ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

第27回トライアスロン珠洲レポ・バイク編

2016年09月01日 | 日々奮戦


【バイクスタート】

1〜350までのバイクラックにまだたくさんのバイクがかかっている。タイム的には不満だけど第1ウェーブでの順位的にはまずまずの感じだったということだ。もちろん5分遅れ、10分遅れスタートの351番以降のバイクラックにはたくさんのバイクが残っていて、気分だけはとってもいい。


ガーミンのスタートボタンを押して、落ち着いてバイクスタート。徐々に心拍数を上げていく。序盤の上りも無理しない。軽いギアでカラカラと。S字カーブが続く下りは後方からものすごい勢いで迫り来る選手にどんどんコースをゆずる。海岸線に出るとちょっとしたサイクリング気分。でかボトル1本のみ装着なので、エイドではコップで水をもらう。朝は「雲の多い晴れ」だったのが「快晴」に近くなってきた。まさにトライアスロン日和。
NHK朝の連続小説「まれ」の舞台となった付近、気持ちよく通過。下りは事故りたくないのでゆずり、平坦路は気持ちよく流す。あっという間に最難関峠の大谷峠の上り口。一斉にスピードが落ちる選手達を尻目に颯爽と漕ぎ上がる自分(おぉ〜)。普通に走っているだけなのだがみんなやけに遅い。頂上までに30人以上をパスした。
やがて下り。抜き去ってきた選手達がここぞとばかりに後方から襲いかかって来る。バイクでの下りは全然自信ないのでどうぞどうぞだ。一気に下ってもらった先には幹線道路と合流する場所があり一時降車することになっている。
ブレーキングして近づくが選手が固まっていて、、、あぁぁぁ、間に合わない!かろうじてペダルを外したところでギリギリ前輪ロック。係員がバイクを支えてくれたが、両足をついたところでスローモーション前方回転。
レースでの初落車だよ。左膝を擦りむいたけど本当にゆっくりの回転だったのでダメージはゼロ。ホッ。
安全に下りきってからしっかりペースを戻す。
1周目、相当に抑え目だったけど1時間46分。いいでしょう。



2周目は最後のランのための余裕も残しつつ、徐々にペースアップを図るつもりだった。
しかし、さてここでだ。
最初の上りでいきなり左内ももに痙攣が襲ってきた。え〜、まさか。足を使ってしまった感覚もないのでまさか。パワーメーターなんのため!ケアンズ痙攣発生地点の120kmの半分の距離だ。まさか、まさか。
「まさか」もしょっちゅう出て来るようでは「まさか」の意味がない。価値もない。「まさか」じゃなくて「またか」だ。

とにかく引き足を上手に使いながら誤魔化すしかない。スピードも落とす。最初の坂は短いのでとりあえず何とかなった。 不安は倍増どころではない。がっくり感も半端ない。
こんなんであと2回の大きな上りを乗り切れるのか。
2つ目の峠、右にも痙攣がやって来ていよいよ最悪の状態。どんどん抜かれる。思いっきり抜かれる。頭まで痛くなってきた。
下りではひたすら足を休め、最後の12〜16%の坂に備える。エイドで止まって梅干し、スイカ補給。バイクのエイドで止まるの初体験。それほど弱っていたのだ。 
そしていよいよ最難関の峠。1周目とは別人だ。ぐいぐい抜かれる。情けない程抜かれる。とにかく力を込めないよう回し続ける。それでも容赦なく痙攣は襲いかかって来る。安全ピンを使うか、マラソンであればとっくに投入だけど止まりたくない。止まったらおしまいだ。
と思いつつ止まりそうな速度でなんとかクリア。落車地点もクリア。
平地も抜かれまくりながらクリア。クリアとは言えないか。
あぁあ、スイム→バイク1周目で妻を喜ばせておいて、2周目でガツンと落としてしまった。しょうがねぇけどしょうがねぇ。



ヨレヨレのバイクゴール。PB間違いなしの流れが一転4時間07分もかかってワースト達成。P3での快走はまたもやお預け。ゴメンゴメン。 



・・・とまたもや明日に続く。 

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