ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

北宇都宮駐屯地 「オリーブドラブ色の買い物」②

2023年07月31日 20時39分54秒 | Weblog
先週、2年ぶりに立山・劔岳を縦走してきました。
快晴・・・というか、猛暑の中の縦走でしたが、それほど混雑はしておらず楽しんできました。
後日アップします。
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すべての売店で再度探してはみたが、やはり「戦闘糧食Ⅱ型」とドリップ珈琲は売られてはいなかった。
それでも登山に利用できるものがあるだろうと探したところ、「これは!」と思えるものが四つも見つかった。


アルミ製のマグカップ。
カラーはオリーブドラブで、ドラム缶を模した物。
気に入った点は、カラー、軽さ、適度な容量だけではない。
取っ手の部分の出っ張りがかなり抑えられていることにある。
スタッフバックに入れるにせよ、パッキングにせよ、これなら邪魔にはならないだろうと推測できる。


スプーン。
やや重量はあるのだが、逆を言えば何と言っても頑丈である。
今使用している物は、10年以上も前に購入したチタン製の軽量タイプのスプーンだが、そろそろ買い換えても良いかなと考えていた。
軽いに越したことはないが、丈夫さも大切である。


ステックライス。
量的には少なめだが、いざという時の非常食としてはかなり有効ではないかと思った。
なんと!! 温める必要が無くこのまま食べることができるという優れものだ。
味は四種類あったのだが、今回は「ラーメン屋のチャーシューライス」と「牛丼屋ごはん」味の二つをチョイス。
実はこのステックライス、昨年の秋頃にYou Tubeで観て知ってはいた物。
ほぼ毎晩観ている「トッカグン」=小野寺耕平さんのチャンネルで紹介された非常食的なもので、かなり興味関心があったため、即購入を決めた。
この小野寺さん、実は元陸自隊員であり、自衛隊を様々な視点から切り取った内容だけでなく、キャンプや登山でも役に立つサバイバル的な内容もかなりアップしてくれている。
「今そこにあるモノでなんとかする」をモットーに、野宿(野営)の仕方、火のおこし方、ナイフやロープの使い方、水の濾過、暖のとりかた等々、興味が尽きない内容だ。
一度でいいから是非ともお会いしてみたい。

最後はこれ。


「ホイッスル」
現在使用しているものがかなり古く、カトラリー同様に買い換えを検討していた。
うん、やはりこのオリーブドラブカラーはいいね!
このホイッスルは屋内の売店で購入したもの。
厚生センター二階にある売店で、コンビニ的なところで売られている。


厚生センターの建物。
一階は駐屯地食堂となっているが、当然ながら今日は休みだった。


隊員食堂入り口。
学生時代に空自の百里基地内にある隊員食堂には何度か入ったことがあるが、その量に驚かされた覚えがある。

駐屯地内にあるコンビニは、別の言い方では“PX(POST EXCHANGE)”と呼ばれていることが多く
、たぶん現在でもそう呼んでいる隊員もいるのではないだろうか。

このPXで何としても購入したかったのはインソールだった。
事前に陸自隊員推薦の幾つかを調べてはきたのだが、残念ながらそれらは置いてはいなかった。
登山で絶対役に立つと思っていただけに、結構ショックではあった。

さて、買い物も終わったし少し腹も空いてきた。
ちょっとだけ腹ごしらえをしたらさっきの場所で一服し、ブラックホークを見に行こう。

北宇都宮駐屯地 「オリーブドラブ色の買い物」①

2023年07月22日 23時15分43秒 | Weblog
ヘリの見学を堪能したところで買い物へと向かった。

一通り下見はしておいたので何を買うかはほぼ決めてあるのだが、いざ再び来てみるとやはりまだ迷うことが多かった。
その理由はいたってシンプルである。
「あれもこれも欲しい」というマニアならではの物欲が沸いてくるからだ。(笑)
ミリタリー系の物であればネット通販でいつでも買える。
しかし、やはり実際に目で見て手に取ってみることでしか味わえない楽しさがある。
ましてや陸自系の物となると更に物欲が強く沸いてくる。
(「しかし予算がある。ここはじっくりと行こう。」)
我が儘な思いと慎重さが絡み合い、買い物の時間はかかってしまった。

先ずは食料関係だ。
食料と言っても大きく二つに分けられる。
一つはお菓子系で、お土産的な物。
もう一つは実践的な物で、お菓子も含めて登山でも持って行ける食べ物だ。
行動食として、また非常食としての利便性の高い物が良い。


「烈炎轟」という名の戦車クッキーと「断固日本」という名のカステラっぽいお菓子。
誰が考案した名前かは知らないが、中身よりは包装紙にばかり目が行ってしまう。


「宇都宮駐屯地」という名の雷せんべい。
宇都宮は雷で有名でもあり、それを取っての命名だろうか。


同じく宇都宮駐屯地オリジナルのクッキーと、「来るなら来い!」という名のクッキー。
「来るなら来い!」の方は画像では分かりにくいが、10式戦車が実弾射撃をした瞬間を捉えている包装紙で、なかなか見応えのあるものだった。(まっ、それよりは味が大切かな・・・)


陸上自衛隊プリントクッキーで、陸自隊員がライフルを構えている絵が描かれている。
もう一つはドラム缶型をしたバームクーヘンで、なかなかのアイデアだと妙に感心してしまった。

さてさて職場のみなさんにはどれにしようか本当に迷ったが、いずれの物を購入してもおそらくは誰もが初めて目にし、初めて口にする物ばかりだろう。
ならば包装紙で決めようと勝手に選んだのが「断固日本!」のクッキーだった。
やはり10式戦車は美しい。(笑)

かなりの店が出店していたのだが、どこの店の人に聞いても無いものがあった。
最も欲しかった食料である「戦闘糧食Ⅱ型」だ。
レトルトタイプの戦闘糧食であり、約30分間沸騰したお湯に浸ける必要があり、時間は要するが日帰り登山にはもってこいの食料である。
種類も豊富にあるのだが、今回はどこの店にもそれは無かった。(残念!)

その代わりという訳ではないが、レトルトカレーが前回の時よりも多くの種類が販売されていた。


「陸上自衛隊ビーフカレー」
値段を見て驚いた・・・700円もするのか。
スーパーへ行けば安い物なら100円台でも購入することができるレトルトカレーだけに、700円はちょっとなぁ・・・と思った。
・・・が、パッケージを見て即決した。
「16式機動戦闘車」だ。
まだ実物を見たことがないだけに「買ってみよう」と安易に決めた。
しかし今回の食料で一番ナイスな買い物は、実はこのレトルトカレーだった。

美味しい!!!
こんな美味しいレトルトカレーは初めてと言って良い!
これなら700円は十分に納得できる味だ。(それほど美味かった)
この日の夕食に実際に食べてみたのだが、味にうるさい女房にも大変好評だった。
まだ一つ残っているので、いつか山で食べてみようと計画中だ。

買い物は続く・・・

北宇都宮駐屯地 「ヘリの魅力」②+α

2023年07月21日 21時18分43秒 | Weblog
何を勘違いしたのか、あまりの思い込みからとんでもない間違いをしてしまいました。
ご指摘を頂いた方々には感謝を申し上げますと共に、申し訳なさで一杯です。
真正面から見ればトンボの複眼に似ているのが「AHー64D」であることは十分に分かっていながら、思い込みのままに綴ってしまいました。
改めて②+αとしてアップします。
尚、「ヘリの魅力」②についてはあくまでも個人の趣味の範疇と言うことで削除します。
間違いをご指摘いただいたみなさま、「いいね」を頂いたみなさまありがとうございました。

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次なるヘリは自分が最も魅力を感じてならない武装ヘリが展示されていた。
実を言えば「AHー1S」コブラについては何度も見てはきたが、「AHー64D」アパッチを間近で見るのは初めてのことだ。
AHとは“Attack Helicopter」の頭文字をとったもの。

「AHー64D」、通称アパッチ。
自衛隊ではコブラの後継機として調達が始まったが、非常に高額な機体であることから配備されている数はかなり少ないと聞いている。(理由は他にもあるらしい・・・)

肝心の武装は
・30mm機関砲
・ヘルファイア対戦車ミサイル
・70mmロケットポッド
・スティンガー空対空ミサイル
となっているが、今回は取り外されていた。
せめてロケット弾ポッドだけでも見たかったのが本音だ。


左側から見た機体。(ちょっと逆光気味)


ややアップで撮ってみた。


真正面からの画像。
コックピット前方下にあるのが赤外線・光学センサーの目標捕捉等の装置で、自分はオニヤンマの複眼に似ていると勝手に思っている。


30mm機関砲のアップ画像。


本来であればここにロケットポッドや対戦車ミサイルなどが装備される。

これを書いていて思い出した映画があった。
ひとつはアメリカ映画で、ずばり「アパッチ」。
ラストに近いシーンで、機体からスティンガーを取り外し敵のヘリに向かって撃っていたような覚えがある。
もう一つは日本映画の「シンゴジラ」。
ゴジラに向かって、初めはコブラの20mm機関砲を全弾発射し、効果が認められず次にアパッチの30mm機関砲を全弾発射したシーンがあった。
共に有効効果無しであったが、その後の「10式戦車」による攻撃シーンは何故か美しささへ感じた。
自衛隊の全面協力に感謝である。


機体の説明をしていただいた隊員の方々。
因みに女性自衛官の方は、北宇都宮の方ではなく、霞ヶ浦駐屯地から来た方。
後で調べて分かったのだが、霞ヶ浦駐屯地には航空学校があることからもその理由が分かる。

北宇都宮駐屯地 「ヘリの魅力」①

2023年07月08日 23時04分33秒 | Weblog
格納庫の中はこの他に陸海空の戦闘服などが展示されており、それを着て記念写真を撮ることができた。
また、紅白の幕が格納庫内の敷地面積を二分するように張られており、幕の内側までは観ることができなかった。
「なぁ~んか気になる隠しスペースだな」
と思い、幕の隙間から奥を覗いてみると・・・


ビンゴ!!!  であった。

UHー60JAがちゃ~んと格納されているではないか。
ラッキーと思いつつ一枚失礼させて頂いた。(申し訳ないです)

もうこうなってくると気持ちに収まりが効かない。
(「やっぱ陸自となれば戦車とヘリだよなぁ」)
もっと近くでヘリが見たくて仕方がなかった。
だって4年ぶりだしね!
急遽買い物の予定を後回しとし、ブラックホークとコブラを見ることにした。


正真正銘 U.S.ARMYの「UHー60」=ブラックホーク

戦術輸送だけでなく、特殊作戦や医療輸送、遭難救助まで多目的に使用できる。
推測だが、日本に駐在しているアメリカ陸軍の基地から飛んできたヘリと思われる。
因みに米軍では「UHー60」と呼び、日本では「UHー60JA」と呼んでいる。
通称はブラックホークと呼び、この呼称は日米共通となっている。


少しアップで撮ってみた。
さすがに今日は武装はしていないが、米軍の場合7.62mmまたは12.7mm機銃を装備している。
(一度で良いから武装したBHを見てみたいと切に願っている)

画像からではよく分からないが、機体の左手に映っているヘリの隊員はU.S.ARMYの兵士で、実はこの後ひょんな事から握手とハグまでしていただいた方だ。

さて次なるヘリだが、その前に自分が何故これほどまで数ある兵器の中でヘリが好きになったのかと言うと、一言で言うなら「武装が多種にわたり詰まっている」ことにある。
またそれらを目的に応じてカスタマイズできることに魅力を感じる。
(そんなことに魅力を感じるのは自分だけだろう。笑)
機体内部に兵隊が乗り、内部からアサルトライフルを始め各機銃(重機関銃)で攻撃するのは当然だが、機体そのものにも武器を装着できる。
例えるなら12.7mmの50口径HMG多連装、ガトリングガン、空対空ミサイル、対戦車ミサイル、空対地ミサイル等々で、ベトナム戦争では兵員輸送を主とした「UH-1」に50口径HMG多連装やミサイルポッドを搭載兵装(固定武装)したのはあまりにも有名で、映画「地獄の黙示録」でその姿を余すことなく見ることができる。
その後は対戦車ヘリとして「AH-1S」や「AH-64D」などが完全に独立した機種として誕生している。

日常生活では全く何の役にも立たない蘊蓄が長くなってしまった。
続きはまた後に綴りたい。

北宇都宮駐屯地 「四年ぶりの開催」

2023年07月04日 16時54分16秒 | Weblog
世界中がコロナ禍となり、「パンデミック」とか「三密」など初めて耳にする言葉が駆けめぐった。

東京オリンピックの延期をはじめとし、多くのイベントや旅行などが自粛され、誰もが息苦しい日常生活を余儀なくされた。
マスク生活にはいつしか慣れてしまい、マスクの着用が自己判断となった今年の春からでさへ、着用していない事にむしろ違和感をも感じた。
だが、今年度から四年ぶりに催し物の規制が緩和され、人々が行き交う生活へと戻りつつある。
まだ不安は大きいのだが・・・

5月27日(土)、地元の陸上自衛隊駐屯地において、開設50周年記念行事が催された。
待ちに待った駐屯地祭りだ。
三月頃から駐屯地に電話を入れ開催の有無を確認した。
直前まで開催されるか否か不安ではあったが、五月末の確認では実施するとのこと。
あとは天候だけが心配だった。
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今年の春に宮古島近海で陸自のヘリが墜落した事故はまだ記憶に新しい。
それもあり、やや規模を縮小しての開催らしい。
また6月には岐阜で新隊員教育中に、89式アサルトライフルによる死亡事件があった。
極めて遺憾なことであり、自衛隊を応援している自分にとっても辛い出来事だ。

そのような事故や事件が起きた後でもあり、今回はアップするのはやめておこうかとも考えた。
しかし、あくまでも個人の趣味の範疇での内容なのでブログに載せようと決めた。
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「明日は暑くなりそうだ」
前日になりやっと確信が持て、期待感は膨らむばかり。
何を観て何を購入してと、一人にやにやしながら当日を迎えた。

駐屯地近くの有料駐車場まで車で行ったのだが、後で分かったことで駐屯地の敷地にも一般車両の駐車場が
あった。
ホームページを詳しく見たつもりであったが、約30分も歩いて来たことを後悔した。

汗をかきながら駐屯地の敷地内に入った。
四年ぶりの北宇都宮駐屯地、どこか懐かしささへも感じる。


一般車両を誘導している隊員の方。

うーん、本物の迷彩服はやっぱりいい!
「おはようございます。ご苦労様です。」
と言いお辞儀をした。
恐縮されたようで返礼は敬礼であった。
たまらんなぁ♪

建物に近づくに連れ期待に胸は躍った。
おっ、早速「60JA」のお出向かえじゃないか。
UH-60JA(ブラックホーク)を間近で見るのも四年ぶりだ。


四年前にあることがきっかけで知り合ったNさんを思い出した。

陸上自衛隊二等陸尉、ブラックホークのパイロットであるNさん。
幹部、即ちエリートである。
あれからもう四年が経っているし、何処かの駐屯地に転属されたんだろうなぁと思う。
もしまだここにいるのであれば会いたいものだ。


敷地中央に近づくと、更によく目視できた。
陸自オリジナルの迷彩がボディーに施されているのもくっきりと確認できた。

受付ゲートで手指の消毒を済ませ、体温と手荷物のチェックを受けた。
今日のバックは迷彩柄ではないが、20リットルほどの大きさでアーミータイプのバックパックだ。
ファスナーを開けて中身を見せた。
貴重品とカメラ、そして折りたたみの傘しか入っていないこともあり、スムーズイン。
そのときチェックを担当していた女性隊員の方から「素敵なバックですね」と嬉しい一言。
「いえいえ、本物にはかないません」と言うとニッコリ笑って「楽しんできて下さい」とまた嬉しい言葉を頂いた。
何のことはない会話だが、自衛官の方と話ができることだけでも来た甲斐があったというものだ。
まぁ所詮は唯の「ヲタク」に過ぎないのだが。(笑)

さて、どこから観てまわろうか。
それとも先ずは早い者勝ちである買い物に行こうか。
総合案内所へ行き、各イベントの開催時刻を確認した。
「よし、まだ時間はある。ならばぶらぶらと今日ならではのテント売店へ行き、目当ての物を確認しよう」と決めた。


いやはや、まだ9時前だというのにこの混雑の仕様はどういうことだろう。
やはり四年ぶりということもあり、待っていた人は多いということか。

一通り商品を見て回ったが、残念ながらお目当ての物の幾つかは何処にも売られてはいなかった。
こればかりはどう足掻いても仕方がない。
潔く諦めた。

ヘリの格納庫へと移動して展示物を観ようと思ったのだが、せっかく駐屯地まで来たのだから本物の「煙缶(えんかん)」で一服してみたくなった。
「煙缶」とは・・・
自衛隊ならではの用語の一つで、即ち灰皿のことである。
何故「煙缶」と呼ばれるようになったのかは不明だが、自衛隊の方であれば誰でもすぐに分かることだ。
ちなみに自分がすぐ言える自衛隊用語には
・水缶(すいかん)    =水筒などの水を入れておく容器。
・飯缶(ばっかん)    =飯盒など、食料を入れておく容器。
・円匙(えんぴ)     =携帯スコップ・シャベル。
・物干場(ぶっかんば)  =洗濯物などを干して乾かす場所、部屋。 
・ジャー戦(じゃーせん) =上着は戦闘服で下はジャージの服装。主に陸自において一日の課業が終わ               り、入浴や買い物、アイロンがけなど自由に過ごせる時間帯の服装。
・脱靴許可(だっかきょか)=何らかの理由で戦闘靴を脱ぐことを許されること。
・半長靴(はんちょうか) =戦闘靴、ブーツ。
・PX          =売店。

等々、数え上げたらきりがない。(笑)

マップを見て喫煙所を探した。
確かにあるのだが敷地があまりにも広大であり、すぐには見つからなかった。
「え~っと煙缶煙缶はと・・・この辺りだけど・・・」
言葉にしては出さなかったが、つい煙缶煙缶と考えてしまっていたことで、すれ違った隊員の方に「すみません、近くに煙缶はありますか?」と言葉にしてしまった。
「あっはい、あの辺りにあります。」と言って指差すと「どうぞこちらです」と言って案内までしていただいた。
たかが喫煙所程度で恐縮である。

喫煙所に着きお礼を言うと「あのぉ、OBの方でしょうか?」という質問を受けた。
(「あっ、そうか。つい煙缶って言ってしまったからなぁ」)
「いえいえ、唯の一般者です。どうもご親切にありがとうございます。」
ここでも何のことはない会話だったが、非日常的な言葉での会話が妙に嬉しかった。

ゆっくりと一服し、格納庫へと戻った。
先ず目に入ったのがヘリではなく「Fー4ファントム」の操縦桿。
実物が展示されており、自由に触れることもできた。


じっくりと舐めるように見た。
あまりのじっくりさに、少し笑いながら「何かお探しですか?」と担当の方から聞かれた。
「いえ、チャフ・フレアディスペンサーがちょっと気になって・・・」

チャフ・フレアディスペンサーとは、簡単に言えば自分の戦闘機に向かってくる敵からのミサイル等を攪乱させ、命中を防ぐためのもの。
空中に放つ金属片が「チャフ」で、火炎弾が「フレア」となっている。
まぁ日常生活では何の役にも立たない知識だが、自分にとってはごく普通の趣味的知識と言える。(笑)

「お詳しいですね。」と言われたが、もちろん悪い気はしない。
「いえいえ、初めて目にする物なのでつい・・・(笑)」
自分の後ろに並んで待っている人がいなかったこともあり、この際なので詳細に教えていただいた。
満足である。

さて次は何を見ようかな!