味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

百姓、何の罪ありて、多く困窮するや。

2020-02-16 11:46:44 | ブログ
第4046号 02.02.16(日)

百姓、何の罪ありて、多く困窮するや。男女を鬻(ひさ)ぐ者有りと聞く、朕甚だ焉(これ)を愍(あはれ)む、と。乃ち御史大夫杜淹(とうん)を遣わして巡檢せしめ、御府の金寳を出して之を贖ひ、其の父母に還さしむ。『貞観政要』478

人民たちは何の罪があって、こんなにも、ひどい困窮に遭うのであろうか。中には、かわいい息子や娘を売る者さえ有ると聞いている。我は非常にそれを気の毒に思う」と。そこで御史大夫の杜淹を派遣して、旱害のひどい地方を巡回調査させ、宮中のお倉の金や財宝を出して、売られた子供たちを買い戻し、その父母に返させてやった。478

 【コメント】「かわいい息子や娘を売る者さえ有ると聞いている」とありますが、如何なる事情があろうとも、子供を売るようなことがあってはなりません。

 昨夜の空手道教室は森永君と福留君がお休みしました。いろいろと事情がありましょうが、やり出したことは出来るだけ続けて欲しいものです。それが健康と長生きに繋がるのです。人生に対する粘りなのです。

 頭が良くなることも極めて大事ですが、何事にも果敢に積極的に取り組む姿勢こそが健康と長生きに繋がるのです。人から、何言われようが、暴言を吐かれようが、相手を憎まず、相手の幸せを願い、自分は我が道を行くようであって欲しいものです。

 そういう私は対照的であった同窓生には、反抗されましたが、そういう人々は早々とあの世に逝っていまいました。

 人生で何が大事かと言えば、長生きをし、学問をし、人様に親切にし、全力で働いて、したい運動、したい遊びなどをして、人様と協力をしあうことだと思います。決して人様を悪く言うようなことをしてはなりません。

 私は空手道、日本舞踊、社交ダンスをしてきました。そして漢籍を繙くこと40年続いています。

 昨晩は空手道教室を開きましたが、山田師範がギックリ腰を患い、大変でしたが、それでも指導に来てくださいました。

 私も50年前、ギックリ腰を痛めて苦しんだことがあります。それはそれは大変でした。私を鍼治療してくださった先生は、腰の炎症を起こした筋に鍼をあてて、この筋でしょう、と言ったものです。

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