タイトル---己に克ち礼に復る。『論語』。第1346号 24.8.31(金)
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学問館で『論語』も学び、丁度冊子の半分まできました。書棚には『論語』の本が10種類ほど保存されています。それぞれの本を過去四、五回は読んできました。顔淵第十二の最初の部分を少し紹介します。
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顔淵仁を問う。子曰く、己に克ちて礼に復るを仁と為す。一日己に克ち礼に復れば天下仁に帰す。仁を為すこと己に由る、人に由らんや。」
[訳文] 顔淵が仁とは何かをおたずねしたのに対して、孔子は「己の私に打ち克って、天の与えた礼の大法則に立ち返るのが、すなわち仁である。一旦「己に克ちて礼に復る」ことができれば、天下が其仁徳に帰服することになるであろう。而して仁を為すか為さぬかは、克己復礼をするかせぬかの自分次第のことである。他人事ではないのだ。
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別項で書いた「主人公」となり、人生を謳歌したいものです。結論は、ずっと後後出て来ると思います。華やかな世界にいる政治家たちだけが、人生を謳歌しているのではないのです。民主党には、若手の元官僚たちが数多いますが、彼らは自民党は層が厚く、すぐ大臣等のポストが回ってこないから、民主党に行ったのだというのを読んだことがあります。
これは国民を愚弄している論理と言わざるを得ないでしょう。名誉と地位と金が欲しい、何と次元が小さいことでしょう。全ては天が観ているのです。
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富める人貧しき人も幸福は
心(しん)健全とペスタロッチー言う 1161 幸福論