ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
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りっくんランドへ行ってきた 3

2024年04月03日 17時37分41秒 | Weblog
二階から一階へと下りる階段の途中の壁に、数枚のポスターが貼られていた。
ふと何気なくその内の一枚を見てみると・・・
「あれっ、この人達って中部方面隊の三人組じゃないかな・・・」

陸上自衛隊中部方面隊に関する内容をYou Tubeを通して広報活動している隊員さんたちだ。
通称「ひょっとこ曹長」「おかめ二曹」「ギリー一曹」で通しており、一般世間から見ればちょっと未知の部分もある自衛隊を、如何に身近に感じてもらえるかという為の広報活動なのだろうと推測している。


少し分かりにくいのでもう一枚の方も撮っておいた。


ポスターの説明書きには「おかめ三曹」となっていた。
確か現在は二曹だったと思うので、自分の得ている情報が正しければこのポスター自体が少し古いものなのだろう。
ちょっとしたことだったが、自分にとっては勝手に身近に感じている隊員の方達であり「こんなところで」という思いもあり嬉しかった。

さて、階段を下りてすぐ左手に展示されていたのは、お目当ての一つである「16(ひとろく)式機動戦闘車」だ。
最新の戦闘車とは言え、既に改良型が出ているらしいのでこれは配備された当時のものだと思う。
それでもこれほど間近で見ることのできる嬉しさと感動はひとしおだった。


う~ん、やはり影が強く写ってしまう。
この画像の反対側からでは逆光となってしまうため仕方のないところだ。


上からでも見ることができる台があったので、上から撮ってみた。


かなり気になっていたのが上部に搭載されていた「12.7mmブローニング重機関銃」。
以前、練馬駐屯地だったと思うが、そこの記念式典で実際に使用されている同重機を見たことがある。
幾たびと改良されてきているが、WWⅡ当時から現在に至っても世界中で使用され続けている将に名銃であろう。

そして最も見てみたかったのが、16式の主砲のライフリングだ。
因みに16式の主砲は105mmのライフル砲で、一般的な戦車と比べれば口径は小さい。
また履帯(キャタピラ)ではなく、車輪(タイヤ)を用いることでも全体の軽量化を図り、またそれにより機動力や即応性の高さを生かしたと聞いている。
105mmと言えば、つい最近退役した74式戦車と同口径だが、74式で使用していた砲弾をそのまま使用できるのだろうか・・・
実生活では何の役にも立たないような事が気になってしまっている。


いろいろな角度から撮ってはみたが、これが限界だった。
螺旋状のライフリングが分かるようで分からない微妙な画像になってしまった。
極めて残念だった。

お目当ての展示物は大袈裟に言えば数限りなくある。
次に見てみたかったのが「戦闘糧食」だ。
自衛隊の方々が実際の野外訓練や演習時に食べている物ではなく、それらを限りなく似せて一般でも販売されている戦闘糧食はある。
それは何度も食べているし、日帰り登山でも昼食時に実食している。
しかし、本物を目にしたことは滅多になかった。
現在は「戦闘糧食Ⅱ型」と言って、約30分ほど湯煎することで寒冷時期の屋外でも温かな食事が摂れるタイプの物。
嘗ては所謂「缶詰」タイプの「戦闘糧食Ⅰ型」だった。
実はこのⅠ型、かなり昔の話になるが「赤飯」「とり飯」「たくあん」「ウィンナー」の四種を大量に頂いたことがあった。
たくあん以外は温めてから食べたが、特に美味しかったのは「とり飯」と「ウィンナー」だった。
今ではもう手にすることのできない物だけに、あの味が懐かしい。


ずらりと並んだ「戦闘糧食Ⅱ型」。
通販や駐屯地記念祭において売られていた物しか食べたことはないが、ハッキリ言って「美味い!」の一言に尽きる。
お世辞抜きで美味い。


少しアップした画像。
すべての種類を知っている訳ではないが、名前を見ただけで食べたくなる物ばかりだった。

話は逸れるが、新年早々の能登地震における自衛隊の方々による災害支援活動は今でも続けられている。
早朝から身を粉にし、寒さの中で活動されている隊員の方々にとって、食事は大切なエネルギーの供給源であろう。
その一つが戦闘糧食Ⅱ型である。
世間では、あの国会議員を筆頭にまだまだネガティブな事を言い続けている人たちが多いのが実情であるが、身体一つで頑張っている自衛隊の方々に温かな食事くらい食べる権利はあってしかるべきである。
官品の半長靴では十分な防水力や保温力がなく、自腹で課金した半長靴で現場に臨んでいる自衛隊の人たち。
もちろん自腹で課金した準備物はその他にも多くあり、決して安価ではない。
更には被災地の方々からは絶対に見られることの無いよう気遣い、ひっそりと隠れて食事をする。
温かいものを食べたくらいで、何故文句を言われなければならないのか!

ちょと熱くなってしまったが、身体が資本の自衛隊員であれば、それに見合った量と味、そして種類は満足のいくものであるべきと考えている。

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