散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

2010年10月の一言

2010年10月31日 14時03分43秒 | Weblog
10月31日
・今日は家で賞味期限が切れそうになっていた生姜ラーメンを食べた。なかなか洗練された味だが、もっとワイルドな生姜味の方が好みかもしれない。旭川の「M」(生姜ラーメンが有名)に行きたい。

10月30日
・キリスト教信者らしき人に2連発で声をかけられ、落ち込む。信仰するのは勝手だが、誘うのは押し売りである。

10月26日
・日本シリーズ盛り上がってない。

10月24日
・雪虫大発生。あれが口に入るのは、かなり嫌だ。
・今日の日中はちょっと汗ばむくらいであったが、家に帰ってくると寒い。風邪をひかないようにしよう。
・ブログの検索機能が以前のように配置できることに今、気が付いた。良かったよかった。
・ブログライターの新バージョンが非常に評判が悪いようだが、私は慣れてきたせいかそれほどでもない。特に写真の貼りつけなどは、改善と言えるのではないかと思う。

10月15日
・誰かがTVでひつまぶしを食べていたが、あれは非常に美味しいものである。
・タモリ倶楽部でマイケル・ジャクソン特集。もちろん、ビール&ウィスキー評論家の方である。

10月14日
・昨日の八神純子のおかげで、ネット上の映像を探していて、久保田早紀の映像を見る。やっぱり天才だわ。

10月13日
・NHKの音楽番組で八神純子特集。「思い出のスクリーン」「パープルタウン」「みずいろの雨」「MR.ブルー」「ポーラースター」とヒットしたのは全曲歌える。
・ちなみに私の出身地のスキー場では八神純子の「思い出は美しすぎて」「みずいろの雨」、オフコースの「さよなら」がずっとかかっていた。中学生ながらに、天気が悪い時は気持ちが落ち込みそうになる。

10月8日
・ホテイの焼鳥の塩味を食べる。これが結構、炭火焼きの風味。素晴らしい。
・やっぱり「カリオストロの城」を見てしまった(もう何回目よ)。いい話で、少し涙ぐむ。

10月6日
・gooブログライターの仕様が変わる。いまいち、意味がわからんのだよなあ。
・北海道大学名誉教授の方のノーベル賞受賞が決定した。私は理学部出身なので、全然知らない人である。
 →理学部から工学部に行った方のようであった。広い意味では同窓?

10月3日
・ホテイの焼鳥缶をタレ、塩味共に入手。今週末に食べよう。
・情報処理試験の会場は、恒例の北大。札大でなくて良かった(行きにくいから)。しかし、今回の試験は全く燃えないな。もう引退宣言しようかな…
・新日のTVで、山本小鉄をしのんで、彼の試合の様子が放映された。ヤマハブラザース対ブラックキャット、山本広吉(後の天山)。うまいことみんな気を使って、小鉄のグラウンドコブラで勝利。やっぱりこれがプロレスの良さだよなあ。

20101031最近読んだ本

2010年10月31日 11時52分01秒 | 読書
■「きのう何食べた? 4」よしながふみ
「大奥」には興味が持てないが、家庭料理が美味しそうなこの漫画は面白い。

■「レイニーパークの音」早瀬乱
かつての仲間たちの犯罪を告発する、私製裁判が開催されることになった。姿を消した男女は果たして殺されたのか? すこし好みとずれたものがある。

■「晩夏」図子慧
酒造家の奥さんが殺される。たまたま遊びに来ていた姪は、殺人の謎を解くことに。青春ライトミステリ。

■「レモンハート26」古谷三敏
今回登場の酒で飲んだことがあるのは、ロンサカパセンテナリオ23、オールボータッフェルアクアビット、フィフティポンドジン。アクアビットスモーキーマティーニの登場は嬉しかった。

■「バッカス」青木健生、井上元伸
バキ+カクテル漫画。どうしようもない。

■「バーのある人生」枝川公一
酒の注文の仕方はバーに慣れていない人の参考になるのではないか。また、バーテンダー側も参考にして欲しいところがある。「美味しいですか?」とバーテンダーは言ってはいけないということが書いてあるのだが、私などカクテルを出されて「(味は)大丈夫ですか?」と言われたことさえあるのだ。答えようがないではないか(再読)。

以下、図書館の2冊。
■「美か、さもなくば死を」林真理子
女性全開。へきえきする。

■「「お買いもの」のいいわけ」堀井和子
あまり小物に興味が持てない。

世に認められた

2010年10月30日 22時13分29秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
当初の予定を変更して、いつものバー「N」へ。1杯目は洋ナシ+ジン。まだ洋ナシの熟れ具合が進んでいないようだったが、飲んでみるとしっかりと味がする。

2杯目はアクアヴィット+白州ヘビリーピーテッドのスモーキーマティーニ。強力すぎてあまり評判の良くないカクテルだが、何とこれが「レモンハート26巻」に登場したのである。マスターが松ちゃんのために考案したのだが、あのスピリッツ飲みのメガネさんも褒めた味である。

さらに、今日は隣席の方がこれに興味を持ち、試してみたところ「素晴らしい」とのこと。やっとこのカクテルが世に認められる時代が来たのだろうか(いや、そんなことはない)。



3杯目は正調マティーニ。最後に最近完成を目指しているペッパーウォッカ(辛い)+フェルネブランカ(苦い)+カシス(甘い)+ライムジュース(酸っぱい)+塩(塩っぱい)+スピリタス(度数調整らしい)のカクテル。やはりこのサルサソース的な味が良いのだろうな。



最後にすすきのの「M」で新蕎麦の盛りそばを食べて締める。実は初めて入ったのだが、なかなか悪くない味だと思う(すっかり酔っ払っていたが)。


焼鳥ビストロ

2010年10月30日 19時58分40秒 | 食べ歩き
本日は室蘭焼とりの食べられるビストロ「C」へ。早速、白ワインとパテ・ド・カンパーニュ、エビのテリーヌというビストロメニューからスタート。

まずこのパテが美味しい。肉っぽさ満点で、ピスタチオ? がバランスを取っているようだ。粒マスタードを合わせると、結構味が変わって感じられる。



続いて、エビのテリーヌ。柔らかな味の中にも海老の風味がしっかり。こちらもバジルソースが合うなあ。バジル風味を押さえてあるのが秘訣だろう。



ここから赤ワインに切り替え、焼鳥方面へシフト。まずは豚肉(室蘭ならでは)、鴨砂肝。なるほど、タレに甘味がほとんどなく、西洋料理の味付けだと思う。



次は三元豚のタン、レバ。少し白っぽく見えるレバから行こう。焼き加減は浅めで、プリプリとした感じ。タンはタンというよりも肉っぽく感じる。



もう1杯赤ワインとやげん軟骨。これはさっぱり味だ。



最後に濃厚なつくね。中には恐らくナンコツ部分が入っていると思われる歯ごたえ。マスタードが他についているものとは違い、酸味の強い味付け。



面白い店であった。私はパテ好きな方だが、この店のは美味しいと思う。


本日の食前酒

2010年10月30日 17時53分32秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
かなり朝早くから活動していたので、のどが渇いてきた。今日は狸小路の音楽&バー(かな?)「B」へ。結構席数があるのに、最初の客になってしまって気まずい…。

1杯目はハバナクラブ3年ソーダ割り。レモン入りで美味しい。2杯目はぺルノーソーダ割り。先は長いのに少し酔ってきた。




20101030ギャラリー巡り

2010年10月30日 16時08分10秒 | ART

本日のギャラリー巡りはエッセ→紀伊国屋→道銀→大同→たぴお→時計台→道新→大通→フジフイルム→近美→三岸→資料館→コンチネンタル→CAI02→三越→4プラ→スカイホール→さいとう→ivory→ラルズ→ARTスペース→趣味の郷の22個所。

※トップ画像は笹戸千津子「洋」。確か教育文化会館かな。

■ギャラリーエッセ「宇流奈未作品展」。
「カオスの中の泉」:白黒の平野に、ところどころブルーの沼。色彩感覚が良い。
「鼓動」:雪野原だろうか。その上に赤い空とオレンジの太陽。野原には小さな動物が影絵のように配置されている。

■時計台ギャラリー「中谷有逸展」。
「碑・古事記(黄泉比良坂)」:四角い形が回転しながら地の底に落ちていく風情。タイトルにぴったり。

■北海道立近代美術館「さわらび会書展」。それほど書に興味がないのでどうしようかと思っていたのだが、いきなり展示されている「平安古筆名宝展」に少々びっくり。最初の二人が小野冬風と藤原佐理。その後も「伝○○」となっているので、実は本人ではないものもあるようだが、かなりの古筆名品だと思われる。「藤原定信筆 西本願寺三十六人集 石山切貫之集下」もいい感じだ。

■同「これくしょん・ぎゃらりい モンパルナスの灯」。これは定番の収蔵作品展だが、最近寄贈されたモディリアーニ「フジタの肖像」が早速展示されていた。段ボールのような紙に、へなへな~と描かれているが、うまいような気もするし、落書きのような気もする。

■同「これくしょん・ぎゃらりい 中江紀洋 時の彼方へ」。なかなかスケールが大きい作品展。
「北斗の彼方へ(脱出)」:最終室全体を使った展示。とがった黒い森の中を、カラフルな物体(死体?)を載せた小舟が流れているような風景なのである。黄泉と言えば西なのだろうが、北へ向かうこれらは何だろうか。

■三岸好太郎美術館「三岸美術館で、マ~ルみつけた!」。三岸作品は通常展示のもの。マ~ルの新作原画が展示されているので、ファンの方はぜひ。

■コンチネンタルギャラリー「ZOKEI展」。東京造形大学出身の作家展ということで、面白かった。
小林みのり「クィーン・ハイビスカス号」:小さな入り江に客船と、大きな花が海底から咲いている。何となくヨーロッパ古典というか、宗教的な感じも少しする、不思議な画風。

■ivory「北海学園Ⅰ部 写真部写真展」。
白旗匠子「THE RUINES IWAMIZAWA RACECOURSE」:休場になっている、岩見沢競馬場の写真。すでに廃墟の気配。
蟹沢きぬ:オレンジに染まる町を撮った写真がいい感じだ。メトロン星人が登場しそう。

■ラルズプラザ「絵画バザール」。
佐藤武「ピラミッドのある風景」:ちょっと普段の作風とは違う感じもする小品。6万円。
三岸好太郎「女三人」:三岸のへなへなとした感じの絵画。105万円。
田辺三重松「海浜」:かなりきっちりと塗った感じのサムホール。25万円。

この辺で力尽きて、酒を飲む。

朝食抜きの昼食

2010年10月30日 11時41分01秒 | 食べ歩き
本日も病院の検査があり、朝食抜き。昨日の飲みはそれほどでもなかったので、体調が良く、9時頃から腹が減ってきてたまらぬ。10時頃検査終了で、ギャラリーを巡りつつ、飲食店の開店を待つ。11時に開いていたのが、夜は居酒屋の「K」だ。



システムは前金650円を払い、カウンターに出ている主菜1品、副菜2品を取って、奥の方でご飯とみそ汁を受け取るという形。混雑していると嫌な予感もするが、幸い11時だから先客は1名のみ。お盆を持って空いたテーブルに座る。

今回は、焼魚(種類不明)、マカロニとキャベツのサラダ、コロッケ半分+ソーセージをおかずに取り、ご飯は15穀米、味噌汁はさやいんげんと揚げという、なかなかしっかりした定食になった。



もちろん出来立てではないのだが、これはこれで昔の食堂という感じで悪くない。味付け海苔サービス、つぼ漬け、ふりかけ食べ放題と、ご飯喰いにはたまらないサービスもありだ。

もうちょっと野菜の煮物とか取ればよかったかなと反省しつつ、腹一杯となる。少し土曜日の昼食は、バランスを考えた定食を食べるようにしてみたいと思う。

2010年10月の夢

2010年10月30日 06時32分12秒 | Weblog
10月30日
星飛雄馬が課長になり、朝から晩まで市場で働くので、周りの人が困惑する。

10月26日
吹雪の北極圏からかろうじて脱出し、学校のようなところで謎の女性とであう。学食のような所を通ろうとすると、サラリーマンっぽい原田泰造に、変な囃し声をかけられる。

10月20日
××町(特に名前を秘す)ミステリツアーに参加する。

10月14日
小橋建太がマヨネーズで、妙にうまい「魁! 男塾」風の似顔絵を描いていた。そこに、大規模会社の引越しの仕事依頼が来る。

10月13日
展示されている100の品物を、本来の目的と全く違う使い方をつぎつぎしていく大会に参加する。例えば、ビデオデッキのビデオテープを入れる口に、とっさに小さな人形を飾ったりするのだ。

10月12日
プロレスの反則のひどさを、金銭に換算する。

10月9日
デパートの食堂のようなところで、丼物を頼む。勘定をしようとすると「何が入っているか分からない」とバイトの子のような人に言われるので、「ご飯とフライと千切りキャベツと、カレーがかかっていて」と食べながら説明することになってしまう。席に着くまでに食べ終わってしまい、帰る。

10月4日
商店街を散策していて、髪の毛が突然洗いたくなり、水道のある店を発見。女将(宮崎あおい似)に頼み込んでみると、快く水道を使わせてくれるようだ。しかし、番頭さんが出てきて嫌な顔をするので、女将に「ありがとう」と挨拶をして、カッコよく店を離れる。

20101029最近読んだ本

2010年10月29日 06時53分26秒 | 読書
■「告白」湊かなえ
ほど良く分かりやすく、それなりの結末。本格推理ではないが、一般的にはミステリというジャンルの作品だろう。

■「探偵・花咲太郎は閃かない」入間人間
西尾維新のかなりひどい劣化版。

■「HO12月号」
いろいろな麺料理を旅する特集。蕎麦屋のラーメンには、もっとチャレンジしてもいいかも。

以下、図書館の4冊。
■「「子猫殺し」を語る」坂東眞砂子
作者が子猫を「間引いて」しまった体験談をエッセイにしたところ、非常に大きい非難を浴びたことに対する本。私はどちらにも組みすることはできない。動物を愛玩用に飼うということ自体が、どうかと思うからだ。

■「私は女になりたい」林望
男性から見た、女性論。

■「女のとなり」乃南アサ
女性から見た女性。エッセイではなく、小説家と思わせるほどパンチのきいた人が多い。

■「東京の流儀」福田和也
「散歩は逃避」「私にとってよい蕎麦屋は、吟醸酒を置いていない店」など、良い発言あり。しかし最後に「日本にもの申す」みたいな感じになってしまい、ちょっとどうだろうか。

久々仕事終わりの飲み会

2010年10月28日 23時14分58秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
打ち合わせ終了後、仕事をしている人たち4人で、軽く一杯。札幌駅近くの蕎麦居酒屋「O」へ。1杯だけビールを飲んで、以降は蕎麦焼酎+蕎麦湯。健康的だ。

食べ物は刺身(サンマ、ふくらぎ、もう一品)、プルコギサラダ、もり蕎麦。ふくらぎは非常に脂がのっていて、美味かった。プルコギサラダも、野菜の上に焼肉っぽいのが載っているだけだが、甘辛味が体にしみる。

終了後、一人すすきのに移動し、バー「N」へ。1杯目は北海道12年のハイボールにシングルモルト余市12年ピーティ&ソルティのフロート。一口目にパンチがある。



2杯目はフレンチ75+エリクシールヴェジタル数滴。これもロングカクテルとはいえ、ジン、シャンパンでできているので、結構強力である。



最後にジン+アクアビットジュビリウムス+レモンのカクテルで締める。あれ、あまり強くないものをと頼んだような気がするのだが、強いじゃないか…。翌金曜日は結構酒臭い私であった。

バー2軒

2010年10月27日 20時10分05秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
本日は会議終了後、創成川東のバー「KI」へ。1杯目はジンリッキー、2杯目は赤ワイン。量がたっぷりだった。3杯目はギムレットで少々酔ってきた。

このまま飲むと危ないので、夕食を食べよう。狸小路付近の「VSF」でカレースパゲッティ。もう少し自分にとっては、脂少なめが望ましいのだけれども、でも美味しい。



続いて、すすきののバー「C」へ。1杯目ウィスキーソーダ、2杯目ギムレット+ビタース。最後にマルガリータでちょっと塩気を取って終了。6杯飲むとかなり酔うよ。

移動時の昼食

2010年10月26日 13時04分53秒 | 食べ歩き
珍しく事務所間を移動する間に昼食。新さっぽろのラーメン屋「S」へ。カウンターが満席だったので、座敷(ちゃぶ台)に座るが、体が硬いため苦しむ。あぐらをうまくかけないのだ。

注文は腹が減っていたため、醤油ラーメン+半炒飯のセット。ラーメンは古典的な醤油味。麺のゆで加減も良好。



炒飯は調理場の音からすると、作りたての模様。上にチャーシューの端切れが載っているが、それもなかなか美味しい。



良い感じなので、再訪ありだと思う。但し、次回はカウンターで食べたい。


20101026最近読んだ本

2010年10月26日 06時39分10秒 | 読書
■「ヴァンパイア・アース 狼の道」E・E・ナイト
疫病で人口が激減した世界に、さらに人間の生命力を餌とする異星生命体が来襲。設定だけはSFなのだが、話の内容はホラーよりというか、ゾンビものというか。あまり興味が持てない。

■「国宝トゥナイト」いわきりなおと
国宝ラブコメマンガという、大変珍しい作品。国宝とキックオフ(死語)する主人公が登場するのだ。ちなみに私の好きな国宝は以下。長谷川等伯「松林図」、「源氏物語絵巻」、東寺「兜跋毘沙門天立像」、東大寺戒壇院「四天王立像」、新薬師寺「十二神将立像」、薬師寺「観音菩薩立像」、興福寺「八部衆立像」等である。

■「幸福都市 ペリーローダン387」エーヴェルス、クナイフェル
地球も発見できず、敵とも遭遇できないままに、新種族と出会ってしまう。

以下、図書館の3冊。
■「毎日一人はおもしろい人がいる」中野翠
そんなにおもしろい人はいなくて、無理に1日1人とりあげているために、今読むとかなり辛い日があるのだ。

■「甘茶日記」中野翠
何だろう、この感覚の微妙な差は。年齢が数年違うところにギャップがあるのかもしれない。

■「整形前夜」穂村弘
内容を忘れてしまった。

20101024ギャラリー巡り

2010年10月24日 14時38分42秒 | ART
本日は彫刻美術館→宮の森美術館→ポルトの3個所。



■彫刻美術館「北の彫刻展2010-時代をになう女性たち-」。何かタイトルが大仰だが…。そんなに、時代をになう必要もあるまい。

※「次代をになう」の誤りでした。でも次代もになわなくてもいいと思う。

川上加奈「48」:トランプのクイーンをモチーフにしているため、12×4種類で48ということなのだろう。お茶のセットも一緒に展示されており、「アリス」の雰囲気もある。女王はそれぞれ豪華な衣装を思わせる色彩をまとい、それぞれに強そうである。
佐々木雅子「あかるいおへや」:小さな人形を配しているのだが、1体は配電盤の上に座り、もう1体は湿度計の陰から展示室を除いている。展示会場を生かしたところが面白い。
富原加奈子「雪の景-風の中-」:コンチネンタルで見た作品を中心に、3点セットになった。確かに春に残された雪の塊にも見えるのだが、棺のイメージもぬぐえない。

渡邊希「Boundary」:階段のところに宙吊りになった漆の板。中央部が膨らんでいる。間違いなくこの展示会場の中心はこの作品である。意味性の強さが特にある形でもないが、何となく常に目に捉えてしまうような求心力がある。
伊東三千代「Women Spirit」:これは前庭に展示されていたもの。



同「アメノウツワⅣ」:これも庭にあったため、ハスのような形には水がたまっている(雨が降った訳でもないから、わざと水を入れているのか?)。



■宮の森美術館「宮島達男「その人と思想」展」。難しい展覧会だった。前半は彼の若い頃のパフォーマンス写真。サッカーゴールからゴールまでロープを張ったり、街中で叫んだり、街中にブラックボックスを置いたり、人拓を取ったりと、今見ると少々痛々しい。

最後に海辺に時計を配置した所から、オブジェ志向に変化し、時計→デジタル数字という転換が行われたのかなと思う。続いての部屋では、デジタル回路の展示。これまた興味がないため辛い。そして、一番奥の普段は映像室となっているところで、おなじみの作品が登場した(この展覧会向けに作成されたらしい)。未見者の興味をそがないよう、形式は書かないでおく。

■ポルト「北海道アウトサイダー・アート・フォーラム2010」。これは見に行かなくてはなるまい。何とか西22丁目まで足を運んでみた。

横山篤志:サトちゃんを忠実に再現した模型を作っている。破損状況もそのまま作るらしく、一番目立つ奴は、頭にガムテープが張ってあった。
吉原長次郎:遮断機、太陽、日の丸、自分の名前等をカラフルに描いた作品。戦前生まれの彼の心には、何が浮かんでいるのだろう。



藤井晋也:音をイメージ化して書いているらしい。作品を見て私が思い浮かんだのは、インド音楽かプログレだ。
佐藤朱美:クジャクを不思議な形の部品を寄せ集めて描いた作品。部品といい、色といいバランスが取れている。良い作品だ。

こうして見て、彼らの作品にはタイトルがないのだなと思う。それから非常に細かい形を繰り返す作品が多いのだが、割とそれぞれは大雑把でランダムに描かれている。恐らく私が同じ形を繰り返して描くとすれば、目的を履き違えるくらい、同じ形、同じサイズ(または一定の比率の変化)にこだわって描くだろう(この辺が芸術性のなさと言えよう)。いずれにせよ、興味深い作品を見た。

この後、二十四軒に移動し、アクアビットを2本購入。図書館に立ち寄ってから帰宅。日曜日にしては結構歩いた。14486歩。