味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

太宗、遼東を征し、白巌城を攻むるとき、

2020-02-22 15:46:18 | ブログ
第4053号 02.02.23(日)

太宗、遼東を征し、白巌城を攻むるとき、右衛大将軍李思摩、流矢の中つる所と為る。帝親(みずか)ら為めに血を吮(す)ふ。將士、感勵せざるは莫し。481

太宗が遼東を征して白巌城を攻めたとき、右衛大将軍の李思摩が流れ矢に中たった。太宗は李思摩のために自身で傷の血を吸ってやった。それを見て将士たちは感激して奮い立たない者はなかった。482

 【コメント】人間が生きるか死ぬかの窮地に立ったときは、通常不可能と思われることを平然として出来るものです。

 平和と繁栄に埋没している今の日本人たちには理解しかねることであろうと思います。それでいて平気で嘘を言うのです。安倍総理みたいに。

 たしかに安倍さんの嘘は善くありません、だからと言って野党の諸君に立場を譲ったら、国家は崩壊するでしょう。私が電電に入った頃が左派の勢いが強かったのでした。その所為で人々のマナーが悪くなったのでした。

 私たちが幼少の頃からすると生活状況の豊かさは隔世の感があるのですが、それでも足りない足りないというのです。ことほど左様に人間の贅沢感は、余程の眼力がないと真面に観察出来ないと思います。

 昨夜の本部空手道教室は賑わいました。先週お休みした森永礼弥君に空手の舞を演じて貰いました。そして十八番のチントーの形も演じて貰いました。礼弥君の母上様は60点をつけてくださいました。

 終盤に組手のおけいこも致しました。その時、私の腹部を打たせましたが、礼弥君の突きは内臓破裂をしないかと心配する位の凄いパンチ力でした。私はウーンと唸って身体をかがめました。

 最後の訓話では、人との争いをしないこと、悪い言葉を遣わず人が喜ぶ言葉を遣うこと、人をいじめないこと、自分から挨拶をすること、人と仲良くすること、等々をお話しました。

 子供たちにしっかり学んで欲しいことは、やり出したことを途中でやめず、そしてお巡りさんに捕まるような非違行為をしないことです。

 先般から話題になっている学校の先生のいじめ事件で、後輩の先生をいじめたとされる二人が懲戒免職処分になったと新聞は報じています。少なくとも学校の先生がすることではないと思っていました。

 今回の事象は学校の先生がすることではないと思っていました。私の同級生にもワルがいましたが、それらと五十歩百歩だと思っていました。

 こういう狂(教)員らは勉強・勉強・勉強でしつけとか人がするべきことを母親からは学ばなかったのでしょうか。私の母は勉強よりも、人間のマナーとか、挨拶、仕事、働くこと、人への親切、を連日厳しく躾けられたものでした。
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軍人、泣を灑がざるは莫し。

2020-02-22 10:02:37 | ブログ
第4052号 0202.22(土)

軍人、泣を灑がざるは莫し。兵士の祭を觀る者、家に帰りて其の父母に言ふ。父母曰く、吾が兒の喪、天子、之を哭す。死するも恨むる所無し、と。481

軍人たちは涙を流さない者はなかった。その祭を見た兵士たちは家に帰って祭りの様子を戦死者の父母に語った。それを聞いて父母は「吾が子の死に、天子が哭の礼を行ってくだされた。死んでも少しも恨むところがない」と言った。482

 【コメント】「人々の死に天子が哭の礼を行ってくだされた」とありますが、当事者は天子のお心に感謝されたことでしょう。

 お互い良心を捧げるということは、人生をよりよく生きるのに大変よいことです。場末に住む我々も人様と共通理解をしてよりよい人生となるべく努力したいものです。
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 自分の日々の生き方確認事項

 一、日常飲食は適量か、

 二、適量な運動をしているか

 三、日々に良書を繙いているか

 四、人生に生き甲斐を感じているか

 五、生活の諸問題に一喜一憂していないか。平常心で生きているか

 六、体面した人に親切を尽くしたか

 七、自分の生き方にどれだけ自信があるか

 八、誠の親友・良友がいるか

 九、今日一日贅沢をせずに過ごしたか

 十、御先祖様への感謝。礼拝をしたか

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