風は予想通りだが、意外とスペインの風景画的な要素も感じられる。もう一度じっくり見に行かなければ。

■札幌市資料館「松尾竜平個展」。石狩川風景と男の背中。寡黙な感じ。

■札幌市民ギャラリー「北海道陶芸展」。中々面白かった。丹野茂雄「対対」は源氏物語を思い出すような色彩の皿。小倉裕美子「炎の組曲」は周囲のくぼみが面白い形。中嶋純子「五月雨」はシャープな形に白い釉薬がすっとかかり、美しい。

■大同ギャラリー「原田ミドー工作少年展」。2階(というか4階)奥の作品は近美で見たかな。輝かしいVの字の前に、人びとが進むべき方向を見失っているように見える。

■道新ギャラリー「盤景展」。盆栽とジオラマの中間というか。

■スカイホール「濱田五郎油絵個展」。「厳冬大雪」はただ雪山と暗い空のみ。もう少し違うものを描きたくなるところを押さえている迫力がある。アンティーク絨毯を展示していた所で「北大路魯山人はアニサキスにやられた」と非常に盛り上がっていたが、それはジストマでは(「美味しんぼ」によると)。

■アリアンスフランセーズ「吉田玲銅版画展」。少々アールヌーボーっぽい曲線にも見えるが、その線と色彩は魅力的。作者に1版多色刷の作成の仕方を伺ったが、残念ながら素養がないので良く分からず。ともあれ、行っておいて良かった。

中毒なのか

2007年07月28日 11時44分16秒 | 食べ歩き
先週来の「カレー食べたいなあ」との思いが高まり、大通の「K」へ。スパイスにはやはり中毒効果がありそう。

今日はチキンのカレーにシシカバブー?が付くセットにしてみた。カレーは中辛であるが結構辛く、さらにスパイスたっぷりのシシカバブーが後追い攻撃。もう一歩間違えると線香のような味だ。





食べきって甘いチャイでほっとする。

20070728最近読んだ本

2007年07月28日 07時27分39秒 | 読書
「不確定世界の探偵物語」鏡明
ある特定人物のもつタイムマシンで日々時間改変が起きている世界の探偵物語。そもそも事件自体が起きていないことになったり、犯人の人が変わって犯罪など犯していないことになってしまったり世界は支離滅裂。そんな中でラブロマンスとハードボイルドの雰囲気が楽しい。

「トランスフォーマー」アラン・ディーン・フォスター
先日読んだやつは前日譚で、これが映画版のストーリーなのだな。地球上についにトランスフォーマーが出現。アメリカ映画なのでラブコメテイストもあり。

以下、図書館の5冊。
「もう懐かしい平成の年表」清水義範
平成元年から10年までの筆者のコメント入り年表。コメ大不作とか、豊浜トンネル崩落事故とかあったなあ。

「その日ぐらし」高橋克彦、杉浦日向子
江戸及び浮世絵中心の対談はよいが、途中から神秘的になって冷める。この二人、書いた文章から察するにわりと本気で信じているもんな。

「江戸に学ぶ粋の心」小山觀翁
最近読んでいる江戸風俗シリーズ。「たいこもち」の存在理由と現在滅びかけている理由というのが面白かった。

「戦時下の子どもたち」太平洋戦争研究会編
戦争の良し悪しは別として、慰問文を受け取った兵隊さんの返事にジーンと来た。「ありがとう、そんなに(文章を書くのに)骨を折らなくても良いんだよ。君たちのどんな話だって、何でもうれしいんだ」。恐らく子供たちは指導されて「戦地の兵隊さん、お国のために・・・」といった文章を書くようなのだが、兵隊さんからすると日本の風景や、暮らしぶりを書いて欲しかったのだろうな。

「世界遺産謎多き16の大遺跡」Newton
マヤ文明の超大国コパンの王が、属国キリグアに誘拐され大広場で斬首。なぜこんなことが起きたのだろう。インドのパルシュヴァナータ寺院の女人像がものすごくセクシー。倖田來未みたいなポーズなのだ。色々面白い本。

桃とトマトのスープ

2007年07月26日 21時12分13秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
カクテルの会、第7回目の会合。本日も「G」ホテルに集合。

ここ数回、メニューブックの中から飲んだことのないカクテルを中心に頼んできたが、今回でそろそろ限界かな?

1杯目:カンパリソーダ・・・カンパリ好きなので
2杯目:エクソシスト・・・名前はともかく、テキーラにブルーキュラソーの色がとてもきれいで夏っぽい
3杯目:シークレットラブ・・・名前言うだけで恥ずかしい
4杯目:フィーバー・・・グレープフルーツの味が効いていて、爽やか
5杯目:ニコラシカ・・・素人受けすることでは随一。高いブランデーでやって見たいものだ
6杯目:ゴッホ・・・誕生日カクテルより。前回、自分の誕生日カクテルを飲んでいるので、その日から後ろを見て行って発見。ゴッホはそんなに好きじゃないけど良いか。レシピはアリーゼ+ウォッカ+パイナップルジュース+ピーチリキュール。アリーゼってパッションフルーツのリキュールなのか・・・。少々アルコール弱くて、残念
7杯目:ブルーブレーザー・・・食後にはリキュールが美味しい
8杯目:バラライカ・・・そして目に付いたさっぱりカクテルで締める

このプランのつまみは豪華だが、今日は桃とトマトのスープというのが特に評判であった。2層になっているスープで、上層の桃だけではちょっと甘いのだが、下層のトマトに塩気が効いており、これを混ぜると絶妙な味になる。来月の開催日も決定して散会。

フェルネブランカ

2007年07月25日 22時51分21秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
最近忙しくて非常に消耗する。バスセンターから地下鉄ですすきのに向かい、バー「N」へ。普段は歩いていくのであるが、今日はもう乗っちゃえという感じだ。

ちょうど先客一人がいなくなり、のびのび。1杯目は珍しくマルキ ド サド ブリュット(シャンパン)。少々湿度が高いので、さっぱりする。

2杯目はフェルネブランカ+マルティニビター+ジン+チェリーブランデーの苦いカクテル。フェルネブランカの原液もちょっとだけ飲ませてもらったが、苦味がずっと後を引く強烈味。でも、好きな味でもある。

3杯目はラフロイグ10カスク。なぜか「マッカランの樽に入れてしまいました」ということであるが、やはりラフロイグの味が圧勝で、マッカランの風味は良く分からなかった。

客が徐々に増えてきたところで切り上げ、夕食のためラーメン「S」へ。本日は塩ラーメン。なかなか旨かった。

沖縄料理もあり

2007年07月24日 21時45分37秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
先日の某全国大会の反省会を3名で細々と居酒屋「K」にて開催。

今日から何だか暑くなってきて、まずビール。それからハイボール、焼酎ボトル。焼酎ボトルは九州から大会に参加してくれた人が残してくれたのだ。

食べ物は枝豆、ミミガーキュウリ和え、しめ鯖、イカソーメン、イカ丸焼き、豚串、さつま揚げ、その他。

今レシートを見ながらこの記事を書いているのだが、しめ鯖のことを「鯖きずし」と書いてある。「きずし」というのは関西圏で魚の酢しめ(一般には鯖が多い)のことを言うので、もしかしてこの店、関西系列なのかも知れない。

ボトルが3分の2は残っていたので、結構酔う。ご馳走様でした。

20070722最近読んだ本

2007年07月22日 23時37分58秒 | 読書
「猛き風に告げよ」夢枕獏
UWFへのオマージュエッセイ。しかしその後、U系3派分裂→アルティメット→PRIDE→一部の人は制圏道・ハッスルとなるその後を見ると、結局特別なムーブメントではなかったのだなと思う。ちょうどUWFブームの頃、私はプロレスを見ていなかったのだ。

「TheWhiskyWorld Vol11」

「鬼平犯科帳7」池波正太郎

「博物館の楽しみ方」千地万造
博物館LOVEである。札幌にもぜひ欲しいものである。

以下、図書館の4冊。
「大江戸人情舞台百一景」秋山忠彌
俳句や川柳をしるためにはこういう江戸風俗ものを知っておいた方が良い。

「真珠湾攻撃」窪田明
イギリスが米独開戦をさせるために、ドイツと同盟していた日本に対してアメリカを戦わせることが狙いであったというストーリー。そうかも知れない。

「旅先だとどうして彼は不機嫌になるの」松田朝子
確かにタイトルどおりの疑問はあるのだが、旅先における性格を血液型分析するのがもうイヤダ。それから事前に旅先で不機嫌になる人をこれだけ慎重にチェックするくらいならさっさと一人旅すればと思う。

「サザエさんをさがして」朝日新聞be編集部
新聞に連載されていたサザエさんを子供の頃から見ていたので、深層心理に刷り込まれているものはあると思う(もっとやられているのは巨人の星だが)。今となってはマスオさん世代より、波平に近いのか、俺は。

カレーハンバーグ

2007年07月22日 14時56分11秒 | 食べ歩き
琴似の喫茶展「H」へ行き、絵画展「さっぽろ散歩」を見つつ昼食。

「さっぽろ散歩」は繁野三郎、伊藤仁などの風景。目の前にも伊藤仁の銅版画があり、ちょっといい感じ。

昼食はカレーソースのハンバーグ。鉄皿の上でソースがぐつぐつとなっている熱い所を食べる。つけあわせのジャガイモ、スパゲッティも昔ながらの洋食風である。

写真が激しく手ぶれしてしまった。今使っているデジカメが壊れたらブレ防止機構のついているのを買おうとしているのだが、なかなか壊れないのだ。

小ネタ

2007年07月22日 08時49分58秒 | Weblog
先日の某全国大会におけるクイズ大会でもらったカップヌードルを食べる。これはカップがリユース可能になっており、環境に優しいのだ。今更カップ麺に環境もへったくれもないような気もするが。しかも中にいれるリフィル麺は、どこに売っているのだろうか・・・

夏の風情

2007年07月21日 21時18分26秒 | 食べ歩き
ギャラリーを21箇所も回るとさすがに疲れる。休憩&食前酒をやるために、すすきののバー「C」へ。ウィスキーソーダを飲んだ後、最近着目しているアクアヴィットを使った、アクアヴィットギムレット、アクアヴィットマティーニの2連発。結構、酔いが回るなあ。

琴似に移動して、ビストロ「PE」へ。目の前の交差点(旧5号線)で自動車事故が発生していたが、いずれも乗車していた人は無事な模様。

今日は少々良いワイン(サンポール・ドミニク)を注文してみる。うーん、良い香がするぞ。アミューズは自家製生ハムとフルーツの盛り合わせだ(本日、全般にピンボケ写真が多く、全てはお届けできない)。

続いて前菜は枝豆とチーズのキッシュ、田舎風パテのカスクート、鮮魚(マナガツオ)と和菜のエスカベーシュ、と何かもう一品(写真右上のが分からん)。いつものごとく、料理名は少々あやしい。



次はヴィシソワーズに浸ったカペリーニ。1年間熟成したという男爵いもを使ったスープというかソースの部分は非常に滑らかで冷たさが気持ちよい。カペリーニは歯ごたえが残っており、これは夏にふさわしい傑作だ。岩塩やら香草を落として、味を替えるのも楽しい。

魚料理は鱒のソテーブールブラン(バターソース)。バターとは言っても味は軽やかで、皮目のパリパリした歯ざわりがたまらない。



肉料理は仔羊のグリエフレッシュハーブのソース。ハーブの香りがかなりするなあ。柔らかい仔羊に付け合せのソテーしたキノコ、味付けのしてあるマッシュポテトもピッタリだ。

今日はワインを少し残して、と初めてチーズ盛り合わせを注文することが出来た。小さいパンにジャムとあわせたり、ドライフルーツ(イチジク)とあわせたり。熟成の状態も申し分のない感じであった。



最後にデザート。ヨーグルトのスープ、レアチーズのムース、りんごのコンフィ、ミルクオレンジとミントティのソルベ。単体で食べても良し、どれをあわせても良しという味わい。最終的に全部混ざってしまったのを食べても旨いのだ。



やりつくして帰宅。その後、食後酒としてブランデーをちびちび。

20070721ギャラリー巡り

2007年07月21日 16時54分06秒 | ART
本日は近代美術館→資料館→コンチネンタル→大通美術館→大同→紀伊国屋→テンポラリー→4プラ→さっしん→スカイホール→さいとう→三越→丸井→札幌市役所→道新プラザ→時計台→たぴお→札幌市写真ライブラリー→市民ギャラリー→ART-MAN→北海道画廊の21箇所(ふーっ)。

■近代美術館。まず図録市を見に行くが、非常に込んでいた。私が行ったときは最大でも10冊くらい抱えている人たちがいるくらいだったが、噂によると朝一は箱買いに近い人がいたらしい(業者さん?)。図録は重いので、私はガラス関係のを2冊だけ購入。近美のコレクションギャラリーではガラス展示が多いのだが、それらに全然詳しくないので、ちょっと図録を読んでみようと思ったのだ。

「ダリ展」は初日で込んでいるので飛ばして、コレクションギャラリーへ。こちらは空いているし、普段と配置が違うガラス展示は面白い。こんな感じ↓なので、見たことがない人も足を運んでほしいものである。





■コンチネンタルギャラリー「交差する視点とかたち」。川上力三の「遠い道」は陶芸作品でらせん階段のようなかたち。下沢敏也「RE-BIRTH」は何本もの墓標のようなかたちから、再生へとつながるイメージか。阿部典英は赤とグレーの色調の対比。炭化したような金属のようなグレーの色彩に引かれるが、バランスを取るための赤も必要なのだろう。三者三様の良い展覧会。

■テンポラリースペース「石川亨信 凹版画展」。ご本人がいらっしゃった。「外から入る光が、夕方オレンジ色になり、さらに暗くなってから照明をつける。そのたびにイメージが変わるんです」ということで、ギャラリー特性を生かした展示。抽象版画であるが、ギャラリーの床にあった作品には、”竹”を思わせる形が見て取れた(作者の言葉は私なりの解釈になっているので、発言された通りではないと思います)。

■4プラ「札幌人の楽園回廊in4プラ」。来場記念にということで、「札幌人」を1冊頂いた。

■スカイホール「さっぽろとフランスを愛した画友展」。小野州一「サン・トロッペ」、山下充「巴里」、渡会純价「わたしのパリ」あたりが、パリっぽい雰囲気。とは言え、私はパリへの憧れは皆無だ。

■さいとうギャラリー「第13回さいとうギャラリー企画夏まつり「風」パートII
」。恒例の小品展。パッと見て、面白いなと思った人々。前川アキ、渡邊慶子、阿部典英、會田千夏、三島英嗣、村本千洲子。

■丸井今井「東山・加山・平山 版画三人展」。何だか安直な催し物だが、加山の版画(メゾチント)は雰囲気があって良かった。「岩崎紘昌氏監修によるアンティーク・骨董市」にもついでに立ち寄る。一条館の連絡通路から行くと、一番最初の売り場に岩崎紘昌がニコニコしながら立っていた。何となく知り合いのような気になって、危なく手を上げて挨拶するところであった。

■札幌市役所「世界最古の大型カイギュウ サッポロカイギュウ」。土曜日なので、ロビー左端の入口のみ空いており、地味な展示をしている。札幌にもちゃんとした博物館ができないものか。




(写っているのは知らない家族)

■道新プラザ「風間健介写真展」。産業遺跡にはさほど興味がないが、夕張の寂しい飲み屋写真が好きだなあ。展覧会の写真を撮って、どんどんHP、ブログで紹介してくださいと書いてあった。



■時計台ギャラリー「第5回櫂展」。梅津薫「草蒼の黄昏」にマンモスフラワーを思い出す。田崎謙一「CloneBaby」は三角キャンバスがより不安定感を強調している。

「田中秀逸油絵展」。写実的で上手い。良い雰囲気の作品。

■札幌市写真ライブラリー「Railway Story 衣斐隆・ウリュウユウキ写真2人展」。時間が余ったので行ってみたのだが、本当に良かった。”鉄”密度の高い展覧会だが、そうでない人にも「旅情」を感じさせる。会場のノートに記された感想は「旅にでたくなりました」というものが多かったが、私もまさしくその通りに思った。旅行では絶対下車しないような地味な駅の写真も興味深い。

■市民ギャラリー「日本水彩画会北海道支部展」。斎藤由美子、尾川和彦、宮川美樹の作品が良かった。全般的にレベル高いと思う。ここで偶然知人S氏に会う。S氏は水彩を習っているという話を聞いていたが、何と先生が石垣渉だということが判明。今度、さいとうギャラリーの教室展に出品するそうなので、見に行くことを約束しておいた。

■ART-MAN「爪のゴミ展」。作者の名前を失念したが、カウンター後ろにあった猫と鳥の画は良かった。

長々と以上。