大岩では、後から登ってきた他の登山者の方々も休憩していた。
実はこの方々(二名)とは、昨日も室堂付近でちょっとだけ会話をした二人で、この後も一日を通して下山時まで追いついたり追い越したりを何度も繰り返した。
劔沢でテント泊をして劔を目指している松本在住のご夫婦であり、会話を聞いているだけで「あぁ山が好きなんだなぁ・・・」としみじみ思えてくる仲の良さが伺える。
さて、ここ大岩に来たら恒例の記念写真を撮らなければなるまい。
嘗て職場の山中間であるAM君とは何度もこの場で撮り合ったものだ。
大岩の穂先に登りポーズを取るのだが、この穂先は高さはないものの結構な危険ポイントである。
安定したスタンスポイントがほぼ皆無状態で落ち着いて立っていることは難しい。
もちろん反対側へ落ちてしまえば・・・それまでとなる。
自分の背丈より少し高いだけの岩峰なのだが、ホールドポイントは多くあり登るには特に難しくはない。
が、いざ上で立ってみようとしても安定した足場が無い。
ずっと立ったままでいることは危険すぎるので、撮ってもらったらすぐに下りることが賢明だろう。
Uさんもチャレンジ。
穂先を見て「無理です(笑)・・・」
登り切ってはいないが、それが大事。
再スタート前に一緒にパチリ。
前剱山頂までもうひと登りだ。
この先にも長いクサリ場があり、そこを登り切って右へと曲がれば山頂が見えてくる。
山頂手前には左右に分かれるポイントがあり、往路(山頂)は右へ、復路は左から合流してくることになる。
かなり目立つペンキマークと文字で記されてはいるのだが、それでも左へと進んでしまう登山者が多く、自分が気付いたときにはその都度ルート変更を教えている。
また、前剱山頂は往路のみしか通過しない。
復路は山頂のすぐ脇下あたりをトラバースしながら通るため、前剱山頂に登ったら是非とも本峰をバックに写真を撮っておくべきだろう。
前剱山頂手前のクサリ場。
クサリを用いずとも登攀はできるのだが、復路は疲労も蓄積されているので下山時は利用している。
ここを登り切れば前剱だ。
徐々に危険性は高くなってきている、ゆっくりマイペースで頑張ろう!
AM9時。
前剱山頂到達。
時間にして約4時間かかってしまったが、これは初めから想定内のこと。
ましてや剱山頂で昼食を食べることを考えればむしろ丁度良いかも知れない。
遠く立山付近からは何度か見てきた劔岳。
Uさんがその劔岳をこれほど眼前で見たのは初めてのこと。
「凄い! これが劔なんですね・・・」
その一言からは、感動だけではない畏怖的な思いもあるような気がした。
自分も一枚。
ここからならタテバイのポイントや平蔵谷も良く見える。
指差ししながら説明をした。
軽く休憩を入れ平蔵の頭へと向かう。
いよいよ劔らしい難所のパレードがここから始まる。
実はこの方々(二名)とは、昨日も室堂付近でちょっとだけ会話をした二人で、この後も一日を通して下山時まで追いついたり追い越したりを何度も繰り返した。
劔沢でテント泊をして劔を目指している松本在住のご夫婦であり、会話を聞いているだけで「あぁ山が好きなんだなぁ・・・」としみじみ思えてくる仲の良さが伺える。
さて、ここ大岩に来たら恒例の記念写真を撮らなければなるまい。
嘗て職場の山中間であるAM君とは何度もこの場で撮り合ったものだ。
大岩の穂先に登りポーズを取るのだが、この穂先は高さはないものの結構な危険ポイントである。
安定したスタンスポイントがほぼ皆無状態で落ち着いて立っていることは難しい。
もちろん反対側へ落ちてしまえば・・・それまでとなる。
自分の背丈より少し高いだけの岩峰なのだが、ホールドポイントは多くあり登るには特に難しくはない。
が、いざ上で立ってみようとしても安定した足場が無い。
ずっと立ったままでいることは危険すぎるので、撮ってもらったらすぐに下りることが賢明だろう。
Uさんもチャレンジ。
穂先を見て「無理です(笑)・・・」
登り切ってはいないが、それが大事。
再スタート前に一緒にパチリ。
前剱山頂までもうひと登りだ。
この先にも長いクサリ場があり、そこを登り切って右へと曲がれば山頂が見えてくる。
山頂手前には左右に分かれるポイントがあり、往路(山頂)は右へ、復路は左から合流してくることになる。
かなり目立つペンキマークと文字で記されてはいるのだが、それでも左へと進んでしまう登山者が多く、自分が気付いたときにはその都度ルート変更を教えている。
また、前剱山頂は往路のみしか通過しない。
復路は山頂のすぐ脇下あたりをトラバースしながら通るため、前剱山頂に登ったら是非とも本峰をバックに写真を撮っておくべきだろう。
前剱山頂手前のクサリ場。
クサリを用いずとも登攀はできるのだが、復路は疲労も蓄積されているので下山時は利用している。
ここを登り切れば前剱だ。
徐々に危険性は高くなってきている、ゆっくりマイペースで頑張ろう!
AM9時。
前剱山頂到達。
時間にして約4時間かかってしまったが、これは初めから想定内のこと。
ましてや剱山頂で昼食を食べることを考えればむしろ丁度良いかも知れない。
遠く立山付近からは何度か見てきた劔岳。
Uさんがその劔岳をこれほど眼前で見たのは初めてのこと。
「凄い! これが劔なんですね・・・」
その一言からは、感動だけではない畏怖的な思いもあるような気がした。
自分も一枚。
ここからならタテバイのポイントや平蔵谷も良く見える。
指差ししながら説明をした。
軽く休憩を入れ平蔵の頭へと向かう。
いよいよ劔らしい難所のパレードがここから始まる。