味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

大軍回りて柳城に次するに及びて、

2020-02-21 10:13:14 | ブログ
第4051号 02.02.21(金)

大軍回りて柳城に次するに及びて、詔して前後の戦亡人の骸骨を集め、大牢を設けて祭を致し、親しく之を臨哭し、哀を盡くす。『貞観政要』481

唐の大軍が帰還して柳城に宿營したとき、詔して前後の役で戦死したものの遺骸を集め、最高のごちそうを供えて慰霊祭を行い、太宗自身、祭場に出て哭の礼を行い、悲しみを尽くした。482

 【コメント】「戦死した人々の遺骸を集め、最高のごちそうを供えて慰霊祭を行い悲しみを尽くした」とありますが、組織人が誠意を尽くして戦ったのであれば、その人々を弔うのは大変良いことです。

 戦わずとも死ぬことは必ず訪れるのですから、出来れば早死にはしない方がいいと思います。要は闘わない方がいいということです。

 あおり運転で人を死に追いやるのも、戦いになるのでしょうか。単車を運転していた高校生が後方から来た車にあおられたのでしょうか死亡したとのことです。これらは捜査を徹底して、原因があおり運転であったのなら、厳しい罰を与えていいと思います。

 人間には感情があるわけですが、人と人がいがみ合うことはよくないと思います。思うに日本人の感覚は年々悪くなってきているように思われます。

 これらは労働組合の賃上げに見られる「要求」という感覚が、人々に蔓延しているように思われます。折角の生存権を忘却しているように思われるのです。

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◎今日のひと言「日本は戦いは臨んでいない」

 有史以来、この日本に、ファナティックな夢想家を除き、いったい、世界征服のごとき気宇壮大な構想を持った個人あるいは組織があったでしょうか。

 日中戦争の頃から八紘一宇という言葉は用いられていたようですが、戦争裁判では裁判長はこれが
世界征服へ向けた合言葉だったと信じていたようです。

 これは、世界は兄弟達の住む一つの家族のようなものであるという、神武天皇建国以来の、日本人の道徳であり平和思想だと思うのです。

 この言葉の具体的内容は、世界平和の確立を目指し、大東亜共栄圏を建設しようとしたものであったと教わったものです。

 日本人が中心となって植民地を解放し、そこに平和と繁栄を築こうという願いにも似たスローガンだと思われるのです。それ以上の思い上がりにも似た想いはなかったと信じたいものです。

 でも中には気の狂ったような人間はいるものですが。戦いはよくありませんが、防備はしなければならないと思います。平和すぎる日本にいると、敵国が攻めて来たら、逃げればいいという人もいますが、この狭い国土に投げる所はないのです。

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「処世の要諦---よりよく生きるために」

 一、情欲を制する
  じっと気を静めて、英雄偉人の伝記を観賞する。

 一、精神にゆとりを持とう
  物事に執着せず、拘泥せず、綽綽たるゆとりをもちましょう

 一、誠心誠意生き抜く
  どのような人にも、差別なく対応し、清らかな精神で協力したいものです

 一、気合いが大切
  日常的に身体を鍛え、心の底から湧きあがる気合いが大切です

 一、根気強さを持とう
  成功しなければ成功するまで、やり続けることが大事である

 一、学問道に徹底せよ
  毎日、学問に徹したいものです。毎日三冊以上の良書を繙くことが大事である。

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