井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

花とは別に芽吹きの美しさを見せるシウリザクラ

2011年02月22日 | 日記
サクラの名がつき、サクラ属でありながら通常のサクラとはイメージの違うシウリザクラ。亜属でいえばウワミズザクラ亜属で、ミヤマイヌザクラの別名もある。



シウリザクラの冬芽です。バラ科サクラ属 ウワミズザクラ亜属。
大型で卵形紡錘形、紫褐色の芽鱗に被われる。小枝の色や皮目も特徴的で、わりと見分けやすい。



シウリザクラの芽吹きです。
鮮やかで美しいシウリザクラの芽吹き。春の北海道の森を赤く染めるのは、カツラやアカイタヤ、それにこのシウリザクラが代表で、春紅葉を演出する。
草本にもあるが、若葉が赤くなるのは紫外線対策だという



シウリザクラの新葉です。
赤く芽吹いたものがやがて若葉色に変身していく。春紅葉も印象的だが、若葉の緑とピンクの芽鱗との組み合わせも、大変美しい。
花とは別の美しさを見せる辺りが、普通のサクラとは違った点である。
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