喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

湖南三山

2012-11-18 | 寺・仏像

57年ぶりの秘仏のご開帳ということで、
長寿寺へ行ってきた。










本堂(国宝)

本堂の中の春日厨子(国宝)の中に、
秘仏の「子安地蔵菩薩」が安置されてるんだけど
暗くて見えない。



聖武天皇の発願により良弁僧正によって建立され
世継ぎがなかった聖武天皇のために
山中の瀑布に籠って祈った結果、
間もなく皇女が誕生した。
誕生にちなんで子安地蔵尊を
行基菩薩に刻ませて本尊とし、
皇女の長寿を願い長寿寺という寺号を送られたのだそう。

長寿寺と常楽寺・善水寺の三ヵ寺を
「湖南三山」と言うらしい。
「湖東三山」はよく聞くけど、「湖南三山」は初めて。
せっかくだから、あとの二つのお寺も拝観してきた。

常楽寺本堂(国宝)



本堂の中には厨子(開帳されていない)をはさんで
風神・雷神・二十八部衆が安置されているのだけど
昭和56年無住職時代に風神・阿修羅王・摩喉羅迦王の三体が
盗難にあったのだそう。
それから一時、一般公開が中止されていたのだそう。
平成16年に湖南市が誕生し、
この湖南市に奈良時代に建立された
天台寺院で国宝に指定された建築物が三ヵ寺あることから
「湖南三山」と称することとなり、
その時からまた公開されるようになったと。
阿修羅王は昭和60年に見つかり戻ってきたそう。
風神と摩喉羅迦王はどこにいるんでしょうね。
二人の席が空いていて、ちょっと寂しい。


善水寺本堂(国宝)



知る人ぞ知るといった古刹。
また、新緑のころ来たい。

しかし、滋賀県て素朴ないいお寺が沢山あるね。


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