散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

2009年10月の東京国立博物館

2009年10月31日 16時57分26秒 | 写真館
1日で濃厚な展覧会を3つ回っている途中なので、常設展は非常に駆け足で流す。

李迪「紅白芙蓉図」。国宝。



「執金剛神立像」。もちろん、レプリカ。



狩野秀頼「観楓図屏風」。国宝。「観楓」という言葉は一般的にあるのだね。





「赤坂離宮下絵・花鳥図画貼」。ちょっと面白い作品だった。









言わずと知れた、岸田劉生「麗子微笑」。重文。



岡山でも見たので、気になった原撫松「画家ヘンリーの像」。



鈴木長吉「鷲置物」。重文。



今回は以上である。

20091031ギャラリー巡り

2009年10月31日 14時44分59秒 | ART
本日は近美→三岸→4プラ→三越→スカイホール→さいとう→ivory→趣味の郷→北海道画廊→大通→道新→マリヤ→時計台→STV北2条→たぴお→大同→富士フィルムフォトサロンの17か所。

20091101追記。
ウェストフォーにも行ったな。

■北海道立近代美術館「ジョルジュ・ルオー展」。全体的には風景画など面白い作品もあったが、キリスト教を主題にした連作で萎えてしまう。

「水浴の女たち(構成)」:少しゴーギャンが入った感じ。
「小さな女曲馬師」:ルオーと言えば黒というイメージだが、瑠璃色が見てとれる意外な色彩感覚。
「小さな家族」:こちらも色彩豊か。遠くから見ると単色に見えても、複雑な塗り重ねがされている。

「夜景または秋の風景」:少々ヴラマンクっぽい風景画。
「聖書の風景 または 風景(運河)」:大胆なデフォルメされた構成が面白い。

■三岸好太郎美術館「北海道美術史エピソード-道展創立の頃」。道展の初期にはこういう作品が出ていたのか、と興味深い展覧会だ。三岸「赤い服の少女」は印象的な作品だが、あのモデルが画家の本間紹夫の次女で、他にも同モデルの作品が展示されていた。また、どうやら娘の洋服を画家仲間の山本菊造の洋装店で購入していたようで、当時の画家仲間の付き合いが分かる。

三岸好太郎「菊の花の静物」:新受贈作品で、44年ぶり公開とか。三岸らしくない、細やかな感じの作品。
同「ニコライ堂」:2年間限定の受託作品。ちょっと珍しい。
山本菊造「裁縫婦」:奥さんが洋装店をやっていただけに、モダンな色彩。

2階に色紙の展示があった。本郷新「白魚は淋しと云わずとや」、三岸節子「(果物)」、中村善策の色紙多数と興味深いところだ。



■さいとうギャラリー「川瀬明子絵画展」。全面的に白塗りした上に樹木を描いているのだろうか。ちょっと変わった画風だ。「光と戯れて」では木が前衛ダンサーのような感じに見える。

■大通美術館「JAGDA北海道ポスター展」。アートへの妙なこだわりが無く、それなりに楽しい作品も多い。

■時計台ギャラリー「水彩連盟 北海道札幌支部展」。入口すぐの宇流奈美「BORN」は版画のような面白い作品。

「彩友会油絵展」。グループ展の中では面白かった方に入る。時川旬子「どこへ」は複数のキャンバスを組み合わせたカラフル作品。安味真理「内包」は黄色やオレンジで渦巻状のものを描いた作品。

■STV北2条ビル「穂井田日出麿「はずし娘たち」」。ビルのエントランスに漁村の風景が出現。鱈のシーズンはやっぱり冬だよね。



■大同ギャラリー「第64回全道展受賞者展」。まだ全道展を見に行ってないのに…。佐藤仁敬「plastics」は何となく内省的に変化したように見える。西澤弘子「海鳴り(深海)」は大きな船の舵と深海魚? を描いた濃い作品だ。

芸術の森と市民ギャラリーは11月3日に行くことにしようと思う。

蕎麦シーズン

2009年10月31日 11時46分13秒 | 食べ歩き
しばらく前から新蕎麦が出ているのだと思うが、今になって突然食べたくなってきた。本日は電車通り沿いの「M」で、田舎そば。こういうときはシンプルなものに限る。



蕎麦は店によっては非常に少ないケースもあるのだが、しっかりした蕎麦で、ちゃんとした量があった。田舎そばは、つるつるすすりこむことができず、箸で口に運んで噛みしめる。

蕎麦湯(やや濃厚)も2杯飲み、最後は饅頭+お茶。普段、太めの蕎麦好きの私であるのだが、今日初めて「香りを生かすには、もう少しすすりやすいタイプの方が良いかも」と思ったりした。年末まで、昼食は少し蕎麦の機会を多くしてみよう。




20091029-30

2009年10月30日 19時38分44秒 | ART

10月29日

本日は仕事帰りの3か所。
■札幌市写真ライブラリー「北海学園大学写真部写真展」。皆さん力作で面白かった。

梶原秀則「運命を分かつ586m」:八ッ場ダムを今年の1月に撮影した作品。期せずして、話題の作品になってしまった。ダム行政に関する考察文書は、一面的。
蟹沢きぬ:無題の品川駅ホームを撮った写真。連なるホームが良い風景だ。

■ラルズ8階「絵画バザール」:有名無名問わず、とにかく沢山の絵画作品を見ることができるイベント。ぶらりと面白い。

■CAI02「本間康恵写真展」:森や山、植物を撮影した作品展。白黒巨大な作品が13枚と迫力あり。

10月30日
打ち合わせ終了後、創成川東のバー「R」へ。バーホッパーイベントが始まるという話があったのだが、11月からとのこと。各店を回る時にスタンプを押してもらうためのカードのみ、入手する。

1杯目は赤ワイン。今日は非常に寒いため、ハイボール気分ではなかった。2杯目はスモーキーマティーニ。モルトはラガヴーリン。いつもの強さだ。

これで今週は終り。来週は祝日が一日あるから、多少気分的には楽だ。

東京報告

2009年10月28日 20時15分51秒 | 飲み歩き・すすきの界隈

いつものバー「N」に行って、東京に行ったことを報告する(←何、報告してるんだ)。バー話と「餃子の王将」に行った話をしておいた。

1杯目はフレッシュのザクロを使ったバカルディ。非常にさわやか、程よい甘さで実に美味い。

2杯目は「ぬる」マティーニ。気まぐれにタンカレーで作ってもらったが、非常にドライなイメージのあるタンカレーが、何となく風味がありマイルド。でもアルコール度数は強し。

3杯目はカルヴァドスベースの官能的なカクテル。今回はシェリーを少し控えめにしてもらい、カルヴァドスの風味が強い。レシピが微妙なので、永遠に探し求める味なのかもしれない。

※話は全く変わるが、会社内のイントラネットで「多読家は仕事ができない」というエッセイのような記事がアップされていた。別に構わないよ、仕事できなくても(私を越える多読家というのは、この世にほとんどいない)。

久々プロレスの会

2009年10月26日 23時08分55秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
本日は久々に4人が集合し、プロレスを語る会が開催された。場所は西11丁目の中華料理店「S」である。ビール、紹興酒を飲み、餃子、酢豚、春巻、麻婆豆腐、あんかけチャーハン、ネギ&ザーサイ等を食べ、3時間ノンストップで話が続いた。

どちらかと言うと、もう食べられないという理由で、会は終了。私は一人琴似のバー「R&R」へ。ここでマスターと旅話(マスターは先日鹿児島に行ったそうだ)をしながらクールダウン。ジントニック、マティーニロックを2杯飲んで、帰宅。

※20091028追記。
プロレス話で、異常なほど「ドラゴンリングイン」で盛り上がってしまった。これはニックネーム「ドラゴン」こと藤波辰巳選手の(ある意味)必殺技なのである。会合の次の日、メールで「ドラゴンリングイン、盛りあがりましたね。ぜひドラゴンストップも調べてください」と参加者にメールしたところ、笑いが止まらなくなった人がいるらしい。プロレスを知らない人には一つも面白くないと思うが、プロレスを知っていて、この言葉を知らない人は、調べて見ると面白いかもしれない。

今回の出張における変なもの

2009年10月25日 22時43分58秒 | 写真館
今回の東京出張における変な写真3枚。

ライトが光って良く見えないと思うが、看板に「シャイロック」と書いてある。他の看板の内容からして、貸金業者だと思うのだが、この店名はジョーク? シリアス?



えっ、何を? (確かペットショップだったような)



上野東照宮は只今修理中。上の方が布地に描いた「画」なんだよな…


清澄白河、森下界隈

2009年10月25日 14時19分01秒 | 写真館
あまり一斉に記事をアップすると、ボリュームが多すぎて読まれないかもしれない気がする。しかし、あまりため込んでおくのが性に合わないので、どんどん出しちゃえ。

まずは清澄白河より。

いいもつ焼きやもつ煮込みは北海道では少ないよねえ。



食事もできる飲み屋というか、酒が飲める食堂というのも少ないのだ。



本当はここに行ってみたかった。洋食と言っても食堂的な店。もちろん酒が飲めるのだ。



清澄白河と森下の間の小名木川。



古めかしい建物。学校? 商業ビル? 団地?



森下に入って、公園の動物たち。



へえ、のらくろ館がある。午前6時台のため入れない。



ピカソな店。



のらくろードという商店街らしい。



う、のらくろーどの裏切り者め。



これは高橋の有名などじょう屋さん。



朝早いせいもあって、落ち着いた街並みであった。東京も結構涼しいので、散歩はしやすい。

20091025最近読んだ本

2009年10月25日 14時03分57秒 | 読書
■「グインサーガ7~23」栗本薫
フロリーはかなり初期から登場しているんだね。ヴァレリウス、カメロンもすでに登場すみ。

■「食わせろ県民メシ」いのうえさきこ、永浜敬子
構成もマンガの雰囲気もなんとなく「恨ミシュラン」と近い。各県から1食しか選別できないとなると、やはりオーソドックスなものが多くなりすぎるきらいがある。ま、北海道で1食と言えば、ジンギスカンというのは正解だと思うが。

■「鉄の神経お許しを 他全短編集」エドモンド・ハミルトン
キャプテン・フューチャーものの長編は、基本的には(正しい)科学による勝利がうたわれている。しかし、それ以降に書かれた短篇では、科学の苦さというか敗北が虚無的に書かれているのだ。この辺が、ただのスペオペ作家ではなかったハミルトンの才能である(再読)。

■「11月そして12月」樋口有介
主人公は今一つ人間的な関わりを苦手にする青年。父は不倫、姉も不倫+自殺未遂と乱れる家庭の中。そしてこれまた何らかの過去を抱えているらしい女性との出会い。ちょっと話がバタバタしすぎだが、着地点は上手い。

■「絵画の読み方」。
再読。

■「きのう何食べた? 3」よしながふみ
相変わらず、料理作成の過程については非常に「らしい」作品である。しかし主人公も40代、人間ドラマがいろいろある時期のようだ。

■「夢見る黄金地球儀」海堂尊
ふるさと創成一億円を黄金の地球儀にしてしまった街。その地球儀を盗む企みと、なぜか警備責任者にされてしまった主人公の関係は。面白くない訳ではないが、ちょっと調子がよすぎる。カッコいいセリフも、どっかから持ってきたようだ。

近場で

2009年10月25日 13時32分04秒 | 食べ歩き
やはり出張の疲れがあって、本日の昼食は近所の中華料理店「F」へ。3回目の来店で、私はそれなりに気に入っているのだろう。今日はチャーハン、麻婆豆腐のランチセットだ(焼売、サラダ、スープ、ザーサイ、コーヒー付き)。

今日はやや麻婆豆腐の刺激が足りないような気がした。チャーハンは前回同様、美味しい。結構ボリューム大である。




波乱の東京(10)

2009年10月24日 23時57分29秒 | 食べ歩き
新橋に戻ってきて、行くべき場所はあそこしかない。初日に敗れ去った「餃子のO将」である。15時過ぎ、さすがに並んでいる人はいなかったのだが、店内はほぼ満席。かろうじてカウンターに座ることができた。注文はベーシックに餃子+焼きめしだ。



実は独自の粉(スパイス)をかける鶏唐揚げも食べて見たかったのだが、ボリューム的に無理な気がしていた。現に隣の若い男性は餃子と鶏唐揚げが含まれているセットを残していたようだ。私が若いころだったら、そんな根性無しなことはなかったけどな。

まずは餃子が到着。醤油、酢、ラー油もあるのだが、その他に「餃子のタレ」というのがあるので、それを使ってみよう。先ずは一つ目、なるほど「普通に美味しい」餃子だ。途中からラー油を入れて目先を変えつつたべる。



そしてチャーハンには卵スープ付きだ。チャーハンはチャーシューの食感がかなり感じられ、もちろんべちゃっとしていない。パラパラと言うほどでもないが、これはちょうど良い水分量だと思う。



ここの料理は「究極に」普通に美味しいという気がする。厨房内では連続的に料理作りっぱなしだし、活気もあって、人気のほども分る。できればもっとゆっくり食べてみたいところだが、東京では店の数と人口と人気のバランスが取れず、混雑しているようだなあ。まずは1回来ることができて満足した。

2軒目は…、外に出ると雨がぱらついてきた。行く前は、基本的に晴れの予定だったので、傘を用意していない。急ぎ銀座に行き、この時間(15時)から開いているバー「RF」へ。店の名物ハイボールを注文。



ここもハイボールブームのせいか、この時間から開いているバーが少ないせいか、混雑気味。途中、立ち飲み店のいわゆる「ダーク」スタイルになるほどの人の多さだ。ハイボール3杯に無料つまみ(クラッカーなど)で終了。

飛行機の時間までかなりあるのだが(割引切符なので、時間を前倒しに変更できない)、段々雨が強くなってきているようだ。浜松町の本屋で粘るも雨はあがらず、さらに駅から徒歩1分の角打ち店は土日休みのようで、万策尽きて、羽田空港へ。

時間があるので、缶チューハイのようなものを2缶飲み、マッサージ椅子を使い(200円)時間つぶし。羽田空港では「空気の港」というコンセプトでアート展示をやっているようだ。他にもあるらしいが、とりあえず待合室内で宙に浮いている透明人間を撮影。







後は飛行機にのり、JRで琴似駅へ。タクシーにて帰宅。ま、それほど波乱があった旅行でもないが、5時半起きで23時過ぎに帰宅すると疲れる。1日の歩数も30191歩となった。東京はつい歩いてしまう。