散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20090531最近読んだ本

2009年05月31日 21時18分00秒 | 読書
■「スタートレック」A・D・フォスター
なぞの巨大艦が惑星連邦に迫る。最初はボーグかと思いきや…。それを迎え撃つ若き日のカークとスポックは…。なぜか微妙な違和感があると思っていたのだが、なるほどそういう仕掛けなのだね。←結末を割らないように書いているので、実に中途半端な紹介だ。

■「麺道一直線」勝谷誠彦
取材とはいえ、ちゃんと全国各地のローカル麺どころを回り、大変だと思う(再読)。

■「誰も寝てはならぬ 11」サラ・イネス
今回も変わらず。

■「ぶっかけ飯の快感」小泉武夫
美味そうな描写はさすがだ(再読)。

■「シリウス」オラフ・ステープルドン
犬に人間並み(いや以上か)の知恵を持たせてしまうとどうなるかという、思弁的な小説。当然のことながら悲劇で終わる(再読)。

■「ヒゲと勲章」竹鶴政孝
いわずとしれたニッカ創始者の自伝。昭和41年の本なので、これが手に入ったのは嬉しい(新さっぽろ古書市で購入)。

以下、図書館の2冊。
■「カルトから家族を守る」楠山泰道、貫名英舜
うーん、普通じゃ守れないってことか。

■「断筆宣言への軌跡」筒井康隆
読んだことがあるような気がするが…。表現の自由というのも非常に難しい問題である。自分の先天的な特質を揶揄されても笑っていられるかと言うと、なかなかそうはいかないものだしな。しかし自分自身そういうことができなければ、何も発言できないというのもおかしなことである。

今週は2泊3日で東京出張がある。平日で遊びはおろか、あまり飲んでいる余裕もないような気がする。

5月のワイン会

2009年05月30日 22時06分04秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日は恒例のワイン会。参加者9人でワインが11本あるのだから、先が思いやられる。

食べたものは、自家製サラミ、海老とほたてのテリーヌ、ピクルス。



空豆のキッシュ、ブルーチーズフォンデュ。
続いてバジルソースのハンバーグ。肉っ気たっぷりで美味かった。



最後はイカスミのパスタ。これもまたコクがあり、食べすぎなのに食べてしまった。

さて、本題のワインの話へ。前回のワイン会は重厚な赤が多すぎたが、今回はほどよいバラエティだったと思う。

チリカルムネール2007:黒砂糖的な香りがあり、スパイシーな感じ
コートドニュイ1999:オーソドックスな力強さ
シャトーオーブリオン2004:これはもうオールラウンドに強い
ヤマザキ:三笠のワイナリーだったのね。甘みもあるが、ほど良いフレッシュな酸味。これは北海道ワインしばりでワイン会をやってもいいかも

私が持っていったのはブルゴーニュアリゴテ2006。最初の一杯だったので、比較対象がなかったが、割と中庸で美味しいワインだった。


20090530ギャラリー巡り

2009年05月30日 16時11分37秒 | ART

本日はコンチネンタル→新さっぽろ→ART-MAN→趣味の郷→NEW STAR→アリアンス→スカイホール→さいとう→三越→丸井→NHK→道新→時計台→たぴお→富士フィルムフォトサロン→紀伊国屋→大丸の17か所。

■コンチネンタルギャラリー「金工展」。作品が浮かび上がるようにライティングを考えて、良い感じの展示室になっている。

佐藤有希「a blank map」:かなり大きな鉄製の物体。上下が水平になっており、タイトルも併せて考えると、アメリカの州を思わせる。
清水愛美「ゆめ まつ ひと」:三又のブーメランのような形を4連につなげた作品。面白い形だ。
吉成翔子「歯車はぐるま」:5個の歯車が連なる大作。ハンドルを回すと「キーキー」音を立てながら歯車が回る。あまりの回りにくさに苦笑。

■ART-MAN「柿崎秀樹展」。とても体調の悪そうな作者(二日酔い?)が出迎えてくれた。5円玉をつりさげた作品があり「なぜ5円玉を?」と聞いてみると、「穴のあいていて一番安い硬貨。いつか作品に使おうと消費税導入の頃集めていた」。…そりゃずいぶん古い話であるな。

ある作品にフェルナン・レジェの作品がコラージュされていたので「お好きですか」と聞いてみると「嫌いです。科学文明肯定の人だから」ということであった。その証拠に作品の周りを黄色と黒(危険を表す色)の色で囲んでいるのだ。

■アリアンスフランセーズ「紙の世界展05 『エクスリブリス』」。今年の”紙”シリーズも今回で一段落。いずれも興味深い展覧会であった。今回は19世紀のやや古いものから、かなり作風が新しいものまで展示されていた。

■スカイホール「山川真一展」。東京を中心に(長崎、札幌、小樽)した風景(夜景)が目立っていた。何しろ現実にはありえないカラフルな町並みなのだ。一見、色を使いすぎに見えて、多分上手い人だ。

※この色彩感覚、山川彩子の作品を思い浮かべた。苗字が同じだ…

■さいとうギャラリー「本田明二と3・6会」。本田明二の作品はシンプルながら良い形をしている。渡會純价、矢崎勝美のデッサンが展示されているが、これは珍しいのでは。

■三越「佐藤令奈展」。加藤美佳の「パンジーズ」をちょっとだけ思わせる赤ん坊や、人の肌を描いた作品(真似とかそういうことではない)。これは中々力量のある人だと思う。

「春の院展」。首尾よく招待券を入手した。とにかく混雑して落ち着いては見られないので、印象に残った作品と作者名だけメモ代わりに残しておく。

北田克己「散華」、清水由朗「光路」、岩永てるみ「Gare de Lyon」
井手康人「淵源」、田中宗舟「白光」、牧野環「雨後晴の道」
加藤史応「砂の城」、川瀬伊人「水ぬるむ」、長原勲「a・クローバー」

トップ画像はすすきのの東側で発見した八角形の窓。

新さっぽろまで行ってみた

2009年05月30日 11時17分20秒 | 食べ歩き
今日は新さっぽろで古書まつりがあるので、行ってみた。「ベルギー象徴派展」の図録とニッカウィスキーの本を購入。私の買った図録は500円だが、ある書店の図録は数もあったが高かったなあ。何冊か見たが大体2500円以上だった。確かに「手に入りませんよね」といわれると、この位の値段がしてもおかしくないのだが、何となく気まぐれ購入するには高すぎる。

新さっぽろまで来たので、昼食はイタリアンの「S」。今日は昼時だが、ランチセットにするとドリンクバーが必須になってしまうので、どうもいま一つだ(別途ワインを飲みたいため)。ということで、ミラノ風ドリア+野菜セット(サラダとミネストローネ)にしてみた。プラス赤ワインだ。







この店は値段が安いせいか、高校生や子供づれの若いお母さんが多くて、あまり飲むのは気が引ける。しかし今日は強力な仲間がいた。一人で500mLのデキャンタワインを頼んでいたオジサンだ。私は一人ならせいぜい250mLである。

本日はことのほか満足な日

2009年05月29日 19時52分36秒 | 飲み歩き・琴似界隈
仕事がらみの昼食はあまりうれしくないのだが、魚料理の「K」で曜日限定の生ちらしを食べることができた。10種類以上の魚がのっていたと思うが、中トロ、ホッキ、イクラ、鯛、コハダなどまんべんなく美味しい。

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順調に仕事も終わり、琴似に移動。居酒屋「D」へ行く。最初は小さめのビール。今日の刺身は珍しい蝦蛄にしよう。



マスター曰く「蝦蛄は普通1本100円とかしてしまうので出せないんです」とのこと。今日はとても安かったらしく、リーズナブルな値段で、味わいの濃い蝦蛄オスを食べることができた。

続いて磯自慢特別純米を飲みつつ、ゆで卵をたべる。ママさんが「サービス」と言って出してくれたゆで卵だが、聞いた時はのどが詰まりそうな感じがした。しかしこの店でそんなはずがあるまい。とろりとした黄身に葱とわずかなごま油。これをゆで卵と呼ぶのは間違っているのではあるまいかという、素敵な味わいだ。


→いや、見たまんまの美味さなのだ。

ちょっと落ち着いて、根曲がり竹おひたしを食べる。根曲がり竹はトウモロコシのような香りを感じることが多いのだが、今回はそれよりも若くてフレッシュなのだろう。かすかな青臭さと苦味、かつお節と醤油で少しだけ風味をつけよう。



次は子イカバター焼きと十四代本丸だ。子イカは恐るべき味。何気なくバター風味なのだが、ちょっとした辛みと内臓のコクなのだろうなあ。誰でも作れそうなようでいて、箸が止まらない。



少々満腹感が出てきたところで、忙しいマスターに「日本酒か洋酒で、ちょっとだけつまみを合わせて」とわがままなお願いをすると、洋酒+チーズが登場した。チーズはかなり熟成されているのだが、くど過ぎない。そこに洋酒、と言ってもただものではないジョニーウォーカー青を合わせるのだ。これはもう満足しない人がいたら、どうかしているだろう(いや、チーズかウィスキーが嫌いかもしれない)。



今日はやけに店が込んでいるのだが、マスターのテンパらなさはさすがだ。いつも落ち着いて応答してくれ、そして一定の時間内に注文品を出してくれる。味もさることながら、こういうところが私の信頼大なのである(←そんなに偉そうなあんたは何者?)。

20090528最近読んだ本

2009年05月28日 21時35分06秒 | 読書
■「プロレス「暗黒」の10年」井上譲二
確かにこれほど急落したジャンルも珍しいものかもしれない。濃いファンからすると、ある種のファンタジーも含めて”プロレス”ファンだったのだ。リアルファイトっぽいものが流行ったために焦ってしまい、クラシックなファンまで逃したのだと思う。

■「スパイダースター 上下」マイク・ブラザートン
植民星の遺跡に隠されたビーム兵器のスイッチを入れてしまったためさあ大変。それを止めるために伝説の星へと旅立つが、そこにいたのは想像外の異星人であった。

以下、図書館の4冊。
■「むかつく二人」三谷幸喜、清水ミチコ
サービス精神豊かな二人であるが、ラジオ番組を本にするというのは多少の違和感がある。

■「本は世につれ」植田康夫
概ね戦後から現代までのベストセラーを紹介した本。実はあまり面白くなかったのだが、山口百恵の「蒼い時」が書かれるに至る話は興味深い。

■「沖縄「浜辺の茶屋」物語」小林ゆうこ
私、あまりこういう話に興味がない。

■「タビリエ倉敷・尾道」
岡山市って人気ないなあ。ふふふ。

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さて、話は変わるが栗本薫がお亡くなりになった。実は私が持っている本の中では、栗本薫作品が最も多い(グインサーガを全巻持っているだけなのだが)。最近の読書感想では、「伊集院シリーズ」がファンクラブ通信になっているとか、悪口を言っているだけの私だが、とても残念なのは言うまでもない。送る言葉を以下に述べたい。

栗本さん
・グインサーガが好きでした。いつも楽しみにしていました。全巻2回読んでいるのは、世の中でも少ないと思います。
・魔界水滸伝が好きでした。いつかシリーズが再開して、敬愛すべき加賀四郎に再会できることを楽しみにしていました。
・グインサーガと魔界水滸伝の世界がいつかつながるものだと思っていました。その時に、がっかりさせることなく、アシモフのファウンデーションとロボットシリーズが出会ったような喜びがある事を期待していました。
・(初期の)伊集院さんシリーズが大好きでした。「絃の聖域」は傑作だと思います。
・薫くんシリーズも大好きでした。「ぼくら」シリーズと「猫目石」は傑作だと思います。
・「ゲルニカ1984年」「レダ」「滅びの風」は日本SFの意義ある作品だと思っています。

私がこういうことを言うのは珍しいわけだが、「ありがとう栗本薫、さようなら栗本薫」…

難しいものだ

2009年05月28日 19時46分00秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
ちょっとだけということで、最近開店したばかりらしい立ち飲み屋さんに行ってみた。ビールと串カツ、日本酒とどて焼きを注文する。





私、立ち飲み屋さんを馬鹿にしているわけではもちろんないが、それほど高度な事を期待しているわけではない。注文を間違えたり、飛ばしたり、大慌てにならないでほしいと思っているだけだ。

連夜の…

2009年05月27日 20時17分02秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日も仕事が早く終わり、好天に誘われてすすきののバー「n」へ。

1杯目はパッションフルーツのマティーニ。以前にパッションフルーツのジンフィズを別の店で飲んで感心したのだが、これもなかなか。ちょっと癖のある果汁がとても良い感じだ。

2杯目はアクアビット+ベルモット+カシスのカクテル。色を見るとカシスで甘そうだなと思ったが、予想以上にドライな味。ベルモットの風味とアクアビットの香りも効いている。

3杯目はまた悩ましいセレクションの中から、リンクウッド16年バルデスピノ樽熟成だ。香りもいいし、わずかな酸味がシェリー由来だろうか。マスターの東京バー紀行を聴きながら3杯飲んだ。

今日は珍しくそのまま夕食へ。中華料理の「K」により、中華風チキンカレー。夜だからこれだけでは悪いかと思って、紹興酒を1合飲んだ。ボリュームが結構あり、腹一杯だ。




わりと暇なのになあ

2009年05月26日 20時12分20秒 | 飲み歩き・すすきの界隈

仕事は割と暇なのに、どうもストレスを感じる今日この頃。本日はすすきののバー「N」へと行ってみた。

1杯目は正調マティーニ。その後、Nさんが宮古島に行って来たので、おみやげの豆腐ようと泡盛を頂く。豆腐ようはマティーニでも悪くないが、泡盛の方が当然親和性が高い。

2杯目はフルーツを使って、テキーラ+日向夏+沖縄の塩でスノースタイルのカクテル。日向夏の香りと、あら塩の感じが爽やかだ。

3杯目はアクアビット+ボウモア14年シェリーカスクのスモーキーマティーニ。ボウモア14年だけに香りのよさがひときわ。ちょっと個性の強い味わいとなった。

まだ週の前半だけに、この辺にしておこうか。

20090525最近読んだ本

2009年05月25日 21時13分10秒 | 読書
■「地を継ぐもの」ブライアン・ステイブルフォード
人類を危機から救った父親が、テロ集団から人類の敵宣言をされた。しかし父は50年前に死んでいるはずなのに…。否応なく巻き込まれた主人公はどうなるのか。前半はとてつもなくスリリングな立ち上がりだが、後半はどうも。

■「彷徨える艦隊2」ジャック・キャンベル
敵宙域からの脱出を図る”伝説の英雄”だが、途中でもう一人”伝説の英雄”を拾ってしまったからさあ大変。艦隊の指揮はどちらかとるのか。

以下、図書館の5冊。
■「いつまでもデブと思うなよ」岡田斗司夫
頭で納得することが、レコーディングダイエットの秘訣なのだろうな。

■「たまげた録」原田宗典
作者得意の日常エッセイに戻れたのだろうか。以前であれば決して登場しなかった、奥さんが登場するのが含蓄あるなあ。

■「ネットいじめの真実」渡辺真由子
再読であった。会社にも「会社裏サイト」とかあったらやだな、と思うものの、ある程度の規模の会社ではあるのではないか。

■「いい加減にしろよ(笑)」日垣隆
細木数子は軽めにいじり、平山郁夫はだんだん本格的に。その辺は序の口で警察・法曹・政治に関する怒りは結構きつめに述べている。

■「街頭のオジギビト」とり・みき
街角の道路工事現場にある看板で、頭を下げている人のものを集めた本。趣味として「なるほど」と頷けるほどのバリエーションがあるのが分かる。

用足し

2009年05月24日 13時14分22秒 | 食べ歩き
今日はいろいろと用事があり、昼食は琴似の洋食店「OC」へ。週替わりランチを食べる。

最初にミネストローネ。やさしい味わいでなごむ。



続いてサラダ。ここのドレッシングは美味しい。



メインは鶏のソテーにトマトのピリッとしたソース。焼き加減がちょうど良く、ご飯をもりもり食べた。


久々の焼き鳥店

2009年05月23日 23時15分38秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
久々に北24条の「T3」へ。焼鳥(相変わらず美味しい)、ギョウジャニンニク、塩辛、キムチ、ポテトサラダ、生ハム、宗八等を食べ、最後に煮込みうどんでしめる。飲み物はビール→燗酒→焼酎。普段置いていない銘柄の酒があったのだが、(つぶれる)危険を察知して飲まなかった。




頼む時間どおりに開けてくれ

2009年05月23日 18時06分22秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
15時から開いているバーがあると聞いて、すすきのの奥の方へ。幸い最近は強引な客引きが減ったようだが、風俗店もある通りだ。バーのあるビルに入り、店の前まで行くと「○○のため、本日は19時に開店します」と書いてあった。

あーあ、事前に店のブログを確認してもそんなこと書いてなかったのになあ。これが18時とかであれば、代替手段もあるのだが、この時間帯ではどうしようもないではないか。

と言いつつ、16時は過ぎていたので創成川東側の「R」へ。1杯目は角ハイ。今日は気温が低いが、湿度が高い。「冷たくさっぱりしたものを」というリクエストで2杯目はジン+ライム+ビタースのベネット。ライムの酸味とかすかな苦味がちょうど良い感じだ。

3杯目はゴールドテキーラ+コアントロー+レモンのカクテル。これは全体のバランスよく、私の機嫌も直った。札幌駅近辺を経由してから、北24条へ移動しよう。