稲荷川を数回渡渉すると、軽いアップダウンを数回繰り返しながら進むルートになる。
この辺りからアイゼンの必要性が高まってくる。
軽アイゼンでも良かったのだが、久しぶりの積雪ルートでもあり今日は本格的な12本爪アイゼンとした。
実を言えば、渓谷だけなら軽アイゼンでも特に問題はないのだが、氷柱があるポイントから先へのルートとなると急に斜度が増し、危険なルートへと変わる。
12本爪がここからものをいうことになる。
距離は僅かだが、そこそこ急な下りのポイント。
ここで滑ってしまうと結構やばいことになりかねない。
再びの渡渉の後に斜面を登るのだが、冬期以外にここへは来たことがないので無雪期は一体どうやって登るのだろうといつも思う。
雪があるからこそ登攀できるようなポイントだ。
さぁここさへ登り切れば通称「広場」と呼ばれるポイントへと着く。
そうなればいよいよ氷の世界へと突入だ。
広場で一端休憩した。
ここにザックをデポし雲龍瀑まで往復してから昼食を食べることも考えたが、久しぶりの雲龍だしどうせなら氷の世界の中で昼食をとる予定とした。
広場から見た「友知らず」「氷柱」「雲龍瀑」方面。
画像では小さくて良く見えないが、友知らずの氷壁が目視できた。
いよいよだという期待感に胸が膨らむ。
「どうか大きく発達していますように」
と、祈る思いだった。
積雪だけでなく、アイスバーン混じりの階段を降りる。
ここはかなり危険なポイントだ。
一度スリップしたら途中で止まることは先ず無理で、大きな怪我にも繋がりかねない。
慎重にゆっくりと下る。
そして三度(みたび)河川敷の様なルートとなるのだが、ほぼ雪で覆われており、おそらくこの下は川が流れているのだろうと推測できるポイントもある。
肉眼でもはっきりと友知らずの氷壁が確認できた。
写真映えするスポットでもあり、人も多い。
「今年はいい感じだね」
「たくさん写真を撮りたいですよ」
少々浮かれ気味の二人だったが、この時季限定の自然の造形美だけに無意識で顔がにやけてきてしまう。
進行方向左手の岩壁に張る氷の壁。
そこは通称「友知らず」と呼ばれている。
自分が初めてここを訪れた頃は、距離にして100m程の氷壁だったが、ここ数年はそのような長い距離までは発達することはなかった。
これも暖冬、或いは地球温暖化との関係だろうか・・・。
友知らず入り口付近の氷壁。
アップにした氷壁。
対岸に行かなければこの氷壁に触れることはできないので、もう少し進んで渡渉できるポイントを探すことにした。
実に楽しみだ。
この辺りからアイゼンの必要性が高まってくる。
軽アイゼンでも良かったのだが、久しぶりの積雪ルートでもあり今日は本格的な12本爪アイゼンとした。
実を言えば、渓谷だけなら軽アイゼンでも特に問題はないのだが、氷柱があるポイントから先へのルートとなると急に斜度が増し、危険なルートへと変わる。
12本爪がここからものをいうことになる。
距離は僅かだが、そこそこ急な下りのポイント。
ここで滑ってしまうと結構やばいことになりかねない。
再びの渡渉の後に斜面を登るのだが、冬期以外にここへは来たことがないので無雪期は一体どうやって登るのだろうといつも思う。
雪があるからこそ登攀できるようなポイントだ。
さぁここさへ登り切れば通称「広場」と呼ばれるポイントへと着く。
そうなればいよいよ氷の世界へと突入だ。
広場で一端休憩した。
ここにザックをデポし雲龍瀑まで往復してから昼食を食べることも考えたが、久しぶりの雲龍だしどうせなら氷の世界の中で昼食をとる予定とした。
広場から見た「友知らず」「氷柱」「雲龍瀑」方面。
画像では小さくて良く見えないが、友知らずの氷壁が目視できた。
いよいよだという期待感に胸が膨らむ。
「どうか大きく発達していますように」
と、祈る思いだった。
積雪だけでなく、アイスバーン混じりの階段を降りる。
ここはかなり危険なポイントだ。
一度スリップしたら途中で止まることは先ず無理で、大きな怪我にも繋がりかねない。
慎重にゆっくりと下る。
そして三度(みたび)河川敷の様なルートとなるのだが、ほぼ雪で覆われており、おそらくこの下は川が流れているのだろうと推測できるポイントもある。
肉眼でもはっきりと友知らずの氷壁が確認できた。
写真映えするスポットでもあり、人も多い。
「今年はいい感じだね」
「たくさん写真を撮りたいですよ」
少々浮かれ気味の二人だったが、この時季限定の自然の造形美だけに無意識で顔がにやけてきてしまう。
進行方向左手の岩壁に張る氷の壁。
そこは通称「友知らず」と呼ばれている。
自分が初めてここを訪れた頃は、距離にして100m程の氷壁だったが、ここ数年はそのような長い距離までは発達することはなかった。
これも暖冬、或いは地球温暖化との関係だろうか・・・。
友知らず入り口付近の氷壁。
アップにした氷壁。
対岸に行かなければこの氷壁に触れることはできないので、もう少し進んで渡渉できるポイントを探すことにした。
実に楽しみだ。