味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

孝元帝、江陵に在り、萬紐・于謹

2020-02-28 09:56:58 | ブログ
第4058号 02.02.28(金)

孝元帝、江陵に在り、萬紐・于謹の圍む所と為る。帝、猶ほ老子を講じて輟(や)めず、百寮皆戎服(じゅうふく)して以て聴く。俄かにして城陥り、君臣俱に囚執せらる。『貞観政要』485

梁の元帝は江陵に居て、西魏の将の万紐と于謹とに攻囲された。そのとき元帝は龍光殿において老子の講釈をしてやめず、百官たちは皆、甲冑を着て講義を聞いた。やがて西魏の軍の攻撃により江陵城は陥落し、元帝も群臣も皆捕らえられた。485

 【コメント】戦には勝と敗があるわけですが、元帝も群臣も皆捕らえられたとありますが、最高に苦痛であり悔しいと思います。

 人間には感情があり、人とのぶつかりあいというのは無くならないもののようです。そうであっても我々は、出来るだけ和やかに共通理解をし、二度とない人生を謳歌したいものです。

 昨夜の空手道教室は、『南洲翁遺訓』発表女王のマサダカナコ様と外山諒哉さんと和やかにおけいこを致しました。

 田上青年は先週も風邪で休みましたが、昨晩も風邪が回復していないとのことでお休みしました。私は身体がフラフラしているのですが、どうにか指導は出来ました。
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◎今日のひと言「教養読書に投資をしよう」

 私の同級生たちも、若い間は体力に任せて暴飲したり、精力を乱費した人たちは五十位までは、まあ元気でしたが、それから先は急に衰えて天に昇った人もいます。若い時は、ともすると摂政することが卑屈だとか、意気地がないように思う向きもあるようですが、長い目で見れば、摂政し、健康を保持することが重要であるのです。

 確かに五十くらいまでは体力も気力もあるのです。だから勢いに任せて仕事も遊びもとことんやるのだが、それがある日、突然ポキンと折れるようにこの世を去って行くのです。

 前途に夢を持ち、素晴らしい能力ある人々が不帰の人になるのは、見ていて堪えられないものです。なぜもっと自分の体に投資をしないのか。貯金もよし、株もよし、ゴルフもよし。しかし、もう少し、体の健康管理に投資をし、教養読書に投資をしたいものです。そしてこういう人生の教科書は手放したら駄目なのです。

 人間は生きている限り、常にボケないで、なるべく有意義なことに興味を持って、道理を尋ね、情熱を懐き続けたいものです。不老長生とはいたずらに年を重ねることではなく、いつまでも生きる限り、ボケないで、人生に興味を持ち、情熱を抱き続けて勉強することだと思います。歳を重ねても愚老にならず、貴老でありたいものです。ですから、日々に徳を養う努力をしていかなくてはならないと肝に銘じています。

 ここ最近、身体がフラフラしている私は、逆療法で空手道修行と読書等々に励んでいるのです。

 昨晩も空手道が終わってから車で帰ってくる時、信号・青ヨシ、歩行者ナシ、スピードヨシと大声を掛けて帰った次第でした。

 兎に角生きることと格闘したいものです。昨夜は荘内南洲会の皆様が城山観光ホテルに来てくださいましたが、私は体のフラフラがありますのでご辞退させて戴きました。

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