散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

2005年のまとめ(飲み歩き・食べ歩き編)

2005年12月31日 11時10分40秒 | 飲み歩き
◎非常に印象に残るメニュー
・岩見沢「三船」のかけそば
 鶏がらで出汁を取っているそうで、そのつゆが実に旨い。
 200円台のそば部門で世界一。

・歌志内「かもい岳温泉」なんこ鍋
 なんこを食べたくて、はるばる歌志内遠征。行ったかいあり。

・狸小路「樹」の穴子天ぷら
 ワサビをたっぷり塗って食べるが、辛味は飛んで香だけ残る。
 私の天ぷら史上最高だが、値段も最高・・・

・伊達紋別の「そば順」タコ天とじそば
 タコ天そばを注文しかけたのだが、”とじ”をつけ加えて大正解。
 熱々の天ぷらに出汁を含んだふわふわの玉子がからむ傑作。



・銀座「スタアバー」のカクテル
 現時点で、最も旨いと思うカクテルを出す店。
 接客・雰囲気含めていう事がない。

・銀座「三州屋」の鯛カブト煮
 煮魚好きの私も驚く味とボリューム。これも史上最高。



・勝どき「だぼはぜ」の小肌巻き
 巻物としての完成度と小肌の存在感が両立していた稀有な品。

◎かなり印象に残るメニュー(近所の店は名前出せません)
・ニッカ余市シングルカスク1980
 驚くべき甘さと深い味。

・琴似の居酒屋「D」のローストビーフ、むし豚、仔羊もも肉
 いずれも柔らかく火をいれた冷製肉料理の傑作。



・伊達紋別「一平」の豚精
 これが本家室蘭(伊達で食べたのだが)焼きとりか! 肉の旨みいっぱい。

・北24条の焼き鳥「T」のオニオンスープとパン。
 意表をつかれた。スープでさらに酒が進む・・・



・銀座「ROCK FISH」のウィスキーソーダ。
 氷なしのたっぷりサイズ。目から鱗の美味しさ。
 つまみのチャーシューも香ばしい。

・堀切菖蒲園「のんき」の白タレ。
 東京は羨ましい。こんなもつ焼きが食べられるとは。
 店の雰囲気のよさも特筆もの。

・勝どき「かねます」のアラ刺し。
 さすがに白身の王者。味も歯ごたえも上質(でも高い)。



・新橋「魚金」のハゼ天ぷら
 ハゼは天ぷらに向く魚である。身がホワホワのところを一気食い。

・銀座「フォーシーズンズ」の洋ナシマティーニ。
 洋ナシの存在感。まるでジュースそのもの(だがアルコール度数は高い)

20051231最近読んだ本

2005年12月31日 10時50分57秒 | 読書
「VOW nano!」

「模倣犯1~5」宮部みゆき
しまった、1日少々で読んでしまった・・・
すごい構成力、文章の精密さ、しかし一体何になるのだろう。
この嫌な話をどうしても読まなければならない気になる自分もいるのだが。

「蛇を踏む」川上弘美
思いもよらないシーンを文章で表現する技量はすごい。

「法月綸太郎の冒険」法月綸太郎
図書館に絡む事件を解くシリーズは、ちょっとした軽みがあって楽しい。
このくらい気楽に短編書いてくれないかな?
死刑直前の死刑囚が殺されてしまう話は、動機にビックリ(再読)。

北の魚

2005年12月29日 22時46分02秒 | 飲み歩き・琴似界隈
年内の仕事が終了し、ゆっくり飲みにでる。
琴似の寿司屋「Y」へ。

吹雪に会い、冷え切ったため、最初から燗酒を注文。通しは松前漬け。
つまみに白身刺身を注文。
鯛、平目、平目のエンガワがでる。
最近、東京で旨い刺身を食べる機会が多かったのだが、やはり北海道の魚も旨い。
鯛は歯ごたえよりも味わい、平目は歯ごたえが良い。
さらにエンガワはいっそうの歯ざわりと脂がある。
「ちょっとこれも旨いよ」と出してくれたマグロは、いかにも大トロというもの
ではないが、赤身に見えてしっとりした脂がのっている。

酒を冷酒に切り替えて、牡蠣フライと酢の物を注文。
寿司屋で牡蠣フライとは贅沢だが、熱々のところにソース(醤油もいける)を
かけて一口。冷めないうちに、2個3個。
酢の物はしめ鯖、カニ、赤貝、ホヤ、タコなどのミックス。
ホヤの微妙な味わいを楽しむ。

さて、握りに切り替えて、しめ鯖、イカ、ウニ。
続いて実にふっくらとした穴子、ミソと卵が別途軍艦巻きになるボタンエビ。
安上がりな私は、しめ鯖と穴子が一番の好物である。
最後に鉄火巻きを食べ、のりの味噌汁(これがまた絶妙)で終了。

まだ雪がちらつく中を2軒目、バー「D」へ。
一杯目はシャトー・シュデュイロー1995。
蜂蜜のような甘さの貴腐ワインである。
私にはちょっと甘すぎな所もあり、2杯目はドント・エクスプレインという
カンパリの入ったカクテルを注文。ジンとバーボンも入っており、結構強い。
3杯目はアクアビット+シャルトリューズヴェール。
すなわちアクアビット版グリーンアラスカということであろう。
こりゃまた強い。

私には珍しく生ハム(スペインのハムが足一本ディスプレイされているのだ)
を注文し、最後にド・カステルフォール1965。
上質なアルマニャックをゆっくり飲み、今年の居酒屋・バー巡りも終了である。

20051229最近読んだ本

2005年12月29日 12時04分25秒 | 読書
年末用に買った本はあらかた読んでしまった(後1冊)。
念のために買っておいた宮部みゆきの「模倣犯」に手をつけてしまった。
これでは年明けまで持たない。

「沙樓綺譚」浅田次朗
登場人物が次々に自分の体験談を語るのだが、結構面白い話もある。
ただし「ミステリー」という売りかたはどうだろう。

「奈良の寺」奈良文化財研究所
割と最近出版された作品で、勉強になる。
今度は唐招提寺金堂が復元されたら行こうかな。

「昆虫探偵」鳥飼否宇
昆虫による昆虫世界の探偵小説。動機もトリックも昆虫世界の論理に依存する
ため人間には分からない。素直に話を読むべし。

「スッキリ」上大岡トメ
人生をスッキリさせるコツを書いてあるわけだが、こういう本を読む人もいるの
だなあ。考えてみるとビジネス書にもこういう秘訣本は多いな。

「パスカルへの道」ASAHIネット編 筒井康隆他選
パソコン通信上で短編小説を集め賞を選考したもの。
新人賞に輝いた川上弘美って、あの川上弘美だよな。
読んだ瞬間、他の作品とは際立った美しさを感じた。

納会前日

2005年12月27日 21時57分33秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
明日は会社の納会のため、今日は一人で好きに飲みに出た。

1軒目、すすきののバー「C」。
ウィスキーソーダ、山崎ヴィンテージモルト1995。
1995は色が濃厚で味も濃い目。

2軒目、すすきののバー「N」。
1杯目はハニーハウス。
レシピはウィスキー+ドランブイ+パイナップル+レモン。
ジュース類を控えめにしてもらった。
2杯目はカンパリ+ウンダーベルク+サンブーカのカクテル。
私好みだが、はたしてこれは一般的に受け入れられる味なのだろうか。苦く濃い。
3杯目はコムラード。ドゥ・エルミタージュのオリジナルカクテルらしい。
レシピはジン+シェリー+カルバドス。

相当酔っ払った。

20051226最近読んだ本

2005年12月26日 12時38分44秒 | 読書
「眠れる人の島」エドモンド・ハミルトン
怪奇もの中心だが、「生命の湖」は大ロマンあふれる作品。後日、キャプテンフューチャーものになったのより、魅力あるのでは。

「踏みはずす美術史」森村泰昌
鬱陶しい人だと思っていたが、文章はわかりやすい。

「さいえんす?」東野圭吾
理系でない人々に科学技術のことがまったく知られていないのは恐ろしい限りだ。(文系、理系という分けかた自体、好きではないが)

「不味い」小泉武夫
さすが発酵食品の第一人者だけのことはある。積極的なチャレンジャーで、不味さをシャットアウトせずに受け止める力がある(私にはない)。

「目利きのヒミツ」赤瀬川原平
かなり理屈をつめたなあ。

「セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴」島田荘司
最近恒例の無理やり作品だが、クリスマス時期向けか(?)。ハートウォーミングな仕上げ。

「震えるメス」伊野上裕伸
保険診療がテーマになっており、面白いが、内容自体は信じたくないくらいドロドロしている。

「親指さがし」山田悠介
結構うまく出来たホラー作品だと思う。否定できない”薄さ”を解説者が必死にかばうのが返って苦しい。

今日の食事

2005年12月24日 20時48分28秒 | 食べ歩き
私にはクリスマスなど関係がない。

昼飯はテレビ塔の下にあるラーメン「M」へ。店名のついた醤油ラーメンを注文。
具はピリから味のついた長ネギ、もやし、カイワレで、肉っ気がないのが寂しい。
しかし、麺のゆで具合は良く(本店、柔らかかったからなあ)、北海道の北国の
味のするスープは熱く、ぐっと来る。

夕食は山の手の「V」。
シマゾイのカルパッチオと白ワインでスタート。牛すじの赤ワイン煮込み、サラダで赤ワインにチェンジ。アボカドのクリームスープ。タラのソテー、バルサミコとリンゴのソース。ビーフシチューとご飯少々。最後に、イチゴのショートケーキとコーヒー。

中盤から食べモードになってしまい、酒量が少なくなった。

Sweet Memories

2005年12月24日 15時43分10秒 | ART
やっと時間を作って、近代美術館の「A☆MUSE☆LAND☆2006 SweetMemories」に行く。

例年は子供大爆発と言う感じだったのだが、なぜか人は少なく、子供も少なく。目を引いたのは、以下。

「light park」高木正勝
入口をくぐると、暗闇の中にブランコとスクリーン。ブランコに乗りながら、子供達やブランコに乗る電子的に加工された映像を見る。20年ぶりくらいにブランコに乗ると、こぎ方が良く分からず、自分に驚く。

「風とおくとおく」新明史子
普通サイズの写真を張り合わせ、広角写真のようなものを作る。しかし、場所、時間に微妙なずれがあり面白い。函館公園の子供の国が取り上げられている。

「うち」荒木珠奈
壁に団地に見立てた小さい箱をはりつけてある。中を開けるとライトと、いろいろな画。わざわざ鍵を開けなければ見られないのも面白い。台車を動かして高ーい所にある箱をわざわざ開ける。

最後に工作コーナーがあり、紙を切って、自分なりの家・部屋を作る。最初は子供もいたのだが、いつしかいなくなり、熱心にやるのはバイトの大学生と私だけ。たっぷり1時間弱遊んだわい。

20051224最近読んだ本

2005年12月24日 12時51分31秒 | 読書
「頼子のために」法月綸太郎
スタートラインから随分遠い所まで連れてこられてしまったような感覚を得る作品。ハードボイルド原理主義の解説者を何とかしてくれ。

「ロジカルシンキング入門」茂木秀昭

「ショートショートの広場17」阿刀田高編
いつもそれなりに面白い。

「黄色い目をした猫の幸せ」高里椎奈
ちょっと作者の意がかちすぎて、メインストーリー以外にも話がちらかった。

「心の中の冷たい何か」若竹七海
どこかに微妙な違和感を感じていたが、15年前の作品か。悪人を書くのはうまい作者である。

「ふたたび赤い悪夢」法月綸太郎
ずーっとスランプに落ち込んでいた探偵の再生の事件。ものすごい綱渡り解決だが、認めよう。

「独り言ばかりが多くなり」秋元康
オッサン的エッセイ。

「ローカル線おいしい旅」嵐山光三郎
確かに旨そうなものを食べているが、フィーリング表現で実質わからず。

すっかり年末モード

2005年12月23日 16時55分22秒 | Weblog
珍しく仕事に行こうと思ったら、ビルの入館証を忘れた・・・
すっかり諦めて正月用の買出しをすることに変更。

まず、本屋・古本屋。長い休みの時には、それに備えて十分な本を買うのが私の習慣である。いろいろ13冊購入。加えて酒マンガ3冊。情報処理試験のテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)の解説書も購入。これは来年4月の試験のためのテキストである。

昼飯。
すっかり堕落した私は、狸小路の「L」へ。黒ビール、ハーフ&ハーフ、ニシンのワイン漬け、串カツ(衣厚かった)。







ギャラリーは閉まっている所も多く、たぴお、道新、さいとう、セントラルと4つ
のみ。最後に正月用の日本酒購入。相当な洋酒好きの私でも、やはり正月は日本酒だ。加賀鳶の純米大吟醸にごり生を購入。そんなに高くない。加賀鳶は辛口の酒だが、にごりなので多少甘さも入っているだろうというのが、私の予想だ。


ゴールデンコース

2005年12月22日 21時45分27秒 | 飲み歩き・琴似界隈
私の琴似ゴールデンコースへ。

1軒目は居酒屋「D」。
(全体に写真がぼけてるのが情けない)

食べたものは、
・ツブ刺し→端っこが、動いてた。活き良し。
・ボタンエビミソ醤油漬け→塩辛的な味。飲んでた酒が旨くなった。
・蒸し仔羊もも肉→低温で蒸すとのこと。羊好きにはこたえられない味。塩コショウで。
・ゆり根サラダ→ポテトサラダゆり根版。ちょっとトロミがあって甘い。









飲んだものは、
・十四代本丸新酒
・磯自慢県内酒
・明鏡止水特吟ひやおろし

さすがに私のナンバーワン居酒屋である。
続いてバー「D」へ。

飲んだものは、
・ボウモア1989SMWS15年→塩辛い
・オールドパル→カンパリで今年を締めくくろう
・デュガイグランドシャンパーニュ1965 35年→葡萄の味が後からじわっと
 くる傑作。

かなり酔った。

酒購入

2005年12月21日 22時19分39秒 | Weblog
給料日前日なので、お金を下ろして酒を購入。

カリラ12年(濃厚で旨いぞー)
ウィルキンソンのジンジャーエール
ビフィーター

正月の酒はやはり日本酒を買わなければいけない気がする。去年は白石コンベンションセンターの北海道酒蔵まつりに行って、旨い酒を購入できた。今年は出張で行けなかった・・・

忘年会

2005年12月21日 00時15分15秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
半分仕事の付き合いの人たちとの忘年会であった。札幌駅近くの「D」へ。

刺身(品数多く良かった)、よせ豆腐、珍味盛り合わせ、イカゴロ焼きなど。飲んだものはエビス、男山御免酒、米焼酎で清長、芋焼酎で三岳、米焼酎で米蔵。最近は皆「芋焼酎が気に入ってます」と言うので、反抗して米焼酎を飲むわけだ。もちろん、どちらも旨いものは旨いのだが。