ヨコバイの一歩目をスルーしてしまったことへの反省は反省として真摯に受け止めなければならない。
それだけ危険なことを冒してしまったということに他ならない。
ヨコバイを通過中のAM君。
彼もこのポイントは三度目になる。
ヨコバイ → 鉄梯子 → そして長い区間のクサリ場を下山中のAM君。
もうこれくらいのコースはお手のものだ。
安心して見ていられる。
さて、長いクサリ場区間をやっと通過し、平蔵のコルへと下りてきた。
いつもならよりルートに近いポイントで腰を下ろし一息入れるのだが、今回に限っては何故かいつものポイントよりも数メートル高いポイントで腰を下ろした。
特に意味はなく、ただなんとなくそうしただけだった。
赤○あたりがいつもの休憩ポイント。
今回は何故か緑○あたりで休憩を取った。
ザックを下ろし先ずは水分補給。
目の前にはタテバイの岩壁がそびえている。
「さっきは危なかったなぁ。まさか気づかなかったとはなぁ。」
そんなことを言いながら何気なく右手側を見ると・・・。
見たことのない花が咲いている。
「ん? 知らないなぁ・・・」
咲いている数こそ少なかったが、初めて見る高山植物だった。
黄色いイワベンケイに混じって咲いている紫色の花。
「俺、何度も剱には来てるけどこんな花初めて見たよ。AM君名前知ってる?」
「いえ、自分も初めて見ました。」
お互いに名前の知らない花だったが、知らない分だけやけに存在感のある花に見えた。
写真を撮っておけば後日調べることは出来ると思い数枚撮っておいた。
「カニのタテバイ」をバックに一枚。
帰宅後に調べてみると「ミヤマオダマキソウ」というらしい。
高山植物については、名前さへ知らない聞いたことのない花の方が圧倒的に多いが、このミヤマオダマキソウについては、17回も登っておきながら剱で初めて見た花だったということで記憶に残るものとなった。
いや、ひょっとしたら何処かで見ていたのかも知れない。
周囲に目をやることもなく、「疲れたー!」と言いながら体を横たえていただけなのかも知れない。
そしてもう一つの出会いが・・・。
「コマクサ」だ。
高山植物の中でもかなりメジャーなものであり、ややザレた岩場であれば結構お目にかかる機会は多いと言ってもいいかも知れない。
なのだが、実はこのコマクサも剱で見たのは初めてのことだった。
「へぇー、連続で初対面だよ。ほんの少し座る場所を変えただけなんだけどね(笑)。」
僅かに数メートルだ。
その数メートルの違いがこれほど素敵な出会いの場となるとは。
やっぱり剱だ!
まだまだ奥が深いぞ!
それだけ危険なことを冒してしまったということに他ならない。
ヨコバイを通過中のAM君。
彼もこのポイントは三度目になる。
ヨコバイ → 鉄梯子 → そして長い区間のクサリ場を下山中のAM君。
もうこれくらいのコースはお手のものだ。
安心して見ていられる。
さて、長いクサリ場区間をやっと通過し、平蔵のコルへと下りてきた。
いつもならよりルートに近いポイントで腰を下ろし一息入れるのだが、今回に限っては何故かいつものポイントよりも数メートル高いポイントで腰を下ろした。
特に意味はなく、ただなんとなくそうしただけだった。
赤○あたりがいつもの休憩ポイント。
今回は何故か緑○あたりで休憩を取った。
ザックを下ろし先ずは水分補給。
目の前にはタテバイの岩壁がそびえている。
「さっきは危なかったなぁ。まさか気づかなかったとはなぁ。」
そんなことを言いながら何気なく右手側を見ると・・・。
見たことのない花が咲いている。
「ん? 知らないなぁ・・・」
咲いている数こそ少なかったが、初めて見る高山植物だった。
黄色いイワベンケイに混じって咲いている紫色の花。
「俺、何度も剱には来てるけどこんな花初めて見たよ。AM君名前知ってる?」
「いえ、自分も初めて見ました。」
お互いに名前の知らない花だったが、知らない分だけやけに存在感のある花に見えた。
写真を撮っておけば後日調べることは出来ると思い数枚撮っておいた。
「カニのタテバイ」をバックに一枚。
帰宅後に調べてみると「ミヤマオダマキソウ」というらしい。
高山植物については、名前さへ知らない聞いたことのない花の方が圧倒的に多いが、このミヤマオダマキソウについては、17回も登っておきながら剱で初めて見た花だったということで記憶に残るものとなった。
いや、ひょっとしたら何処かで見ていたのかも知れない。
周囲に目をやることもなく、「疲れたー!」と言いながら体を横たえていただけなのかも知れない。
そしてもう一つの出会いが・・・。
「コマクサ」だ。
高山植物の中でもかなりメジャーなものであり、ややザレた岩場であれば結構お目にかかる機会は多いと言ってもいいかも知れない。
なのだが、実はこのコマクサも剱で見たのは初めてのことだった。
「へぇー、連続で初対面だよ。ほんの少し座る場所を変えただけなんだけどね(笑)。」
僅かに数メートルだ。
その数メートルの違いがこれほど素敵な出会いの場となるとは。
やっぱり剱だ!
まだまだ奥が深いぞ!