ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

りっくんランドへ行ってきた 2

2024年03月29日 19時17分49秒 | Weblog
13時15分、遂に開館。
はやる思いを胸に先ずは二階へ向かい、VR体験室へ。
一通り説明を受け早速ゴーグルを装着した。
幾つかの選択肢があったが、一番観たかったのはパラシュートによる降下の疑似体験。
360°どの方向を向いても楽しめるが、さすがはVR、着地の瞬間は疑似を通り越した体感を得ることができた。


VR装置。


説明をしてくださった二曹の方。
「どうでしたか?」の一言に「いやぁ想像以上の体感でした。」

この後早く観たいお目当ての展示物はあるのだが、時間はあるので防衛資料などを見て回った。


海に囲まれた日本の国土と周辺国との緊張関係が一目で分かる地図。
日本人であれば多かれ少なかれ気になるところだろう。
同盟国(?)であるはずのお隣のK国でさへレーダー照射をし、下手な言い訳をしたあげく、素人の自分でも分かる下手な合成動画を送りつけた来たくらいだ。
日々の安全な生活を感じつつも、北○鮮やロ○アからの脅威が紙一重であることを感じざるを得ない。


階級章一覧。


最も身近に感じるのは、陸曹と陸士である。


二階の通路をぐるりと回りながら階下へと降りるのだが、一階を見下ろしながらも「これでもか!」と目を楽しませてくれるのがりっくんランドだ。
事前にYou Tubeでさんざん見てはおいたが、いざ現場で見るとその迫力と感動は自分にとって桁違いであった。
限られたスペースで陸上自衛隊の魅力(?)を一般の人たちに如何に伝えられるか・・・
創意と工夫の詰まった展示だと感じた。


落下傘降下兵(自衛隊なので「兵」とは呼ばないが)、16式機動戦闘車、AHー1S武装ヘリ(通称「コブラ」)などが一気に視界に入ってきた。
いつまでもこのままここにいて、ずっと見ていたい思いに駆られる。


16式機動戦闘車。


空挺隊の隊員。


縦のアングルであればパラシュートを含め良くわかる。


AHー1S(コブラ)

この時になって気付いたことがあった。
窓から入ってくる太陽の光が強すぎるのだ。
カメラに納めるにせよ目で見るにせよ、光が強く影が強調され過ぎてしまっていた。
自分と同じように写真撮影に来ていた人が言っていた。
「来るなら午前中ですね。こうも強いとねぇ・・・」
思わず頷いた一言だった。

りっくんランドへ行ってきた 1

2024年03月20日 11時45分09秒 | Weblog
11月8日、かねてから行ってみようと思っていながらついつい行きそびれてしまっていた施設に足を運んだ。
朝霞駐屯地内にある陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」である。
何十回とYou Tubeでは見てきた施設だが「まぁ日帰りでいつでも・・・」と思い、この日まで行くことはなかった。

あくまでも個人の趣味の世界の一つである「ミリタリー」の世界。
その一つが自衛隊であり、中でも陸上自衛隊は高校生の頃から生涯の仕事としても真剣に考えていた。
「俺は防衛大学校に行く! そして顔に緑のどーらんを塗って突撃命令を出す!」などと粋がっていた。
今にして思えば笑える話だが、当時は真剣に考えていた。(それでも笑える)
高校時代、典型的な文系の自分には理系の防大など受験する資格がないほどであり、夢叶わず別の大学に進学し教員となった。
それでも一種の憧れのようなもの、そして非常災害時における感謝の思いは今でも持ち続けている。

さて、当日は天候にも恵まれ「いよいよだ」という少々浮かれた気持ちでもあった。
見学時間は午前と午後の部とに別れており、慌てることもないことから午後に決めていた。
午前中は池袋で買い物をし、東武東上線で和光駅へと向かった。
だが、これが結果として間違いであり、午前の部にすべきだったと悔やまれる。
理由は後に綴るがかなり悔しい思いをした。


東武東上線和光駅。
初めて利用する(降りた)駅であり、ここから徒歩で約20分で駐屯地に着く。
HPで下調べをしておいたこともあり、迷うことなく駐屯地へ。
幹線道路に面した長い柵にそって歩き続け、入り口近くまで来た。


朝霞駐屯地内にある、陸上自衛隊広報センターの建物。
胸躍る思いになった。


午後は13時15分の開館であり、まだ少し時間に余裕があった。
敷地に入るとすぐ目に入ったのが「96式装輪装甲車」。
何度か見たことはあったが、久しぶりに見るといい歳してやはり興奮してきた。
そしておなじみの「LAV」。


96式装輪装甲車。


LAV。
前方からの撮影がどうしても無理であったため、後部からの画像。

入り口前には親子連れや友人同士とおぼしき人たちが数人おり、開館を待っていた。
「子供にとってはカッコイイ車輌だと目に映っているんだろうなぁ。自分でさへそうなんだし・・・」
そんなことを思いながら「はよ開けぇ~」と待ちきれない思いに駆られる。


りっくんランド入り口。
よく見ると、建物内部には迷彩服を着た自衛官の方々が数名見えた。


お目当ては多くあるが、先ずはこれ。
空挺部隊(パラシュート部隊)の降下をVRにより視覚で疑似体験できる。
楽しみでならない。
その他にも様々な疑似体験コーナーやゲーム感覚で戦車による戦闘走行もできる。
しかもすべて無料だ。
最後にまっているのはショッピング。
ここでしか買えない陸自関連グッズがあることもリサーチ済み。

早く開かないものか・・・

自衛隊が町にやってきた ②

2024年03月08日 20時51分15秒 | Weblog
午後は更に隣の町へと移動し、お目当ての「野外炊具」を見に行った。
「食」に関する町を挙げてのイベントへの参加のようで、多くのテントが出店として設営され、いい匂いがそこここで漂っていた。

(「陸自はどこだ~?」)と、思いながら歩いていると、一目で分かる独特のカラー(オリーブドラブ色)の車輌が目に留まった。
(「おぉ~これが野外炊具かぁ・・・」)
写真や動画では何度も見てはいたが、実物を目にして驚いた。
想像していたものより車体が大きかったのだ。
すぐ横に説明担当の自衛官の方がおり、人の大きさと比較することができたからでもあろうが、“WAC”(女性自衛官)の方だったので、小柄故に車輌がより大きく見えたのかも知れない。


「野外炊具1号(22改)」
この方が詳細に説明をしてくださった。


車輌の説明書き。
大まかなことは知ってはいたが、こうして実際に目にして説明を受けることで関心は高まるばかりだった。


蓋を開けて説明をしてくれた。

「これ一台で炊く、焼く、揚げる、煮るなどなんでもできるんですよ♪」と、明るく説明。
知ってはいたが実物はやはり胸躍る思いだ。


野菜などを切るカッター的な役目の装置。


ん? 何故かここに89式アサルトライフルが置いてあった。
訓練用の物だが、重さは実物とほぼ同じ。
持たせてもらい、正しい構え方を教えてもらった。
すごく得をした気分。(笑)


トラックに牽引して移動するが、移動中でも炊飯は可能らしい。


広報課の幹部自衛官の方も来ており、この方からも多くの情報を聞くことができた。


本来であればこの移動式野外炊具は、自衛隊の方々が野外訓練時に食事をするために作られた車輌であり、
寒い冬期であれば、温かな食事を提供できる優れものだ。
しかし、一般的にこの車輌が有名になったのは災害時における支援活動があった時の事だと思っている。

過去に起きてしまった地震を初めとした災害時においてニュースで見た記憶がある。
また、You Tubeでもその支援活動を何度も見てきた。
興味本位で「食べてみたい」などと思っている自分にはばちが当たるかも知れない。
災害支援活動時の説明を受けながら胸が痛くなる思いだった。
だからこの車輌が活躍するのは、本当は自衛隊の訓練時だけの方がいいのかも知れない。

最後に一つ、味付けについて付け加えておきたい。
同じメニューを作るにしても、各駐屯地ごとに「隠し味」の様なものがあり、味は微妙に違っているとのことだった。
言い換えるなら「味へのこだわり」だろうか。
例えばカレーのルーを作るにしても様々な隠し味があるようで、それは一般的な調味料と呼ばれている物とは限らない。
「えっ、そんなものまで!」と思えるような物も入れている。
これはネットで調べればすぐに分かるのだが、特に海自においては各艦ごとにかなりのこだわりがあって、それぞれの艦のレシピまで事細かに紹介されている。

今日は一日中陸上自衛隊に浸ることができた。
個人的には充実した日となってくれたが、この数日後に更に陸自にどっぷりと浸かる一日を体験することになる。

自衛隊が町にやってきた ①

2024年03月04日 17時59分38秒 | Weblog
陸上自衛隊の各駐屯地のイベントにおいて、休日などに各市町村を周り車輌の展示説明会を行っている。
これはホームページを見れば、いつ・何処で・何をが掲載されており、比較的気軽に見に行くことができる。
自衛隊を身近に感じてもらえればと言う主旨でのイベントだと思う。

自分の住んでいる市にも来たことはあったが「まぁいつでも見られるかな・・・」と、特に気にしてはいなかった。
11月のある日、その日は一日時間が空いており、隣の町に「軽装甲機動車」の展示説明があるということで見に行くことにした。

車で約20分、展示会場に到着。
展示されているのは2台の車輌。
一台は「軽装甲機動車」、そしてもう一台は「偵察用オートバイ」だ。
軽装甲機動車は見慣れているとは言え、間近で説明を受けるのは初めてのこと。


偵察用オートバイ。
カワサキのKLX250ccをベースにしていると聞いた。


後方からの画像。
タイヤの細さがオフロードバイクの特徴を現している。


後方からのアップ画像。
ヘッドライトと同様に、夜間の使用時に敵に発見されにくくするための別のリアライトが装備されていた。
自衛隊ならではの装備だ。

軽装甲機動車に「中即」と記されていたことから、説明をしてくれたのはおそらくは南宇都宮駐屯地の中央即応連隊の方だと推測した。


せっかくなので隊員の方にお願いしてバイクと一緒に一枚。
やっぱりオリーブドラブ色の車輌には迷彩服が似合う!

 
次は軽装甲機動車。
たまに町中を走っているのを見かける車輌で、ある意味最も身近に感じる車輌だ。


「軽装甲機動車」
“Light Armoured Vehicle”の頭文字を取って、“LAV”=ラヴとも呼ばれている。
また通称ライトアーマーとも呼ばれているそうだ。

記憶が確かであれば車輌の上部には“MINIMI”(5.56mm軽機関銃)が搭載されているのを見たことがある。
今日は残念ながら搭載はされていなかった。(駐屯地以外では当然だろう)

LAVについては自衛官の人たちからも賛否両論があるようで、正面の防御力を向上させるためにフロントガラスが二分されており、それにより視界が狭いらしい。
また、座り心地から言えば長距離移動にはあまり向かないらしい。
防弾ガラスそのものの安全性も高くはなく、小銃程度の防弾性しかないらしい。

あまり良いことを聞かない車輌だが、これが初めて世に出た時はなんてカッコイイんだろう!
性能は分からなかったが、画期的なデザインだと感心したのを覚えている。


少し斜め前からの画像。
個人的に思ったことは、戦うための車輌であるが故に仕方のないことだが、空気を取り入れるためのフロントグリルの面積が小さいなぁと感じた。
これだけで十分な空気を取り入れることができるのだろうか・・・
(素人がとやかく言うことではないが)


後部に取り付けられている四連装発煙筒。
煙幕弾発射の為の装置でいいのかな・・・


オートバイ同様に、状況に応じてヘッドライトの明かりを小さくするための別のヘッドライト。


自分が写り込むより遥かに様になっている。

さて、今日は更に隣の町にも陸上自衛隊の車輌が展示されている。
まだ間近で見たことのない「野外炊具」が来るとのことで是非見てみたい。

移動開始!