これで何度目のタテバイ攻略になるだろうか。
不安はない。
あるとすれば奢りや慢心、そして冷えてしまった体の回復具合だろう。
「3分だけ待っててほしい。3分したら上からGOサインを出すから。」
とだけ言い残し岩肌に取り付いた。
N君が下から撮ってくれた画像。
この時覚えていることは、体の冷えから手のひらがやたら冷たく感じていたことだった。
もちろん岩肌の冷たさもあってだろうが、「ちょっと指の動きが・・・」と何となく鈍さを感じていた。
もうすぐタテバイのラストとなる。
この辺りだったらもういいかなと思い、岩壁に取り付いたままの体勢で上からGOサインを出した。
後から画像を見て高低差が分かるようにと思い、敢えて自分の足を入れてみた。
登り始めたN君。
後続者のことは一切気にせず、ゆっくりマイペースで登ればそれでいい。
徐々に距離が縮まってきている。
そうそうその調子。
今度は自分が撮影と指示の場所を変えた。
N君のほぼ真横からの撮影だ。
高度を稼ぐに連れてタテバイの難易度も上がってくる。
尚のこと慎重にゆっくりと!
N君の後続者3名は初めてのタテバイと聞いていた。
後からその人達から聞いた話だが、自分からN君へのアドバイスを聞いていたことでかなり助かったということだった。
まぁそんなことでお役に立てれば嬉しい。
ここからが最後の難関。
特に気をつけることは腕と足を伸ばし過ぎないことだろうか。
伸ばしきってしまうことで次の動作、つまりホールドポイントやスタンスポイントへの動きができにくくなってしまうことだ。
さぁラスト!
ここさへ登り切ればタテバイは完全攻略だ。
っしゃぁ~!
タテバイ攻略おめでとうN君。
後続の3名も無事登り切ることができた。
自然とみんなでハイタッチした。
すると一人の方が「3分待っててと言ってましたけど、1分半でしたよ。みんなで驚きました。(笑)」
おそらくは体が冷えてしまっていただけに、早く動いて回復させなきゃと少し焦っていたのかも知れない。
タテバイを越え、ヨコバイとの合流ポイントも越え頂への最後の登攀を始めた。
すると再び、いや、三度か、あの素晴らしい絶景を目にすることができた。
足が止まる。
もうすぐ山頂であることは分かってはいても、足を止めこの素晴らしき大自然からのご褒美を頂かない訳には行くまい。
不安はない。
あるとすれば奢りや慢心、そして冷えてしまった体の回復具合だろう。
「3分だけ待っててほしい。3分したら上からGOサインを出すから。」
とだけ言い残し岩肌に取り付いた。
N君が下から撮ってくれた画像。
この時覚えていることは、体の冷えから手のひらがやたら冷たく感じていたことだった。
もちろん岩肌の冷たさもあってだろうが、「ちょっと指の動きが・・・」と何となく鈍さを感じていた。
もうすぐタテバイのラストとなる。
この辺りだったらもういいかなと思い、岩壁に取り付いたままの体勢で上からGOサインを出した。
後から画像を見て高低差が分かるようにと思い、敢えて自分の足を入れてみた。
登り始めたN君。
後続者のことは一切気にせず、ゆっくりマイペースで登ればそれでいい。
徐々に距離が縮まってきている。
そうそうその調子。
今度は自分が撮影と指示の場所を変えた。
N君のほぼ真横からの撮影だ。
高度を稼ぐに連れてタテバイの難易度も上がってくる。
尚のこと慎重にゆっくりと!
N君の後続者3名は初めてのタテバイと聞いていた。
後からその人達から聞いた話だが、自分からN君へのアドバイスを聞いていたことでかなり助かったということだった。
まぁそんなことでお役に立てれば嬉しい。
ここからが最後の難関。
特に気をつけることは腕と足を伸ばし過ぎないことだろうか。
伸ばしきってしまうことで次の動作、つまりホールドポイントやスタンスポイントへの動きができにくくなってしまうことだ。
さぁラスト!
ここさへ登り切ればタテバイは完全攻略だ。
っしゃぁ~!
タテバイ攻略おめでとうN君。
後続の3名も無事登り切ることができた。
自然とみんなでハイタッチした。
すると一人の方が「3分待っててと言ってましたけど、1分半でしたよ。みんなで驚きました。(笑)」
おそらくは体が冷えてしまっていただけに、早く動いて回復させなきゃと少し焦っていたのかも知れない。
タテバイを越え、ヨコバイとの合流ポイントも越え頂への最後の登攀を始めた。
すると再び、いや、三度か、あの素晴らしい絶景を目にすることができた。
足が止まる。
もうすぐ山頂であることは分かってはいても、足を止めこの素晴らしき大自然からのご褒美を頂かない訳には行くまい。